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文献一覧: 山梨大学 (出版者)
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牛乳摂取量と思春期前小児の身体成熟との関連
著者
丸山 和美
出版者
山梨大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009
我々の行なった実験では、牛乳を成人男性、思春期前小児が摂取した際、血液中や尿中に女性ホルモンが検出された。よって、今回、女子を対象として牛乳摂取量と性成熟の関連を検討した。その結果、乳房発育に牛乳摂取量と摂取頻度が、初経発来に牛乳摂取頻度が関連していた。このことは、女性の性成熟には,BMI,母親の初経年齢以外に牛乳摂取量も関連する可能性が示唆され、多量の牛乳摂取の推奨は再検討されるべきだと考える。
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プレ・アイヌ期の人類集団を捉え直す:北海道先史時代人骨についての総合的研究
著者
安達 登
近藤 修
角田 恒雄
神澤 秀明
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01
研究期間中に、査読つき英文論文6編、査読つき和文論文5編を出版した。成果の中で特筆すべきものとして、江戸時代アイヌのミトコンドリアDNAについて世界初の論文を公表したことが挙げられる。この研究で、アイヌは縄文時代人の遺伝的特徴を色濃く受け継ぐ他に、シベリア先住民族および本州日本人の遺伝的影響も想像以上に大きいことが明らかとなり、日本列島人の成立を説明する二重構造モデルに一部修正が必要なことを初めて実証した。さらに、北海道船泊遺跡出土縄文後期人骨について、世界初となる現代人レベルでの高精度ゲノム解析に成功した。このデータは今後日本列島人の成立を考える上で根幹となる重要なものである。
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<資料> 看護学生と他領域の学生の性同一性障害に対する態度や知識と性差観に関する研究
著者
日向 桂子
高田谷 久美子
近藤 洋子
出版者
山梨大学
雑誌
山梨大学看護学会誌
(
ISSN:13477714
)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.39-44, 2007
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下部尿路におけるTRPV4を介した伸展刺激による尿意のメカニズムの解明
著者
望月 勉
芳山 充晴
武田 正之
中込 宙史
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011
下部尿路機能異常についてTRPチャネルの関与を解明すべく、各種ノックアウトマウスを用い、様々な角度から検証を行った。排尿代謝ケージシステムを用いた実験ではTRPV4ノックアウトマウスは頻尿を呈することが明らかとなった。また除脳を施した膀胱内圧測定では野生型マウスと比べnon-voiding contraction(不随意収縮)の回数が多いことが判明した。以上の結果より、TRPチャネルは下部尿路機能、とりわけ蓄尿機能の維持に重要な働きをなしていることが示唆された。各種TRPチャネルのコントロールが今後の過活動膀胱の治療のターゲットとして期待される。
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遊びが児童の心身に与える影響について -児童の攻撃性・社会性に着目して-
著者
遠藤 俊郎
星山 謙治
安田 貢
斉藤 由美
出版者
山梨大学
雑誌
教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践研究指導センター研究紀要
(
ISSN:13454161
)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.25-34, 2007
本研究は、児童遊びの実態と共に心理的発達に与える影響を、特に攻撃性・社会性に着目して検討することを目的とした。今日、児童による暴力、犯罪などの様々な問題が増え、深刻化されている現代社会において、児童の実態を見直す必要性がある。特に児童の遊びが変容しているといわれる中で、その遊びの変容が児童の心理的発達にどのように影響を与えているかに焦点を当てた。現代の児童の生活実態を把握することで、学校教育における児童理解の一参考になると期待される。児童は、主として外遊びよりも内遊び(室内遊び) を好み、遊ぶ集団の人数も少数化しているという現状が見受けられた。テレビゲームやマンガを読むといった一人で行なう内遊びをする児童が多くなっていることも特徴として挙げられる。また、内遊びは児童の攻撃性を高める傾向が、外遊びは社会性を高めるという結果が示された。
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<総説> 思春期の発現
著者
大山 建司
出版者
山梨大学
雑誌
山梨大学看護学会誌
(
ISSN:13477714
)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.3-8, 2004
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エミシとは誰だったのか:全ゲノム解析で明らかにする東北古代人の遺伝的変遷
