著者
John Fennell
出版者
Longman
巻号頁・発行日
1995
著者
星野 義延
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会大会講演要旨集 第51回日本生態学会大会 釧路大会
巻号頁・発行日
pp.20, 2004 (Released:2004-07-30)

ミズナラはモンゴナラの亜種とされ、北海道から九州までの冷温帯域に分布する。また、サハリンや中国東北部にも分布するとされている。 ミズナラ林は日本の冷温帯域に広くみられ、二次林としての広がりも大きい。日本において最も広範囲に分布する森林型である。ブナの北限である北海道の黒松内低地以北では気候的極相としてのミズナラ林の存在が知られている。年平均降水量が少なく、冷涼な本州中部の内陸域や東北地方の北上高地ではブナの勢力が弱く、ミズナラの卓越する領域が認められる。また、地形的には尾根筋や河畔近くの露岩のある立地に土地的極相とみなせるようなミズナラ林の発達をみる。 本州中部で発達した森林を調べるとブナとミズナラは南斜面と北斜面とで分布量が異なり、南斜面ではミズナラが、北斜面ではブナが卓越した森林が形成される傾向がみられ、少なくとも本州中部以北のやや内陸の地域では自然林として一定の領域を占めていると考えられる。 ブナ林とミズナラ林の種組成を比較すると、ブナ林は日本固有種で中国大陸の中南部に分布する植物と類縁性のある種群で特徴づけられるのに対して、ミズナラ林を特徴づける種群は東北アジアに分布する植物群で構成される点に特徴がみられ、日本のミズナラ林は組成的には東アジアのモンゴリナラ林や針広混交林との類似性が高い。 東日本のミズナラ林を特徴づける種群は、種の分布範囲からみると日本全土に分布するものが多く、ミズナラ林での高常在度出現域と種の分布域には違いがみられる。このような種は、西日本では草原や渓谷林などの構成種となっていて、森林群落にはあまり出現しない。 ミズナラ林は種組成から地理的に比較的明瞭な分布域を持つ、いくつかの群集に分けられる。これらの群集標徴種には地域固有の植物群が含まれており、これらにはトウヒレン属、ツツジ属ミツバツツジ列、イタヤカエデの亜種や変種など分化の程度の低いものが多い。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.384, pp.44-45, 2005-09-23

政治家による口利きの記録を公開する一方で,公共事業の優先順位を客観的な点数で評価する仕組みも併用。政治家による公共事業への不当な介入を防ぐ——。 これは,佐賀市が2002年から始めた取り組みだ。市は同年2月,議員や首長などから市の職員が働きかけや問い合わせを受けた際に,その内容を記録して市長にまで報告する内規を設けた。
著者
森 良和
出版者
玉川大学教育学部
雑誌
論叢 : 玉川大学教育学部紀要 (ISSN:13483331)
巻号頁・発行日
pp.61-80, 2015

1577年,ロンドンで発刊された世界地誌書『東西インド誌』は,イギリスで最初に日本について説明した項目「日本島」を含んでいる。編者のリチャード・ウィルズは大航海時代の諸成果を受けて,ヨーロッパ以外の世界の情勢に関心を持っていた。一時聖職者を目指していたウィルズであるが,多様な新世界情勢を紹介したリチャード・イーデンの仕事を受け継ぎ,アジア地域をも含めた世界地誌書を完成させた。それが『東西インド誌』であるが,内容の多くはイベリア半島からの情報によっている。特に日本についてはザビエルやフロイスをはじめとするイエズス会宣教師からのものであることが「日本島」の文章から読み取れる。本稿は当時の日本がどのようにイギリスに紹介されたのかを具体的に示すとともに,「日本島」の典拠を明らかにするものである。
著者
孔 穎
出版者
関西大学大学院東アジア文化研究科
雑誌
東アジア文化交渉研究 = Journal of East Asian cultural interaction studies (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
no.8, pp.375-396, 2015-03

