著者
高崎 理子
出版者
中央大学大学院事務室
巻号頁・発行日
2019-03-15

【学位授与の要件】中央大学学位規則第4条第1項【論文審査委員主査】西海 真樹(中央大学法学部教授)【論文審査委員副査】北村 泰三(中央大学法務研究科教授),宮野 洋一(中央大学法学部教授),目賀田 周一郎(中央大学法学部教授),中坂 恵美子(中央大学文学部教授)
著者
江川 悠斗 谷口 義明 井口 信和
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.1298-1306, 2021-05-15

Wi-Fiネットワークを介して様々なIoT機器がインターネットに接続されているが,小規模組織や家庭ではIoT機器が適切に管理されておらず,十分なセキュリティ対策が講じられていない場合がある.管理されていないIoT機器を管理するためには,まず,無線LAN内のIoT機器を把握する必要がある.そこで本稿では,ノートPCのみを用いて無線LAN内のIoT機器の把握を支援できるシステムを提案,開発する.提案システムは,まず,無線LAN内の無線フレームを観測することにより,無線LAN内に設置されたIoT機器のアドレス一覧を取得する.また,IoT機器から送信される無線フレームの受信電波強度を利用して,システム利用者がシステム上に表示されたアドレスと実際のIoT機器の対応付けを行う際の補助を行う.さらに,利用者が所在を把握していないIoT機器がある場合は,そのIoT機器の設置場所に利用者を誘導する.本稿では,研究室内に設置したIoT機器を利用した実験により,提案システムを用いてIoT機器の把握を支援できることを示す.
著者
高見 寛孝
雑誌
二松学舎大学論集 = Bulletin of Nishogakusha University
巻号頁・発行日
no.62, pp.57-77, 2019-03
著者
立石 昭光 新田 進
雑誌
情報処理学会研究報告システムLSI設計技術(SLDM)
巻号頁・発行日
vol.1987, no.74(1987-SLDM-039), pp.1-7, 1987-10-15

本報告は、東芝標準テストデータインターフェース言語(TSTL2 : Toshiba Standard Test data interface Language)・テストデータベース・TSTL2コンパイラ、TSTL2逆コンパイラ、論理シミュレータ/機能シミュレータインターフェース、テスタインターフェース等VLSIテストデータ自動処理システムの開発について述べたものである。本システムではテストデータベース(TIF:Test data Interface File)を中心に構築し、東芝標準テストデータインターフェース言語によって、論理シミュレーション/機能シミュレーションやテスタ用のデータ作成、テスタの制約事項に対するエラーチェック等を自動的に行うことが可能となり、テストデータの移植性が向上し、LSIテスタのテストプログラムの開発期間が短縮された。
著者
鎌苅 竜也 塩見 準 石原 亨 小野寺 秀俊
雑誌
DAシンポジウム2015論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.187-192, 2015-08-19

多くの記憶素子の基本要素として利用されるラッチ回路は,集積回路設計にかかせない重要な回路である.集積回路の低消費電力化のためには,低電圧での回路動作が有効であることが広く知られている.しかし低電圧動作では,トランジスタ特性ばらつきの影響による論理ゲートの誤動作,特にラッチ回路の誤動作が大きな問題となる.本稿は,解析的なアプローチから,極低電圧動作におけるラッチ回路の動作安定性を精度よくモデル化する手法について述べる.その後,商用 28~nm プロセスのトランジスタモデルを用いた回路シミュレーションにより,提案モデルの有用性を確認する.
著者
太田 義雄 影山 智絵 薄井(三宅) 教子 角田 咲絵 福本 美里 前田 佐紀 又賀 春奈 松本 千加 三村 麻依 山本 由希乃 湯浅 美代子
出版者
中国学園大学/中国短期大学
雑誌
中国学園紀要 = Journal of Chugokugakuen (ISSN:13479350)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.103-108, 2014-06-16

「身体の冷え」改善の食材として,ショウガに注目し,ヒトがショウガを単回摂取した際および長期摂取した際の生体応答(体温,血圧,脈拍,末梢血流,表面温度の変化)について検証した。ショウガの単回摂取においては,腋窩体温や血圧の変動は認められないが指末梢血流量が一時的に増加する傾向が認められた。体感的な体温上昇を感じるのは,この末梢血流量の増加に起因した感覚であると考えられる。しかし,今回の条件下(摂取量:ショウガ粉末0.25 ~ 0.75g/100g,測定時間:1時間)の単回摂取では,からだ全体の体温上昇は認められず,温熱効果は確認できなかった。また,ショウガを10日間連増摂取した際の,緩和な寒冷ストレス負荷試験において指表面温度の回復が早くなる傾向が認められた。この変化は冷え症を自覚している人の方が顕著であり,温度回復後の指表面温度の上昇も認められた。このことから,ショウガの長期摂取により,末梢の血流改善が図られる可能性が示唆され,冷え症の改善が期待できる。
著者
菅井 三実 Kazumi SUGAI
雑誌
世界の日本語教育. 日本語教育論集 = Japanese language education around the globe ; Japanese language education around the globe (ISSN:09172920)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.113-135, 2007-06-30

