著者
宮脇 成生 伊川 耕太 中村 圭吾
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.343-347, 2014
被引用文献数
3

主に 2001~2005年度の期間に実施された河川水辺の国勢調査の植生図より植生タイプ別面積を集計した。その結果,全国 109水系における外来植物が優占する群落の面積は,調査範囲における陸域の 8%を占めることが明らかになった。また,外来植物が優占する群落面積の 4割以上を緑化植物の優占する群落が占めていた。外来種別の優占群落面積では,上位 10種のうち 6種が緑化植物 (ハリエンジュ,カモガヤ,シナダレスズメガヤ,オオアワガエリ,オニウシノケグサ,イタチハギ) で占められており,日本の河川域において,外来の緑化植物が広範囲に拡大していることが明らかになった。
著者
桑原尚子
雑誌
情報教育シンポジウム2000論文集
巻号頁・発行日
vol.2000, no.9, pp.63-70, 2000-07-29

2003年から文部省の指導要綱に基づき、高校で「情報」が必修科目となる。この後、大学の「一般情報教育」はどのような目的、内容を持つべきかについて考える。現在まで学校教育での情報教育はコンピュータ・ネットワークの原理、活用等工学基礎教育としての情報教育の色彩が強い反面、情報の持つ意味、情報倫理などについての重妥性の把握が弱く、また、その教育は整合性をもって提示できていないと感じられる。この背景の第一としては、情報教育の目的の設定があいまいたったこと、第二は情報概念の把握が弱く、また暗黙のうちに情報工学の情報概念を前提にしていることが上げられる。私は大学一般情報教育の目的は「情報社会のありかたを決定してゆく力(情報化について判断、評価、制御する力)」の養成とすべきと考える。この目的を達成する内容は、第一にコンピュータ・ネットワークという物理的実体から情報概念を切り離し、広く世界に存在する情報系の扱う意味を前提にした情報概念を基礎とし、これに立脚する視点を確立すること、第二にこの基盤の上に、現在の技術とそれから派生する問題点について個人として判断力を持ち、その上で社会的コンセンサスの形成を行うこと、となる。
著者
近藤 泰弘
出版者
国立国語研究所
雑誌
国語研プロジェクトレビュー (ISSN:21850119)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.84-92, 2012-10

国立国語研究所共同研究プロジェクト(基幹型)「通時コーパスの設計」では,日本語の史的研究に用いることができる本格的な「通時コーパス」を構築する準備段階として,コーパスの設計にかかわる諸問題について研究している。その中で,「選定した資料をどのように電子化しどのような情報(アノテーション)を付与するか」「古典テキストに対応した形態素解析等をどのように行うか」など,通時コーパス設計のための重要問題を中心に,基礎的な研究を展開している。
著者
沈 悦 下村 彰男 竹田 直樹
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.389-392, 2000-03-30
参考文献数
36

本研究は,中国明・清時代における平地作庭の「石組」に着目し,その造景手法について考察することを目的とした。研究の方法は関連する歴史文献,実測図等により,石組の発達史を踏まえながら,図面データ及び現地調査による定量分析を行った。その結果,中国明・清時代における石組の特徴を明らかにするとともに造景手法との関係についても明らかにした。特に石組における配石構成の特置及び仮山は,造景手法に広く関係し,平地作庭の造景に重要な役割を果たしていることがわかった。

1 0 0 0 新潟史学

著者
新潟史学会 [編集]
出版者
新潟史学会
巻号頁・発行日
1968

1 0 0 0 戦国の群雄

著者
豊田武編
出版者
読売新聞社
巻号頁・発行日
1965