著者
宮崎 康次 黒崎 潤一郎 笠井 哲郎 原田 一興 塚本 寛
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
熱工学コンファレンス講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.421-422, 2007-11-23

We fabricated bismuth-telluride based thin films and their in-plane thermoelectric micro-generators on a free standing silicon nitride thin film by using the flash evaporation method through shadow masks. The shadow masks are fabricated by standard micro-fabrication processes. The fabricated micro-generators are just put on a heated plate, and the open-circuit output voltages of micro-generators are measured by a digital voltmeter. The maximum measured voltage is about 40mV at 10K temperature difference. The output voltage is comparable to the bulk value although the device consists of as-grown thin films.
著者
持井 康孝 古畑 徹 志村 恵 東田 雅博 古市 大輔 弁納 才一
巻号頁・発行日
2005 (Released:2005-04-01)

本研究の目的は、日本全国の高等教育機関等に分散所蔵されている「青島旧蔵書籍」の全体像を調査・復元し、それを通して青島におけるドイツ租界の文化情況や中国人との接触情況、並びにドイツの対中国文化政策を明らかにすること、それらドイツ租界における情況を上海等におけるイギリス租界の情況と比較することにより、新旧帝国主義国家の対中国文化接触のあり方、並びにそれに対応する中国側のあり方の相違を明らかにすることの二点である。青島ドイツ租界に原蔵され、その後青島守備軍による接収を経て、日本の各高等教育機関に配分された「青島旧蔵書籍」に関しては、以下の作業を行なった。1)日本全国の高等教育機関等に現蔵される当該書籍や配分関連文書の逐件調査を行なった。2)その調査をふまえ、各冊ごとの書誌データ、青島における原蔵状況、守備軍による配分状況、現蔵機関における所蔵状況についての各種データを整理し、「青島旧蔵書籍」を各機関に配分したその計画リストの上に、その逐件調査によって得られた調査データを加えた新規データベースを作成した。青島ドイツ租界・上海租界におけるそれぞれの文化接触や文化政策についての比較検討を試みる「独・英の対中国文化接触」の研究に関しては、以下の作業を行なった。1)青島ドイツ租界・上海租界に関する記載を含むマイクロフィルム資料を収集・整理した。2)その資料の電子データ化を経て抽出した、租界内部やその周辺地域での文化・社会・経済政策に関連するデータ、並びに、青島及びその周辺地域の歴史やイギリスの対中国政策史に関わる中国側諸文献の分析を行なった。上記の調査・分析から得られたそれぞれの研究成果をまとめて、研究成果報告書として作成・公表した。
著者
横田 誠 加藤 佳仁 横山 未希子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-03-06
被引用文献数
1

数理的形状を感受するのに, ピタゴラスの意味の整数比関係, プラトンの意味の接続関係, そしてアリストテレス, ユークリッドの論理関係の基礎的系もあるか, それ等はどちらかといえば絵的感受系で, これに対する, もう一方の基礎系である音楽的感受といえば, 指数関数関係, そして, 12音平均律系の枠組みの上で考えられるのが現状である。問題空間としての呈味パタン系は, 相という表情を呈する。今回は, 楽曲パタン系が, それぞれ楽曲的相をもっているとして, それが又, それぞれ相を持つの成分部分曲の連鎖系であるとして考える。ここで, その相については, 伝子工学 (一般化された伝送工学) における対キーワード系の一組である,「活性」・「厚生」系の立場で考えることにする。
著者
翠川 三郎
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文報告集 (ISSN:09108025)
巻号頁・発行日
no.422, pp.37-44, 1991-04-30
被引用文献数
1

Attenuation relations of peak ground acceleration and velocity are examined based on records from the 1985 Chile (M 7. 8) and the 1983 Nihonkai-chubu (M 7. 7) earthquakes for the purpose of predicting intensities of strong-motion during large earthquakes in subduction zone. The relations obtained from the Chilean records show that the effects of site geology and source directivity are significant. The relations from the Chilean records are consistent with the Japanese records when the effects of site amplification on the Japanese records are removed. The comparison of the relations with those of previous studies shows that the attenuation relations derived from U. S. data are different from those for these two earthquakes.
著者
渡部 保日児 末永 康仁
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.921-922, 1989-10-16

マンマシンインタフェースの改善や知能画像通信(知的符号化)処理を目的として、人物頭部の3次元モデルを基にコンピュータグラフィックス(CG)により高精細な人物顔画像を表示する技術が検討されている。筆者等は、人物顔画像を表示する上で欠くことのできない髪の毛(頭髪のみならず、まゆ毛、まつ毛、ひげを含む)をCGによって生成する方法を検討している。この方法は、「三角柱と房のモデル」に基づき、既存のCGワークステーション上で非常に効率的に5から10万本の髪の毛を生成することができる。これにより、頭髪をもつ自然な人物顔画像を生成することができる。本報告は、上述のようにして生成する人物顔画像の髪の毛に動きを与えることを目的とし、従来の髪の毛の生成方法を基に簡単な手法で髪の毛を制御する方法を検討したものである。髪の毛の動きを与えるモデルおよびその結果を示している。
著者
今田 盛生
出版者
九州大学
雑誌
九州大学農学部演習林報告 (ISSN:04530284)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.81-225, 1972-03
被引用文献数
7

