著者
吉井 亮雄
出版者
青山社
雑誌
流域 (ISSN:03894126)
巻号頁・発行日
no.25, pp.39-54, 1988-11-09
著者
吉井 亮雄
出版者
青山社
雑誌
流域 (ISSN:03894126)
巻号頁・発行日
no.35, pp.43-53, 1993-11-10
著者
吉井 亮雄
出版者
青山社
巻号頁・発行日
no.36, pp.22-27, 1994-02-28
著者
臼井 一茂 菊池 康司
出版者
神奈川県水産技術センター
雑誌
神奈川県水産技術センター研究報告 (ISSN:18808905)
巻号頁・発行日
no.6, pp.49-53, 2013-03

神奈川県三浦市にある三崎の水産加工業では、遠洋まぐろ延縄漁業によって漁獲されるクロカジキMakaira mazaraを中心としたかじき類のほか、東南アジアの沿岸域で漁獲されるシロカジキMakaira indica、日本近海から沖合域で漁獲されるマカジキTetrapturus audaxやメカジキXiphias gladiusなど、世界中から集荷されたかじき類が加工用原料魚として用いられている。特にクロカジキやシロカジキを用いたかじきの味噌漬や粕漬は全国的にも知られ、まぐろと共に「かながわの名産100選」にも登録されている。近年ではメカジキの漬魚加工が盛んに行われているが、マカジキやメカジキについては加熱調理用として切り身などの冷凍魚肉としての商品が多い。加工原料となるかじき類であるが、遠洋まぐろ延縄漁船では、漁獲後直ちにエラや内臓などが除去され、冷凍設備で速やかに冷凍されることから、極めて高鮮度で水揚げされる。しかしながら、東南アジアの沿岸から沖合域で漁獲されるかじき類は、数日間の操業中は船上でわずかに冷却されるのみであり、漁獲したのち数日が経過してから水揚げされ、陸上での冷凍施設により凍結処理される。それにより鮮度低下したものと考えられる魚体も見られ、加工の現場では白濁した魚肉やアオタンといわれる青色に変色した魚肉が見られ、使用できない原料となっている。さらには、日本沿岸から沖合域で漁獲されているかじき類についても、冷凍に関しては陸上施設で行うことが多いことから、加工業者が取り扱う魚肉の品質のバラツキや鮮度低下が懸念される。このため、水産技術センターでは、三崎水産加工業協同組合からの委託事業で、漬魚や冷凍品のまぐろ類やかじき類加工品で、ある冷凍切身素材について衛生検査を行っている。そこで、冷凍切身で販売されるマカジキおよびメカジキについて、2002年度より品質評価の一つとしてK値測定を行い、三崎の加工業が扱う両種の品質について検討した。
著者
藤井 學
出版者
史学研究会 (京都大学文学部内)
雑誌
史林 (ISSN:03869369)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.520-541, 1958-11-01

近世初頭の京都町衆の法華信仰について、 (一) その信仰形態 (二) この信仰が彼等の生活や意識に如何に投影されるかを紹介したいのが本稿の趣旨である。信者の例として本阿弥・狩野・後藤・茶屋・尾形・佐野家等を取上げる。彼等は何れも代表的な京都上層町衆であり、宗門規制が影響して互に姻戚であり、一族「皆法華」であつた。法華宗寺は彼等「惣族」団結の精神的支柱として存し、実生活の規範もここに求められた。彼等は宗義を理論的に理解し、一族中より碩僧を輩出させた。町衆は教化する側に上昇したのである。本阿弥一門が支配経営した洛北鷹ヶ峰は、芸術家聚落であると共に町衆信者の集りであり、住民は実生活と合致した信仰生活を送り、此地は法華経支配の地域=「常寂光土」なる宗義的意義を持つていたのである。かかる町衆の法華信仰或はその止揚であつた鷹ヶ峰は、内には反幕府的要素を多分に含み乍らも、その存在した社会的条件と宗門宗義の変質によつて、質的変化を遂げ、近世封建社会の中に次第に解消して行つた。
著者
清水 翔吾 清水 孝洋 東 洋一郎 齊藤 源顕
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.154, no.5, pp.250-254, 2019 (Released:2019-11-15)
参考文献数
37

前立腺肥大症は,尿道閉塞による排尿困難や,二次的に発生した刺激が膀胱に伝わり頻尿及び夜間頻尿など下部尿路症状を引き起こす.近年の臨床及び疫学研究において,高血圧,高脂血症,糖尿病といった動脈硬化に関連する疾患が,前立腺肥大症を含む下部尿路症状の危険因子になりうるとの報告がなされた.また,複数の実験動物モデルを用いた基礎研究においても,前立腺血流低下(虚血)が,前立腺の細胞増殖や線維化,前立腺平滑筋収縮の増大に関与することが報告されている.そのため,臓器そのものだけでなく,骨盤内または前立腺血流自体が前立腺肥大症の治療標的になりうると考えられている.著者らは,自然発症高血圧ラットを用いて,前立腺血流低下に伴う前立腺肥大症発症メカニズムの解明並びに血管拡張薬の有用性について報告を行ってきた.本稿では,前立腺虚血及び前立腺肥大に関する研究成果を,著者らの研究成果を中心に紹介する.
著者
和田 正義
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.25, no.7, pp.1100-1107, 2007-10-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
14
被引用文献数
6 9

