著者
平野 貴也
出版者
名桜大学
雑誌
名桜大学紀要 (ISSN:18824412)
巻号頁・発行日
no.14, pp.283-290, 2008

キッズウインドサーフィン体験の実施状況を報告し、今後の実施方法およびプログラム内容を検討することに加え、小学生及び中学生対象の短期的なウインドサーフィン体験活動を評価するための基礎的な観点を得ることを目的とした。「キッズウインドサーフィン体験」には3日間で153名の参加があった。準備運動、陸上練習、海上練習、シーマンシップの学びの4つのプログラムで構成された。参加者からは非常に高い満足度が得られた。「通常の生活の中で感じる風と異なる感覚」「風の力の理解」「スピード感や水面を滑る感覚」「体験する機会の重要性」に関する特徴的なコメントが得られ、短期的なウインドサーフィン体験を評価する観点が得られた。This research examines the teaching method and the contents of a water sports program, with the additional purpose of obtaining fundamental data for evaluating short-term windsurfing experience activities for elementary and junior-high school students. 153 students participated in the "Windsurfing Experience for Kids" program over three days. This program consisted of the four learning stages of warm-up, land practice, marine practice, and seamanship. A very high degree of satisfaction was reported by the participants. Characteristic comments were "An unusual experience of wind", "Understanding the power of wind", "The feeling of gliding over the water surface and of speed", and "The importance of the apportunity for direct experience". We gained new perspective from evaluating this short-term windsurfing experience.
著者
関根 純二郎 ハッサム エルディン モハメド カメル 森田 二郎 大浦 良三
出版者
Japanese Society of Sheep Science
雑誌
日本緬羊研究会誌 (ISSN:03891305)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.30, pp.17-21, 1993

乾草の種類がめん羊の飲水量に及ぼす影響を明らかにする目的で, 4頭のめん羊にイタリアンライグラス乾草 (IR), バーミューダグラス乾草 (BE), スーダングラス乾草 (SU) およびアルファルファ乾草 (AL) をラテン方格法により給与した。日平均飲水量は, BEおよびAL給与でIRおよびSU給与より多くなったが, 乾物摂取量あたりの飲水量は, 乾草の種類による違いはなく, 3.2~3.9g/乾物gの範囲にあった。しかし, 個体間の乾物摂取量あたりの飲水量には有意な違いが認められた。個体間の飲水量の変動の要因についての解析から環境温度以外の要因も関与していることが示唆された。
著者
中村 剛士 真野 淳治 世木 博久 伊藤 英則
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.1008-1015, 1997-05-15

本論文では,TrueTypeなどの既存の毛筆フォントを処理し,疑似的な掠れまたは滲みのある毛筆フォントに変換出力する手法について述べ,本手法により作成した掠れ・滲み毛筆フォントを例示する.本システムでは,まず,毛筆フォントを入力し,これを2値画像に変換する.次に,2値画像フォーマットに変換した毛筆フォントを細線化し,毛筆フォントの文字骨格を獲得する.さらに,文字骨格を構成する各画素上に,筆触カーソルと呼ぶドットパターンを配置していく.以上の処理を実行し,入力毛筆フォントを疑似的な掠れまたは滲みのある毛筆フォントに変換出力する.なお,掠れおよび滲みの変化については,それぞれパラメータを設定することで多彩に表現することが可能である.
著者
合谷木 徹
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.392-403, 2013 (Released:2013-07-13)
参考文献数
19

デクスメデトミジンはin vitro,in vivoの研究で神経保護効果を有しているという多数の報告がある.動物実験では,前脳虚血,局所脳虚血,および不完全前脳虚血において脳保護効果を有し,これにはα2Aサブタイプを介して,Bcl-2の増加,Baxの低下,カスパーゼ3の減少などの抗アポトーシス効果が関与している.われわれは,デクスメデトミジンと局所麻酔薬であるリドカインの併用,およびデクスメデトミジンと低体温の併用による脳保護効果を報告してきた.近年,生後間もないラットを吸入麻酔薬に暴露させると,幼若脳ではアポトーシスが進行してしまうという報告があり,デクスメデトミジンはこの幼若脳に対しての保護効果を有しているとのin vitro,in vivoの研究報告がある.しかし,人においてはデクスメデトミジンの神経保護効果はいまだ実証されてはいない.鎮静効果を有するデクスメデトミジンは臨床でも使用されているため,臨床使用により動物実験で得られた神経保護効果を期待できると推測され,今後の臨床でのデクスメデトミジンの有用性が増加すると考えられる.
著者
小山泰治 絵
出版者
鶴書房
巻号頁・発行日
1954
著者
小島 崇 綱島 均 伊藤 聡美 塩沢 友規
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.193-200, 2007-08-15 (Released:2010-03-15)
参考文献数
11
被引用文献数
2 1

鉄道の安全性確保のために, 列車運転士には判断に関するヒューマンエラーを犯さないことが強く求められる. 列車運行時のヒューマンエラーを防止するためには, 人間の特性を考えた運転支援システムの開発が必要である. このようなシステムを開発するにあたっては, 運転操作と認知, 判断にともなう脳機能に着目する必要がある. 本論文では, 列車運転中の運転士の高次脳機能を, 機能的近赤外分光 (fNIRS) 装置を用いて計測した. 運転中の脳機能活動を抽出するために, ウェーブレット変換による多重解像度解析を適用することを提案した. 運転シミュレータを用いた実験の結果, 提案の方法により運転中の高次脳機能を評価できることを示した.
出版者
文藝春秋
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, 1971-04
著者
湯浅常山 著
出版者
和陽館
巻号頁・発行日
1887
著者
瀬口 昌久
出版者
名古屋工業大学技術倫理研究会
雑誌
技術倫理研究 (ISSN:13494805)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.1-21, 2009

ファイル共有ソフトWinnyを自己のホームページ上で公開し、それをダウンロードした者が犯した著作権法違反を幇助した罪に問われて開発者が起訴された事件は、一審の京都地裁では有罪、二審の大阪高裁では逆転無罪となり、司法判断に大きな違いが生じ、検察の逮捕や司法判断の妥当性をめぐって社会的関心を広く集めて盛んに論じられている。Winnyの事件には、ソフトウェアの技術開発者に著作権法(公衆送信権)違反の幇助罪を適用したことが、司法判断として妥当かという法的解釈にとどまらず、インターネットの発展した世界でのデジタルコンテンツの著作権のあり方や、技術開発者が負うべき責任の範囲や判断について重要な問題が含まれている。本論では、一審と二審判決について検討し、アメリカのMITの学生は通信詐欺で起訴されたラマッキア事件と対比し、新しい技術開発における技術者が負う倫理的責任のガイドライン設定の問題を考察する。

2 0 0 0 OA 常山紀談

著者
湯浅常山 著
出版者
鶴声社
巻号頁・発行日
1887
著者
那須 彰
出版者
判例タイムズ社
雑誌
判例タイムズ (ISSN:04385896)
巻号頁・発行日
vol.37, no.23, pp.p2-9, 1986-05-22