著者
高澤 千智 藤田 真敬 小林 朝夫 大塚 康民 鳥畑 厚志 大類 伸浩 高田 邦夫 立花 正一 柏崎 利昌 別宮 愼也
出版者
航空医学実験隊
雑誌
航空医学実験隊報告 (ISSN:00232858)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.67-77, 2016 (Released:2020-04-11)
参考文献数
45
被引用文献数
1

It has been issued that many accidents are caused by impaired driving or impaired flying due to side effects of medications. In 2013, US Federal Aviation Agency (FAA) warned about aircraft accidents due to side effects of medications. Japan Ministry of Internal Affairs and Communications (JMIAC) also made recommendations to Japan Ministry of Health, Labor and Welfare (JMHLW) to confirm notification about driving ban in the patient package insert. The aviators who use an impairing medication are required to wait an appropriate periods after last medications before flying. FAA defines a waiting time from last medications to flight as five times of pharmaceutical half-lives. Japan Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism (JMLIT) also defines as two times the dosing interval. The dosing interval is generally determined by pharmaceutical half-lives. Considering above situations, Japan Air Self-Defense Force, Aeromedical Laboratory (JASDF AML), recommends a waiting time from last medications to flight as five times of pharmaceutical half-lives. Newly marketed medications are monitored through post-marketing surveillance and reviewed qualification for aviators. Monitoring periods are three years or more in US Air Force, but one year in FAA, JMLIT and JASDF. We review aeromedical decision making for the safe flight with medicated aviators and related articles.
著者
藤田 真帆 波留 健一郎 岩松 友里香 小濱 顕士 志戸岡 茜 渡辺 將平 髙田 和真 川元 大輔 長津 秀文 横山 尚宏
出版者
日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)
雑誌
理学療法学Supplement Vol.44 Suppl. No.2 (第52回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.0851, 2017 (Released:2017-04-24)

【はじめに,目的】握力は容易に測定できる上肢機能の重要な指標の一つである。先行研究で高齢者の体力測定の結果から,握力と大腿四頭筋の筋力との関連や,スポーツ選手は握力と下肢筋力に相関があるとの報告をしている。四肢周径は骨格筋の肥大や萎縮を簡易に評価でき,筋力との関係性があると述べている。InBody570を用いた身体組成計は骨格筋量や脂肪量などを簡便に計測することが可能であり,測定器の妥当性や信頼性に関する報告は散見される。しかし,握力と四肢周径,骨格筋量との関係性は一定の見解が得られていない。我々は運動習慣のない若年者を対象に3者の関連性を分析し,臨床的意義があるか検討した。【方法】対象は運動習慣のない健常成人男性20名(年齢:20.8±1.7歳,身長:169.5±5.5cm,体重:62.9±12.6kg,利き側:右)とした。全対象にInBody570(BIOSPACE社製)を用い,右腕(RA),左腕(LA),右脚(RL),左脚(LL)の筋肉量を測定した。握力はデジタル握力計(竹井機器工業社製)を使用した。肢位は立位で,左右の上肢を体側に下垂させた状態で最大握力を測定。四肢周径はメジャーを使用,仰臥位で計測した。前腕周径は最大膨隆部(FC),上腕周径は肘屈曲位で最大膨隆部(AC),大腿周径は膝蓋骨上縁10cm(TC),下腿は最大膨隆部(CC)を測定した。統計処理は左右別に握力と四肢周径,部位別筋肉量との関連についてピアソンの相関係数を用いて分析した。有意水準は5%未満とした。【結果】左握力(39.7±6.5kg)はLA(2.6±0.4kg),LL(8.2±0.9kg),左FC(25.3±2.4cm),左AC(28.2±3.9cm),左TC(44.6±4.4cm),左CC(35.7±2.8cm)とすべての項目で有意な相関を示さなかった。右に関しては握力(41.4±6.5kg)と右FC(25.6±2.1cm)(r=0.45,P<0.05),握力と右AC(29.0±3.8cm)(r=0.45,P<0.05),握力とRA(2.6±0.5kg)(r=0.47,P<0.05),握力とRL(8.2±0.9kg)(r=0.58,P<0.01)に有意な相関が認められた。握力と右TC(45.1±4.4cm),握力と右CC(35.9±2.9cm)において,有意な相関が見られなかった。【結論】右握力は,右FC,右AC,RA,RLで相関を認めた。周径は筋肥大の指標となることが知られており,利き手に関しては握力で上肢の筋量と筋力を予測できる可能性が示された。右TC,右CCとは相関を認めなかった。これは握力が下肢の筋肥大に必ずしも反映されない事が考えられた。さらに先行研究では,筋量よりも筋力の方が相対的に低下するとの報告があり,右握力はRLとの相関を認めたが,右TC,右CCと相関がなかったと考える。左の握力は全項目で相関がなかった。利き手に関する研究で,握力は上肢周径など軟部または機能的測度では利き手優位の傾向が現れやすいと報告しており,そのため相関がなかったと考える。これらの結果から,運動習慣のない若年者は握力が下肢筋力を測る指標になりえない事が示唆された。
著者
藤田 真一
出版者
関西大学国文学会
雑誌
國文學 (ISSN:03898628)
巻号頁・発行日
vol.103, pp.237-264, 2019-03-01
著者
藤田 真太郎 澤田 賢治
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.142, no.4, pp.212-214, 2022-04-01 (Released:2022-04-01)
参考文献数
9

