著者
正木 光 田中 一
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会雑誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.234-239, 1963 (Released:2011-07-19)
参考文献数
11
被引用文献数
3 4

For the measurement of the extinction coefficient of light through the atmosphere, the layout of instruments on a large scale is usually needed. Methods to estimate the extinction coefficient σ or σλ by measurements with simple portable instruments and computations are studied.In the first method, targets shown in Fig. 3 are used and σ is estimated from the reduction of contrast and the known values of contrast threshold.In the second method a is obtained from the visual range of large dark objects.In the third method σ is estimated from the change of apparent luminance of natural objects with distance. The spectral extinction coefficient σλ is computed by equations (11) from the change of apparent colors, where σλ is assumed to be σo (λo/λ) n. Thereby electronic computation is applied and the solution is obtained graphically.Though high accuracy is not expected from these methods, a large number of data are easily obtained because of experimental simplicity and they can be applied to the discussion of visibility for the traffic safety.
著者
岸 國平 古川 聡子 小林 享夫 白石 俊昌 酒井 宏 田中 一嘉
出版者
The Phytopathological Society of Japan
雑誌
日本植物病理学会報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.43-49, 1998

堀による命名以後,アナモルフの記載等に疑問を残したまま放置されてきたネギ黒渋病について研究し,以下のような事実を明らかにした。<br>(1)群馬県下仁田町で,多年にわたり自家採種と連作が繰り返されてきた同町特産の下仁田ネギに,本病が毎年激しく発生することが認められた。(2)本病の発生は下仁田町を含む関東北部,東北,北海道地域で多く認められ,関東南部および関東以西の地域ではまれにしか認められなかった。(3)培養菌叢片およびほ場病斑の成熟子のう胞子を用いて行った接種実験において,いずれも自然発病と同様に病徴を再現した。(4)観察されたすべての自然発病および人工接種病斑においてテレオモルフは形成されたが,アナモルフは全く認められなかった。(5)本病菌の培地上の生育適温は約20°C,子のうの成熟適温は20∼25°C,子のう胞子の発芽管伸長の適温は20∼25°Cであり,生育とpHの関係はpH 4∼9で生育し,6∼9で最も良かった。
著者
田中 一郎 佐久間 恒
雑誌
Facial nerve research (ISSN:0914790X)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.111-113, 2010-01-18
参考文献数
8
著者
田中 一義
出版者
化学同人
雑誌
化学 (ISSN:04511964)
巻号頁・発行日
vol.66, no.11, pp.26-29, 2011-11

[特集] 化学 温故知新: 福井謙一先生ノーベル化学賞受賞30周年
著者
宇野 弘晃 田中 一晶 中西 英之
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本研究の目的は自動相槌システムを開発し,遠隔操作ヒューマノイドロボットを用いる遠隔地間の会話において操作者の負担を軽減することである.従来のロボット操作では操作者に負担を強いることが問題であった.本研究では,会話中の身体動作として特に相槌に着目し,相槌を自動化することでその問題を解決する.自動相槌システムの実用性を調べるために,自動相槌による話しやすさや存在感への影響を測る実験を行った.
著者
大久保雅且 杉崎 正之 井上 孝史 田中 一男
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.7, pp.2250-2258, 1998-07-15
被引用文献数
25

WWW (World Wide Web)検索サービスで使用された検索語から情報ニーズを抽出できれば,より効果的な情報収集や情報提供が可能になる.しかし,同じ概念を表す情報を求める際でも,それぞれの利用者の持つ固有の視点から様々な検索語が用いられる.このため,使用された検索語を単純に集計するのではなく,その時期に「同義語として用いられた」検索語を判定して集約しなければ,情報ニーズの本当の強さや傾向を求めることはできない.本論文では,使用された検索語の間に関連度を定義し,その値によって関連する検索語をグループ化する手法を提案する.関連度は,(1)検索要求の時間間隔から同一情報への要求かどうかを判定する方法と,(2)各検索語の使用頻度の時系列を求めそれらの間の相関関係を用いる方法,の2つの観点から定義する.また,一定の期間ごとにこれらの関連度を求めることによって,「その期間における同義語」をタイムリーにグループ化する.さらに,本手法を実際のWWW検索サービスのアクセスログに適用し,各情報ニーズの真の強さや傾向を把握できるだけでなく,関連語の提示によって要求解釈の支援が可能となることを示した.This paper proposes a method for detecting the information demands of a large group of people by analyzing the keywords used on a WWW (World Wide Web) search service.In general,a variety of keywords are used to retrieve information on the same topic.These keywords differ according to each user's viewpoint.Therefore,they,that is related words in a sense,must be gathered and summed up to extract information needs accurately.In this paper,relationships between two keywords are measured by time interval between them,and by the correlation coefficient of the number of uses per day.By calculating these relationships once in a certain period of time,for example one week,and by combining them effectively,keywords for the same topic can be grouped together.We applied the proposed method to the access log for an actual WWW search service,and found that it was useful for interpreting each request as well as for understanding the true strength and trends of information demands.
著者
山本 眞司 田中 一平 千田 昌弘 舘野 之男 飯沼 武 松本 徹 松本 満臣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.250-260, 1993-02-25
被引用文献数
59

