著者
浅尾 俊樹 北澤 裕明 伴 琢也
出版者
園藝學會
巻号頁・発行日
vol.73, no.3, pp.247-249, 2004 (Released:2011-03-05)

8種の葉菜類の自家中毒物質を探索するために水耕葉菜類に用いた活性炭に吸着された物質をGC-MS法で分析した。その物質は乳酸、安息香酸、m-ヒドロキシ安息香酸、p-ヒドロキシ安息香酸、バニリン酸、アジピン酸およびコハク酸であった。同定された物質の中で、顕著に生育抑制を引き起こす物質を探るため各葉菜類の苗を使ったバイオアッセイを行った。その結果、パセリではアジピン酸、セロリでは乳酸、ミツバでは安息香酸、p-ヒドロキシ安息香酸およびコハク酸、レタスではバニリン酸、葉ゴボウではコハク酸、シュンギクでは安息香酸、m-ヒドロキシ安息香酸およびコハク酸、チンゲンサイでは安息香酸およびp-ヒドロキシ安息香酸、ケールでは安息香酸、p-ヒドロキシ安息香酸およびアジピン酸が生育抑制を顕著に引き起こす物質として認められた。
著者
小椋 純一
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.148, pp.379-412, 2008-12-25

今日、関東地方低地部を含む日本南部における典型的な鎮守の杜は、常緑広葉樹林(照葉樹林)であり、それは古くから人の手があまり入ることなく続いてきたと考えられることが多い。しかし、明治期以降の文献、地形図、写真をもとにした考察から、そうした通念は誤ったものである可能性が高くなってきている。ただ、これまでの考察事例はまだあまり多くはなく、かつての神社の杜が一般的にどのような植生であったかを述べるには、もっと多くの事例を検討する必要がある。そこで、本稿においては、古い写真や絵図類を主要な資料として、かつての神社の杜の植生について、より多くの事例を検討した。古い写真としては、『京都府誌』(一九一五)と『日本写真帖』(一九一二)に収められた神社の写真を、主に現況と比較しながら検討した。その結果、それらの写真からわかる神社の杜の植生は、一部には今と大きく変化していないように見えるものもあるが、多くの場合、今日の状態とは大きく異なっていた。すなわち、今日では神社の杜の植生には、クスノキやシイやカシなどの常緑広葉樹が主要な樹木となっていることが多いが、明治末期から大正初期にはスギやマツなどの針葉樹が重要な樹木として多く存在する傾向があった。また、神社付近の樹木は、今日よりも少なく、また小さいことが多い傾向があった。一方、絵図類については、幕末に発行された『再撰花洛名勝図会』(一八六四)と初期の洛中洛外図四点(一六世紀初期~中期)に描かれた神社の杜について、主に同時代に同じ神社を独自に描いた図の比較検討により、絵図類の写実性を検討しながら、それぞれの時代における神社の杜の植生について考えた。その結果、かつての神社の杜の植生は必ずしも一様ではなく、神社により大きく異なっていたが、概してマツがある程度見られるところが多く、またスギが神社の杜の重要な樹種であった場合が多かった。また、一部には常緑広葉樹の割合が大きかったと思われる神社もある。
著者
小椋 純一
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.37-42, 1988
被引用文献数
2 1

古い時代の植生景観を考える上で, 絵画は参考になるものであるが, それがどの程度の資料性をもっかを述べることはなかなか容易ではない。ここでは, 文化年間の京都一円の景観を描いた「帝都雅景一覧」をとりあげ, その景観を分析, 検討することにより, 当時の京都周辺山地の植生を考察した。その結果, その頃の京都周辺山地には, かなり低い植生の部分が広がっていた一方, 小さな孤立林がしばしば見られたものと考えられる。
著者
日戸 直紘 伊藤 恵 大場 みち子
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2019-CE-152, no.14, pp.1-8, 2019-11-08

