著者
細谷 澄夫
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, 2001

記録タイマーを用いて,重力加速度の大きさを測定すると,物体の落とし方の上手い下手によってばらつきが出てしまう。それが出ないように簡単な工夫をしてみた。また,運動の法則の検証で加速度は力に比例するけれども,原点を通らないという失敗に困っている。是非解決策をお教え願いたい。
著者
奥 恒行 金 順姫 細谷 憲政
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
栄養と食糧 (ISSN:18838863)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.145-151, 1981 (Released:2009-11-16)
参考文献数
21
被引用文献数
2 2

The activity and localization of hydrolysis enzyme of maltitol and the effect of maltose on maltitol hydrolysis were studied using the rat intestinal mucosa. The utilization of maltitol was, further, observed in the fasted and in the fed rats. The results obtained were as follows:1. The hydrolysis activity to maltitol was highest in the jejunum and was about one-twentieth of that to maltose.2. The maltitol hydrolysis by jejunal enzyme was strongly inhibited in the presence of maltose.3. It was suggested that maltitol was slowly hydrolyzed by maltase.4. When the animal was simultaneously given with maltitol and diet, the utilization of maltitol was significantly reduced as compared with that of the dose of maltitol alone.5. A portion of maltitol administered was absorbed without hydrolysis from intestine, and the native form, maltitol, was excreted in the urine.
著者
細谷 暁夫
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:07272997)
巻号頁・発行日
vol.97, no.2, pp.194-205, 2011-11-05

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
北川 哲郎 森下 匠 細谷 和海
出版者
近畿大学農学部
雑誌
近畿大学農学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Agriculture of Kinki University (ISSN:04538889)
巻号頁・発行日
no.45, pp.129-134, 2012-03 (Released:2013-10-08)

チョウセンブナMacropodus ocellatusの繁殖生態について,屋外および飼育室における飼育試験によって調査した。産卵は,屋外,飼育室内のいずれにおいても,雌に対して雄1尾を投入した飼育容器内のみで観察された。雌は同一容器に複数尾を投入しても問題なく産卵に至った。確認された産卵数は,78-324粒であった。産卵周期を観察するため,飼育室内で産卵した雌雄の2組を飼育し続けたが,産卵後の雄は雌を激しく攻撃し,再び産卵行動をとることはなかった。受精卵は産卵後約2日で孵化し,孵化後6日目で摂餌を開始した。孵化直後の仔魚は強い浮力を有し,浮遊物の付近や飼育容器の壁面沿いに塊をなして浮遊していた。孵化直後の遊泳力は皆無であり,能動的な遊泳が観察されたのは孵化後5日目であった。
著者
ドウス ピーター 細谷 正宏
出版者
同志社大学
雑誌
同志社アメリカ研究 (ISSN:04200918)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.75-85, 1993-03-25

講演, Lecture1992年6月11日、ピーター・ドウス(Peter Duus)米国スタンフォード大学歴史学部教授が、同志社大学アメリカ研究所主催の講演会のために用意した英文草稿("How Have Americans Viewed Japan since World War II?")を邦訳したものである。当日は、この邦訳原稿をもとに、少し短縮して、教授自身が日本語で講演された。したがって、ここに掲載する同教授の「講演」は、当日の講演録ではないことをお断りしておきたい。(訳者)訳:細谷正宏
著者
細谷 裕 波場 直之 尾田 欣也
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

ヒッグス粒子の正体、余剰次元の存在の可能性、クォーク・レプトンの起源をLHC実験で探れる物理として探求した。ヒッグス粒子を余剰次元のゲージボゾンとするゲージ・ヒッグス統合理論を構成した。質量126 GeVのヒッグス粒子の存在から、余剰次元での励起粒子、ヒッグス粒子の相互作用の間に普遍的な関係(ユニバーサリティ)があることを発見した。今後のLHC実験で検証されれば、余剰次元の存在が確立される。
著者
長屋 幸助 小島 多香子 細谷 俊介 葛 徳梁 安藤 嘉則
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
Dynamics & Design Conference
巻号頁・発行日
vol.2004, pp."753-1"-"753-6", 2004-09-27

Changing diapers hurts prides of the patient, so that a panty type toilet that can be worn to the patient is of importance., in which feces and urine are washed automatically. One of the panty type toilets has been reported. In the report, however, the principle of the toilet was only discussed, and so it cannot be used in practice, because of lack of production process. In addition, since the clamp up pressure to the body was not controlled, it often gives pains to patients. The present article gives a method of producing the panty type toilet, and a new rotary type electromagnetic valve, and a method of pressure control is presented. To have cheaper toilet, this article also provides a device of detecting faces and urine by using a humidity sensor. Some demonstrations are performed for the toilet made in this experiment.
著者
細谷 修二
出版者
JAPAN TECHNICAL ASSOCIATION OF THE PULP AND PAPER INDUSTRY
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.595-607, 1998-05-01 (Released:2009-11-19)
参考文献数
22
被引用文献数
1 2