著者
安達 登
澤田 純明
神澤 秀明
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01
縄文から中世に至るまでの幅広い年代の人骨について、ミトコンドリア、およびY染色体を含む核ゲノムの遺伝子解析をおこない、得られた結果を比較検討することで、東北地方における古代人の遺伝的変遷を明らかにする。遺伝的変遷の時期や、その内容が明らかになったところで、その原因について考古学的情報を踏まえて考察する。これによって、これまでその人類学的実像が不明であった「エミシ」と呼ばれた人々の遺伝的実像を明らかにすることができると考えている。
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エミシとは誰だったのか-学際的研究で探る東北古代人の人類学的・考古学的実像-
著者
安達 登
澤田 純明
坂上 和弘
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01
東北、関東の5遺跡から出土した合計22個体の古墳人骨からDNAを抽出した。得られたDNA溶液中のミトコンドリアDNAのハプログループを決定し、その種類と頻度を東北地方縄文時代人および現代人と比較検討した。その結果、東日本古墳時代人の遺伝的特徴は東北地方縄文時代人とは大きく異なる一方、現代人には非常に近かった。この結果は、古墳時代には既に、渡来型弥生人の遺伝的影響が東日本においても集団の主体をなすほど大きくなっていた可能性を示していると考えられた。
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大相撲における朝青龍時代から白鵬時代への移行の可能性 : 白鵬は朝青龍を凌ぐ横綱になり得るか : その出世、両者の対戦の分析からの検討
著者
植屋 清見
小町 昂史
山田 直弘
澤辺 直人
比留間 浩介
出版者
山梨大学
雑誌
山梨大学教育人間科学部紀要
(
ISSN:18825923
)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.48-56, 2008
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若年者(小児)に発生する甲状腺癌の生物学的特性と遺伝子背景
著者
加藤 良平
近藤 哲夫
中澤 匡男
大石 直輝
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01
20歳以下の若年甲状腺乳頭癌 (P-PTC) 81例と21歳以上の成人甲状腺乳頭癌 (A-PTC) 83例について、臨床病理学的に比較検討するとともに、BRAFV600E突然変異とTERT promoter突然変異を解析した。その結果、P-PTCはA-PTCよりも、腫瘍径が大きく、リンパ節転移率が高いことがわかった。一方、BRAFV600E突然変異率は、P-PTCは37%で、A-PTCの82%よりも低く、TERT promoter突然変異はA-PTCでは13%が陽性を示したが、P-PTCでは全例陰性となった。以上より、若年甲状腺癌はその臨床像とともに遺伝子背景も成人とは異なることが示唆された。
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OA
平成19年秋場所における横綱白鵬の15日間の取り組みのバイオメカニクス的検討
著者
植屋 清見
比留間 浩介
出版者
山梨大学
雑誌
山梨大学教育人間科学部紀要
(
ISSN:18825923
)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.47-54, 2007
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日本でのマンガ表現規制の歴史
著者
ジュリアン ブヴァール
出版者
山梨大学
雑誌
山梨大学教育人間科学部紀要
(
ISSN:13451413
)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.129-138, 2006
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感性の言語学(1) : オノマトペ再考
著者
仲本 康一郎
出版者
山梨大学
雑誌
言葉の学び、文化の交流 : 山梨大学留学生センター研究紀要
(
ISSN:18810292
)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.3-14, 2010-03-26
認知言語学によって、人間の言語は抽象的な記号系ではなく、われわれの身体やその活動に根ざすものであることがわかってきた。しかし、現在までの身体性の議論では、日本語でいう「感性」の側面は等閑視されている。本研究では、こういった経緯を踏まえ、認知言語学の新たな研究領域として"感性の言語学"を展開する1。今回は、感性の言語学の研究の第一歩として、日本語のオノマトペの研究動向を整理し、新たな研究の方向性を提示する。特に、オノマトペの持つ特徴的な性質である、類像性、身体性、全体性の三つを認知言語学の観点から多角的に分析し、今後の認知言語学が向かうべきオノマトペ研究の指針を示す。
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小学校英語における発音指導とYN式HYBRID表記 : 広島型小学校英語基礎語彙500語のHYBRID表記:資料編
