著者
西川 潤 宮嵜 孝子 鈴木 庸弘 板谷 優子 山脇 秀元 三原 弘 蓮本 祐史 藤浪 斗 小川 浩平 細川 歩 工藤 俊彦 杉山 敏郎
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.108, no.9, pp.1535-1539, 2011 (Released:2011-09-05)
参考文献数
24

infliximab投与により薬剤誘発性ループスを発症した潰瘍性大腸炎の1例を経験した.ステロイド依存性潰瘍性大腸炎患者に対し,寛解導入ならびに寛解維持目的でinfliximab投与を施行した.第5回目のinfliximab投与後に多関節痛,リンパ球減少,抗二本鎖DNA抗体陽性,抗核抗体陽性を呈し薬剤誘発性ループスと診断した.保存的治療とinfliximab投与中止により症状の改善が得られた.
著者
上野 博司 細川 豊史 山下 智充 廣瀬 宗孝 水野 省司
出版者
Japan Society of Pain Clinicians
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.446-450, 2002

Epiduroscopy 施行時では, 癒着剥離のために比較的大量の生理食塩液 (以下: 生食) を硬膜外腔に注入するため, 脳脊髄圧が上昇し頭痛などの合併症が起こるとされている. われわれの施設ではこの合併症を予防するため, 頸部硬膜外カテーテルを挿入し硬膜外腔圧と頭痛発症との相関について検討を行っている. Epiduroscopy 施行中に頭痛を訴えた2症例につき, この頸部硬膜外腔圧変化曲線を解析, 検討した結果, 特に癒着剥離時の痛みに伴う体動, 癒着剥離後の生食の急速注入によって圧が過剰に上昇し, 80mmHg以上になると頭頸部の圧迫感や疼痛を訴えること, 生食の注入を一時的に停止すると1~2分以内に圧は元のレベルまで回復することなどが明らかになった. Epiduroscopy 施行時に頸部硬膜外腔圧をモニターしながら処置を行うことは, 脳脊髄圧元進に伴う合併症の発現とそのメカニズムの解明に有用と考えられた.
著者
細川 卓也 小松 秀雄 前田 幸二 中村 和洋 吉田 徹志 福元 康文
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.39-44, 2006 (Released:2006-04-11)
参考文献数
15
被引用文献数
4 6

有機質成型培地を用いたトマトの長段どり栽培での高糖度果実の多収生産を目的とし,有機質成型培地の水分保持特性を調査し,日射比例給液制御装置を試作してこれを用いた場合の給液量の違いが収量・品質に及ぼす影響を検討した.スギ樹皮やヤシガラとバーク堆肥の混合資材からなる有機質成型培地ではロックウールスラブに比べて排水性が優れ,高pFでの水分率が高い水分保持特性を示した.長段どり栽培では,長期間にわたって葉面積の変動が小さく,積算日射と蒸発散量の間には高い正の相関関係が認められた.ヤシガラ・バーク培地を用い積算日射で1.71 MJ・m−2,1.93 MJ・m−2,2.13 MJ・m−2(第2果房下の葉を除去するまではそれぞれ1.50 MJ・m−2,1.71 MJ・m−2,1.93 MJ・m−2)ごとに100 ml・株−1を給液する3区を設けて収量・品質を比較した結果,可販果収量は給液量の多い区ほど多く,平均糖度は給液量の少ない区ほど高かった.高糖度果実(Brix 8%以上)の収量は,1.93 MJ・m−2(第2果房下の葉を除去するまで1.71 MJ・m−2)ごとに給液する区で最も多かった.
著者
細川 裕史
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学ドイツ文学会研究論集 (ISSN:18817351)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.41-62, 2006

