著者
井上頼圀, 近藤正一 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
vol.前編, 1914
著者
太田 俊也 塚谷 秀範 根津 定満 柏尾 栄 近藤 正 山田 泰博 田中 郁夫 今林 泰
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.17, no.35, pp.171-176, 2011-02-20 (Released:2011-02-18)
参考文献数
2

For the central stations in big cities that serve regional area, it is impossible to discontinue the railway operations and difficult to transfer the railway tracks. The passengers’ safety and convenience need to be secured at first in order to start the development of the stations. This paper describes the case of JR Hakata Station project which solved such issues in the large central station development which were restricted by urban conditions, using various structural methods and techniques.
著者
近藤 正憲 Masanori KONDO
出版者
国際交流基金日本語事業部
雑誌
世界の日本語教育 (ISSN:09172920)
巻号頁・発行日
no.15, pp.175-192, 2005

戦前の中東欧の日本語教育についてはまだ知られていないことが多い。しかし、政治的、経済的な交流の深まりとともに中東欧地域はこれまでになく日本人に身近な存在になりつつあり、 現時点でこの地域の日本語教育の歴史について研究することは意味のあることであると考える。 本稿は20世紀初頭にハンガリーではじめて出版された日本語教科書を題材に、出版された当時の日本についての知識と、背景となった社会状況を明らかにすることを目的とする。ハンガリーではじめての、ハンガリー語で書かれた教科書は1905年に出版された。同書は日本に長期滞在した経験のあるハンガリー語母語話者が自らの経験と知識を総動員して書き上げた著作であると考えられる。今日の目から見ると教科書としては難点が多いとは言うものの、 母語で書かれた教科書の出版は日本語学習の大きな障害の一つを取り除いた点で高く評価されるべきである。また、同書の出版という事実そのものが当時のハンガリー人一般の日本に対する興味の高まりを物語っている。この日本への関心の高まりは日露戦争という政治的事件が契機となったものであるが、この背景には当時のハンガリー人自身が持っていた反露意識と、高揚するナショナリズムが存在していたと考えられる。この反露意識の裏返しとしての親日意識は自ずと限界があった。極東において帝国主義的性格を強める日本がロシアとの協調関係を築き、足元のバルカン半島でスラヴ系諸民族による反オーストリア=ハンガリーの運動が激化するにつれ、日本に関する興味関心は次第に退潮していった。中東欧に限らず、ある地域の日本語教育の歴史を振り返ることは、その国や地域や民族の対日認識の歴史そのものと向き合う作業であり、それを知ることは外国で日本語を教えるものにとっては特に大切なことであると考える。While Central and Eastern Europe is becoming an increasingly popular area for Japanese people and tourism alike, it is widely recognized that little is known about Japanese language education before World War II in this area. However, a publication at the beginning of the 20th century signalled a landmark in this field. This paper examines this landmark publication, which is the first Japanese textbook written in the Hungarian language. It aims to clarify the knowledge about Japanese in this book and the social and historical background that motivated its publication. The first Japanese language textbook in Hungary was published in 1905. This book was written by a Hungarian speaker who had stayed in Japan for a long period. The author fully utilized his experience and knowledge in his writing. From today's viewpoint, the textbook seems a little crude and involves many mistakes or misunderstandings. Nevertheless, the publication of this textbook in the readers' mother tongue should be highly regarded because it allowed greater understanding of Japanese study in Hungary. Besides its worth as a textbook, the publication itself indicates the rise of Hungarian people's interest toward Japan at that time. I believe that the Russo-Japanese War (1904–05) stimulated Hungarian nationalism and their anti-Russian attitude, and that this historical situation prompted the publication of the textbook. To look back upon the history of the Japanese language education is to look at the history of the local people's recognition of Japan and the Japanese people. As far as Japanese language education is carried out in non-Japanese society, it is especially important for Japanese teachers in foreign countries to get to know the history of the Japanese language education in the places where they teach.
著者
長谷部 雄飛 福田 浩二 中野 誠 近藤 正輝 佐竹 洋之 平野 道基 下川 宏明
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.46, no.SUPPL.3, pp.S3_36-S3_42, 2014 (Released:2015-10-26)
参考文献数
7

