出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1376, pp.34-37, 2007-01-29

JR東海道線の茅ケ崎駅からタクシーで西に15分走ると、周囲を圧倒する巨大な灰色の建物が姿を現す。シャープ、韓国のサムスン電子、台湾の友達光電…。世界の液晶パネルメーカーの幹部が足繁く通う"聖地"として密かに知られるアルバックの本社工場だ。 アルバックは、液晶パネルのガラス基板に電極や配線を薄い膜として作る成膜装置で96%の世界シェアを持つ。
著者
渋江 和久 熊谷 正樹 金 睦淳
出版者
公益社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会誌 (ISSN:00214876)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.1457-1462, 1992 (Released:2008-04-04)
参考文献数
10
被引用文献数
3 10

The oxidation property of a Ti-33.5 mass%Al-2.5 mass%Mn intermetallic compound prepared by a reactive-sintering process was studied at 1223 K in air in comparison with that by a melt process. The reactive-sintered alloy had been found to have superior oxidation resistance to the melted one. The oxidation scale of the former was suggested to be adhesive, for example, owing to the presence of fine alumina particulates and/or pores which contribute to pegs. The fine alumina particulates were developed by breaking up of the oxide layer along prior particle boundaries during the reactive-sintering process.
著者
前田 高輔 高岡 忍 石田 雅人
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要 第IV部門 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.15-33, 2010-02-26

イルカ介在活動を,自閉症を含む発達障害に適用することにより,行動の改善が報告された事例が少なからず存在する。本研究は,ある自閉症児を対象として,香川県さぬき市において継続的に行われたイルカ介在活動の効果に関する実践事例の報告である。今回は,重度知的障害を有する自閉症児が,2008年夏期に3日間(4セッション)の活動プログラムに参加した事例を,行動課題得点,行観察記録,母親との面談記録に基づき分析し,イルカ介在活動の効果を検討した。その結果,行動課題得点については,過去(2002年,2004年,2005年,2007年)及び2008年に参加時のビデオ記録の解析から,6年間の経年変化として有意な上昇が見られた。今回のプログラムでのセッションの進行によっては得点の変化は緩やかであり,一定水準で維持されるという,漸近効果が見られた。しかしながら,行動観察記録等に基づいた質的分析では,昨年に比べて,自発的発語の増加,応答時の反応の適切さ,自己感情表現の適切さが見られ,対人場面でのコミュニケーションのいっそうの促進が見られたことから,イルカ介在活動プログラム全体として本児への療育効果が確認できたといえる。これらの結果に基づき,イルカ介在活動・療法の課題と問題点,活動の今後のあり方について,保護者からの聞き取り結果も勘案して総合的に論議した。A certain amount of case studies has so far reported an improvement in behavior in the dolphin assisted activity (DAA) applied to children with developmental disorders such as autism. The present study examined the effect of the DAA program in Kagawa (City of Sanuki) on an autistic child with mental retardation. The child participated in the 3-day program (4 sessions) of DAA done in August 2008 showed high level performance over the sessions in terms of average scores in the Behavior Evaluation Scales (BES) which consisted of 12 items with 4-point scale each. An additional analysis of video recording for Kagawa's 2002-, 2004-, 2005- and 2007-programs showed a steady improvement in the BES scores on the year-to-year basis. Behavioral observation of a child throughout an entire activity and the interview protocols with a mother of the child suggested conspicuous improvement in the use of words and interpersonal relationship including mother-child relationship. The results suggest the effectiveness of the DAA program as a whole body on developmental disorders and also on the child himself. Further issues and problems on the DAA are discussed.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.264, pp.69-71, 2011-10

JR東海道線の茅ヶ崎駅から歩いて5分とかからない好立地に、分譲マンション風の高層ビルがそびえる。同じ茅ヶ崎市内に本社を置く亀井工業ホールディングス(株)が福祉事業の第一弾として建設した、高齢者専用賃貸住宅(高専賃)や介護付き有料老人ホームなどの複合ビルだ。今年6月にオープンした。 高専賃として運営するのは、上層階に当たる地上9階から12階までの4フロア。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.242, pp.20-21, 1999-10-22