著者
長瀬 慶來
出版者
山梨大学
雑誌
山梨大学教育人間科学部紀要
(
ISSN:18825923
)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.223-230, 2008
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学際的研究で明らかにする関東地方縄文時代人の人類学的・考古学的実像
著者
安達 登
坂上 和弘
澤田 純明
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011
東京都、千葉県、長野県から出土した縄文時代人骨合計23個体について、新規開発したミトコンドリアDNAの一塩基置換検出法を用いた解析をおこない、17個体の解析に成功した。観察されたハプログループの種類およびその出現頻度は北海道および東北縄文時代人に類似していたが、サブハプログループのレベルでは、従来検出されなかった遺伝子型も確認された。本研究の結果は、いわゆる「縄文人」を遺伝的に均一な集団として捉えることが難しいことを示唆しているものと考えられた。
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語りの構造化・反復・共話を可能にするナラティブ・リアリティの認知的解明
著者
仲本 康一郎
岡本 雅史
加藤 祥
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01
本研究では、日常的な営為によって生み出される語りと、語りが生成する世界に一貫性を求める私たちの心の習慣をナラティブ・リアリティとしてとらえ、人が語ることでいかにしてリアリティを構築しているかを認知的観点から考察した。具体的には、(1)語りが物語標識によって構造化され、一貫性が生み出されていくこと、(2)単一の物語が複数の話者によって共話的に語られうること、(3)同一の物語が反復的に語られることで変容を受け、かつ同一性を保持することに着目し、語りの展開可能性と反復可能性、さらに複数の話者による共話可能性を架橋する潜在的な物語構造の多相的な分析を行った。
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絶滅動物の細胞再生および有用遺伝子回収方法の確立
著者
若山 照彦
水谷 英二
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01
絶滅あるいは絶滅危惧種を復活させることができれば、失われた遺伝子の機能解析や産物利用が可能となる。研究代表者らはそのための基礎研究として、核移植技術を根本から見直し改善するのと同時に、クローン個体の大量生産の方法や、凍結死体、毛皮、糞や尿に含まれる細胞からクローン個体の作出を目指した。その結果、最新の技術を用いればクローン動物からクローン動物を作りだすことで無限生産の可能性を示し、また、尿に含まれている細胞からクローンを作りだすことに成功した。
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ある一人の知的障害児の社会性発達の過程と教師による関与との関係 : 知的障害養護学校の自由遊び場面における自然的観察
著者
古屋 義博
鷹野 美香
山中 淳子
出版者
山梨大学
雑誌
山梨大学教育人間科学部紀要
(
ISSN:13451413
)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.227-234, 2001
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中学生のいじめ認識 : いじめ経験との関連から
著者
谷口 明子
出版者
山梨大学
雑誌
教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践研究指導センター研究紀要
(
ISSN:13454161
)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.193-202, 2010
統計的にはいじめ発生件数が減少しているとはいえ、いじめが看過できない教育上の課題であることは変わらない。いじめ深刻化の背景にはいじめの潜在化があると言われるが、その要因のひとつに中学生のいじめ認識のゆがみがあるのではないかと考えられる。そこで、本研究においては、いじめが最も深刻である中学1、2年生を対象として、どのような行為を「いじめ」と認識しているのか、またそうした認識はいじめ経験の有無と関連があるのかどうかを質問紙調査によって検討した。結果として、衝動的暴力や遊び型のいじめ行為に対しては、それが「いじめである」という認識が低く、さらにそうした遊び型いじめに関しては、被害経験のある生徒でさえ「いじめではない」との認識があることが明らかになった。中学校におけるいじめ防止を考える際に、こうしたいじめへの認識のずれに焦点をあてた対応が望まれる。
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世界最大レイノルズ数直接数値計算に基づく壁面乱流理論の深化とその工学的応用
著者
山本 義暢
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2023-04-01
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