著者
〔伊能忠敬//測量・製作〕
出版者
巻号頁・発行日
vol.第106図 伊豆・青島(伊豆・青島), 1873
著者
三代川 正秀
出版者
拓殖大学経営経理研究所
雑誌
拓殖大学経営経理研究 = Takushoku University research in management and accounting (ISSN:13490281)
巻号頁・発行日
vol.110, pp.5-36, 2018-01-31

台湾協会,後の東洋協会は明治30(1897)年に国の植民政策を支援する民間団体(台湾会)として立ち上がり,終戦を迎える昭和20(1945)年まで,邦人居留民と現地住民子女のために植民各地に実業学校を設けてきた。明治33(1900)年設立の台湾協会学校(のちの拓殖大学)開校の10年後の明治43(1910)年に旅順語学校と大連商業学校を,大正6(1917)年には台北市内に台湾商工学校を,そして昭和8(1933)年には奉天商業学校と僅か二十三年の間に四校を開校した。台湾協会学校もまた明治40年に海外分校を京城(のちに高等商業学校として独立)に,さらに昭和7年に大学直営の新京講習所を開設した。開校当初の実業補習学校(乙種商業学校)に始まり,甲種商業学校に昇格し,大連と奉天の商業学校はそれぞれの女子部を女子商業学校に分離独立させた。さらに台湾商工学校は開南商業学校と開南工業学校とに分離し,戦後の開南大学の礎となった。東洋協会はこれらの学校を適時に分離独立させ,現地居留地の一隅を照らしてきた。このような教育施策を1945年までのたったの四十数年間に成し遂げ,終戦時には卒業生共々その地の礎となった。その経緯を訪ねることが本稿の目的である。
出版者
実業力行会
巻号頁・発行日
vol.最新実業家立志編, 1910
著者
児玉 浩子
出版者
一般社団法人日本衛生学会
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.75-82, 2018 (Released:2018-01-31)
参考文献数
44
被引用文献数
1

The deficiency or excess intake of trace elements, including zinc, copper, selenium and iodine, has often been reported. Zinc deficiency is often observed in infants fed breast milk with low zinc concentration, individuals administered chelating medicines, athletes and patients with diabetes mellitus, hepatic cirrhosis or nephrosis syndrome. Menkes disease is associated with severe copper deficiency, and there is no effective treatment. Deficiencies of selenium and iodine are observed in patients who receive special formulas of milk and enteral formula with low selenium and iodine concentrations, respectively. In contrast, neonatal transient hypothyroidism due to excess intake of iodine in pregnant women has also reported in Japan. It is expected that collaborative studies by researchers and clinicians will contribute to clarify the detail mechanism, diagnosis and treatment of these abnormalities.
著者
加村 眞知子 向野 賢治 下山 真智子 釜田 充浩 辛島 紀子
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.113-118, 2016 (Released:2016-07-29)
参考文献数
10
被引用文献数
1

当院で2013年2月に,南館及び本館の2つの病棟でノロウイルス胃腸炎のアウトブレイクが起きた.発症患者16人,職員5人であった.アウトブレイクは複数病室で同時多発的に起きた.疫学調査から南館にノロウイルスが持ち込まれたのちに,本館へは車椅子用共同トイレの利用により感染が拡大したことが推定された.共同トイレを含む病室環境の清掃と消毒を徹底強化し,入院患者へ手指衛生指導を行うことによりアウトブレイクは速やかに収束した.ノロウイルス胃腸炎には,個人防護具着用,個室隔離,環境清掃と共に,次亜塩素酸ナトリウムによる共同トイレの消毒,排泄後の手指衛生がアウトブレイク発生防止に不可欠であると思われた.
著者
岩出 亥之助 福住 俊郎 柳川 林八
出版者
東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林
雑誌
東京大学農学部演習林報告 (ISSN:03716007)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.111-126, 1952