国や自治体行政の問題点を追及する第6回全国市民オンブズマン神奈川大会が,8月1日までの2日間,開催された。分科会の報告では,入札・契約制度の改革や不経済な公共下水道の見直しなどが指摘された。 かながわ市民オンブズマン(代表幹事:大川隆司弁護士)は,都道府県,政令市のほとんどが予定価格の事後公表を開始したことで,談合の有無を見分けられるようになったと分析。
著者
戸田 哲也 舘 弘子
出版者
THE JAPANESE ARCHAEOLOGICAL ASSOCIATION
雑誌
日本考古学 (ISSN:13408488)
巻号頁・発行日
vol.8, no.11, pp.133-144, 2001

羽根尾貝塚と泥炭層遺跡は,神奈川県小田原市羽根尾において発見された縄文時代前期中葉の遺跡であり,1998年から1999年にかけて筆者等により発掘調査が行われた。<BR>遺跡はJR東海道線二宮駅西方約2.5kmに位置し,現相模湾より内陸に約1km入った地区にあたる。貝塚及び泥炭質包含層は地表下2~4mという深さに遺存しており,低位の幅狭い丘陵突端部の両側斜面と近接する同一地形の斜面計3カ所から発見されている。これらの斜面部には小規模な貝塚の形成のみならず,往時の汀線ラインに寄り着いたと考えられる多くの樹木類と木製櫂が点在している状況を加え,縄文前期海進により湾入した海水面汀線に沿った地点であったと考えられる。この汀線ラインには多くの人工遺物,自然遺物が廃棄されており,遺跡が埋没する中で低湿地化が進み,厚い堆積土の下に貝塚をも包み込むように泥炭層が形成されたのである。<BR>標高22~24mを測る斜面部には当初前期関山II式から黒浜式の古段階にかけて貝塚が形成された。この全く撹乱を受けていない貝層中には,土器・石器類そして多くの獣・魚骨と骨角器が良好な保存状態で遺存しており,当時の相模湾において船を用いたイルカ・カツオ・メカジキ・サメ・イシナギなどの外洋性漁労が活発に行われたことが知られる。さらに貝塚の端部には屈葬と考えられる埋葬人骨1体も遺されていた。<BR>貝層形成時及び直後の黒浜期に至ると貝塚こそ形成されなくなるが,貝層下端から斜面下方に残された泥炭質包含層中からは大量な廃棄された遺物類が出土した。<BR>多くの遺物が検出されたが,中でもシカ・イノシシの獣骨類とイルカ・カツオの魚骨類は足の踏み場もないほどのおびただしい量が出土しており,水辺の動物解体場を考えさせる状況であった。<BR>このように羽根尾貝塚と泥炭層遺跡からは縄文前期の相模湾岸で行われた陸上での動・植物採集活動と海浜での漁労という両面からの生活実態を知ることができる。また,その他の廃棄された漆器類,木製品類の豊かな木工技術を示す遺物を含めた文化遺物とともにまさに縄文前期のタイムカプセルといえる貴重な調査資料を得ることができた。
出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.396, pp.48-51, 2015-06

「株主と対話する部署を設置する」。工作機械メーカーのファナック(東1・6954)の姿勢が報じられると、同社株は前日比13%増と過去最大の上げ幅を記録、上場来高値を更新した。M&A(合併・買収)や業績の上方修正に比べ華々しさに欠ける内容でも株価が大きく…
著者
鈴木 直
出版者
日本蘚苔類学会
雑誌
日本蘚苔類学会会報 (ISSN:02850869)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.17-18, 1977-08-10
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1419, pp.50-52, 2007-12-03

東京都千代田区の皇居を囲む桜田濠から渡る風が、ランニングで汗ばむ額に吹きつける。 10月のある日の午後7時。都内の金融機関に勤める根本香保さん(30歳)がリフレッシュできる時間だ。「ランニングを始めて半年ですが、今年はホノルルマラソンに挑戦します」。5kmを走り終えた根本さんはそう話す。
著者
真弓 重孝
出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.360, pp.12-15, 2012-11

「個別の政策の違いを問うというよりは、これからの国の形を決めるのが今回の選挙」。米国の保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」の客員上級研究員、横江公美さんはこう述べる。これからの形とは、国が国民の活動にさまざまな形で関与する「大きな政府」型なのか。それとも自己責任と自助努力を尊重する「小さな政府」型なのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.245, pp.90-91, 1999-12-10

小学校へ通学する途中の歩道が,工事の資機材などでふさがれていたため,向かい側の歩道へ渡ろうとした小学1年生の児童が自動車にはねられる——。1994年4月19日午前7時50分,福岡県中間市の県道でこのような事故が起きた。被害者の児童は脳挫傷を負い,いわゆる植物状態になってしまった。