多くの情報系大学において,Project-Based Learning (PBL) が広く取り入れられ,有効性や実践例が多数報告されている.一般講義と同様に PBL においても,講義設計や学び ・質の状況把握から講義改善や学びの支援を行うことが望ましい.プロジェクト途中段階での成果や達成度の把握,受講初期と終盤の学びの状況などのプロセスを評価する必要性があるが,それらの評価実施は難しい.我々はプロセスを評価し改善するモデルである能力成熟度モデル統合 (CMMI) に基づいた PBL のためのプロセス評価手法を開発し,本手法を用いた PBL の評価に関する研究を行っている.先の研究では,開発した評価手法を用いて,実際に本学で実施されている PBL に適用して有効性を示した.しかし,この手法では学生自らが自己評価を行うことから評価結果の客観性や妥当性に課題が残る.本論文では,これらの課題解決を目指し,PBL で利用されるコミュニケーションツールと開発ツールに着目し,ツール群の可視化情報を利用したPBL のプロセス評価方法を提案する.先の研究と同様のプロジェクトを実験対象として,従来手法と本論文で提案する手法を用いた場合の実験結果の比較分析を行った結果と考察について報告する.
著者
高井 一雄 岡崎 浩幸
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.63-71, 2019-10-25

本研究の目的は,ルーブリックを活用した学習活動とパフォーマンス評価を通して,学習者の英語スピーキング能力と英語で話すことへの意欲にどのような変化が見られるかを明らかにすることである。研究協力者は高校2年生120名である。また,英語科教員3名に協力いただき,学科の取り組みとしてパフォーマンス評価を実践することで,教師の協働にどのような変化が見られるかについても調査した。結果は,評価の観点として設定した技能については向上が見られ,ルーブリックを活用した学習は効果的であったと考えられる。意欲については期待した効果が得られなかった。教師の協働については,評価基準や情報共有を行う上で指導の共通目標となる「育成を目指す生徒」の具体化に向けて意見交換や共通理解ができた。
著者
小澤 貴史
出版者
拓殖大学人文科学研究所
雑誌
拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 = The journal of humanities and sciences (ISSN:13446622)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.78-92, 2019-10-31

1900(明治33)年,台湾協会学校として誕生した拓殖大学は,数度にわたる校名変更を重ね現在に至っている。なかでも,本学史的資料において心理学教育に関する科目名称が確認できるのは,1922(大正11)年に遡る。この時期本学は,大学令による東洋協会大学の設置が認可された年であり,建学後22年目にあたる。以来,心理学部を有さない大学ではあるが,脈々とその教授活動が進められてきたことが窺い知れるが,ここに焦点を当てた研究及び資料は存在しない。本稿の目的は,本学における心理学教育について,上述の1922(大正11)年から1949(昭和24)年の新制紅陵大学移行までを対象期間として,心理学における世界的潮流と本邦における心理学の発展過程を明らかにすると共に,本学の建学の精神及び独自の歴史の流れの中にあってその教育を担った教員を明らかにし,業績や研究内容を探究し,結果として一つの学統として本学自校史に確立することを意図した史的研究である。
著者
浅井 澄民
出版者
拓殖大学言語文化研究所
雑誌
拓殖大学語学研究 = Takushoku language studies (ISSN:13488384)
巻号頁・発行日
vol.141, pp.101-116, 2019-10-31

2020年,拓殖大学は創立120周年を迎える。この節目の時にあたり,拓殖大学の創立時に関わった桂太郎,後藤新平,新渡戸稲造の足跡と本学との関わりを振り返り,特に彼らが如何に外国語,外国文化と接触したかについて確認し,今後の外国語教育,そして「拓殖人材」育成の糧としていく。

1 0 0 0 OA 書評・紹介等

出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.68, no.8, pp.563-567,574_1, 1995-08-01 (Released:2008-12-25)

1 0 0 0 OA 成形圖説

著者
曽槃, 白尾國柱 [ほか編]
巻号頁・発行日
vol.巻1, 1800
著者
木暮 信一 斎藤 伸明 高塚 和也 土屋 孔明 阿部 拓也 鈴木 義和
出版者
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.18-25, 2009-04-15 (Released:2010-08-13)
参考文献数
28