1.はじめに産業用制御システム(Industrial Control System:ICS)は,発電や配水などの社会インフラとして重要な役割を担っている。特注品だったICSはここ約20年で設計開発の簡易化や標準化のための標準OS(Windows,Linux)の搭載や遠隔操作・監視のためのネットワーク化が
著者
藤田 真一
出版者
俳文学会
雑誌
連歌俳諧研究 (ISSN:03873269)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.82, pp.23-33, 1992-03-20 (Released:2010-08-25)

1 0 0 0 お産革命

著者
藤田真一著
出版者
朝日新聞社
巻号頁・発行日
1979
著者
藤田 真一
出版者
関西大学国文学会
雑誌
國文學 (ISSN:03898628)
巻号頁・発行日
vol.100, pp.159-177, 2016-03-31
著者
高澤 千智 馬塲 めぐみ 藤田 真敬 丸山 聡 鳥畑 厚志 大類 伸浩 桑田 成雄 菊川 あずさ 小林 朝夫
出版者
航空医学実験隊
雑誌
航空医学実験隊報告 (ISSN:00232858)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.31-41, 2016 (Released:2020-04-11)
参考文献数
43
被引用文献数
1

Preventing incapacitation of aviator during flight is one of major missions in aerospace medicine. To prevent incapacitation and maintain health status of pilots, airline companies and Air Forces develop manuals and guidelines for aeromedical examination or use of medications. Though guidelines for aeromedical examinations and major diseases are defined in detail, there are no detailed guidelines about medications in chronic disease or common disease. Since early 1990s, as life-style related diseases increase, Aeromedical Laboratory has received numerous inquiries and cases to be reviewed in aeromedical council. To standardize aeromedical decision making and share information, Pharmacochemistry Section, Second Division of Aeromedical Laboratory published “Working Papers for aeromedical decision on medicated aviators” in 1999. This paper include following contents about common disease and medications. (1) Notice in initial medication (2) Aeromedical decision Cases to be avoided if possible, to be evaluated for returning flying duty during medications, to be allowed flying with medications (3) Effects for psychomotor activities (4) Cases of aviation accidents (5) Cases of aeromedical council (6) Reports of side effect In 2014 issue, we classify the risk of medications for aeromedical missions. We also have a planning to distribute digital issues in the same time. Points of considerations are academic reason and application for practical operations.
著者
三田村 茂宏 坂前 浩 河合 政夫 藤田 真 林 広司 副島 啓義
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学講演大会講演要旨集 第25回表面科学講演大会
巻号頁・発行日
pp.107, 2005 (Released:2005-11-14)

これまで結晶型電子源としてはLaB6がもっとも優れているとされていた。 しかし、その後の結晶製作技術、測定技術、真空技術の進歩の中でCeB6の特性がLaB6の特性に劣らないものであることが見出された。 本発表ではLaB6とCeB6の特性比較を行った上で、CeB6を電子線プローブマイクロアナライザー(EPMA)に搭載したときの特性評価に関して報告する
著者
白井 丈晴 藤田 真浩 荒井 大輔 大岸 智彦 西垣 正勝
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.1901-1911, 2017-12-15