症例1は, 15歳女性. 小学生の時にWPW症候群を指摘. 運動中に出現した心拍数300/分台の偽性心室頻拍で当科紹介. C型顕性WPW症候群, デルタ波はⅡ誘導で陰性であり, 心外膜側Kent束と予測された. 順伝導ERPは220msec, 心室早期刺激にて容易に房室回帰性頻拍が誘発された. 冠状静脈洞 (CS) 内の順伝導最早期部位における心室側への通電で離断に成功した.  症例2は, 22歳男性. 小学生の時にWPW症候群を指摘. 強い精神的ストレス下で, 心拍数280/分台の偽性心室頻拍を発症. ピルジカイニド内服後もデルタ波残存し, Ⅰ, Ⅱで陽性, V1, aVFで (±) であり, 後中隔Kent束と予測された. Kent束の順伝導ERPは240msec未満. CS入口部前面に順伝導最早期を認め, 入口部から内部に入った逆伝導最早期部位への通電と, さらに奥での追加通電にて離断に成功した. CS内通電を要した後中隔Kent束で, 心房細動合併時に速い心室応答を示したハイリスク偽性心室頻拍の若年2症例経験したので文献的考察を加えて報告する.
著者
近藤 正一 早瀬 幸彦 麓 和善 若山 滋
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
no.488, pp.203-210, 1996-10-30

We surveyed Shinsenju, Shinsansui, Ginpa, and the other remained buildings of Nakamura Yukaku, in order to analyze the characteristics of city planning and modern architecture in the age of Taisho to Early Showa which germinate modern urban thought. The urban planning is modernistic although follow basic urban structure of historic Yukaku, in consideration of anti-disaster, hygiene, etc. The floor plan of almost all buildings is typed 3 patterns according to functional matters on urban planning. Shinsenju and Shinsansui which are Japanese style have adopted western style everywhere, while Ginpa which is western style have been sukiya style at the interior.
著者
近藤 正義
出版者
日本水処理生物学会
雑誌
日本水処理生物学会誌 (ISSN:09106758)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.3-12,19, 1964-06-15 (Released:2010-02-26)
著者
中村 恭啓 那須 亨二 近藤 正貴 伊藤 元一
出版者
中国・四国整形外科学会
雑誌
中国・四国整形外科学会雑誌 (ISSN:09152695)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.461-466, 1993-09-01 (Released:2009-03-31)
参考文献数
10

We experienced eight fractures of the coracoid process during the period from 1984 to 1992. Seven cases of them were basal fractures and one case was apical one. Two cases were isolated, being in the other six cases combined with acromioclavicular dislocation or clavicular fracture. One patient with minimally displaced fracture of the coracoid process was treated conservatively. But the others were treated by internal fixation with a cannulated malleolar screw, one of which was inserted percutaneously. Postoperatively, Kenny-Howard type harness was worn in each case for four weeks. The result was satisfactory and all surgical cases were united. Neither infection nor loss of function was observed. These fracutures were assessed regarding the cause of injury, region of contusion, and complicated osseous-articular injuries around the shoulder. From the mechanism of injury, they were classified into two major groups: Group I; direct fracture, group II; indirect fracture. The direct fractures were subdivided into two types: Type I; by force from outside, type II; by force from inside. The indirect fractures were further divided into two types; Type I; by ligamentous traction, type II; by muscular traction. It is recommended to treat operatively if a gap of indirect fracture is five millimeter or more on roentgenograms.
著者
戸崎 貴博 神谷 英紀 加藤 義郎 近藤 正樹 豊田 かおり 西田 知世 城間 恵 坪中 かおり 浅井 ひとみ 森部 美保 中屋 有貴 中村 二郎
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.881-887, 2015-12-30 (Released:2015-12-30)
参考文献数
14
被引用文献数
2