低出力レーザー照射(LLI)が末梢神経の伝導阻害を起こし鎮痛効果をもたらすことが報告されているが,その効果の神経線維特異性など不明な点が多い.そこで本研究では,皮膚に触刺激や痛刺激を与えたときの皮膚知覚神経応答を対象として,その応答に対するLLI効果を検討した.実験にはアフリカツメガエル(Xenopus laevis)の背側皮膚-知覚神経標本を用いた.1標本において3-5本の知覚神経を分離した.皮膚をリンガー液に浸し,脊髄端を糸で結んだ知覚神経を記録電極に装着した.それぞれの神経の受容野を手動のピンセットで確認してから,マニピュレータに装着した外径1mmの針(痛刺激)とボールペン(触刺激)で5秒間の刺激を3回ずつ行い,刺激で誘発する知覚神経応答をマルチユニット活動として記録した.コントロールを記録してから,半導体固体レーザー(532nm, 808nm; 60mW, CW)を受容野に照射して(照射面積:28.3mm2)同様の刺激を繰り返した.分離した1本の知覚神経には数10本の神経が含まれているので,さまざまな振幅(100-1200μV)の,さまざまなパターン(tonic, phasic typeなど)の応答が混在して記録された.S/N比が高く明瞭にユニットとして分離できたものをスパイク・ヒストグラムを用いて200μV毎のユニットに分類した.さらに基準を設定して,各ユニットをtactile-specific(TS),tactile-dominant(TD),pain-specific(PS),pain-dominant(PD),othersに分類した.それらのユニット数はTSが8,TDが26,PSが17,PDが35個であった.532nmのレーザー照射はそれら分類されたユニットの感覚応答を照射前を100%とした場合6-55%のレベルに減弱するまで抑制した(いずれのタイプでも照射前の応答と比較して有意に抑制された:p

1 0 0 0 日本刀講座

著者
雄山閣 編
出版者
雄山閣
巻号頁・発行日
vol.第2巻 (科学篇), 1934
出版者
法政大学国際文化学部
雑誌
異文化 = 異文化 (ISSN:13462164)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.44-129, 2014-04

