著者
渡邉 栄三
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.13-16, 2011-01-01 (Released:2011-07-20)
参考文献数
15
被引用文献数
1 2
著者
金 鍾其
出版者
一般社団法人 芸術工学会
雑誌
芸術工学会誌 (ISSN:13423061)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.88-95, 2010-09-30 (Released:2017-11-30)

本研究では、チタン金属の発色法である陽極酸法を発展させ、化学酸化法と組み合わせた新しい発色法を試みた。従来の陽極酸化法で発色した色は全般的に鮮やかで原色に近い色が多い。そのため色彩設計上色彩バランスに欠けるきらいがあった。したがって陽極酸化法で発色できる色の数をさらに増やすため、特に様々な中間色を発色できるように試みた。従来の陽極酸化法が赤-緑および黄-青色に関するより鮮やかな原色であるのに比べ、化学酸化法と組み合わせた新しい陽極酸化法では、中間色に近い淡い色味の色彩が得やすい。原色も中間色のどちらも色彩設計上必要であり、陽極酸化法と化学酸化法を組み合わせた新しい発色法は共に必須である。具体的な中間色の発色法として、従来黒色を得るためのみに実施されてきた化学酸化法を発展させ、一旦形成した黒色層を脱色し、引き続いて陽極酸化法を実施することで中間色に近い色相や低明度、低彩度の色が得られた。すなわち黒色を脱色する度合が重要である。また、本研究では目視による色彩判定だけでなく、測色計による定量的な比較を行いプロセスの再現性が容易になった。最後に、マグネットホルダーとしてチタン金属板に従来法と本研究で検討した発色法の両者で試作した例を示した。両者に測色計では計測不可能な色味の違いが存在し、従来法ではギラギラした光沢感が、また後者ではマット面からの反射のくすんだ色調が得られることが判った。
著者
境田 靖子 岩橋 明子 辻本 洋子 福村 智恵 由田 克士
出版者
公益社団法人 日本栄養士会
雑誌
日本栄養士会雑誌 (ISSN:00136492)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.101-110, 2022 (Released:2022-02-18)
参考文献数
29

妊娠期の食品摂取状況と児の出生体重への影響を検討するために、大阪府・奈良県・福岡県の3地区において、2015年4月~2016年8月の間に3~4カ月児健康診査を受診する予定の母親1,302人を対象に、母親の身体状況と喫煙、飲酒習慣、食品摂取状況等および児の身体状況について質問紙調査を実施した。出生体重2,500g以上と低出生体重児の2群で比較すると、低出生体重児群は母親の非妊娠時および出産時体重、非妊娠時BMI、体重増加量、出生児の身長と在胎週数が低く、喫煙率が高かった。さらに、食品摂取頻度と摂取目安量から算出した摂取得点では、妊娠前と妊娠中の両期間で低出生体重児群は野菜料理摂取得点が低く、妊娠前の野菜料理摂取得点および牛乳・乳製品摂取得点が低い群は低出生体重児が出生するオッズ比が1.69、1.58と高かったことから、低出生体重児の抑制に妊娠前からの適切な食事管理、特に野菜摂取の指導の必要性が示唆された。
著者
岩田 慈 田中 良哉
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.398-402, 2015 (Released:2016-01-04)
参考文献数
25
被引用文献数
1

自己免疫疾患病態においてB細胞は病態形成に極めて重要な役割を担うが,その機能発現にはT細胞との相互作用が極めて重要である.著者らは,ヒト末梢血B細胞を用いたin vitro実験により,BCR/CD40/TLR/サイトカイン(IL-4, IL-21)刺激は,Syk, Btk, JAKなどのチロシンキナーゼを介したシグナルの活性化により,サイトカイン産生,分化誘導・クラススイッチに重要なgene network,抗体産生などを多様に制御していることを明らかにした.またRA,SLE患者末梢血B細胞のSyk, Btkのリン酸化は,健常人に比し有意に亢進しており,特にRA患者においては,ACPA強陽性例において有意に亢進していた.T細胞選択的共刺激調節剤,CTLA-Igアバタセプトの投与により,RA患者末梢血CD4陽性T細胞中のTfhの割合は有意に減少し,さらにB細胞のSykのリン酸化も有意に抑制された.これらの結果より,B細胞,B-T細胞の相互作用を標的とした生物学的製剤,さらにSyk, Btk, JAKなどのチロシンキナーゼを標的とした阻害剤は自己免疫疾患の制御に有用である可能性が示唆された.本編では,RAやSLEを中心に,B細胞,B-T細胞相互作用を標的とした生物学的製剤やSyk, Btk, JAK阻害剤の最近の知見についても概説する.
著者
齊藤 修
出版者
The Society for Risk Analysis, Japan
雑誌
日本リスク研究学会誌 (ISSN:09155465)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.97-106, 2010 (Released:2010-11-19)
参考文献数
34
被引用文献数
1

Risk management involves analyzing various risks and their tradeoffs to balance social, economic, and environmental objectives. This article reviews the research history and core terms of risk tradeoffs. It also explores the nature of risk tradeoffs in the context of interlinkage research, and proposes a typology of risk tradeoffs and conceptual framework for risk tradeoff analysis.

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1926年11月03日, 1926-11-03