著者
猪瀬直樹著
出版者
小学館
巻号頁・発行日
2005
著者
田澤拓也著
出版者
文藝春秋
巻号頁・発行日
2005
著者
ベーム アントン
出版者
オリエンス宗教研究所
雑誌
神学ダイジェスト (ISSN:02864894)
巻号頁・発行日
no.1, pp.37-39, 1965-03-01
著者
久保 俊介
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.366, pp.36-45, 2015-03

市場の成熟やインターネット通信販売の台頭などにより競争が激化する家電量販店。そんな中、ノルマなし、残業なしでも堅調な業績を維持しているのが、売り上げ規模で業界4位(連結ベース)のケーズホールディングスだ。 強さの秘密は、加藤修一会長兼CEO(…
著者
青木 久 岸野 浩大 早川 裕弌 前門 晃
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2017
巻号頁・発行日
2017-03-10

津波石とは,津波により陸上に打ち上げられた岩塊のことである.先行研究によると,宮古島や石垣島をはじめとする琉球列島南部の島々には,過去の複数の津波によって石灰岩からなる巨礫,すなわち津波石が打ち上げられていることが報告されている.本研究では,津波によって陸上に打ち上げられた津波石のうち,海崖を乗り越えて海岸段丘上に定置している津波石に焦点をあてて野外調査を行い,過去に琉球列島南部,宮古諸島と八重山諸島に襲来した津波営力の違いについて考察を行うことを目的とする.本研究では,宮古諸島に属する宮古島・下地島,八重山諸島に属する石垣島・黒島の4島を調査対象地域として選び,宮古島東平安名崎海岸,下地島西海岸,石垣島大浜・真栄里海岸,黒島南海岸において,津波石の調査が実施された.これらの海岸では琉球石灰岩からなる海崖をもつ海岸段丘が発達し,段丘上や崖の基部,サンゴ礁上に大小様々な津波石が分布する.各海岸の背後には,岩塊が供給されうる丘陵などの高台が存在しないため,段丘上の岩塊は津波によって崖を乗り越えた可能性が高いと判断し,本研究では3 m以上の長径をもつ巨礫を津波石とみなした.津波石の重量(W)と海崖の高さ(H)に関する以下のような調査・分析を行った. Wを求めるため,津波石の体積(V)と密度(ρ)の推定を行った(W=ρgV,gは重力加速度). Vは津波石の長径と中径と短径の計測および高精細地形測量(TLSおよびSfM測量)による3D解析を併用し求められた.ρは弾性波速度の計測値から推定された.Hはレーザー距離計を用いて計測された.津波石は,宮古島ではH=17 mの段丘上に14個,下地島ではH=10 mの段丘上に1個,石垣島ではH=3 mの段丘上に4個,黒島ではH=3~4 mの段丘上に6個,計25個が確認された.段丘上の津波石が津波によって崖下から運搬されたと仮定すると,W・Hは津波石の鉛直方向の移動にかかった仕事を示すことから,津波石を崖上に運搬するのに必要な津波営力(運動エネルギー)の指標となる.さらに各島のW・Hの最大値は,各島における過去最大の津波を示すと考え,それらの値を比較してみると,その大小関係は下地島≧宮古島>石垣島>黒島となった.この結果は,過去に宮古諸島に八重山諸島よりも大きな津波が襲来したことを示唆し,石垣島周辺で最も大きい津波が襲来したとされる1771年の明和津波とは異なっている.
著者
安藤 雅孝 生田 領野
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2017
巻号頁・発行日
2017-03-10

