著者
吉村 博仁 拜野 賢太 渡邉 英人 永澤 克浩
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.853, pp.16-00374-16-00374, 2017 (Released:2017-09-25)
参考文献数
11

Recently, the diameter of through hole on printed circuit board (PCB) has become smaller with downsizing of electric devices. However, the drilling small diameter through hole includes some problems such as hole position accuracy and hole bending. Entry sheet is used to improve drill centering, drill guidance and reduction of burrs when drilling PCB. Series of drilling tests of PCB are carried out to investigate the effect of entry sheet on hole position accuracy, hole bending and chip-evacuation using three kinds of materials of entry sheet; aluminum, aluminum clad with lubricant and resin. The thrust during drilling entry sheet and the wear of the drill are measured. The hole position accuracy and hole bending examined after the drilling tests. The chips evacuation behavior out of drilled hole with the drill is filmed by a high-speed motion camera and the shape of chips produced is observed by a microscope. The amount of chisel wear and flank wear of the drill is not almost affected by the kinds of sheets. The hole position accuracy of entry side is worse as the maximum thrust during drilling entry sheet is increasing. The rate of increase of the amount of hole bending to the hit number of hole when using high rigid and high lubricant entry sheet decreases rather than that when using low rigid and low lubricant entry sheet. The evacuation out of drilled hole with the drill in case of drilling with aluminum clad with lubricant is better than that in case of drilling with aluminum.
著者
横井 滋子
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.90, no.3, pp.51-73, 2016-12-30 (Released:2017-09-15)

空の思想を確立した龍樹は、本質(essentia)は否定したが、実存(existentia)については明確に説明していないことが指摘されている。本稿は、この点に関して、正しい空性理解を提示する意図のもとに無著が著した『菩薩地』「真実義品」を通して、空としての「私」の存在がなぜ現実に現れているのかを考察した。その際、空の思想において究極なる真実である真如の側面と、「私」を出現させる言語表現の基体となる二つの側面を併せもつヴァスツ(vastu)という術語に焦点を当て、ヴァスツと認識の関係を検討することを通して現実に立ち現れてくる「私」の根拠を考察した。結論として、「私」とヴァスツは不即不離の関係にあり、「私」は、真如から名称によって呼び出されることによって、他から切り離され固有に存在すると認識されるものとして、一時的に現象している事態であることが見出された。つまり、「真実義品」の地平においては、現象としての「私」に永遠不滅のヴァスツが息づいているのである。
著者
迫田 恵三 渡邉 晋也 梅澤 智美
出版者
日本コンクリート工学協会
雑誌
コンクリート工学年次論文集 (ISSN:13477560)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.1497-1502, 2004

本研究は,里山を構成している竹の有効利用を目的としたもので,竹から得られた竹炭を強化材,セメントをマトリックスとする多孔質な複合材料の力学的性質や海水浄化作用および海洋付着生物量に及ぼす影響に関する報告である。実験はポーラスな複合材料の圧縮強度,曲げ強度,単位容積質量およびこの複合材料を使用した場合の海水中のリン酸塩,ケイ酸塩の溶存量や海洋付着生物量を求めた。その結果,圧縮強度,曲げ強度は砕石を使用したポーラスコンクリートの1/7および1/10となったが,海水の浄化作用に効果があり,海洋付着生物量が大きくなることが分かった。

1 0 0 0 OA 音註五經

著者
林羅山點
出版者
吉野屋仁兵衞刊 (再刻)
巻号頁・発行日
vol.[5], 1840
著者
武田 晴登 西本 卓也 嵯峨山 茂樹
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.237-247, 2007-01-15