2型糖尿病外来患者89例に単独もしくは他の糖尿病薬に追加してSGLT2阻害薬イプラグリフロジンを3ヶ月間投与し,その有効性と有害事象の発現について検討した.HbA1c値は7.46±1.12 %より7.02±0.99 %(p<0.001)と有意に改善した.体重は76.4±14.4 kgより74.5±14.2 kg(p<0.001)に,内臓脂肪面積は100.4±39.5 cm2より93.2±33.7 cm2(p=0.011)に有意に減少した.ウエスト周囲長,血圧,血清ALT, γGTP,尿酸,およびeGFRも有意に減少した.有害事象は全身皮疹1件,膀胱炎1件,膣カンジダ症疑い1件,および重篤でない低血糖2件であった.イプラグリフロジンは肥満を合併した2型糖尿病の治療に有用と考えられるが,投与に際しては注意すべき点も多く,今後も注意深く経過観察することが重要である.
著者
近藤 正彦 岡村 靖
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.39, no.11, pp.2000-2004, 1987-11-01
被引用文献数
24

冷え性の病態に関する基礎的データの収集と,自律神経失調症との関連の解明を目的とし,冷え性に関する質問紙とConell Medical Index(CMI)を用いて調査を行い統計学的考察を加えた.対象は318名の女性で,年齢は20から51歳,平均26.4±6.1歳であった.結果は以下のとおりであった.(1) 対象の38.7%が冷え性を感じており,更年期のみならず若年者にも冷え性は認められた.(2) 発症の平均年齢は19.3±5.1歳であり,思春期後期の発症が多かった.(3) 冷えを多く感じている身体部位は足,ついで手であった.(4) 冬もしくは就寝前に冷えは増強した.天候や身体状況,とくに寒冷刺激により冷えが変化することが特徴的であった.(5) 冷え性の多くは生活上の工夫をしていたが治療を受けたものはわずかであった.(6) 冷え性のものには他の多くの身体症状を認め,CMIの得点も高かった.これより心因の関与の少ない本態性の冷え性は,自律神経失調症の部分症状としてとらえ得ると考えられた.(7) 冷え性のものの母親も多くは冷え性であり,冷え性の発症に関して遺伝的要因の関与が示唆された.
著者
福井 弘之 近藤 正治
出版者
徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所
雑誌
徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所研究報告 (ISSN:1347099X)
巻号頁・発行日
no.2, pp.82-85, 2002-12

本県の気候風土に適し、収量性、品質等が安定した優良品種を選定するため、前年の成績を基にイタリアンライグラス早~中晩生系12品種について比較試験を実施した結果、次の成果が得られた。生育特性:発芽、初期生育はニオウダチとハルカゼが他品種より劣った。草丈は供試品種の中で1番草はワセユタカの126cm、2番草はエクセレントの98cmが最も高く、4倍体ではエースとマンモスの127cmが高かった。倒伏は1番草でハルカゼとワセユタカにみられた。病害虫の被害は全品種共見られなかった。収量特性:生草合計収量はタチワセの870kg/a、乾物合計収量はタチワセ、タチムシャの199kg/aが最も高い収量であった。4倍体品種では、生草収量でエースの685kg/a、乾物収量はヒーローの108kg/aが最も高い収量であった。
著者
福井 弘之 近藤 正治
出版者
徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所
雑誌
徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所研究報告 (ISSN:1347099X)
巻号頁・発行日
no.1, pp.106-110, 2001-12

本県の気候風土に適し、収量性、品質等が安定した優良品種を選定し、普及促進を図るため、前年の成績を基にイタリアンライグラス早生系10品種、エンバク6品種について比較試験を実施した結果、次の成果が得られた。 (イタリアンライグラス) 生育特性:発芽、初期生育は概ね良好であった。草丈は供試品種の中で1番草はタチマサリのl13cm、2番草はエクセレントの103cmが最も高かった。倒伏は1番草でハルカゼにみられた。病虫害の被害は全品種共見られなかった。 収量特性:生草合計収量ではエクセレントの835kg/a、乾物合計収量でもエクセレントの220㎏/aが最も高い収量であった。 (エンバク) 生育特性:発芽、初期生育は概ね良であった。出穂はハヤブサが最も早く3月10日、最も遅かったのがヘイオーツとアムリIIの4月24日であった。草丈はアムリIIの127cmが最も高く、倒伏は乾燥エンバクとニューオーツでみられ、病虫害の被害は全品種共見られなかった。 収量特性:生草収量の合計収量ではスプリンターの687kg/a、乾物合計収量でもスプリンターの185㎏が最も多い収量であった。