シイタケは或る種の木材腐朽菌に対して抗菌現象を示し,特にカミウロコタケに対して明瞭である。その状態は培養基の組成によつて違つてくる。また培養基のpHもこの現象に対して影響があり,pH3.6に於いてシイタケは他菌に対して最高の抗菌力を現わす。
著者
Tomoyuki KATAGIRI
出版者
Hattori Botanical Laboratory
雑誌
Hattoria (ISSN:21858241)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.39-52, 2019 (Released:2019-09-25)

Type materials of Central and South American little-known species in the family Trichocoleaceae are critically reviewed. On the basis of the presence of perianths Trichocolea brevifissa Steph. and T. sprucei Steph. are newly included in the genus Leiomitra Lindb.: L. brevifissa (Steph.) T.Katag. and L. sprucei (Steph.) T.Katag. Trichocolea floccosa Herzog & Hatcher from Costa Rica is newly synonymized with L. sprucei. The worldwide key to the species of Leiomitra is given for the first time.
著者
斎藤 清 森 努 岩味 健一郎
出版者
福島県立医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

神経線維腫症2型(NF2)は常染色体優性の遺伝性疾患で、神経系に多数の神経鞘腫や髄膜腫が発生するために長期予後も不良である。これまでの調査でも若年発症者では20年で約2/3が死亡しており、国内807名の臨床調査個人票解析で6割は経過が悪化していた。神経鞘腫と髄膜腫は代表的良性腫瘍であるにも関わらず、なぜNF2は予後不良なのか。TCGAデータベースを用いた解析では、核内レセプター、ミトコンドリアと酸化的リン酸化、翻訳制御など、機能予測からDNA修復に関わる癌抑制遺伝子の重要性が指摘されたが、NF2に伴う神経鞘腫と孤発例の神経鞘腫の比較では、遺伝子発現には有意な差はみられなかった。NF2に多発する髄膜腫については、再発例で高頻度にIGF2BP1遺伝子のメチル化が見られたことから、ヒト悪性髄膜腫由来のHKBMM細胞におけるIGF2BP1遺伝子の役割についてCRISPR-Cas9法を用いた遺伝子破壊による低下、PiggyBacトランスポゾン系にtetracycline依存的誘導エレメントを組み込んだ誘導性発現により解析した。IGF2BP1遺伝子破壊により発現が低下した細胞では強い接着を持つ形質が顕著に失われ、細胞の遊走性が増大した。HKBMM細胞はCadherin11(CDH11)を大量に発現し、IGF2BP1遺伝子破壊を行ったHKBMM細胞では細胞間でのCDH11の発現が低下していた。これらの結果より、IGF2BP1遺伝子がRNAのレベルで細胞接着を制御して、生体内での播種を抑制していることが示唆され、易再発性にはカドヘリン依存的な細胞接着を介したIGF2BP1のRNA安定化機構が関わる可能性が示唆された。引き続き、MTAを締結して入手した神経鞘腫細胞株SC4とHE1193と用いて、髄膜腫と同様の手法によりターゲット遺伝子発現を調整して神経鞘腫の分子機序解明を進める。
著者
中島 秀之
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.74, no.8, pp.526-532, 2019-08-05 (Released:2020-01-31)
参考文献数
27

