1 0 0 0 OA 古事記

著者
武田祐吉 著
出版者
楽浪書院
巻号頁・発行日
1936
著者
加藤 和也 村上 和人
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.38, no.32, pp.1-4, 2014-08-12

絵の本質は印象の表現にあり,その生成過程は印象の抽出と再表現に分けられる.本研究では墨絵を題材とした墨絵調画像生成システムの作成を通して,この過程の解明に取り組んでいる.本稿では,太さや濃さといった墨絵の描画要素と印象を表現する感性語対の関係を示し,その結果をもとに墨絵調画像を生成するプロトタイプシステムについて述べる.
著者
草間 朋子 大柿 一史 吉澤 康雄
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.151-155, 1982 (Released:2010-02-25)
参考文献数
3

The present study was designed to investigate the decontamination procedures in first aid for wounds contaminated with radionuclides. Abrasion of mouse skin was contaminated with 58CoCl2. Irrigation by decontamination fluids began at 2min after administration of the radionuclide and continued for 14min. Tap water, 0.5% Hyamine solution or 10% Ca-DTPA solution were used as the decontamination fluids. Radioactivities of whole body, wounded skin surface and washed solution were measured with an animal counter with 5cm NaI (Tl) and a well-type auto-gamma-counter. Decontamination effectiveness were expressed as follows: (1) absorption rate of radionuclide through the wound and (2) residual rate of radionuclide on the wound. More than 20% of the radionuclide applied on the wounded skin was absorbed in 15min after contamination. The absorption rate decreased to 2% by the decontamination procedures. The Ca-DTPA solution reduced the residual rate of radionuclide on the wounds. The results suggested that the decontamination for the contaminated wounds should begin as soon as possible. Irrigation with 0.5% Hyamine solution has been advocated for the decontamination in the first aid.
著者
高田 宗樹 宮尾 克 大森 正子 渡辺 智之 蛭田 秀一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.653, pp.25-32, 2002-02-15
被引用文献数
4

ジェットコースター乗車時の3次元動画映像を立位姿勢の健常な被験者に対して、音響の有無などいくつかの条件のもとに与え、重心動揺検査を同時に行った。本論では2次元重心動揺時系列を用い、音響付き立体画像の複合現実感に関する評価を行う方法論を提示する。この画像を知覚情報として持つ被験者の動揺図にはカスプ型運動成分の増加が認められたため、加速度ベクトルを解析に用いた。このベクトルの大きさがある閾値より大きい部分列を構成することにより、この運動成分を抽出することができる。この運動パターンの出現頻度が高い時間における被験者の視覚情報となった画像のコマを対応させて、与えた3次元立体画像のリアリティーについて評価を行った。
著者
高橋 肇
出版者
養賢堂
雑誌
農業および園芸 (ISSN:03695247)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.247-255, 2009-02

パンの原料は、小麦である。小麦を栽培したことのある人は、少ないながらもいるであろうが、さらにそのなかで「自分で栽培した小麦を使ってパンを焼いた」という人はどれくらいいるだろうか?今、都会に暮らしていても、農家の出身であるという人はたくさんいる。農家でなくとも、「田舎のおじいちゃんが作ったお米を食べている」という人も大勢いるはずである。しかしながら、「田舎のおじいちゃんが作った小麦粉でパンを焼いている」という人はいるだろうか?地産地消のパンは、おいしいことも大切であるが、「安全で安心できること」も求められる。安全で安心できることは、ふつうのパンでも小麦の栽培や貯蔵、小麦粉の製粉工程、製パン工程において、それぞれの製造・管理のなかですでに実現されてきたことではあるが、「地産地消」であるからには、「有機」や「減農薬」、「顔の見える製品」であることまでもが求められるであろう。さらに、地産地消のパンは、その土地で生産されたものをその土地で消費するというこだわりから生まれるストーリーのなかに「おもしろく楽しいこと」が求められる。本稿では、地産地消のパンづくりをめざす前提として、まず、「味覚としてのおいしさ」とは何かを、小麦栽培からパンづくりまでの工程別に検証する。次に、これに対して「安全で安心できるおいしさ」を加えていくうえでの問題点を考察する。最後に、地産地消のパンづくりに「おもしろく楽しいおいしさ」を加えるための方策を「難しいからこそおもしろい」という観点で考えてみたい。
著者
加藤 仁美
出版者
九州大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1988

