著者
赤塚 真依子 飯村 浩太郎 高山 百合子 源 利文
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.17, pp.23-17158, 2023 (Released:2023-11-01)
参考文献数
11

環境DNAを活用した水生生物モニタリングは経時的な生物情報の収集手段として期待されている.他方,海域では流れの変化が大きく,環境DNA量は採水地点や時刻により変わるため,流れの影響を把握してサンプリングすることが重要である.本研究では固着生物であるアマモを対象に,藻場における環境DNAの時空間分布特性の把握を試みた.海域調査では環境DNAの岸沖方向の分布と藻場内の時間変化を捉えることができ,これにより藻場の環境DNAは藻場分布に依存して藻場より数100m広い範囲に分布が形成され,流れによりその分布形状が変化することが示唆された.また環境DNAを物質濃度に模擬した移流拡散計算により時空間分布を定性的に再現し,流れの条件を変えたケーススタディによって最適な採水範囲を選定する方法について提案した.
著者
石川 一稀 中村 祥吾 宇田 朗子 斉藤 勇璃 根本 さくら 長野 恭介 山内 拓真 白石 智誠 太田 和宏 稲垣 武 村井 源 平田 圭二 迎山 和司 田柳 恵美子
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.256-262, 2020-05-23 (Released:2020-06-26)
参考文献数
10
被引用文献数
2 1

本研究はコンピュータゲームの中でRole Playing Gameと呼ばれるジャンル(以降、RPG)の物語構造を分析した.対象としては「ドラゴンクエスト」シリーズ,「ファイナルファンタジー」シリーズの二作品を選出した.頻出が想定される物語の要素に基づいてタグを作成し,対象作品を分析した.その結果,基本的なRPGのシナリオはクエストと呼ばれる物語の単位の連続・入れ子構造で成り立っており,そのクエスト自体は「発生」「経過」「結末」の三つの要素で書き表せることが明らかになった.
著者
喜多 源典
出版者
宗教哲学会
雑誌
宗教哲学研究 (ISSN:02897105)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.69-81, 2020-03-31 (Released:2020-07-09)

This paper examines the philosophy of “All being is contracted conversely by its absolute empty” by Suzuki Tohru, who systematically developed upon Nishida Kitaro’s philosophy, and highlights the significance of the possibility of the critical succession of “Philosophy of Action,” which was aimed at in Nishida’s later thought. After authoring Fundamental Problems of Philosophy - The World of Action (1933), Nishida Kitaro attempted to construct his own philosophy from a “viewpoint of action.” However, there are various problems in Nishida’s attempt to create a “Philosophy of Action.” For example, Miki Kiyoshi criticized “the weakness of the process-based nature of the finite world itself” in Nishida’s philosophy. Although Miki, Tanabe Hajime, and Takizawa Katsumi sought to develop methods to overcome this problem, the construction of “Philosophy of Action” remains a work in progress. In this paper, we will show that Suzuki Tohru’s philosophy of “all being is contracted conversely by its absolute empty” can be critically inherited from Nishida’s “Philosophy of Action.” We consider this from the viewpoint of the “Philosophy of action” while conducting a comparative examination of the philosophy of Nishida, Miki, and Takizawa and that of Suzuki Tohru.
著者
伊藤 静代 田中 信幸 若井 周治 伊藤 希美 小浜 源郁
出版者
特定非営利活動法人 日本口腔科学会
雑誌
日本口腔科学会雑誌 (ISSN:00290297)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.202-206, 2001-05-10 (Released:2011-09-07)
参考文献数
14

A 4-year-old girl, who showed velopharyngeal (VP) incompetence associated with bilateral striatal necrosis, received speech therapy with a palatal lift prosthesis (PLP). CDVP function was improved three months after insertion of the PLP, normal articulation and an increase in speech intelligibility were obtained. RImproved velopharyngeal efficiency was maintained, and the PLP was removed two years and five months later. RAfter practice at setting the normal tongue position at rest to improve oral dysfunctions of speech, chewing, swallowing, and tongue movement, she recognized that she was able to close her lips and produce normal speech.

