著者
呉 宣児
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.132-145, 2000-10-20 (Released:2017-07-20)
被引用文献数
1

本研究では, 日常生活の文脈で個々人が抱く原風景はどのようなものなのかを口述の調査方法で調ベ, 探っている。本研究は, 原風景を説明していくための概念の産出や概念間の関係を明らかにして構造化していく, 仮説理論生成型の研究であろ。調査対象者である語り手は, 韓国済州道で生まれ育った41歳の男性であり, 間き手は筆者である。主に語りの逐語録を用いて分析した結果, その叙述内容に基づいて3種類の語りを見出し, それぞれを風景としての語り, 出来事としての語り, 評値としての語りと命名し検討した。また, 叙述様式として使われる5つの語りタイプを見いだし, それらを風景回想タイプ, 行為叙述タイブ, 説明演説タイプ, 事実説明タイプ, 評価意味づけタイプに命名し検討した。さらに, これら語りの種類と語りタイプの間に一定の関係があることを見いだし, 原風景の構造化を行った。結果の考察から, 1) 日常生活の中で原風景は物語りとして現れること, 2) 原風景の内容は風景的・出来事的・評価的要素で構成されること, 3) 原風景を語る際の場面の状況や叙述内容によって, 叙述様式 (語りタイプ) が変わりうることを生成された仮説として提示した。

1 0 0 0 OA 河豚之毒

著者
高橋,順太郎
出版者
東京動物學會
雑誌
動物学雑誌
巻号頁・発行日
vol.5, no.56, 1893-06-15
著者
田端 祐二 長田 裕之
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.336-342, 2003-07-10 (Released:2008-12-26)
参考文献数
27

Estrogen and progesterone, female sex hormones, are known to play important roles in female reproductive health via their nuclear receptors. Some cancers and tumors show these female sex hormones(especially estrogen)dependent growth and development. Therefore, various types of drugs, which modulate these hormonal effects, have been developed and used for treatment of estrogen receptor(ER) and/or progesterone receptor(PR) positive cancers since 1960 s. In this decade. the researches on structures and functions of ER and PR isoforms have rapidly been promoted by the progress of molecular biology. The researches and developments of new drugs against ER and/or PR positive cancers(e.g. pure antiestrogen, progesterone receptor modulators) are also in progress. In this review, we will introduce the functions of ER and PR, endocrine therapy for ER and/or PR positive cancers, and recent researches on new compounds and natural products which show antitumor effects against ER and/or PR positive cancers.
著者
白鳥省吾編輯
出版者
辰野葛西事務所
巻号頁・発行日
1926
著者
小谷 新太郎 千葉 裕典 千葉 昭二 内田 和子 田中 平夫
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.7, no.6, pp.503-507_1, 1966-12-05 (Released:2009-12-11)
参考文献数
5

非イオン, 陰イオン, 陽イオンおよび両性界面活性剤の発育阻止効果について E. coli, Staphylococcus aureus, B. subtilis を用いて検討を行なった. 非イオンは, 阻止効果が認められず, 陰イオンは E. coli 以外の2種に対して1920倍まで効果があった. 陽イオンは B. subtilis と Staphylococcus に対し30, 720倍でも効果があった. 両性では B. subtilis には960倍, Staphylococcus には480倍で効果があったが E. coli には60倍以下であった. 非イオン10%, 陽イオン10%, 両性1%の混合は, 石炭酸係数170で両性を15%に増しても係数に変りはなかった.

1 0 0 0 グラヒック

出版者
有楽社
巻号頁・発行日
vol.3, no.7, 1911-03
著者
八亀 五三男
出版者
名古屋学院大学総合研究所
雑誌
名古屋学院大学論集 言語・文化篇 = THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; LANGUAGE and CULTURE (ISSN:1344364X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.107-119, 2015-03-31

ゲルマン諸言語に共通する強変化動詞を特徴付けるAblautと母音変異を意味するUnlautの相違を明確に区別することによってのみ,Ablautの本質は何であるかを理解することができる。同時に,共時的研究に加えて,通時的言語変化を組み込んだ立体的言語記述の重要性を認識する必要がある。
著者
高橋 貴 栗田 和明 渡邉 道斉
出版者
一般財団法人 住総研
雑誌
住宅総合研究財団研究年報 (ISSN:09161864)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.347-358, 1993 (Released:2018-05-01)

本研究では,インドのケーララ州とラジャスターン州,ネパールのクンブ地方の3か所で約1か月ずつ調査を行なった。目的はそれぞれの伝統建築にみられる特徴,技法を明らかにし,それが今日どのように変貌しつつあるかを探ることにあった。1.インド・ケーララ州1つの地域に20~30みられるカーストの中から,上層力-ストであるブラーマン(ヒンドゥー祭司),ナヤール(農民)の大家屋を調査対象とした。彼らの大家族制度と両者の間の特別な婚姻関係は今日解消して久しいが,そうした建物はまだ残っているし,何よりもそこに見られる建築理念や技術は姿を変えながらも継承されているからである。特にここでは大地の神ウァーストプルシャンと八方位神,建築儀礼,職人の変化について述べた。2.ネパール・シェルパ人 ネパールのサガルマータ山近くに住むシェルパ人を調査対象とした。彼らは牧畜,交易,農耕を伝統的な職業としてきたが,1970年代になると登山ガイドや商売をする人が増え,生活は一変する。ここでは伝統家屋の特徴,構造,材料とそこに見られる神観念,例えば,なぜ窓が小さかったのかを説明した。また,近年の変化の例としてナウジェ村をとりあけた。3.インド・ラジャスターン州 インド砂漠の南縁に位置する乾燥地帯で調査を行なった。家屋は ,2階建て,陸屋根平屋建て,草葺き平屋建てという3つの分類ができ,このうち2階建ては都市部,他は農村部に見られることを説明した。またこの分類と四角形,円形という平面プランとの関係,屋根材(数種類の草)壁材(れんが,日干しれんが,草)との関係も明らかにした。

1 0 0 0 OA ゆりわか大臣

著者
北村寿夫 文
出版者
講談社
巻号頁・発行日
1952

1 0 0 0 OA 帝国人事大鑑

出版者
帝国日日通信社
巻号頁・発行日
vol.昭和7年版, 1932