【論文部門(学部生)】『援助はえこひいき?─孤児支援の構造分析─』( 松本ゼミ 細井咲希) 『なぜ援助から卒業できない国・地域があるのか』(松本ゼミ 桑原恭平) 『内在的解釈によるダリ絵画の分析―気持ち悪さが溢れる中で現実へ訴えるメッセージとは― 』(熊田ゼミ 山田泉絵) 『大学生が作る性教育フリーペーパー ~2013年度学生チャレンジサポート制度採択~』(堀上ゼミ 原理沙) 大学から多文化共生を考える~ムスリム学生の一日を追って~(曽ゼミ 柴田大樹、久保穂波、呉愛慶、小原育実、佐藤萌衣、永井有日、峯岸郁未) 『低迷し続ける中台関係―文化的側面に着目して―』(鈴木靖ゼミ 長野裕太) 『現代アイドル論~何故、モーニング娘。の人気が再燃しているのか?~』(島田ゼミ 菊池岳) 『なぜ豊かさの指標は作られるのか-ブータンと日本の幸福度-』(松本ゼミ 都志侑希) 『なぜ過去の教訓は活かされないのか ―ODAの評価をめぐる考察―』 (松本ゼミ 藤田稜) 『体罰と部活動について』(島田ゼミ 横井直輝) 『海ゴミ拾いボランティア~韓国人留学生たち~』(堀上ゼミ 池賢姃) 『タンザニアにおけるヒンドゥー教徒の集団形成―経済的、宗教的な視点から―』(今泉ゼミ 坂本千里) 『水野広徳~欧州訪問と反戦論への転換』(鈴木靖ゼミ 渡邉佳月) 『日本が持つソフト・パワーの可能性 国際社会から見た憲法第9条』(鈴木靖ゼミ 小林祥) 『真の平和教育について考える』(熊田ゼミ 西幸乃) 『Arduino とインターネットによる簡易通信モジュールの作成と実現』(和泉ゼミ 笹川喬介) 『唐代伝奇小説と現代ドラマの比較にみる負心文学の変容』(鈴木靖ゼミ 金子怜) 『なぜ農民の声が無視され続けたのか―ボホール島灌漑事業から見る開発援助の問題点―』(松本ゼミ 松浦未和、永瀬雄一、大石純平、須江玲奈) 『台湾人作家呉濁流~かつて日本語をもちいた作家が最後に伝えたかったこと~』(鈴木靖ゼミ 白井魁) 『ヨーロッパ地域統合(ヨーロッパ地域統合とローカル―日本における「アルザス研究」動向から)』(松本ゼミ 鵜澤光佑) 『各国のテレビゲームの背景』(島田ゼミ 齋藤秋希) 『なぜフィリピンのストリートチルドレンは減少しないのか―戦前日本の浮浪児問題との比較―』(松本ゼミ 沢木麻衣) 『キリン一番搾りから考えるヒットの秘訣』(島田ゼミ 寒川沙代子) 『インバウンドにおける情報発信と受入体制の重要性 ~和歌山県田辺市の取り組み~』(曽ゼミ 中條裕紀子、富山光樹、塩原笑美里、松浦奈々) 【論文部門(大学院生)】『シンガポールのマレー人問題への取組み -マレー知識人の挑戦と挫折-』(中島成久 市岡卓) 『1970 年代の川崎教会・青丘社を中心とした地域の在日コリアンと日立闘争を契機とした市民運動』(髙栁ゼミ 塚島順一) 『大学ピア・サポートの研修制度の提案 ―CRLAチューター研修認定を参考に―』(大嶋ゼミ 佐々木健太) 『ダルクローズメソッドからリトミックへ』(大嶋ゼミ 田邊美樹) 『日本の海外移住に関する一考察 ―1920 年代以降の国策移住にみる「集団移住」―』(今泉ゼミ 中山寛子) 『アルゼンチンの沖縄系下位世代による文化活動―Ryukyu Sapukai を例にして―』(今泉ゼミ 月野楓子) 『虚構のムーミン一家 ―『ムーミン谷の十一月』考―』(山根ゼミ 小林亜佑美) 【ポスター部門】『キネクトを用いたダイエットアプリケーション』(重定ゼミ 舩橋将人、山田くるみ、中村実帆、服部薫) 『“ 美しい ” 東京―あなたの足下に何が?―』(衣笠ゼミ 大澤菜摘、秋山明日香、八幡響子、高柳こずえ、千葉夏実、藤田佐和子、浜中瑞穂、八木勇太、熊谷駿希、森有沙、新海真菜、田口剛、曽我旭、矢口恵利花、佐藤福子、武澤誠、五十川里子、吉岡沙織、杉田梨香子) 『文化遺産における遺産保全と観光の共存』(佐々木直美ゼミ 原みさと、片山優衣、木村麻佑子、名波亮、野村知代、松本奈実、森田あゆみ、渡邊由季、石田恵子、居合晴菜、加藤法子、田原雅基、伴弥奈美、樋口達也、黄海玄、宮下夏実、森田あかね) 『東京どうでしょう』(曽ゼミ益子莉佳、小野広平、仲田優花、根本優希乃、小川有奈、佐野亜美、末吉優里、高瀬悠人、中野柚) 『漫画『3月のライオン』で描かれた街―「聖地巡礼」の彼方へ』(岡村ゼミ 岡崎玲良、平岩保乃香、新井大貴) 『Welcome Japan!!』