本論文は,ミズナラ構造材林の造成を対象とした作業法に関する理論的研究および実証的研究を試みたものである。 まず,ミズナラの構造材林造成上考慮すべき樹性およびミズナラ構造用素材に要求される形質を検討して,それにもとづきミズナラ構造材林の育林技術上の基本的要件を明らかにした。それはつぎのとおりである。 1) 更新期において,密立更新樹を確保すること。 2) 稚幼期において,上層林冠を単層一斉状態に構成すること。 3) 壮令期以後において,上層間伐を採用することにより,肥大生長を促進すること。 4) 収穫期において,長伐期を採用することにより,高令・大径林を造成すること。 ついで,作業法に関する理論的研究を行ない,基本的要件とミズナラの構造材林の作業法に関連する特性にもとづき,各種の作業法について,主として育林技術上の観点から,ミズナラ構造材林造成に対する適用性を検討し,理論上の適用段階における基本的作業法は,伐採木自身からの落下種子を活用する皆伐天然下種更新法であることを明らかにした。その作業法の単位林分に対する適用の基本方式はつぎのとおりである。すなわち,150年生の伐期に達したミズナラ林を対象として,その林分の結実豊作年秋の種子落下後冬期間内に,ミズナラ上木を皆伐し,その伐採木(主伐木)自身からの落下種子を活用して,その皆伐跡地に翌春ただちにミズナラ稚苗を発生させて更新を完了する方法である。 さらに,作業法に関する実証的研究を,基礎研究と応用研究に分けて現実の林地で実行した。前者の基礎研究においては,ミズナラの作業法に関連する特性,すなわちミズナラの林分結実量・発芽・種子散布・上木庇陰下における稚苗の生育状態・稚苗の根系・稚幼期の密立林分における優勢木の生育状態・林分の生長推移を明らかにし,育林技術上の観点から考察したが,その結果はつぎのとおりである。 1) ミズナラの結実豊作年の伐期林分で生産される多量の種子を適切に活用すれば,天然下種更新法により,ミズナラの密立更新樹を確保することは可能である。 2) ミズナラの構造材林造成に,側方天然下種更新法・漸伐天然下種更新法・択伐天然下種更新法を適用することは困難である。 3) ミズナラを人工植栽する場合には,直根性の自然の根系(写真-3・1~3・4)をなるべくくずさないような方法を用いるべきである。 4) ミズナラは,密立一斉林分からでも優勢木が発生し,しかもその樹高生長力は大きく低下しないという樹陛をもっているから,密立単層一斉林を構成することは,育林技術上支障を生じる危険性は小さい。 5) ミズナラの構造材林造成を対象とした場合,更新当初における必要最少限の稚苗発生密度はha当り10万本,また更新完了後5年目における必要最少限の稚樹成立密度はha当り3万本であると推定される。 6) 上層間伐は,主伐候補木の平均枝下高が7mに達する35年生林分から開始すべきである。 7) 主伐期の単位林分における林分構成および収穫材の目標は表-3・21のとおりである。 後者の応用研究においては,基本的作業法を単位林分に適用する場合に必要な育林手段は,施行順にあげると,下種地拵・補播・種子覆土・更新伐・枝条整理・補植・稚樹刈出・除伐・枝打・間伐であることを明らかにし,それらの育林手段のそれぞれについて,補播および補植を除いて,現実の林地で試験した。その試験結果にもとついて,それらの個々の育林手段の体系化を試み,基本的作業法の単位林分に対する適用方法の基準は表-4・1に示すとおりであることを明らかにした。 以上の研究結果を総括して,ミズナラの構造材林造成を対象とした作業法は,その適用林の単位林分に対して,150年伐期により,表-3・21に示した林分構成および収穫材を目標として,表-4・1に示した育林技術を適用する生産方式であることを明らかにした。さらに,この作業法の特性にもとついて,総括的考察を試みた結果,この基本的作業法が適用された全林を組織化する場合には,単位林分の面積をなるべく小さくし,しかもその単位林分を逐次隣接させず,林道網整備を先行させて分散させるべきであるとともに,この作業法は大規模林業経営体に適用される可能性が大きいものと認められた。
著者
前島 伸一郎
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.235-244, 2006 (Released:2007-10-05)
参考文献数
41
被引用文献数
2 1