Since the worldwide pulp bleaching technologies have been changing rapidly from chlorine to non-chlorine, the role of hydrogen peroxide in pulp bleaching is getting more and more important recently. Hydrogen peroxide is a rather unstable bleaching reagent especially under the presence of metalic ions. Yet, the decomposition mechanisms are not well understood. Decomposition of hydrogen peroxide leads to the formation of acitive oxygen species which take part in the reaction with chemical components of pulp and it makes the chemistry of hydrogen peroxide bleaching even more complicated.Hydrogen perxiode itself is a nucleophylic reagent. It is often used in alkaline media to form an even stronger nucleophile which is a hydroperoxy anion. It can be used as an electrophile through activation by various methods. The active oxygen species formed from hydrogen peroxide may also react with pulp constituents as bleaching reagents. Thus, there are many kinds of reactions possible in hydrogen peroxide bleaching. However, the selevities of the reactions, which are to decompose lignin without docomposing cellulose, have got to be always taken into consideration.In view of above mentioned points, discussed here are several bleaching processes such as stabilized hydrogen peroxide bleaching, high temperature hydrogen peroxide bleaching, acidic hydrogen peroxide bleaching, dioxirane bleaching and peracid bleaching.
著者
細谷 啓太 杉山 修一
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.85, no.3, pp.266-273, 2016-07-05 (Released:2016-07-26)
参考文献数
21
被引用文献数
2 3

無施肥栽培は収量の著しい低下を招くと考えられているが,長期間無施肥でも慣行栽培に匹敵する収量を安定的に生産している農家が存在する.本研究では,無施肥条件におけるイネの生育と収量成立過程を明らかにすることを目的とし,青森,岩手,宮城,新潟の計16の無施肥農家水田の収量と収量形成要因を解析した.2011年から2013年までの過去3年間の全国の無施肥農家水田の平均収量は約300 kg/10aだったが,一部の水田においては420~480 kg/10aの収量が毎年安定的に生産されていた.収量解析の結果,収量はm2当たり籾数に強く依存し,特に穂数との間には高い正の相関関係 (r=0.92***) が認められた.また,穂数と最も高い相関を示したのは移植日から出穂43日前までの日平均気温 (r=0.66**) であった.無施肥水田土壌を用いて異なる移植日でイネのポット栽培試験を行った結果,分げつ増加速度は日平均気温 (r=0.92***) と高い正の相関を示した.重回帰分析に基づくパス解析の結果,日平均気温が分げつ増加速度に与える影響は,気温の生育促進効果と,気温による土壌無機態窒素の供給増加効果がほぼ等しく貢献していることが分かった.これらのことから,北日本の無施肥栽培では栄養成長期の気温が高くなることを通じた穂数確保が高い収量を達成するために重要であることが示された.
著者
服部 明徳 大内 綾子 渋谷 清子 佐藤 和子 細谷 潤子 中原 賢一 西永 正典 亀田 典佳 土持 英嗣 松下 哲 折茂 肇
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.360-365, 2001-05-25 (Released:2009-11-24)
参考文献数
7
被引用文献数
3 4

介護負担度に影響する因子を明らかにする目的で, 老年者の問題行動の有無や介護者自身の要因と介護負担度との関連をバーンアウト・スケールを用いて検討した. 対象は当院総合内科に入院した65歳以上の患者のうち, 家族が何らかの介護をしていた73例 (男性31例女性42例, 平均年齢82.7±6.9歳) で, 主たる介護者へのアンケートにより, 患者・介護者の属性や一日の介護時間, 徘徊などの問題行動の有無などを調査した. また, アンケートには Pines のバーンアウト質問項目が含まれ, 計算式からバーンアウト・スコアを算出した. 介護者の属性では, 約3割が配偶者であり, 介護者が高齢であるとバーンアウト・スコアは有意に高値となった (p<0.01). これに加えて介護者自身の健康状態に基づき介護負担を重く感じるほどバーンアウト・スコアは高値となった (p<0.001). 老年者の問題行動のうち, 夜間の介護が必要 (p<0.05), 監視が必要 (p<0.01), そして介護拒否 (p<0.01) があるとバーンアウト・スコアは有意に高値となった. バーンアウト・スコアを説明変数とする重回帰分析では, 老年者の Basic ADL・問題行動・介護者自身の要因のうち介護者自身の健康状態による介護負担, 夜間の介護そして排泄の介助が独立した因子でバーンアウト・スコアの約4割を説明し得た (R2=040: p<0.0001). 介護保険サービスの導入によって, 上記の家族の介護負担を重くしている要因が改善され, バーンアウト・スコアを低下させるか検討することが今後必要である.
著者
細谷 治
出版者
一般社団法人 日本薬学教育学会
雑誌
薬学教育 (ISSN:24324124)
巻号頁・発行日
pp.2022-048, (Released:2022-12-16)
参考文献数
10