Welcher Text wurde in Deutschland am längsten gelesen? Zur Bibel und zum "Nibelungenlied" könnte man auch mehrere Volksbücher, zum Beispiel "Eulenspiegel", hinzufügen. Dieses Volksbuch ist noch heute beliebt und davon werden noch immer neue Fassungen und Bearbeitungen geschrieben. Bei der Forschung darüber muss man aber zuerst in Betracht ziehen, dass "Eulenspiegel" eigentlich aus mündlich überlieferten Geschichten entstand und seine mündliche Geburt auf die geschriebenen Werke einen Einfluss ausübte, insbesonders auf seine Frühdrucke im 16. Jahrhundert. Unter den sogenannten Volksbüchern finden sich solche, aus mündlich überlieferten Geschichten stammende Werke, aber nur selten. Damals veröffentlichte man meistens auf Lateinisch geschriebene Sachliteratur oder klassische Romane. Zum größten Teil sind die in der Frühneuzeit in der Volkssprache gedruckten Bücher, die heute oft "Volksbücher" genannt werden, tatsächlich die Übersetzungen davon, und solche angeblichen "Volksbücher" werden heute schon nicht mehr beachtet, im Gegensatz zu "Eulenspiegel". Angenommen wird also, dass der Text "Eulenspiegel" der Nachwelt überliefert werden wird, weil er die Eigenschaft der "Mündlichkeit" besitzt und folglich nicht nur alleine gelesen, sondern auch anderen oder mit anderen erzählt wird. Folgende 5 Aspekte zeigen uns die "Mündlichkeiten" im Text von "Eulenspiegel"; - Die Vorrede, die die Leser I Zuhörer darum bittet, den Text neu I weiter zu erzählen. - Der Stil des "Erzählens". - Die Darstellungen der Geschichten, die sich auf die Leser I Zuhörer im 16. Jahrhundert beziehen. - Der Vorrang der Illustrationen. - Die fahrlässige Redigierung der Überschriften. Zwar ist "Eulenspiegel" ein geschriebener Text, aber er enthält noch die Eigenschaft der "Mündlichkeit" und folglich bleibt er, meiner Meinung nach, immer noch lebendig und übt auf die heutigen Menschen Einflüsse aus.
著者
細川 智 田部 哲也 平出 文久 井上 鉄三
出版者
THE JAPAN OTOLOGICAL SOCIETY
雑誌
Ear Research Japan (ISSN:02889781)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.238-240, 1985

Acute sensori-neural hearing loss after exposure to loud sounds in rock music was experimently studied. With guinea pigs exposed to rock music for tour hours a day during one week, parmanent threshold shift (PTSs) were not recorded. Next, temporal threshold shifts (TTSs) were examied after exposing guinea pigs to rock music for 1-4 hours. There was a increased temporal threshold shifts (TTSs) at over two hours.<BR>Finally, with guinea pigs exposed to rock music for three hours and restricted in the bottle filled with water, temporal threshold shifts (TTSs) were greatest, but parmanent threshold shifts (PTSs) were not recorded at seven days later.
著者
白崎 信二 細川 治 渡辺 国重 津田 昇志 山崎 信 山道 昇 小西 二三男
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.848-855_1, 1989-04-20 (Released:2011-05-09)
参考文献数
26
被引用文献数
5

当科における1963年から1985年までの早期胃癌切除例は1,038例であり,このうちI型早期癌は68例76病巣である.このI型早期癌の病理組織学的検討により,24例25病巣は胃過形成性ポリープ(以下H.P.と略記)の癌共存病変であり,I型早期癌の33%を占め,早期癌全症例の2.3%を占めていた.24例中16例17病巣は胃切除例であり,8例8病巣は内視鏡的ポリペクトミー症例であった.病変の最大径は0.7cm~5.5cmで平均2.6cmであった.最大径2cm未満の症例が8例存在し,このうち2例は1cm未満であった.また,病変に占める癌組織の割合の小さいものは,病変も小さく,病変に占める癌組織の割合が大きくなるに従い,病変も大きくなる傾向がみられた.これらより,かなり小さなH.P.にも癌が発生(H.P.の癌化)し,良性組織の増加を幾分伴いながら癌組織が増殖し病変が増大していく事が示唆された.内視鏡所見では,症例によりかなりの差異が認められ,全般的には表面の凹凸不整,白苔,びらん,出血等が観察された.また,経過観察が可能であった症例の内視鏡所見の検討より,大きさの増大,表面凹凸不整の増強が,癌発生(癌化)の可能性を示唆しうる所見と考えられた.当施設における内視鏡的ポリペクトミー開始以来10年間の生検あるいはポリペクトミーにより,H.P.と診断されたものは1,508例であり,同期間中のH.P.の癌共存例数は16例(1.0%)であった.
著者
細川 端彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PN, フォトニックネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.455, 2010-03-01