ある基準によって区分された各項をさらに細かく分けることを下位分類という。半側無視を下位分類することは,局在診断の手段としての重要性のみならず,日常生活場面での問題点や対処法を明確にしていく必要性の上に成り立ち,完治とはいかないまでも,何らかの改善方策を見出す可能性へとつながるものである。本稿では半側無視の発現機序の解明や治療法の確立を期待して,いくつかの基準に基づいた分類を行った。すなわち,原因疾患からみた分類,半球優位性からみた分類,重症度の分類,病巣の違いによる分類,無視空間の違いによる分類,無視する感覚様式の違いによる分類,認知·遂行過程による分類,発現機序からみた分類などを行い,それらについて解説を加えた。
著者
川村 光毅
出版者
日本失語症学会 (現 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会)
雑誌
失語症研究 (ISSN:02859513)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.208-214, 1982 (Released:2006-11-22)
参考文献数
34

The present paper deals with crticocortical connections of the posterior association cortex in cats, monkeys and man with particular empha sis on the most “developed” cortical region ; particularly the angular gyrus in man.    Organization patterns of association fibers to the posterior association area are basically identical on several points in cats and monkeys. Thus, for example, convergence of association fibers from the somatosensory, auditory and visual cortical areas to a certain region in the posterior association area ( MSs, middle suprasylvian sulcus area in cat; STs, superior temporal sulcus area in monkey) is evident in both animal species. However, several dissimilarities, reflecting evolutionary development from carnivores to primates, do exist within the formation of some long association bundles, which have been revealed from a comparison of the findings obtained from the two kinds of animals.    The angular gyrus (area 39) together with its adjacent areas can be considered from the evolutionary point of view as being homologue of part of the MSs and STs in the cat and monkey, respectively.    Some aspects of the angular gyrus are discussed with relation to the monkey and crossmodal association (Geschwind, 1965), and the possibility of cortical connections between the angular gyrus and Broca's area is also commented with reference to our new findings obtained with the HRP method in monkeys.
著者
藤川 和男
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.163-171, 2007-03-05
参考文献数
24

量子力学における幾何学的位相をわかりにくくしている原因の一つとして,幾何学的位相という概念が十分精密に定義されていないことがあげられる.本解説では,まずゆっくり動くパラメターの関与したエネルギー準位の交差とその断熱近似による記述に現れる断熱的位相(これはベリー位相とも呼ばれる)は有効ハミルトニアンの近似的な対角化として純粋に力学的に理解されることを説明する.より一般の非断熱的あるいは混合状態に対する幾何学的位相は,正確なシュレーディンガー方程式の解に自動的に含まれており,隠れたゲージ対称性とそれに付随したホロノミーとして理解できることを説明する.これらの幾何学的位相はすべてトポロジー的にはトリビアルである.
著者
西本 一志 大月敬史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.134, pp.49-54, 2006-12-16
参考文献数
8

従来のknow-whoシステムは,専門的知織を持つ人を検索するためのものであった.これに対し,本研究で提案する投機的know-whoシステムとは,「将来専門的知識を有する可能性がある人材」を検索可能とするものである.このような人材の検索に必要なプロファイル情報を猶得するために,「トリピア」を用いる.人気TV番組であった「トリビアの泉」と同様に,トリビアに対して感銘の度合いを「へえ」ボタンで回答していくことにより,楽しみながらプロファイル情報を構築することができる.本稿では,トリビアを用いて収集したプロファイル情報を双対尺度法を応用して処理することにより,前述のような人材を検索することが可能かどうかについて,基本的な検討を行う.The purpose of the ordinary know-who systems was to retrieve experts who have domain knowledge. In contrast, the purpose of a "speculative know-who system," which we propose in this paper, is to make it possible to find people who will acquire domain knowledge in near future. To obtain profile data as bases for retrieving such people, we utilize "trivia." It becomes possible to obtain the profile data by estimating how impressed by trivia while having fun, similar to "The Fountain of Trivia," which was a very popular entertainment TV program in Japan. This paper explores whether we can actually find such people by processing the profile data using the dual-scaling method.
著者
濱口 航介 岡田 真人 山名 美智子 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.87, no.8, pp.1689-1696, 2004-08-01
被引用文献数
1

神経細胞集団のスパイク同期による情報表現仮説が注目を集める中,フィードフォワード結合された神経層を同期発火が連鎖して伝搬する,Synfire Chainと呼ばれるモデルが提案されている.このモデルでは神経結合の一様性を仮定することで解析的な取扱いが容易になっている.しかし大脳皮質においては局所的な相互作用が存在し,近距離の興奮性,遠距離での抑制性の結合からなるメキシカンハット型と呼ばれる結合が確認されている.そこで我々はMcCulloch-Pitts型ニューロンモデルで構成された神経層の間の結合をメキシカンハット型の関数で与え,各層を伝搬する同期発火の発展を調べた.この系は発火パターンのフーリエ0次モードと2次モードの強度の発展方程式を用いて統計的に記述される.この系には非発火状態以外に,層状回路を伝搬する孤立局在興奮と一様興奮の二つのノントリビアルな安定状態が存在することが分かった.更に孤立局在興奮と一様興奮の共存相が存在することを明らかにした.