3 0 0 0 OA 三樹考

著者
源與清 著
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
1826
著者
堀 源一郎
出版者
東京大学理学部
雑誌
東京大学理学部弘報
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.32-34, 1988-03

3 0 0 0 OA 和名類聚抄

著者
源順
出版者
狩谷望之写
巻号頁・発行日
vol.[2], 1821
著者
又吉 宏昭 川井 康嗣 白源 清貴 大竹 由香 松本 美志也 坂部 武史
出版者
一般社団法人 日本ペインクリニック学会
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.17, no.4, pp.494-497, 2010-09-25 (Released:2010-10-06)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

カルバマゼピン内服中に高度の低ナトリウム血症を生じ,抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が疑われた症例を報告する.75歳の女性で,特発性三叉神経痛の治療をカルバマゼピンの内服と下顎神経ブロックで行っていた.下顎神経ブロックの効果が減弱し,カルバマゼピン600 mg/日でも痛みがコントロールできなかったので,下顎神経ブロックの目的で入院した.入院当日夜に痛みが増強し,血圧が上昇した.カルバマゼピン100 mgを追加した.翌日から気分不良,全身倦怠感,嘔気と頭痛が生じた.血清ナトリウムが119 mEq/Lと低下していた.尿量が減少しており,血漿浸透圧が低値で,尿浸透圧は高値であった.カルバマゼピンを中止し,水分摂取を制限した.入院8日目に血清ナトリウムは 135 mEq/Lに改善した.その後,下顎神経の高周波熱凝固を行い,痛みは消失し,カルバマゼピンを中止した.カルバマゼピンによるSIADHの頻度は低いが,注意すべき副作用である.三叉神経痛で,薬物療法の副作用が生じた場合は,高周波熱凝固術は有意義であると考えられた.
著者
源 直人
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:21888647)
巻号頁・発行日
vol.2016-EIP-71, no.10, pp.1-6, 2016-02-12

現在多くの新聞はパソコンやタブレット・スマートフォンなど紙を使わずに読めるようになっている.「電子新聞は紙の新聞より消費エネルギーが少ない」 ということは以前から言われていたことであるが,定量的な比較を行った研究は少ない.いくつかの先行研究があるが,通信インフラが現在と異なることや,国による新聞事情の違いにより,現在国内で通用する結果とは言い難い.本稿では,現在の通信インフラとパソコンやスマートフォンなどのデバイスの技術を前提にして,国内における紙の新聞と電子新聞のエネルギー比較を試みた.想定通り,電子新聞のほうが紙の新聞よりも消費エネルギーが少ないという結果となったが,現在サービスされている電子新聞のデータ量が先行研究よりかなり大きいため,通信インフラが消費するエネルギーが無視できないことが分かった.
著者
鳥羽 源蔵
出版者
日本貝類学会
雑誌
ヴヰナス (ISSN:24329975)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.152-153, 1930-12-10 (Released:2018-01-31)
著者
厳 振国 張 建華 顧 洪川 毛 根金 魏 鴻煕 王 財源 吉備 登 高橋 研一 王 財源 吉備 登
出版者
公益社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.191-195, 1997-09-01 (Released:2011-03-18)

51体の新鮮な成人遺体を冷凍し、風府、〓門、風池、晴明穴における断面を作製し、断面の浅点 (その経穴の皮膚表面) と深部点 (危険臓器よりの最も近い点) の間の最短距離すなわち危険な刺入深度を測定した。その結果より刺針時の安全な刺入深度を求め、風府は40.08mm、〓門は38.10mm、風池は39.77mm、晴明は34.25mm以下であるとの結論を得た。

3 0 0 0 OA 人倫訓蒙図彙

著者
[源三郎 絵]
出版者
珍書刊行会
巻号頁・発行日
vol.第1-7巻, 1915