LTE網に接続可能なスマートフォン等の端末の急速な普及により,通信の前に端末に無線リソースを割り当てるためにLTE網内で発生する制御信号も増加している.制御信号が設備の容量を超えた場合には,LTE網全体の通信品質の低下を招く恐れがある.制御信号の輻輳への対策として,通信端末が発するすべての通信に対し,プロトコルエラーとならない程度の短時間のランダムな遅延を付与し,端末が制御信号を発生させるタイミングを分散する端末制御方式がすでに提案されている.端末制御方式では,付与する遅延を最大8秒としており,この遅延により制御信号スパイクが抑制できることをシミュレーションにより示している.しかし,端末制御方式によって付与される通信遅延による利用者の体感品質(QoE)の低下が懸念される.そこで本論文では,ユーザの心理的側面からアプローチすることによって,他の対策(設備投資の増加や補償金の支払い等の方法)よりも低コストで,通信遅延によるユーザのQoEの劣化を緩和する方式の提案・評価を行う.提案方式は,「ユーザが注目してしまうようなコンテンツ」をコンシェルジュのようなキャラクタが表示することによってユーザの注意をそらし,ユーザに通信遅延の発生を気付かせない方式となっている.提案方式の有効性を示すために,クラウドソーシングを利用した500名規模のユーザ評価実験を行った.
著者
藤田 真文
出版者
三田社会学会
雑誌
三田社会学 (ISSN:13491458)
巻号頁・発行日
no.12, pp.32-42, 2007

1. フレーム分析の認知・言語的次元2. フレーム分析と認知言語学(1) 図地分化、スキーマ、フレーム(2) 認知言語学によるニュースフレーム論の評価3. 物語論の観点からのフレーム分析再評価(1) 複雑性の縮減と記憶(2) 物語理解と記憶4. 結語特集: メディア研究におけるフレーム分析
著者
杉本 元輝 藤田 真浩 眞野 勇人 大木 哲史 西垣 正勝
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.60, no.12, pp.2095-2105, 2019-12-15

近年,プライバシ保護の観点から「忘れられる権利」の必要性が度々議論されている.本権利はEUの一般データ保護規則に「消去権」として記載されたこともあり,世界的に注目を集めており,生体認証の分野においてもこの「消去権」への配慮が求められる.その一実現形態としてテンプレートを乱数でマスクするキャンセラブル生体認証(テンプレート保護技術)が存在する.しかしこの方式では,登録された電子的な生体情報を保護することは可能であるが,登録時や認証時に提示される物理的な生体情報の漏洩まで保護することは不可能である.本論文では,物理的な生体情報に対して「消去権」に配慮した生体認証を実現するため,人間の微細生体部位を用いたマイクロ生体認証システムを爪へと応用した生体認証システムを構築した.ユーザ実験を通じて有用性を検証した結果,本システムが物理的な生体情報に対してテンプレート保護技術に準じた安全性を提供できる可能性が示された.
著者
大塚 斌 藤田 真弓 近藤 四郎 菊田 文夫 高橋 周一
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.377-385, 1993-05-15 (Released:2010-03-10)
参考文献数
18

The foot projected contours from the right and left feet were taken with 149 male and 177 female Japanese adults. The samples were classified using two methods, especially focussing on the shapes of the forepart in the feet. One method is a classification using the foot length I and the foot length II. Comparing the foot length between I and II, the feet were divided into three types. The other method is a classification using the angles of the toe 1 and the toe 5. The feet were divided into four types, depending on whether the toe 1 was outward to the toe 5 or not, and whether the toe 5 was inward to the toe 1 or not.The results disclosed that the occurrence in type of A. 15 denoting the longer foot length I, the outward toe 1 to the toe 5 and the inward toe 5 to the toe 1, was the most frequent, amounting to ca. 44% in males and ca. 45% in females. It was, therefore, concluded that the shoes last fitting this type of A · 15 should be industrially produced most frequently.