著者
児玉 昌己
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.181-216, 2011-06

ArticleEUは近年ヒトモノカネの自由移動に成功し、それに伴い、異文化、異民族、外国人の流入で、加盟各国でナショナリズムを刺激し、排外主義的極右勢力が台頭している。本稿では、欧州議会の統合推進派の欧州人民党、欧州社会党など主流派がどのようにこの事態に対処しているのかを、ルペンの暫定議長就任阻止と政党形成要件の厳格化について、欧州議会議院規則の改正を事例に見る。The continuing electoral success of far-right populist parties across the Member States of the EU, much of it stemming from fears associated with the free movement of people which remains one of the four freedoms and esprit of the EU founding Treaties, has also translated into an increasing presence in the European Parliament. The goal of this article is to analyze how the European Parliament has sought to tackle and address this trend within its own institutional arena. In so doing, the paper will address two recent events and the political response of the mainstream political groups.
著者
八木 聖哉
出版者
同志社大学
雑誌
博物館学年報 (ISSN:02861305)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.41-56, 1996-12
著者
長谷部 陽一郎
出版者
同志社大学
雑誌
言語文化 (ISSN:13441418)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.[395]-420, 2009-12

研究ノート(Note)構文文法の視点から言語習得のメカニズムを記述するため計算的な手法を用いることの有用性と意義を示す。この目的のために本稿ではまず、構文文法と計算機プログラミングにおけるオブジェクト指向の考え方との関係について論じる。また、構文文法の理論的枠組が関数の重ね合わせによって記述できることについて触れる。本稿の後半では言語習得研究に寄与する可能性を持つ2つの具体的な分析手法を導入する。第一の手法は形式概念分析(FCA)を応用したもので、これまで多分に理論的な概念として扱われてきた構文間ネットワークに数学的に厳密な定義を与えるとともに、それをグラフ構造として可視化する。第二の手法はパターン・ラティス理論を用いたものであり、子供が構文習得の過程で出会う様々な潜在的パターンを抽出し、相互関係を明示化する。以上の議論と提案によって、これまで認知言語学などの領域では必ずしも広く認識されてこなかった構文文法と計算的手法との高い親和性が明らかとなる。This paper argues for the benefits of adopting computational methods in studying language acquisition mechanisms within the framework of Construction Grammar. First, the paper discusses the object-oriented and function-oriented facets of the computational nature of Construction Grammar. Upon this theoretical foundation, two new methods of language data processing are introduced. The first method, a technique utilizing Formal Concept Analysis (FCA), makes it possible to visualize the conceptual network hidden inside the real data. The second technique utilizes Pattern Lattice Theory to clarify the multiple overlapping sub-constructions that are supposedly acquired by a child before he or she masters a construction. Through these discussions and proposals, this paper argues against the myth that the framework of Construction Grammar is in conflict with, or is not compatible with, computational methodologies.
著者
平田 勝哉 渕 拓也 大西 祐介 多久島 朗 佐藤 誠司 舟木 治郎
出版者
同志社大学
雑誌
同志社大学理工学研究報告 (ISSN:00368172)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.1-8, 2010-04

本論分は,任意回転軸を持った三次元ファンの翼表面上の微小な非定常圧力の測定技術を確立するための基礎研究である.作動流体は空気であり,任意の姿勢で回転する圧力センサは,二重のシュラウドシステムによりしっかり密封する.その任意の姿勢による回転運動は,圧力センサを片持支持部材に埋め込むことによって作られ,それは回転円盤につながれている.結論として,我々は,圧力センサからの信号の無効成分である遠心力効果や重力効果が,主要な支配的である影響であると定量的に決めた.This paper concerns a fundamental approach to develop the measuring technology for minute fluctuating pressures on the three-dimensional blade surfaces of the fan which rotates with an arbitrary rotation-axis direction. Using air as working fluid, a pressure transducer rotating with an arbitrary attitude is closely sealed by a twofold shroud system. The rotational motion with an arbitrary attitude is produced by fixing the pressure transducer to the cantilever which is connected to a motor-driven disc. To conclude, we have quantitatively determined governing effects upon the non-effective component of the pressure-transducer signal, which are the centrifugal-force and the gravitational-force effects.
著者
米崎 寿行
出版者
同志社大学
雑誌
同志社政策科学研究 (ISSN:18808336)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.241-243, 2007-12

研究活動報告(Research and Activity Report)筆者が自らの音楽活動に連携して岐阜県多治見市で行ったイベント「TAJIMI-ISM」についての活動報告。「TAJIMI-ISM」は地元多治見市で活躍する高校生やアーティストを集め、音楽やダンスなどを取り入れたイベントであり、多治見市の活性化を狙ったものである。本稿は「TAJIMI-ISM」設立のきっかけから開催に至るまでの経緯について詳述している。
著者
力久 昌幸
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究は,イギリスのEU国民投票を主な事例として取り上げて,イングランド・ナショナリズムの政治化によってEU離脱派のキャンペーンにどのような特色がもたらされたのか,そして,EU離脱決定後のイギリスの政党政治において主要政党の戦略的行動にどのような変化がもたらされたのか,という点について明らかにすることを目的としている。平成29年度の研究においては,本研究にとって重要な位置を占める概念であるナショナリズム,ナショナル・アイデンティティ,欧州統合,権限移譲改革に関する理論・事例研究を取り扱った文献・論文を収集したうえで,その内容に関する分類・整理を行った。上記のような本研究に関連する文献の収集・整理に加えて,本年度はイギリスのロンドンとカーディフを訪問し,上院議員,下院議員,ウェールズ議会議員,そして,EU離脱問題に関わる運動団体に対して聞き取り調査を行った。こうした聞き取り調査を通じて,EU国民投票およびその後のEU離脱をめぐる政治過程とイングランド・ナショナリズムの政治化との関係について,一定程度理解を深めることができた。また,カーディフ訪問を通じて,イングランド・ナショナリズムの比較対象として,ウェールズ・ナショナリズムについて一定の知見を得たことは,本研究にとって重要な,多民族国家イギリスを構成する各ネイションの間の相互関係を理解するうえで意味があったものと思われる。なお,平成30年度にはスコットランドを訪問することを考えているが,それにより,イングランド・ナショナリズムとスコットランド・ナショナリズム,そして,平成29年度に聞き取り調査を行ったウェールズ・ナショナリズムの異同について,さらに理解を深めることができるものと期待される。
著者
住友 豊
出版者
同志社大学
雑誌
同志社アメリカ研究 (ISSN:04200918)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.165-175, 2000-03