周波数は情報通信の重要な基盤であるとともに,最も高精度が得られる物理量としても知られている.マイクロ波領域において,その正確さと安定度は10-16台に達しているが,レーザー技術の進展などにより,光領域においてそれ以上の精度をより迅速に得る可能性が見え初めている.またこのような高精度周波数標準を光ファイバーを通し品質劣化無く遠方へ伝送する技術も急進展している.この大きなきかっけとなったのは2000年に開発され2005年にはノーベル賞を受賞した,光周波数をマイクロ波の精度で光コムであり,そこからさらに,単一イオン標準,光格子時計,超高安定狭線幅レーザーなどが次々とレベルアップし現在に至っている.このような標準技術の高度化は,基礎科学や先端技術開発にも大きな影響を与えている.本発表では原子時計の概要から,光領域での基本要素技術とその現状を紹介し,得られた光精度の周波数標準を光ファイバーで伝送する技術についても紹介する.
著者
細川 友秀 八木 要子 鵜飼 真美
出版者
京都教育大学
雑誌
京都教育大学環境教育研究年報 (ISSN:09193766)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.91-100, 2002-03-31
被引用文献数
1

私たちの研究室では,1997年以降,大学祭(藤陵祭)において『マウスといっしょ』という展示を毎年行ってきた。これは,研究室の研究内容を地域の人々に紹介するという企画である。地域社会に向けて開かれた大学が求められている現在,私達の研究室では教育大学としての特色ある地域社会との交流をめざして,この企画を実施してきた。この企画の目的は次の3つである。1)主に地域の小・中学生対象に4回生の卒業研究の一部を平易に紹介し地域社会への働きかけとする,2)卒業研究生は専門分野の研究を理解し,その内容について一般向けのプレゼンテーションと教材化のトレーニングをする,3)大学祭(藤陵祭)を地域社会との交流の機会として利用しつつ,藤陵祭への各研究室からの参加を促すことで学問的な企画を増し,藤陵祭を教育大学としての特色あるアカデミックな地域社会との交流の場としていっそう充実させる。1997年以降,各年度の研究生達は毎年改良を重ねて,いっそう目的に近づけるよう様々な創意工夫をしつつ毎年継続することにより,この企画が地域社会に浸透して定着することも目指している。こわような経過を踏まえて2000年度と2001年度も『マウスといっしょ』を企画した。展示を準備する4回生には,研究の動機,背景,実験結果を分かりやすく説明できる準備をするように指示した。テーマによっては,現代の文明社会に生活する我々の生活環境と健康との関係に注意を向け,4回生自身への環境教育と小中学生への環境教育につながるように意図して展示の準備をするように簡単に指示した。しかし,多くは4回生の自主性と創意工夫によって,しっかりとしたプレゼンテーションが準備されて実行された。2000年度と2001年度の企画にはこれまでと同様に,地域の小中学生とその保護者を中心として多数の人々が参加した。これまでどおり参加者には簡単なアンケートに答えてもらい,展示の感想,評価,研究室への要望を聞いた。保護者の回答の中にこの企画を積極的に評価する意見がふえ,また,小学生とその保護者の回答には,「毎年来ている」,「友達を誘ってきた」,「この企画を毎年続けてほしい」,「来年も子供を連れてくる」,などのコメントが多く,この企画が少しずつではあるが地域に定着してきていると思われる。今後,これまでのこの企画の経験を生かして,学校休業日となる土曜日などに地域の小中学生の希望者を対象にして生命・環境科学分野の実験教室などを企画し,子どもたちが学校の授業外で多彩な活動をする機会を提供したいと考えている。このような活動は,様々な形で大学を地域に開放し大学と地域社会との結びつきを強める,教育大学としての特色ある活動となると考える。また,2000年度と2001年度の企画では,目的の一つ,「卒業研究生は専門分野の研究を理解し,その内容について一般向けのプレゼンテーションと教材化のトレーニングをする」ことを,さらに進めるように努力した。すなわち,卒業研究のテーマがこの企画に合った初等理系や中学理学の教員養成課程の4回生が,これらの年の企画の計画・準備・実施について,それぞれの立場から実施結果の考察とまとめをおこない,各人の卒業論文の中に一つの章として組み入れた。この報告の中にそれらの章の内容が活かされている。

1 0 0 0 OA 万石騒動

著者
細川潤次郎 (十洲) 著
出版者
細川潤次郎
巻号頁・発行日
1895
著者
細川潤次郎 著
出版者
細川潤次郎
巻号頁・発行日
1892
著者
細川潤次郎 著
出版者
求林堂
巻号頁・発行日
1894

1 0 0 0 OA 梧園詩話

著者
細川潤次郎 著
出版者
西川忠亮
巻号頁・発行日
1904

1 0 0 0 OA ななしくさ

著者
細川潤次郎 著
出版者
細川潤次郎
巻号頁・発行日
1897
著者
細川潤次郎 著
出版者
細川潤次郎
巻号頁・発行日
1883