著者
Hiroshi Matsuo Kaoru Dohi Hirofumi Machida Hideyuki Takeuchi Toshikazu Aoki Hiroyuki Nishimura Masashi Yasutomi Michiharu Senga Takehiko Ichikawa Kentaro Kakuta Yasuhide Mizutani Akiko Tanoue Naoki Isaka Kazuki Oosugi Sukenari Koyabu Masato Sakurai Yoshihisa Fukui Hitoshi Kakimoto Tadafumi Sugimoto Takahiro Ohnishi Tomohiro Murata Eiji Ishikawa Ryuji Okamoto Tomomi Yamada Toru Ogura Yuki Nishimura Takashi Tanigawa Shinsuke Nomura Masakatsu Nishikawa Masaaki Ito
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
vol.82, no.2, pp.586-595, 2018-01-25 (Released:2018-01-25)
参考文献数
37
被引用文献数
29

Background:The aim of this study was to assess the echocardiographic characteristics of chronic hemodialysis (HD) patients with end-stage renal disease (ESRD) in a multicenter prospective cohort study.Methods and Results:Three hundred and fifteen patients with ESRD (67.9±10.6 years, 47.6% male) on chronic HD for ≥1 year were examined on transthoracic echocardiography, including Doppler-derived aortic valve area (AVA) measurement. Only 11.5% and 3.4% of all patients had normal left ventricular (LV) geometry and normal LV filling pattern, respectively. The majority of patients had aortic and mitral valvular calcification, and approximately 50% of all 315 patients had aortic valve narrowing with AVA <2.0 cm2. Patients were divided into 3 groups according to AVA index tertile: group 1, highest tertile; group 2, middle tertile; and group 3, lowest tertile. Group 3 was older, had a greater cardiothoracic ratio on chest X-ray, higher plasma brain natriuretic peptide and total LV afterload, and lower stroke volume index than the other 2 groups. Age and intact parathyroid hormone (PTH) level were independently associated with low AVA index.Conclusions:Patients with ESRD on chronic HD have a high prevalence of cardiac structural and functional abnormalities including calcified aortic sclerosis. High age and PTH were associated with aortic valve narrowing in these patients.
著者
Tadafumi Sugimoto Kaoru Dohi Katsuya Onishi Tomomi Yamada Masahide Horiguchi Takeshi Takamura Akihiro Kawamura Tetsuya Seko Mashio Nakamura Atsunobu Kasai Masaaki Ito
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
vol.78, no.11, pp.2704-2710, 2014-10-24 (Released:2014-10-24)
参考文献数
42
被引用文献数
3 6

Background:Secondary hyperparathyroidism develops as a compensatory response to chronic heart failure (HF) and renal failure. The role of parathyroid hormone (PTH) level in acute decompensated HF remains unclear. The aim of this study was therefore to investigate the relationships among mortality, renal function, and serum PTH level in acute decompensated HF patients.Methods and Results:A total of 266 consecutive patients admitted for acute decompensated HF without acute coronary syndrome (78±12 years; 48% male) were enrolled. Demographic, clinical, and laboratory characteristics were obtained on admission.During 1-year follow-up, 65 patients (24%) died. Serum PTH level on admission was within the normal range (10–65 pg/ml) in 108 patients (41%), of whom 39 (15%) had low-normal PTH (10–40 pg/ml). On Kaplan-Meier analysis all-cause mortality was significantly higher in patients with low-normal PTH than in those with high-normal (40–65 pg/ml) or high (>65 pg/ml) PTH (log-rank test). On univariate and multivariate Cox regression analysis, low-normal PTH was significantly associated with increased all-cause mortality (unadjusted HR, 2.88; 95% CI: 1.69–4.91; P<0.001; adjusted HR, 3.84; 95% CI: 1.54–9.57; P=0.004).Conclusions:In patients with acute decompensated HF resulting in hospitalization, low-normal PTH on admission is associated with increased all-cause mortality, regardless of renal function. (Circ J 2014; 78: 2704–2710)
著者
細井 計
出版者
東北福祉大学
雑誌
東北福祉大学研究紀要 (ISSN:13405012)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.39-58, 2007
著者
細井 計
出版者
東北福祉大学
雑誌
東北福祉大学研究紀要 (ISSN:13405012)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.19-37, 2010
著者
五味 隆志
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.7, no.5, pp.909-930, 1995-10-15 (Released:2017-09-24)
参考文献数
55
被引用文献数
1 4
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1372, pp.162-164, 0007-12-25