本論文では人間の音楽演奏を記録したMIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号から,演奏されたリズムとテンポを推定する手法を議論する.我々は,音楽演奏には次の2 つの傾向が見られることに注目して最も尤もらしいリズムとテンポを推定する.(1) 演奏されるテンポは時間について連続で滑らかに変動する.(2) 演奏される曲のリズムは典型的なリズムパターンの組合せで表現される.テンポ曲線を仮定したとき,HMM(Hidden Markov Model,隠れマルコフモデル)を用いて事後確率を増加させる音価列を推定することができる.また,リズムを仮定したとき,区分的に連続であるテンポ曲線を事後確率を増加させるように更新することもできる.本手法は,このようにリズムとテンポの推定を交互に行う反復アルゴリズムであり,適切な初期値から出発すれば,事後確率最大化の意味で最適解に収束し,さらにテンポが不連続な変化をともなう場合も扱うことができる.本手法を用いて,テンポが変動する人間の実演奏を記録したMIDI データ37 曲に対して,81.9~85.5%の音価正解率を得た. 付録:<a href="http://www.ipsj.or.jp/08editt/contents/JNL4801/index.html#23"target="_brank">http://www.ipsj.or.jp/08editt/contents/JNL4801/index.html#23</a>
著者
土屋政人 落合和樹 亀岡弘和 嵯峨山茂樹
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.281-282, 2013-03-06

自動採譜問題における発話時刻列から元の楽譜を推定するリズム解析の課題は,テンポと音価の間には無限の解釈が存在しうるという不良設定性の高い問題である.人間が音楽を聞く時にその楽譜を想像することができるのは、人間は音楽として常識的なリズムに関する知識を持っており,そういったトップダウンな情報と観測発話時刻列というボトムアップな情報の両側面から総合的に解釈を行っていると考えられる.そこで本研究ではこうした統合的なアプローチを計算機上で実現することを目指し,言語処理の手法をヒントに楽譜でよく使われる音符列を単語に模してモデル化を行い,楽譜を二次元木構造で表現することを試みた.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1513, pp.136-141, 2009-10-26

8月25日、全米のマスコミは、米上院議員、エドワード・ケネディの死をトップニュースとして報じた。それから数日間、主要紙は多くの紙面をケネディ関連の記事で埋め尽くし、テレビは悲報と米政界の反応を伝え続けた。 「歴史の重要な1章が幕を閉じた」 大統領のバラク・オバマが語ったこの短い言葉が、マスコミが報じた膨大なコメントを要約している。
著者
小川 一太郎 横山 想一郎 山下 倫央 川村 秀憲 酒徳 哲 柳原 正 田中 英明
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本稿では複数のRCカーによる自律走行の獲得を目的としたDeepQ-Networkによる協調学習手法を提案する。RCカーが他車にぶつからないこと及びコースアウトをしないことに加え、交差点で指定された方角へ曲がることが可能となる。天井に取り付けられたカメラの映像から得られる車両の位置と向きからLIDAR情報に変換し、走行の開始から終了までの走行を1エピソードとしたデータをもとに学習を行う。
著者
宋王黼等撰
出版者
鄭樸校刊
巻号頁・発行日
vol.[7], 1596
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1154, pp.124-127, 2002-08-19

今年4月1日、経済産業省傘下の独立行政法人、経済産業研究所に1人の女性研究員が着任した。中林美恵子氏、41歳。直前まで米上院の予算委員会スタッフとして勤務していた彼女は数年前から、日本に帰国して米国の財政知識を生かした研究がしたい、と希望していた。だが、日本では研究者として無名の彼女にとって、就職先を見つけるのは容易ではない。
著者
諏訪 彰
出版者
お茶の水地理学会
雑誌
お茶の水地理 (ISSN:02888726)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.82-83, 1983-04-15
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.176, pp.80-82, 1999-05

「不況というより、人災による倒産ですよ」。三月一日に二回目の不渡りを出し、負債総額三四億円で任意整理中のコンベア製造メーカー、カワサキ製作所(東京都葛飾区)の元幹部は憤慨しながらこう語った。 カワサキ製作所は、食品メーカー向けにベルトコンベアを製造する中堅メーカー。スパイラルコンベアと呼ばれるらせん状のコンベアでは、パイオニア的な存在だった。

1 0 0 0 OA 南浦文集 3巻

著者
文之, 玄昌
出版者
巻号頁・発行日
vol.[3], 1625