これまでの研究成果は次のように要約される。(1)散居集落成立の自然的、歴史的背景:壱岐島は玄武岩台地からなる丘陵性の島であり、湧水や溜池など水源の確保、防風のための背戸山の必要など地形・地質・気象等の自然的条件と、潘政期に実施された地割制度や触と浦の二元構成にみられる歴史的要因とが相俟うて、散居集落の形成が全島規模で展開し、今日まで維持されている。(2)土地利用パタ-ン:南斜面を選んで、背戸山ー宅地ー前畑ー田畑というワンセットの土地利用の定型が認められ、これを“壱岐型土地利用パタ-ン"と名付けた。散居のユニットを構成しているのはこの内背戸山ー宅地ー前畑からなる屋敷廻りの私有地であり、面積は約50a、大旨隣家と接しており、宅地間距離は約70mで、クラスタ構造の結合の仕方とみなせる。田畑は地割制度の影響で分散所有されており、農作業の利便性には集約化の課題が残っている。(3)空間構成:触は里道で境界づけられているが、中心性は希薄であり、集村のような空間のヒエラルキ-は無い。共同空間としては井、辻、家畜の埋葬地など壱岐独特のものがある。屋敷迴りの土地利用は自給的、生態系維持のユニットを構成している。宅地内は母屋・隠居、釜屋、納屋、牛舎等からなる多棟構成であり、構築的な景観をなしている。(4)触と構中の社会構成:散居疎住をソフトな面で支えている触と講中という緊密な社会構成が存在し、今日も機能している。(5)壱岐島の散居集落の特徴と課題:壱岐の特徴は、屋敷が丘陵に立地し、周辺に田畑を集約的に所有していない。その為に散居の規模は比敷的小さいが、散居のユニットを構成している背戸山ー宅地ー前畑からなる屋敷廻りの土地利用は今後も継承すべき豊かな空間である。田畑の集約化、社会空間の変容に対する秩序の形成等が今日的課題としてある。

1 0 0 0 海洋の事典

著者
和達清夫監修
出版者
東京堂出版
巻号頁・発行日
1960
著者
畦地博子
雑誌
Quality Nursing
巻号頁・発行日
vol.5, no.9, pp.51-61, 1999
被引用文献数
3
著者
山岸 明子
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医療短期大学紀要 (ISSN:09156933)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.48-56, 1990-03-25

本稿は,我々がそれぞれもっている「正しさ」の枠組み-何が正しいこと,よいことなのか-が,どのような経験の中で何によって作られていくのかを考察するものである.コールバーグは「公正さの道徳性」の発達段階論を提唱し,その発達には他者との相互作用の中で自分とは異なった他者の視点をとる経験(役割取得)が重要だとした.それに対しギリガンは,コールバーグの発達理論は男性の発達を描いたものにすぎないと批判し,女性はそれとは異なった「配慮と責任の道徳性」をもち異なった発達過程をたどること,その違いは他者-世界との関係の仕方が男女で異なることに由来すると指摘した.本稿では,日本における道徳判断の発達を実証的に検討した研究と関連させて,二つの道徳性が,我々が経験する二つの基本的な対人関係に基づいて構成されるという仮説が提起される.二つの対人関係とは(1)自他が明確に分化された関係と,(2)自他を明確に分化しないままにかかわる関係であり,それぞれ父親,母親との関係に原型があると考えられる.父親的関係,母親的関係の中でいかに「正しさ」が構成されるのかの考察がなされ,更に日本のしつけ-対・子供関係-の特徴が二つの対人関係との関連で論じられる.