文部科学省グローバルCOEプログラム 関西大学文化交渉学教育研究拠点東アジアの歴史と動態Since starting Toyotomi Hideyoshi,the realization that Christianity for centralized feudal system is dangerous in terms of religion, began to excommunication. 1614 Tokugawa shogunate issued a nationwide ban fatwas. Jesuits in Japan late report from Macau referenced herein, with the previous report to the missionary situation verydifferent based mainly on the case of martyrdom, including a large number of early Christian repression Edo record, filled with the country of Japan Dan savage cut dark prison Scotia branch, brutal torture, tragic death of description. In this paper, according to Macau communication Jesuits to excommunication background, discusses the early Edo Japan Prison conditions.
著者
白峰 旬
出版者
別府大学会
雑誌
別府大学大学院紀要 (ISSN:13450530)
巻号頁・発行日
no.18, pp.65-77, 2016-03

『十六・七世紀イエズス会日本報告集』は、イエズス会宣教師が日本における布教活動に関して、その成果を報告したものであるが、『十六・七世紀イエズス会日本報告集』には布教活動とは直接関係のない諸大名の軍役人数(兵力数)の記載について具体的な数字が出てくる箇所がある。これまでの研究史では、このような視点から『十六・七世紀イエズス会日本報告集』を読み解いた研究成果はなかったので、その事例を『十六・七世紀イエズス会日本報告集』から掲出して若干の考察を加えることとする。
著者
芥川 竜男
出版者
法政大学史学会
雑誌
法政史学 (ISSN:03868893)
巻号頁・発行日
no.49, pp.1-13, 1997-03
著者
山本 健
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2011-02

制度:新 ; 報告番号:甲3309号 ; 学位の種類:博士(理学) ; 授与年月日:2011/3/15 ; 早大学位記番号:新5613
著者
門脇 逸司
出版者
小樽商科大学
雑誌
商學討究
巻号頁・発行日
vol.6, pp.41-62, 1932-02-05

研究
著者
門脇 逸司
出版者
小樽商科大学
雑誌
商學討究
巻号頁・発行日
vol.6, pp.33-64, 1931-06-30

研究
著者
安野 眞幸
出版者
弘前大学
雑誌
弘前大学教育学部教科教育研究紀要 (ISSN:09129006)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.1-16, 1998-12

長崎開港前の長崎周辺のありさまを,当地に伝えられた神功皇后伝説から考えると,当地は船住まい(-家船)の人々の活躍する世界であったことがわかる。彼らは潜水漁業を行う専業漁民であるが,同時に水軍や倭蓮とも関連があり,海運業・商業への転身もあったと思われる。南蛮貿易港には「貯」などの形で水上交通・荷役業を行う「キリシタン家船」の存在が想定され,長崎の開港は彼らの陸上がりの結果なのである。
著者
Masahiro Tahara Kazuhiro Yatera Kei Yamasaki Takeshi Orihashi Makoto Hirosawa Takaaki Ogoshi Shingo Noguchi Chinatsu Nishida Hiroshi Ishimoto Akihito Yonezawa Junichi Tsukada Hiroshi Mukae
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
Internal Medicine (ISSN:09182918)
巻号頁・発行日
vol.55, no.13, pp.1787-1791, 2016-07-01 (Released:2016-07-01)
参考文献数
13
被引用文献数
8

A 37-year-old woman was admitted to a hospital due to a prolonged fever and a rash on her legs. She had systemic lymphadenitis and a skin abscess on her left leg. Pathological findings of a left leg skin biopsy revealed abscess formation with granulomatous dermatitis, Mycobacterium abscessus complex was cultured from the resected left supraclavicular lymph node, and disseminated M. abscessus complex infection was diagnosed. She was treated with combination treatment with antimicrobials and percutaneous drainage, and her clinical findings improved. Four months later, she developed acute lymphocytic leukemia. Leukemia is a risk factor for disseminated M. abscessus complex infection, even before developing leukemia.
著者
岸上 秀哉 増渕 美生 内海 透 宮森 高 宮田 操
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.1988, no.4(1987-ARC-069), pp.65-72, 1988-01-21

TX1はTRONCHIP32の仕様に基づく、東芝の32ビットマイクロプロセッサであり、組込み制御を主要な用途としている。TX1の目標性能は5MIPS以上でありこの性能を得るためにTX1では内部を4つのブロックに分割し、それらができるだけ非同期に独自の処理を進めるパイプライン方式となっているのが特長である。TX1の内部構造を評価するために、TX1の機能シミュレータ上で各種ベンチマークプログラムを実行した。本報告ではTX1の内部構造の特長について述べ、シミュレーションによる評価結果について検討する。