フィリピン海プレートの北西域端では、琉球海溝に沿って沈み込み、台湾東海岸では衝突する。この地域で、我々が最近実施した津波堆積物の調査、海底地殻変動観測に基づき、琉球海溝南西部の巨大地震のテクトニクスについて議論する。1.宮古島・石垣島沖での巨大津波本地域では、過去数千年にわたり、巨大な津波が繰り返し発生したことが知られている。我々が行った石垣島での津波堆積物の調査から、過去2000年にわたり、ほぼ600年に一回の割合で巨大津波が発生したことを明らかになった(Ando et al. 2017)。これらの地震のうち、最新の1771年八重山地震の際には、石垣島沿岸では地割れが生じ、揺れは震度V弱(またはそれ以上)に達したことも判明した。この地震による、400km離れた沖縄本島での震度は、IVと推定されおり(宇佐美 2010)、1771年地震は“津波地震”ではなく、通常の地震である可能性が高い。1771年地震の東側でも、別の巨大津波がそれ以前に発生したことが知られている。下島(宮古島市)には、日本で最大の津波石(帯石)が打ち上げられており、珊瑚のC14年代測定から、11世紀以降、1771年以前に、巨大津波によるものと推定される。このような結果を総合すると、琉球海溝南西域沿いには、長さ250kmを超える巨大地震発生域があると考えられる。Nakamura(2009)のプレート境界面上の逆断層地震モデルを採用すると、プレートの地震性カップリング率は20%程度と低くなる。2.琉球海溝の後退と伸張歪み場GPS観測によると、沖縄諸島は4–6cm/yの速度で南〜南東に向かって移動する。この変動は琉球海溝が南東に後退するために生じるもので、先島諸島は1–3x10-8/yの伸張歪み場にある。この伸びに応じて、背弧の沖縄トラフでは、マグマの貫入が起きるものと考えれる。2013年4月には与那国島の北50kmの沖縄トラフ内で、2日間にわたりマグマが貫入したと推定された(Ando et al., 2015)。2013年7月から9月の間に、その地点から西100kmで、マグマ貫入が生じたと、海底地殻変動観測から推定されている(香味・他、2017)。琉球海溝南西域では、海溝が後退しつつ、プレート沈み込みに伴う歪み応力を蓄積し、巨大地震を発生させるものと考えられる。カップリング率の低い伸帳応力場でも、巨大地震が繰り返し発生しうることは注目される。3.海底地殻変動観測結果2014年に、波照間島(西表島の南)の南60kmに、海底地殻変動観測点が設置され、観測が継続されている。この結果から、観測点が西表島に対し南に移動していることが明らかになった。ただし、観測期間は2年間と短く、結果の信頼性はまだ低い。海溝付近でも伸張場であることを確かめるには、さらに3年間の観測が必要である。一方、台湾東海岸には、琉球海溝から沈み込むプレート間カップリングの検証を目的として、3カ所に海底地殻変動観測点が設置された。その内の一つの宜蘭沖の観測点の2012年〜2016年の地殻変動観測結果が明らかにされた(香味・他、2017)。それによると、速度ベクトルは、南向きに4cm/y、東向きに8cm/yで、60km西の陸域の変動と調和的である。ただし、観測点が海溝から離れ過ぎているため、プレート間カップリングの有無を検証するに至っていない。さらに、海溝に近い他の2地点での観測を継続する必要があろう。今後、波照間沖、台湾沖での海底地殻変動から、この地域の巨大地震の準備過程が、解明されよう。4.まとめ琉球海溝南西域の巨大地震発生のメカニズム解明には、波照間島沖の地殻変動観測を継続し、かつ台湾東海岸に海溝に近い海底地殻変動観測を継続して行う必要がある。
著者
久慈 利武
出版者
数理社会学会
雑誌
理論と方法 (ISSN:09131442)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.1-20, 1991

本稿ではデュルケム(パーソンズ)の功利理論(合理的選択理論)批判、社会契約論からの見えざる手説明批判を、功利理論、見えざる手説明を区分せず、その擁護、反論を行なった。簡単に言えば社会学にたいしては、社会化(愛他心の喚起、将来の利益・公共の利益へのコミット)からの協力の発生の説明を避け、個人が相変わらず利己的なままであるのに協力が発生し得ることの証明と、社会契約論にたいしては、専門機関によるコントロール(監視と制裁)による利己的な個人のあいだの協力発生の説明を避け、そのようなフォーマルなコントロールがなくとも利己的な個人のあいだに協力が発生しうることの証明である。後者については二者ペア間インタラクション戦略では大規模匿名社会でもその戦略が進化的に安定的であることが明らかになった。しかし二者でなく、三人以上になると合意がないと協力の維持は不安定であること、そしてその人数が多くなるに連れて協力の発生すらおぼつかなくなる、つまり監視や制裁の統制がなければ協力の発生が難しくなることが明らかになった。
著者
岡山 祐太 藤本 貴弥 山下 健治 野田 大二 服部 正 佐和 吉敬
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2009年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.395-396, 2009 (Released:2009-08-25)

近年、紫外線を空気清浄機などに利用することが多くなってきている。しかし、光源はLEDやブラックライトなどの点光源や線光源が利用されており、面に均一に発光できる紫外線面発光体はない。そこで我々は可視光の導光板技術を応用し、点光源であるLEDを面発光体に変え、均一に発光する紫外線用面発光体の作製を試みた。また、作製した紫外線面発光体と光触媒を用いてガス処理実験を行い、紫外線面発光体の有効性を検証した。
著者
川口 嘉奈子 カワグチ カナコ KAWAGUCHI Kanako
出版者
千葉大学大学院人文社会科学研究科
雑誌
千葉大学人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 (ISSN:18817165)
巻号頁・発行日
vol.203, pp.33-43, 2011-02

千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書第203集『哲学的自然主義の諸相の展開』田島正樹 編"Recent developments of the philosophical naturalism" Report on Research Project No.203
著者
山本 道也 ヤマモト ミチヤ
雑誌
流通經濟大學論集
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.31-42, 1989-12