研究ノート, Research Note
著者
渡邉 泰彦
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.60, no.7, pp.3351-3394, 2009-02

論説(article)性同一性障害者性別取扱特例法3条1項2号の「現に婚姻していないこと」の要件について、ドイツ連邦憲法裁判所2005年12月6日決定、同2008年5月27日決定を紹介することで、婚姻保護と憲法の問題を検討する。日本とドイツにおける議論の状況を対比することで、憲法による婚姻の保護という視点から、婚姻法と憲法との関係を考える。§3 I Nr. 2 Japanischer TSG verlangt als Voraussetzung für die Feststellung und rechtliche Anerkennung der anderen Geschlechtszugehörigkeit , dass der antragstellende Transsexuelle nicht verheiratet ist. In Deutschland kam der Bundesverfassungsgericht zu dem Ergebnis, dass § 8 Abs. 1 Nr. 2 TSG verfassungswidrig ist.§3 I Nr. 2 Japanischer TSG wird in diesem Aufsatz dardurch wiederprüfen, zu feststellen, ob Eheschutz auch in der Japanischen Verfassung gewährleistet ist.
著者
西尾 昭
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.173-186, 1993-09-30

資料
著者
山田 哲也
出版者
同志社大学
雑誌
文化情報学 (ISSN:18808603)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.82-66, 2009-03

資料紹介本書は、永禄から天正年間ころに成立した七種の茶の湯名物記や茶会記によって構成される、宗魯筆『仙茶集』(せんさのしふ 文禄二年成立)の末尾に収められた茶の湯名物記である。アジア・太平洋戦争前(以下、戦前とする)に刊行された『茶道(全集)』の巻の十二文献篇で当時の茶の湯研究者松山吟松庵によって公開されたが、ほとんど注目されなかった。しかし矢野環教授らの研究により本体の『仙茶集』の正体が明らかとなり、本書もにわかに注目され出した。それは『仙茶集』の冒頭部分が、室町時代の名物記の基準となる『清玩名物記』の項目を書写したものであることが判明したとである。本書は戦前の東洋美術品の著名なコレクターであった、阿部房次郎の旧蔵書であったことが、その蔵書印の存在からも明らかである。本書は写真帖が作成され、『茶道(全集)』巻十二の刊行前に数寄者益田鈍翁から、松山吟松庵に貸与されている。吟松庵はこの写真帖により『茶道(全集)』の稿を作成したようである。本書は堺を始めとする地方別名物記である。収められた情報は永禄から天正期のもので、登載された名物は422点を数える。本書は『清玩名物記』や『天正名物記』など前後して成立した名物記と比較・検討されることにより、よりその重要性は増すであろう。This book is Chanoyu-an art object book that Soro,s ediit Sensano-shu appendix.Sensano-shu is copy down Seigan-maibutuki.This fact is think highly of Karamono-oyosonokazu.This book is maiking a piece 422,and Chnoyu-dogu a possession Chnoyusha,s a list.
著者
棚橋 祐治
出版者
同志社大学
雑誌
同志社政策科学研究
巻号頁・発行日
vol.1, pp.1-36, 1999-10

論説昭和50 年代から日本の貿易黒字が高まり、なかんずく対米貿易収支の黒字が拡大するにつれて日米間の貿易摩擦が続いている。カラーテレビ等の家電製品から始まって、自動車・工作機械・半導体等の戦略産業分野において激しい対立が生じた。米国は、経済の好調を背景として、ここ2 年ほど、日本の経済の更なる悪化は米国経済にも悪影響を及ぼすという判断から、為替政策等において、日本の対米貿易黒字が拡大することについては比較的静観していた。しかし、米国の貿易収支が1998 年には約2 ,億ドルという最高の赤字を記録するにいたり、米国の通商政策は硬化してきている。米国貿易収支の悪化は、モノづくりの生産拠点の大幅な海外移転といわゆるサービス経済化に加えて米国経済の拡大による資本財等の需要増加によってもたらされたものである。しかしながら、日本は米国市場にその輸出の約30 %という大きなシェアを依存しており、付加価値の高い米国市場は日本にとって重要であり、理屈だけで日米貿易問題を論ずることはできない。既に四半世紀に亘って、日米両国政府により自動車や半導体等の個別協議から、構造協議あるいは包括協議と言われる全体協議が重ねられている。
著者
植木 朝子
出版者
同志社大学
雑誌
同志社国文学 (ISSN:03898717)
巻号頁・発行日
vol.67, pp.1-8, 2007-12
著者
橋本 滋男
出版者
同志社大学
雑誌
基督教研究 (ISSN:03873080)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.65-78, 1999-12

論文
著者
森 孝一
出版者
同志社大学
雑誌
基督教研究 (ISSN:03873080)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.78-99, 2002-03

論文