近年、白物家電市場は、高機能を売り文句とした高額商品が売れ筋だ。エアコンも、14畳用のワイドリビング向けで店頭価格が25万円前後の製品が主戦場となっている。 エアコンの高機能化が進むきっかけとなったのが、室内機の自動清掃機能の登場だ。フィルターの自動清掃機能を最初に搭載したのは、富士通ゼネラルが2003年3月に発売した「ノクリアシリーズ」。
著者
孟斎芳虎
出版者
伊勢兼
雑誌
錦絵
巻号頁・発行日
1874
著者
長谷部 晃 佐伯 歩
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

口腔カンジダ症の原因病原体のCandida albicansが、なぜ口腔内に常在できるのか不明である。我々は、C. albicansの経口摂取がそれに対する経口免疫寛容が誘導するからではないかと考えた。経口免疫寛容とは、食物に免疫反応が起こらないのと同様に、口から摂取された異物に対して免疫反応が起こらないシステムのことである。そこで、経口的にC. albicansを若いマウスや高齢のマウス、TLR2遺伝子欠損マウスに摂取させたがC. albicans特異的血中抗体に対する免疫抑制を誘導せず、TLR2の有無もC. albicansに特異的な抗体産生誘導には影響しないとわかった。

1 0 0 0 OA 燕都の見図

著者
森羅亭 作
出版者
和泉屋市兵衛
巻号頁・発行日
vol.[1], 1795
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.829, pp.96-99, 2006-08-28

日本列島を西から東へと旅してきたモダン建築巡礼だが、今回は西日本編の締めくくりということで、特別に日本の西端に戻って沖縄に向かうことになった。採り上げるのは那覇市民会館である。 予定より少し早めに着いたので、市民会館の中にある食堂で食事を取ることにした。注文したソーキそばが出来上がるの待っていると、ガラスの向こうに池があるのに気付いた。
著者
(元) 陰時夫 輯
出版者
田中長左衞門
巻号頁・発行日
vol.巻之十一, 1625
著者
桐山 勉
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.286-299, 2009 (Released:2009-08-01)
参考文献数
30
被引用文献数
4 2

最近では高度な特許マップ機能を含む統合システムが出現し始めているが,従来から市販されている特許マップをいかに使い込むかという基本的な考え方と姿勢は極めて重要である。単に聞く読むだけでなく,異業種の実践道場に通って特許マップ作成の三段跳びの実践を習慣的に行い,日常のSDIとWSに結びつけることが必要である。毎年,新たにこの業界に入ってくる新人・転属者に特許マップに関する重要な基礎知識を義務教育的に繰り返し開示することが必要である。切磋琢磨と自己研鑽する土台に気付いてもらうのが良い。
著者
松本 博之
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.184, 2009

