著者
寳田 吉文 吉沢 剛 三好 匠 平田 千浩 二木 志郎 渡邊 浩文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.129, pp.49-54, 2009-07-09

無線メッシュネットワークでは,複数のアクセスポイントを無線通信で接続することにより,端末の通信可能範囲を拡大することが可能である.ゲートウェイを設置することで,外部有線ネットワークやインターネットとも接続できるため,容易にネットワークの規模を拡大することが可能である.ゲートウェイを複数用意することで,通信容量を増大させることができるが,どのゲートウェイを通過するかを決定するための経路計算が困難なので,最適なゲートウェイを選択できず,負荷分散を考慮した経路木が構築できないといった問題がある.そこで本稿では,遺伝的アルゴリズムを用いて,ゲートウェイ負荷を考慮した経路を生成し,経路木の最適化を行う手法を提案する.また,提案手法の有効性をシミュレーションにより示す.
著者
山本 将士
出版者
名古屋市立大学
雑誌
人間文化研究 (ISSN:13480308)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.191-205, 2007-12

本研究では、いじめの規定因として他者軽視に基づく仮想的有能感に注目し、検討することを目的とした。2007年1月中旬に、被験者である高校2年生453名(男子243名、女子210名)に対して(1)他者軽視、(2)自尊感情、(3)過去半年間のいじめの経験、(4)過去のいじめ経験、の尺度で調査を実施した。その結果、自尊感情が高く仮想的有能感も高い「全能型」の生徒は、他の有能感タイプよりも過去半年間のいじめ(加害)の生起が多かった。また、自尊感情が低く仮想的有能感が高い「仮想型」の生徒は、他の有能感タイプよりも過去半年間のいじめ(被害)の生起が多いことも示された。さらに、「全能型」の生徒は、他の有能感タイプよりも過去のいじめ(加害)の生起が多く、「仮想型」の生徒は、他の有能感タイプよりも過去のいじめ(被害)の生起が多いことが示された。自尊感情と仮想的有能感がともに低い「萎縮型」は、間接的いじめに限り被害者になりやすいことが確認された。
出版者
金曜日
雑誌
金曜日
巻号頁・発行日
vol.17, no.9, pp.10-17, 2009-03-06
著者
水野 明
出版者
愛知学院大学
雑誌
愛知学院大学教養部紀要 (ISSN:09162631)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.65-78, 2006-02-25
著者
駱琴 渡邉 豊英 吉田 雄二 稲垣 康善 齊藤 隆夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.12, pp.1755-1767, 1990-12-15
被引用文献数
13

図書館業務に計算機を導入して より多様な情報サービス より効率的な業務処理を実現することが積極的に試みられているしかし 膨大な書誌情報をいかに効率よく計算機に入力するかが大きな課題となっているこのために 図書目録カードから目録情報を自動的に抽出し 各項目ごとに分類する方法が必要である本論文では 図書目録カードに付帯する様々な知識を活用して目録情報を自動的に分類・抽出するトップダウン的なアプローチを提案する本アプローチの基本的な戦略は書式構造 項目の並び関係 各項目に関する知識を段階的に かつ独立に適用することによって 仮説の生成・検証プロセスの下に項目を順次決定し 処理する今までに報告されている同課題の処理手法と比べて 本アプローチは処理対象の書式構造 論理構造をあらかじめ記述しておくことにより 種々の図書目録カードに対処できるすなわち 構造的な変形 記述形式に変化を有した図書目録カードにも対処でき 応用性 適応性 柔軟性に富んでいる
著者
金沢 英作
出版者
北里大学
雑誌
北里医学 (ISSN:03855449)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.p194-198, 1978-06
著者
花島 洋平 下平 美文 大橋 剛介
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.312, pp.19-24, 2001-09-10
被引用文献数
5

現在は, 各種発光原理に基づく画像ディスプレイが実用化されている.本研究では各種方式の画像ディスプレイに対する, 総合画像品質の評価方式を提案する.本方式は, ガンマ, 最高輝度・最低輝度, 色の再現を考慮している.以前の研究で提案された評価方式では要因の画質に対する影響の依存関係が検討されていなかったが, 本方式ではそれら要因を統合する方法が与えられる.その方法はそれら要因の中で最も画質に対する影響の大きなものを代表として用いる事である.この方式によって得られる総合画質は, 主観評価実験によって直接得られる評価値と良く一致した.
著者
鈴木 新 杉本 謙二
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. D, A publication of Industry Applications Society (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.127, no.12, pp.1247-1248, 2007-12-01
被引用文献数
3 3

This paper proposes a heat capacity identification method for cooking household appliances. Cooking household appliances select a cooking flow according to a cooking object capacity, hence the heat capacity identification is a very important function. However, a conventional heat capacity identification method has been based on one variable using "if-then rules", hence it gives a low accuracy. This paper proposes a new heat capacity identification method that uses Mahalanobis-Taguchi System which is similar to discriminant analysis, and the effectiveness of this method is confirmed by the experiment.
著者
河井 真知子 大門 樹
出版者
Society of Automotive Engineers of Japan
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.905-911, 2009-06-16

様々な情報提供サービスが車載情報システムに搭載された場合に,情報呈示時の喚起音の階層化がドライバ行動に与える効果を検討した.各サービスの重大性・緊急性に応じて異なる喚起音を用いた場合と喚起音を階層化しない場合についてドライビングシミュレータ実験により比較し,ドライバ行動に与える影響を計測・評価した.