肺癌早期発見のための専用CTを開発することを提唱し,その基本構想を明らかにした.次いで,このシステムに必須の診断支援用画像表示方式として,下記2方式を並列に用いることを検討し,良好な結果を得た.(1)40スライスからなる3次元情報を,病巣陰影の情報を損なうことなく2次元に投影表示する手段として,MIP(Maximum Intensity Projection)法を応用した.但し単なるMIP法では妨害臓器情報による弊害が大きいため,あらかじめこれらの不要情報をしきい値法にて除去する方式を開発した.(2)各スライス断面ごとに病巣陰影候補を自動認識し,陰影候補の見つかったCT断面のみをCRT表示することにより,表示断面を大幅に削減する方式を開発した.病巣陰影の自動認識には,我々が新たに開発したQuoit(輪投げ)フィルタを用いた.
著者
田中 一広 栗原 茂久 岡村 吉彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.88, no.1, pp.151-157, 2005-01-01
被引用文献数
3

2002年12月14日にH-IIAロケット4号機によって打ち上げられた環境観測技術衛星みどりII(ADEOS-II)に搭載されているグローバル・イメージャ(GLI)は,走査幅1600kmを36チャネルの可視域がら中間熱赤外域の波長で観測する光学センサである.2003年10月25日にADEOS-IIは太陽電池パドルからの発生電力の低下により運用を終了したが,それまでの間,GLIは予定していたグローバル観測を連続して実施した.本論文では,GLIの軌道上の特性評価結果について述べる.
著者
Baym Gordon 上羽 牧夫 高木 春男 白田 理一郎 山内 淳 田中 一尚 松井 哲男
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.265-280, 1980-03-20

きょうはπ凝縮の一般的問題について少し詳しく話す。π凝縮は中性子星の物理だけでなく,重イオン衝突の際にも重要な問題だし,通常の原子核にも関係があるかも知れない。中性子星のつくられる超新星爆発の機構にも重要である。
著者
長尾 大輔 玉井 久司 喜多 英敏 田中 一宏 岡崎 文保 斎藤 幸恵
出版者
東北大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2008

非球形粒子として雪だるま型あるいはダンベル型の異方性複合粒子を 合成した。本複合粒子は、粒子を形作る有機ポリマーと、そのポリマー内部に埋め込まれた球無機成分に外場応答性を与えれば、外場に応答する異方性複合粒子も合成できる。このような特徴を有する異形複合粒子に対して磁場、電場等の外場を適切に 印加すると、異方性粒子が向きを揃えた状態で集積することを顕微鏡観察により実証した。
著者
田中 一成
出版者
早稲田大学
雑誌
戦略的な研究開発の推進 創発的研究支援事業
巻号頁・発行日
2021

ニューラルネットワークは世界的に利用が進んでいる機械学習のベースとなる構造で、関数近似手法としても注目されています。本研究では反応拡散モデルと呼ばれる微分方程式を主な対象として、その効率的な精度保証法の開発にニューラルネットワークをベースとした手法で挑みます。これを通じてLearn and Verifyという新スタンダードを創出し、精度保証付きニューラルネットワーク数値計算としての普及を目指します。
著者
田中 一男 長谷 拓也 江丸 貴紀
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.22, no.7, pp.920-923, 2004-10-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
6
被引用文献数
1 1

We develop a cyclogyro-based flying robot with a new variable attack angle mechanism. Cyclogyro is a flying machine which is supported in the air by power-driven rotors, which rotate about a horizontal axis, like the paddlewheels of a steamboat. Machines of this type have been designed by some companies, but there is no record of any successful flights. The proposed new variable attack angle mechanism has an eccentric point that is different from a rotational point. The main feature of the mechanism is to be able to change attack of angles according to the rotational angles of the cyclogyro without actuators. The lift and drag forces of the robot are calculated and measured through simulations and experiments. The simulation and experimental results show that the new mechanism generates positive lift forces at any rotational angles of the cyclogyro.