1982年に行われた一旬につき2回,計49回の2.5km-帯状センサスにより,茨城県竜ヶ崎市近郊(竜ヶ岡)では,6科43種2,409個体のチョウが目撃され,群集構造,種数,個体数,多様性,優占種の季節変化について解析が行われた。以下はその結果である。1.チョウ43種の25の調査季節への個体数分布マトリックスより,群分析と主成分分析を併用して,五つの活動季節と,対応する五つの群集を分類した。2.4刀は,ルリシジミが優占する全3種からなる春群集が成立していた。3.5~6月は,モンシロチョウ,ヒメウラナミジャノメ,ヒカゲチョウ,キタテハが優占する全13種からなる初夏群集が成立していた。4.8月は,ヤマトシジミ,コチャバネセセリ,コミスジ,キチョウが優占する全19種からなる晩夏群集によって特徴づけられる。5.9月は,オオチャバネセセリ,イチモンジセセリ,ツバメシジミが優占する全6種からなる初秋群集によって特徴づけられる。6.11月は,全2種からなる小さな群集である晩秋群集が成立していた。A butterfly community in Ryugasaki, Ibaraki Pref., is composed of five subcommunities in five different seasons. Spring subcommunity, involving Celastrina algiolus ladonides and other two species, is formed in April. Early-summer subcommunity, involving Pieris rapae crucivora, Ypthima argus, Lethe sicelis, Polygonia c-aureum, and other nine species, is formed in May and June. Late-summer subcommunity, involving Pseudozizeeria maha, Thoressa varia, Neptis sappho, Eurema hecabe mandarina, and other 15 species, is formed in August. Early-autumn subcommunity, involving Polytremis pellucida, Parnara guttata, Everes argiades hellotia, and other three species, is formed in September. Lateautumn subcommunity, involving two species, is formed in November.
著者
片根 保
出版者
公益社団法人 日本磁気学会
雑誌
日本応用磁気学会誌 (ISSN:02850192)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4_2, pp.789-791, 1998 (Released:2007-06-29)
参考文献数
12

The effects of dc magnetic fields on animals and plants have been studied for a long time. In particular, many studies of the effects on plants have been reported, because of the ease with which experiments can be controlled. However, it is still not clear whether dc magnetic fields have any influence on plants. This study shows the effects of both horizontal and vertical dc magnetic fields on the growth of Japanese radishes. A dc magnetic field plays a role in restricting the initial growth of radishes, and the growth and root hair are also affected by the direction of the magnetic field.
著者
田中 勝
出版者
日本外科系連合学会
雑誌
日本外科系連合学会誌 (ISSN:03857883)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.583-588, 2011 (Released:2012-08-25)
参考文献数
5

早期メラノーマの診断は難しく,肉眼で母斑や老人性色素斑と区別できない.メラノーマの93%はde novoに生じる.メラノーマの診断には,後天性母斑,つまりClark母斑(平坦か扁平隆起),Miescher母斑(半球状,顔に多い),Unna母斑(いぼ状,頭と首に多い),Reed/Spitz母斑(子供に多い)を知ることが重要である.先天性母斑と青色母斑はあまり問題にならない.母斑の典型像と異なればメラノーマを考える.色素細胞病変以外に,脂漏性角化症,基底細胞癌,血管病変も肉眼的には鑑別困難であるが,ダーモスコピーでは鑑別しやすい.ダーモスコピー診断は2段階に分けるとわかりやすい.まずメラノサイト病変かどうかを判断し,続いて非メラノサイト病変を順番に考える.メラノサイト病変の可能性が高ければ,第2段階で色と構造の分布が規則的か不規則かを考え,メラノーマか母斑かを判定する.
著者
田勢 泰士 太田 崇文 岡田 耕治 高松 久一郎 齊藤 梓 川上 勝 古川 英光
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.849, pp.17-00003-17-00003, 2017 (Released:2017-05-25)
参考文献数
14
被引用文献数
3

Recently our group developed 3D gel printer named “SWIM-ER” (soft and wet industrial material - easy realizer). Here we aim to improve the gel materials used for SWIM-ER system about the problems around free-shaping, transparency, and mechanical strength. To overcome these problems, we tried to use UV absorbers, AS150 (Nippon Kayaku Co.,Ltd.) and KEMISORB11S (CHEMIPRO KASEI Co.,Ltd.) and found the latter absorber kept transparency well. We improved the maximum tensile stress about 2 times and the maximum tensile strain about 4 times by changing the kind of cross-linker from methylene bis-acrylamide (MBAA) type to diethylene glycol dimethacrylate (DEGDMA) type. We also found that the maximum tensile stress was improved about 1.3 times by changing the blend ratio of 1st gel powder and 2nd gel solution in the preparation of particle-double network gels (P-DN gel). Based on these two improvements, we 3D-printed the transparent and hollow structure of the high strength gels with the maximum tensile stress of 0.5 MPa, which will be comparable to the maximum tensile stress of living organs like the stomach and small intestine in our body.