ジュゴンは熱帯・亜熱帯の浅海域に生息する草食性の哺乳類である。潮の満ち干にともなって、アマモ類を索餌するために満ち潮で浅瀬に接近し、引き潮で沖合へと移動する。肺呼吸をおこなう生き物であるから、索餌中も2,3分に1度は海面に浮上し呼吸する。その瞬間がハンターたちの銛を打つ唯一の機会である。<br>オーストラリア、トレス海峡諸島は太平洋およびインド洋の沿岸域に生息するジュゴンの分布域の中でも最も周密に生息する海域である。トレス海峡の先住民は、考古学的な史料によると、少なくとも2000年前からこの生き物を狩猟してきたようであり、今日でも単なる食料としてのタンパク源・脂肪源の意味をこえてトレス海峡諸島民の文化の核に位置している。<br>狩猟行動によって意識化される海底地形と植生、潮、風、それにジュゴンの生態行動など、今日「文化遺産」ともよばれる生きた自然に関する知識は膨大なものである。たとえば、その他の漁労活動や海上交通の理由にもよるが、サンゴ礁地形の発達する海域において、 日常的な行動海域に120以上もの海底地名を付けており、それ以上に、その地名の意味内容をこえて、周辺の海底に関する知識は詳細をきわめている。アマモ類の藻場の分布はいうまでもなく、ジュゴンの行動をとらえた「ジュゴンが背中を掻く岩」の所在や潮の満ち干にともなった移動路となるサンゴ礁内の澪筋ないし入り江にもその観察はおよんでいる。<br>また、ジュゴンは内耳神経の発達した生き物であり、音にきわめて敏感である。先住民たちもそのことを熟知しており、もう1つの狩猟対象であるウミガメのプルカライグ(目の良い奴)に対比して、カウラライグ(耳の良い奴)というニックネームを与えており、そのことが彼らの狩猟行動の多くを説明する。つまり、1970年代から導入された船外機のついたアルミニウム合金製の小型ボートで狩猟場の風上まで疾走するが、そこからはエンジンを止め、海面の乱反射を避けるために太陽を背後に受け、話し声もふくめ一切物音を立てず、風向と潮流にまかせて、船を風下・潮下に流すのである。その際、船体はかならず潮流と平行に保つように舵を操作しなければならない。わずかでも潮流が船体に当たり、波音を立てることさえ避けようとするのである。いわば、自分たちの存在を風の音と波の音にかき消すのである。しかし、彼らは単に風と波に身をまかせているわけではない。水面下で索餌するジュゴンの行動も考慮のうちに入っている。ジュゴンは潮上にむけて直線的に索餌し、かつ呼吸のために浮上する際も潮上にむかって泳ぐのである。したがって、ハンターたちの行動はジュゴンとの遭遇の機会を増大させているのである。<br>しかしながら、こうした先住民のジュゴン猟も現代世界にあっては、さまざまな問題を抱えている。ジュゴンは言うまでもなく国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されている生物だからである。目下オーストラリアという国民国家の中の先住民として暮らす彼らには、少数民族として多数(主流)派社会の法や世論を無視しえない。彼らのジュゴン猟も、その伝統的な食料資源としてのみならず、肉の分配にともなった社会的凝集力や彼らのアイデンティティにつながる墓碑建立祭の折の不可欠の食べ物、さらにはハンターに与えられる社会的威信などに配慮して、自給目的の狩猟のみを認められているにすぎない。しかし、主流派の規範となっている「生物多様性」、「環境保全」、「持続しうる開発」は動物保護団体による全面狩猟禁止や船外機付きボートという狩猟手段の問題視を引き起こしている。政府から派遣された「持続しうる開発」のために基礎調査を行う海洋生物学者たちも、ジュゴンの再生産率の低さゆえに、目下の捕獲頭数を政府への答申や学術雑誌の中で危険視している。一方先住民の間では、ジュゴン猟がみずからの民族性を示す特徴の一つとしてシンボル化し、民族自治を願う彼らにとって、ジュゴン猟への干渉は政治問題に展開する可能性を秘めている。こうした問題はトレス海峡諸島民のみならず、たとえば、カナダ極北のイヌイットの人々の生存捕鯨、カナダ北西部海岸先住民のサケ漁、カナダ北東部クリーの人々のシロイルカ猟など、現代の海と関わる先住民の社会が共通して抱える問題なのである。