This paper presents modeling and control of omnidirectional mobile robots propelled by active-casters (poweredcasters) . This type of mobile robot is redundantly actuated since it is controlled by more than four motors while its configuration is represented by three DOF on the ground. The modeling method is generalized down to n-wheeled mobile robots and a unified modeling procedure is presented for flexible designs with variety of wheel layout. The kinematic model derived by proposed method enables continuous linear full state feedback control with no consideration for singular configurations of robots. Performances of three- and fourwheeled robots with full state feedback controllers and proposed kinematic models are tested by computer simulations. Furthermore, a three-wheeled robot prototype is design, built and tested for the verification of the proposed modeling and control method for omnidirectional mobile robots in the real world.
著者
山口 浩史 栗田 麻希 吉永 遼平 淺尾 靖仁 岡 美智子
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.154, no.5, pp.259-264, 2019 (Released:2019-11-15)
参考文献数
19

慢性前立腺炎は泌尿器科領域ではもっとも一般的な疾患のひとつである.下腹部や会陰部の慢性的な痛みおよび不快感によりQOLが著しく損なわれる疾患であるが,確立された診断方法はなく,治療に難渋する患者も多いことから,新たな治療薬の開発が求められている.薬物評価を行う目的で,様々な急性および慢性の動物モデルが報告されてきたが,ヒトの病態との相関やモデルとしての妥当性に関しては十分な考察がされてこなかった.そこで,我々は今回,慢性モデルとして報告されている自己免疫性(EAP)モデルとホルモン誘発性(HCP)モデルを用い,慢性前立腺炎の特徴である疼痛および前立腺の炎症に関して評価を行った.Von Frey法により下腹部を刺激し疼痛様行動を評価したところ,EAPモデルおよびHCPモデルにおいて疼痛様行動の有意な増加が認められた.また,前立腺の炎症についてHE染色により病理組織学的に評価したところ,EAPモデルでは前立腺の腹葉特異的な炎症が認められたのに対し,HCPモデルでは前立腺の側葉特異的な炎症が認められた.前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬であるタダラフィルが,臨床において,慢性前立腺炎患者の疼痛症状を改善することが報告されている.そこで,EAP,HCPモデルを用いて,タダラフィルの作用について検討したところ,タダラフィルの反復投与はEAPモデルの疼痛様行動の増加を有意に抑制し,前立腺腹葉の炎症も有意に抑制した.HCPモデルにおいてもタダラフィルの反復投与は,疼痛様行動の増加を有意に抑制した.以上のことから,EAP,HCPモデルは慢性前立腺炎患者の特徴である疼痛と前立腺の炎症を示すモデルであり,薬物を評価するのに有用なモデルであると考えられた.
著者
川合 安
出版者
六朝学術学会
雑誌
六朝學術學會報
巻号頁・発行日
vol.5, pp.75-85, 2004-03
著者
川合 安
出版者
中国文史哲研究会
雑誌
集刊東洋学 (ISSN:04959930)
巻号頁・発行日
no.94, pp.41-62, 2005

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年01月09日, 1915-01-09
著者
中立 悠紀
出版者
公益財団法人 史学会
雑誌
史学雑誌 (ISSN:00182478)
巻号頁・発行日
vol.128, no.7, pp.1-26, 2019

本稿は、BC級戦犯が靖国神社に合祀されるまでの経緯を、戦犯釈放運動の旗振り役でもあった復員(ふくいん)官署(かんしょ)法務(ほうむ)調査(ちょうさ)部門(ぶもん)、及びその周辺政治勢力(戦争(せんそう)受刑者(じゅけいしゃ)世話会(せわかい)、白菊(しらぎく)遺族会(いぞくかい))の動向から明らかにする。<br>復員官署法務調査部門(以下「法調(ほうちょう)」と略記)とは、旧軍の後継機関である復員官署内で戦犯裁判業務を担当した部署である。多数の旧軍人事務官から構成され、法調は戦犯家族の世話も行い、戦犯を合祀する際に必要であった戦犯の名簿も所持していた。<br>講和条約発効直前の一九五二年二月に、法調は戦犯合祀を企図し始め、密接な協力関係下にあった戦争受刑者世話会とともに合祀を推進した。そして援護法と恩給法の対象に戦犯・戦犯遺家族が組み込まれると、一九五四年に靖国神社は世話会に対して、「適当の時機に個人詮議」という留保付きで戦犯を将来合祀する姿勢を示した。ただし、一九五七年秋の段階でも、靖国は世論に配慮して合祀の時期は慎重を期していた。<br>ところがそのような状況にもかかわらず、一部新聞がこれを報道してしまい、世論を警戒した靖国は戦犯合祀そのものに消極的になってしまった。厚生省引揚援護局・法調側は靖国に配慮し、新聞報道で特に問題となっていた東條英機らA級戦犯とBC級戦犯を分離させ、BC級戦犯の先行合祀を要望した。しかし一九五八年の段階で、世論の反発を気にするあまりにBC級の合祀すらも慎重になってしまった靖国を、援護局側は説得するのに約一年を要した。<br>しかし、最後に靖国側は合祀要請を受け入れ、法調が調製した祭神名標に基づき、一九五九年にBC級戦犯の大部分を合祀したのである。<br>本稿を通じて、ポツダム宣言受諾後に解体された旧帝国陸海軍の佐官級官僚が、靖国への戦犯合祀において担った役割を明らかにする。
著者
林博史著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2005