著者
横林 亮平
出版者
法政大学大学院理工学研究科
雑誌
法政大学大学院紀要. 理工学・工学研究科編 (ISSN:21879923)
巻号頁・発行日
no.60, pp.1-8, 2019-03-31

The tensor data model is capable of detailed data representation and is compatible with data mining. However, there is a problem that the data volume becomes enormous and processing time is required. It is one solution to this problem to improve the efficiency of a series of data processing such as insertion, deletion, search of data in the secondary storage area. In this paper, we propose an serial search method using locality sensitive hashing. The hash technique is a search method that is hardly affected by the data amount, but there is a problem that the serial search can not be performed. By using locality sensitive hashing, we sequentially arrange similar data in the same block and improve efficiency by carrying out parallel processing for each block. We will also describe the efficiency of tensor data manipulation (especially data mining manipulation). Using locality sensitive hashing, realize high-speed multidimensional association rules extraction limited to partial data.
著者
入江 経一
出版者
彰国社
雑誌
建築文化 (ISSN:00038490)
巻号頁・発行日
no.560, pp.p49-58, 1993-06
著者
武内 清
出版者
日本高等教育学会
雑誌
高等教育研究 (ISSN:24342343)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.7-23, 2008-05-26 (Released:2019-05-13)
参考文献数
57
被引用文献数
2

学生や学生文化の特質に関する実証的データをもとに大学教育の議論を展開する必要がある. 大学の組織・集団,カリキュラムや教育活動及び大学外の活動が,個々の学生の知識や技術の獲得,そしてキャリア形成や価値観を形づくっている.また,学生の性別,出身階層,親の教育期待,学生の入学以前の特性(成績,アスピレーション,価値観等),そして学生の動機や態度によっても,大学生の社会化(socialization)や大学教育の効果は違ってくる. 最近の傾向として大学の授業は学生に対する影響を強めている.同時に,多くの学生達は,今でも大学4年間を自分の時間を自分の好きなことに自由に使い,自己を試すモラトリアム期間と位置づけたいと思っている.また,学生達はさまざまなことが体験できる「コミュニティとしての大学」も求めている. 現代の学生は生徒化し素直な傾向があり,大学や教師の教育や支援次第で,どのようにも変りうる可能性を有している.同時に,大学生の自主性の形成も大学教育の目的である. 学生が,自分のライフコースの中で,大学時代をどのように位置づけているのか.個人的な側面と,社会的経済的な側面の両面に渡って,学生の実態と学生文化に関する実証的なデータを積み重ねて,大学教育の政策に生かしていく必要がある.
著者
丸山 真幸
出版者
津田塾大学紀要委員会
雑誌
津田塾大学紀要 (ISSN:02877805)
巻号頁・発行日
no.50, pp.147-169, 2018-03
著者
奥 敬一
出版者
日本森林学会
雑誌
森林科学 (ISSN:09171908)
巻号頁・発行日
vol.78, pp.26-27, 2016 (Released:2017-04-14)
著者
藤岡 和暉 町田 貴史 松原 崇 上原 邦昭
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:21888833)
巻号頁・発行日
vol.2019-MPS-123, no.2, pp.1-6, 2019-06-10

深層学習に基づく画像のモダリティ変換は, 2 つのドメインの同時分布とそれらの間の変換の学習を目的としている.特に,敵対的学習 (GAN) に基づく手法の 1 つである CycleGAN は目覚ましい結果を示している.しかし,CycleGAN による画像のモダリティ変換は,変換前後における整合性の維持が難しく,異なるドメインの大規模な訓練データを生成するパフォーマンスを低下させる.この問題を解決するために,本研究では CycleGAN を改良した.具体的には,CycleGAN では変換後の画像 1 枚のみで識別するところを,本研究では変換前後の画像をペアにして識別することで,整合性の維持を図る.また,CycleGAN と提案手法を比較するために,変換画像から生成されたデータセットを用いて YOLOv3 を訓練することにより定量的に評価した.実験結果より,提案手法がデータ増強に有効であることを示した.
著者
西條 政幸
出版者
日本ウイルス学会
雑誌
ウイルス (ISSN:00426857)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.41-50, 2018 (Released:2019-05-18)
参考文献数
36
被引用文献数
3

新規フレボウイルスによる感染症,重症熱性血小板減少症候群[severe fever with thrombocytopenia syndrome(SFTS)]が中国で発見され学術論文に発表されてから約7年が, SFTSが日本でも流行していることが発見されてから約6年が経過した.現在,SFTSが流行している地域は東アジア(中国,韓国,そして,日本)である.SFTSはマダニが媒介する感染症であり,原因ウイルス(SFTSウイルス,SFTSV)は自然界においてはシカなどの哺乳動物とマダニ(フタトゲチマダニ等)との間で維持されている.SFTSVを有するマダニに咬まれた人の一部でSFTSVに感染が成立し,SFTSを発症する.SFTSVは動物とマダニのサイクルの中で存在し続けることから,私たちはSFTSVに感染するリスクから逃れることはできない.症状(致命率を含む),病態,感染経路,病原体の特徴を鑑みると,SFTSはクリミア・コンゴ出血熱[Crimean-Congo hemorrhagic fever,(CCHF)]に類似し,その意味ではSFTSはCCHFがウイルス性出血熱に含まれるのと同様にウイルス性出血熱に分類されるべき疾患である.中国,韓国,日本の研究者をはじめ,多くの研究者によりSFTSの疫学,臨床的特徴,発症病理,検査,抗ウイルス薬(特にファビピラビル)による治療および抗ウイルス薬やワクチンによる予防法の開発,ウイルス学,SFTSVと自然免疫に関する研究成績が発表されている.日本ではファビピラビルのSFTSに対する治療効果を調べる臨床研究が開始された.SFTSやSFTSVに関する研究が進むことで治療や予防が可能になることが期待される.
著者
松田 佳子
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.1_93-1_100, 2015-04-20 (Released:2016-01-07)
参考文献数
31

本研究の目的は,夫側から立ち会い出産の満足感に影響を及ぼす要因および夫の妻への親密性との関連を明らかにすることである。対象は,妻の出産に立ち会い有効回答が得られた174名(26.6%)とした。結果,夫の立ち会い満足感には,出産中の妻への支援,出産中の妻から夫への反応,出生児との接触が影響を及ぼす。また夫の立ち会い満足感と妻への親密性には関連があることが明かとなった。このことより,夫の立ち会い満足感を高めるために助産師は,妻にとってより効果的と感じる支援内容を夫へ説明し,妻へ提供できるようサポートすること,そして妻から夫へ感謝の気持ちを表出させるようかかわることが重要であることが示唆された。