本稿は、現代日本語の「ニ格」に認められる多様な用法を包括的に考察し、認知言語学的な手法によって一元的に特徴づけるとともに、特に周辺的な現象として扱われて来た[起点]および[動作者]の用法について、意味分析に基づいた統一的な説明を与えるものである。本稿で言う認知言語学的アプローチとは、意味を解釈と規定する意味観に基づく点であり、言語話者の解釈に依存する分析をいう。 第1節では、「ニ格」の意味役割を概観した上で、 空間的な用法において、自動詞の主格NPまたは他動詞の対格NPが与格NPに《一体化》するという観点から一元化され、同時に《一体化》に《融合性》《密着性》《到達性》《接近性》という程度差を認めることで、個別の意味役割を一元的に整理できることを示した。第2節では、「ニ格」の用法のうち非空間領域の用法を取り上げ、空間次元と並行的に、《一体化》という単一の軸の上に整理できることを確認した。 第3節では、周辺的な意味として、「友人に本を借りる」のような[起点]の用法を取り上げ、主格NPから与格NPへのエネルギー伝達を前提とする点で、[起点]の用法が[着点]の基本的含意を継承しており、移動主体との乖離を前景化する「カラ格」と弁別的に区別されることを具体的に示した。 第4節と第5節では、受動文の動作者標識としての「ニ格」を取り上げ、(1)受動文においても「ニ格」は主格または対格へのエネルギーの到達が保証される点で基本的な意味を保持する、(2)複合辞「ニヨッテ」は〈出来事を引き起こすもの〉をプロファイルする、(3)「カラ格」は、主格NPと動作者相当句とが離脱した状態にあることをプロファイルする、 という点で弁別的に区別されることを例証した。 本稿の分析を通して、「ニ格」の意味を統一的に規定すると同時に、解釈によって多様な振る舞いを見せる「ニ格」の用法を統一的に説明できることが示されたと思われる。
著者
今野 浩
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.40, no.8, 1999-08-15
著者
松山 一紀
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 = Shokei-gakuso: Journal of Business Studies (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.289-309, 2018-03-26

[概要] 本稿の目的は,今なぜフォロワーシップが求められているのかを,主にリーダーとフォロワーの関係性から明らかにすることである。まず,人事労務管理の歴史を紐解くことによって,労働組織内におけるフォロワーの社会的地位が向上してきたことを明らかにした。次に,現代日本企業におけるリーダーシップにフォーカスし,リーダーシップが弱体化してきていることを明らかにした。最後に,リーダーシップ・ロマンスなどの議論から,リーダーシップの有効性に対して疑問を投げかけた。以上のことから,現代の企業社会においてリーダーシップ偏重の組織は限界にあることが明らかになった。[Abstract] The purpose of this paper is to reveal the reason why the followership is needed mainly through the lens of relationship between leaders and followers. Referencing the history of human resource management, the author clarified the fact that the social status of followers have been advanced, while the leadership has been weaken in modern Japanese corporations. The paper also raised doubt on the efficacy of the leadership from the discussion such as leadership romance. From the above, the paper leaded a conclusion that the leadership-oriented organization in modern corporate society has been reached a limit.
著者
古田嶋 智子
出版者
東京藝術大学
巻号頁・発行日
2017-03-27

平成28年度
著者
田村 誠 吉村 昌之 タムラ マコト ヨシムラ マサユキ Makoto TAMURA Masayuki YOSHIMURA
雑誌
大阪産業大学論集. 人文・社会科学編
巻号頁・発行日
vol.12, pp.1-18, 2011-06

The Nine Chapters on the Mathematical Art was the oldest book of mathematics in China before the unearthing of "Suan-shu shu." The aim of our research is to provide a complete translation and annotation of it including annotations of Liu Hui(劉徽)and Li Chunfeng(李淳風)from the viewpoint of our previous work on "Suan-shu shu." This is the eleventh article based on our research and results in which we studied the problems 19 to 22 of Chapter 4, Shaoguang(少広).
著者
神戸 仁彦 カンベ マサヒコ Masahiko Kambe
雑誌
二松學舍大學論集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.195-212, 2005-03-28