著者
申 基東
巻号頁・発行日
no.121, 2001
著者
黒田 佑介 堀内 一哉 笠原 慶太 酒井 翔吾 諸星 晴菜 蘒原 洋輔 藤崎 恭子 石井 源 松倉 聡 門倉 光隆
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和学士会雑誌 (ISSN:2187719X)
巻号頁・発行日
vol.77, no.5, pp.508-513, 2018-10-20 (Released:2018-03-13)
参考文献数
20

われわれは細菌性肺炎を契機とした慢性閉塞性肺疾患(Chronic obstructive pulmonary disease:COPD)増悪期の患者に対するステロイド治療について後方視的に検討した.当院で入院加療を行ったCOPD増悪患者についてステロイド投与群と非投与群を比較検討した.結果は入院期間がステロイド投与群で短い結果であり,感染症の再燃や高血糖などの副作用に差を認めなかった.細菌性肺炎を契機としたCOPD増悪期に対しても全身性ステロイドの投与が有効である可能性が示唆された.
著者
松田 真希子 中川 郷子 Matsuda Makiko Nakagawa Kyoko
出版者
金沢大学留学生センター
雑誌
金沢大学留学生センター紀要 = research Bulletin, International Student Center Kanazawa University (ISSN:13496255)
巻号頁・発行日
no.21, pp.29-42, 2017-03-01

現在日本の小学校の特別支援学級には数多くの外国にルーツを持つ児童(CLO児童)が在籍している。CLO児童は一般的に一時的なダブルリミテッド状況にあるのか機能的障害なのかの見分けがつきにくく,特別支援学級に誤配躍されるケースが多く見られる。特に集住地区である東海地区においては,多くのブラジル国籍の児童が特別支援学級に在籍している。本研究では,日本の学校の特別支援学級に在籍,または発達障害と見られている日系ブラジル人児童6名に対し,ポルトガル語と日本語の言語能力調査と,ポルトガル語と日本語による知能検査(WISC-N)を行った。その結果,IQ, 行動観察共に障害がないと思われる児童が2名いた。また,CLO児童は言語相補的にパフォーマンスが現れる可能性があることが明らかになった。この結果よりバイリンガルテスターによる発達アセスメントを行う必要性があることが示唆された。

1 0 0 0 OA 眼科錦嚢 6巻

著者
本庄, 普一
出版者
須原屋源助[ほか4名]
巻号頁・発行日
vol.[5], 1829
著者
吉田 忠晴
出版者
玉川大学ミツバチ科学研究所
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.115-121, 2000 (Released:2011-03-05)
著者
石井 好二郎
出版者
一般社団法人 日本臨床化学会
雑誌
臨床化学 (ISSN:03705633)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.344-349, 2005

近年, スポーツサイエンス領域に臨床検査は重要な役割を果たしている。特に, 競技スポーツは高度化が進み, より高い科学性に基づいたコーチングやトレーニングが不可欠になり, 臨床検査データが受け入れられるようになった。また, 測定機器の簡便化・廉価化, 測定方法の低・非侵襲化により, 臨床検査データをより身近に使用できるようになったことも, 臨床検査の進歩の結果といえる。さらに, ドーピングコントロールにおける検査技術の進歩は, 不正行為の検出に多大な貢献をした。しかしながら, 巧妙化するドーピングは臨床検査の研究者の協力なくしてはありえない。今後, さらに臨床検査のスポーツへの関わりは増えるものと思われる。医の倫理のみならず, スポーツ倫理の教育・啓蒙も重要視しなくてはならない。