(大沢ゼミ 横田一、戸部翔太、鮎川紗有里、大場梨沙、倉持碧、深谷仁美、佐々木希、田井照美、近藤かな、玉利真之介)『大学生の海外フィールドワークにおける課題』(松本ゼミ 遠藤千晶、今津健太、高橋ゆりか、馬塲咲歩、春名林) 『アート・コントロール』(山下ゼミ 中谷真依、本田沙織、大原絵理奈、沖本貴代、小嶋はるか、志賀仁美、柴屋颯季、長澤つぼみ、波田野由紀、前田涼、山口由貴、山田まゆか) 『石川県羽咋市菅池町における地域活性化活動の報告』(堀上ゼミ 松本彩、荒木栞、庄司早紀子、飯島大地、古谷宏平、斉藤ふみ、松本才佳) 『聴覚障碍者の生活の質を豊かにする支援方法の基礎研究』(甲ゼミ 廣橋ひかる、平井知明、里村優太、山口裕太、水野菜美、藤原佳奈) 『私に関係あるの?~一緒に考えたい沖縄戦~』(今泉ゼミ 佐々木美紀、中村思保、吉野紗都、海野里奈、岩泉高志) 『ePortfolio を活用した学部教育の取組み―プロジェクト2年目の現状報告』(大嶋ゼミ 大嶋良明、佐々木健太、田中勇太) 【映像部門】『透明人間の夢』(島田ゼミ 紺谷佳弘、塩田百々、依田直大) 『舞踊世界紀行』(島田ゼミ 原悠里奈) 『鏡の罪』(山根ゼミ 藤木駿、岩田駿一、岡田胡桃、岡田麻里、茂原大地、林光吉、猪野広樹、小佐野夏実、北村英士) 『わすれもの』(山根ゼミ 谷口達彦、林光吉、赤穂愛、猪野広樹、小佐野夏実、北村英士、早渕萌) 『集団自決~歴史から学ぶこと~ 』(鈴木靖ゼミ 和田望、森井みなみ、斉藤光、向田愛佳子、中島望、加藤侑里、工藤綾子、光山佳絵、吉田達也、林利奈) 『友罪』(鈴木晶ゼミ 王城星海、森田直紀、大場将也、小澤有輝、吉野拓磨、石川真衣、村瀬友希、鈴木花奈、菱木麻佐美) 『鎌倉版、ニッチを探して』(島田ゼミ 富岡恵) 『猫吉親方~またの名を下駄を履いた猫~』(山根ゼミ 早渕萌、谷口達彦、小金井貴文、近藤信太、中野愛夏、大西幸美) 『ある男の不思議な恋物語』(島田ゼミ 池田浩大、菊池岳、依田直大、佐藤薫) 映像ドキュメンタリー『東京のクラブシーン、発展か衰退か』(島田ゼミ 東井勇樹) ミュージックビデオ『Satellite - みなとまち』『ありがとうごじゃいます - DOZ』『Alcohol - CSS (LEGO ver.)』(山根ゼミ 赤穗愛、谷口達彦、早渕萌) 【インスタレーション部門】『青い球体』(熊田ゼミ 仁科瀛、河村愛、小林久美子、櫻井夏紀、白石恵梨、長谷川愛、樋口貴裕、古田佳奈子、山口夏林、平賀愛、西幸乃、岩戸信之介、大隅倖代、窪田寛大、奈良宏美、松原早紀、原萌香、山田泉絵、平山岐映、毛利優萌、蜂屋悠子、若田久枝、森紗紀子) 『アニマ~現実に潜む幻想~』(森村ゼミ 石井秀明、澤登達也、田中翠、鈴木結実、西田鈴夏、楯石洋子) 『いちめんのなのはな』(稲垣・土谷ゼミ 澤田彩香、橋田悟、池田佳穂、大内沙織、石毛卓馬、伊東いちこ、入倉優香、岩佐すみれ、小原卓人、川尻知佳、門脇智恵、竹野真央、永井美優、黛詩織、青木謙祐、石川理恵、柏川千秋、金秋りさ、北圃莉奈子、杉本理沙、羽生早織) 『スペインの歩き方』(田澤ゼミ 菅原麻里奈、脇奈々海、田中亜弥、石橋春菜、石松小百合、岩本みゆき、牛島春、小島彩) 『東京オリンピック(1964,2020)から見る日本社会の光と影』(佐々木一恵ゼミ 米本千夏、松沼春佳、北村恭兵、倉島ひかり、下山惠莉奈、野地沙織、樋口睦晃、江部綾、清水美沙、千葉かんな、内藤秀宜、長尾梨帆、平塚咲希、平安山良志、保坂拓海) 『新しい SA 先を探そう―新興国 SA― 』(輿石ゼミ 池田隼人、久保谷雄真、斉藤 拓、髙橋裕大、本多翔悟、梅野紗衣、大西優輝、小林稜、笹本康貴、鈴木智香、中川卓彌)
著者
柴 直樹 後藤 雅樹
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2009年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.32, 2009 (Released:2009-11-14)

シャープレイのラベル法を応用し,3×3以上の双行列を持つ一般の有限ゲームについて, コンピュータによる数値計算により混合戦略まで含めたナッシュ均衡を求めるプログラム を作成したので,報告する。非協力有限ゲームにおいて,混合戦略まで含めたナッシュ均 衡を解析的に求める方法は,2×2の双行列を持つゲームについてはよく知られている。 また,3×3以上のゲームについても,シャープレイによるラベル法が有効とされている。 しかし,ラベル法により均衡を求める手順は煩雑であり,一般の有限ゲームに対して適用 できるわけではない。そこで,ラベル法による手順をコンピュータ上に実装し,数値計算 により3×3の双行列を持つゲームについて,十分に実用的な精度で高速に近似解を求め ることに成功した。この方法を用いれば,さらに4×4以上の大きな双行列をもつゲーム にも利用できる可能性がある。