近年,AIが歴史上初めて実用に供されるようになった.その中心技術は深層学習(Deep Learning)である.しかしながら,学習とは過去のデータに依存する方式であり,万能ではない.ここではAIの他の部分に焦点を当て,複雑系をはじめとするAIの哲学的側面を論じ,今後のさらなる発展の方向性を示したい.知能は複雑系であり,またその扱う対象も複雑系である.複雑系では完全情報が得られず,アルゴリズム(計算結果の正しさを保証する機械的手続き)が構築できない.そのような系をうまく扱うことが知能の働きだと考えている.そして,人間はそのような処理に長けている.AIでもそのような手法が求められる.AI研究は,コンピュータによる記号処理でそのような人間の能力を実現しようとして始まったが,それは同時に知能とは何かということの追及でもあった.初期のAIでは記号の処理が知能の本質であると考え,外界の情報を記号化して内部に取り込み,それを使って推論しようとした.そこでは直ちに「フレーム問題」が発見された.これは対象物に関する知識を記述しようとすると膨大なものになり,その中から推論や判断に関係するものだけを適切に抜き出して処理することが不可能であるというものだ.人間には,関係する知識のみに焦点を絞ったり,不完全な知識の下でも推論したりして,(たまに間違うが)適切な解を見出す能力がある.AI研究者はこれを「常識推論」と呼び,フレーム問題の解決を試みたが,失敗した.全てを内部表現で処理しようとしたのが失敗の原因だ.複雑系の全てを表現できるわけがない.近年では得られる情報は部分的であるという前提に立つ「限定合理性」の考え方が中心となっている.一方,生態学,システム論,心理学など様々な分野で,環境との相互作用の定式化が試みられている(オートポイエシスや環世界など).情報の全てを個体内で処理するのではなく,環境をうまく使うのだ.その方向性の一つにブルックスがロボット用アーキテクチャとして提案した,内部表現に依存しない(しすぎない)「服属アーキテクチャ」(subsumption architecture)がある.これを更に環境まで含めたループとして拡張することによって環境との相互作用を利用する知能アーキテクチャとなる.知能を含む複雑系を対象とする研究の方法論にも同じ枠組みが適用できる.分割統治を中心とする分析的方法論と並置できるような,複雑系の構成的方法論を提案する.この方法論の核心は環境を経由する速いループを多数,並列に回すことである.このループの一つを展開するとそれは更に多数のループが並立する構造になって,フラクタル構造となっていることがある.実際,分析的方法論のループは構成的方法論の一部となっていると考えられる.この構成的方法論はAI研究に使えるだけではなく,IT(情報技術)一般に使える.速いループを回す手法はソフトウェア開発ではアジャイル開発技法と呼ばれ,採用されている.20世紀は物理学が飛躍的に発展した時代であった.21世紀は,20世紀に開発された様々な技術を用い,情報が社会の仕組みを変えようとしている.
著者
桑山 力次 日下 義治
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.781-788, 1985 (Released:2008-04-16)
参考文献数
7
被引用文献数
1
著者
三好 徹 岡山 英樹 川田 好高 高橋 龍徳 重松 達哉 木下 将城 原 佳世 泉 直樹 日浅 豪 山田 忠克 風谷 幸男
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.172-178, 2015 (Released:2016-02-15)
参考文献数
15

症例は40代男性. 2月某日40°C台の発熱があり, その5日後に間欠性の痙攣を伴う意識消失発作を繰り返すため, 脳炎を疑われ当院救命救急センターに搬送された. モニター心電図上, 完全房室ブロックに伴う意識消失と痙攣発作が出現するため救急外来で経皮的ペーシングを開始し, その後経静脈的一時的ペーシングを施行した. 来院時, インフルエンザA抗原が陽性, 経胸壁心エコー図上, EFは40%でびまん性の壁運動低下を認めていた. 後日, 冠動脈造影を施行したが有意狭窄は認めなかった. 同時に心筋生検を行い, リンパ球を主体とした炎症細胞浸潤, 心筋細胞の断裂, 萎縮, 消失を認めており心筋炎に矛盾しない所見であった. 好酸球や巨細胞は認めなかった. インフルエンザA抗原 (H3N2) のペア血清が有意に上昇しており, A香港型インフルエンザ心筋炎に伴う完全房室ブロックと診断した. 完全房室ブロックは改善せず, 入院7日目に左胸部にMRI対応型恒久的ペースメーカー植込み術を行った. 完全房室ブロック原因精査目的にペースメーカー植込み3カ月後に心臓MRIを撮像したが, 良好な画像が得られ明らかな遅延造影所見は認めなかった.

1 0 0 0 OA 産総研today

著者
産業技術総合研究所広報部出版室
出版者
産業技術総合研究所
巻号頁・発行日
vol.7, no.(75), 2007-04-01
著者
飯塚 幸三
出版者
時評社
雑誌
時評
巻号頁・発行日
vol.45, no.7, pp.122-127, 2003-07