プロフェッショナリズムをどう伝えるか.アカデミアだけでなく,臨床にいる薬剤師にとっても大変難しい課題である.2006年,医療技術の高度化や医薬分業の進展等に伴い,高い資質を持つ薬剤師養成のために薬学部の修業年限は4年から6年に延長された.現行の改訂薬学教育モデル・コアカリキュラムには「薬剤師に求められる基本的な資質」が示され,生涯にわたりそれらの資質や能力の研鑽が求められている.医療現場で生じる様々な課題に向き合い,医療者として,あるいは薬剤師としてどのように行動すべきかを考えるとき,その推進力になるのがプロフェッショナリズムであろう.このプロフェッショナリズムをどのように伝え,どのように身につけていくのか.コロナ禍で社会構造が激変するなか,患者中心の医療を提供し続けるためにプロフェッショナリズムを維持することは決して簡単なことではないが,教育として伝え続けなければならないことは明白である.
著者
細谷 篤志
出版者
吉川弘文館
雑誌
日本歴史 (ISSN:03869164)
巻号頁・発行日
no.883, pp.100-103, 2021-12
著者
細谷 匠 渡邊 昌宏
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2015, 2016

【はじめに,目的】跳躍力は陸上競技やバレーボール,バスケットボールなど多くの競技種目で必要とされる。近年,スポーツでは体幹筋トレーニングが数多く取り入れられているが,競技で必要とされる跳躍力にどのような影響を及ばしているかは明確になっていない。そこで本研究では,体幹筋トレーニングが跳躍力にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることとした。【方法】対象は健常男子大学生21名(年齢19.5±1.1歳,身長169.9±5.4cm,体重65.3±6.5kg)とした。介入方法として体幹筋トレーニング(TMT),跳躍に影響を与えるといわれている下腿三頭筋へのDynamic stretching(DS),腹部圧迫(COMP)の3種類を実施した。TMTとしてFront Bridge,Back Bridge,side Bridgeをそれぞれ1分30秒ずつ保持させた。DSでは最大努力で膝を曲げず真上に連続ジャンプを10回おこなわせた。COMPでは臍部直下から腸骨稜にかけて弾性包帯を使用しできるだけ強く巻いた。それぞれの介入は3日以上の間隔を空けランダムにすべて実施した。跳躍力の評価は垂直跳びとし介入前と介入後それぞれ2回の計測をおこなった。計測には上肢の影響を取り除く為,腰に手を当てた状態でおこない,ジャンプMD(竹井機器工業株式會社)を用いて計測した。介入前と介入後に計測された値はそれぞれ平均値を用いた。統計処理にはSPSS statistics Ver19を用い,各種目における介入前と介入後を対応のあるT検定で比較した。有意水準は5%とした。【結果】TMTでは,介入前(47.0±5.5cm)に比べ,介入後(48.4±6.1cm)に有意に高くなった(P=0.003)。COMPでは,介入前(47.3±5.2cm)に比べ介入後(48.0±5.7cm)において高くなる傾向が認められた(P=0.071)。DSでは介入前後で有意差は認められなかった。【結論】体幹部の安定性には体幹深部筋の活動が重要であると報告されている。また,体幹を安定させる能力が高い者ほど,下肢の生み出す力を無駄なく上方へ伝達できるといわれている。今回の結果から,体幹筋トレーニングによって深部筋の活動が増加し体幹部の安定性が得られたことで,跳躍力が増したと推察された。また,腹部圧迫によっても腹腔内圧が高まり体幹の安定性が得られることで,跳躍力に影響を及ぼす可能性があることが考えられた。これらのことから単に腹圧を高めるだけではなく,自発的に筋収縮を促し筋活動を高めることが,より体幹の安定性に影響を与えることが示唆された。体幹トレーニングによる上下肢の筋活動の影響も関与している可能性もあることから,今後は体幹筋トレーニングによる上肢・下肢への筋活動と跳躍力に及ぼす影響について明確にしていきたい。
著者
澤畠 拓夫 播本 絵久 北野 泉水 細谷 奈緒美 奥田 風花
出版者
近畿大学農学部
雑誌
近畿大学農学部紀要 = MEMOIRS OF THE FACULTY OF AGRICULTURE OF KINDAI UNIVERSITY (ISSN:21896267)
巻号頁・発行日
no.51, pp.62-64, 2018-03-31

[Synopsis]A deadly poisonous fungus, Podostroma cornu-damae has occurred in Satoyama forest surrounding Nara Campus of Kindai University. This is first record of this fungus in the forest of our campus, and it need to call not to touch this fungus indiscriminately.