著者
鈴木 武敏
雑誌
神経眼科 = Neuro-ophthalmology Japan (ISSN:02897024)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.138-141, 2001-06-25
被引用文献数
4
著者
加藤桂一郎
雑誌
あたらしい眼科
巻号頁・発行日
vol.9, pp.25-32, 1992
被引用文献数
1
著者
佐伯 有清
出版者
北海道大学
雑誌
北大百年史
巻号頁・発行日
vol.通説, pp.506-518, 1982-07-25
著者
辻本 聡一郎 神田 誠 国友 孟
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.48, no.427, pp.545-553, 1982-03-29

低温機器の構造材料として重要なA1およびA1合金の垂直反射率を室温では0.4μmから20μmの波長域で,室温から16Kまでは2.6μmから20μmで測定し,実測値を説明できるモデルの検討を行った.従来の異常表皮効果理論ではその温度依存性を説明することができず,表面の微小凹凸,格子欠陥による伝導電子の付加的な散乱を考慮して求めた緩和時間をDrudeの式に導入する新しいモデルにより,うまく説明できることがわかった.
著者
仲田 弘明 長谷川 秀樹 櫻井 博章 田村 雅彦
出版者
日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.85-90, 2010-02-15
被引用文献数
1 3

当社は北海道十勝管内に所在する芽室製糖所の製糖工程から,産業利用目的に有用な微生物の取得を行っている.製糖工程の温水浸出汁から取得された乳酸菌を使用し,独自の乳酸菌を用いてサワーブレッドの作製を試みた.<BR>取得された乳酸菌菌株NT株は,16SリボソームDNA配列に基づく相同性検索の結果,ストレプトコッカス・サーモフィルス(<I>Streptococcus thermophilus</I>)と同定された.本菌種は古来よりチーズやヨーグルトの製造等に用いられており,食経験のある菌種である.<BR>NT株を乳酸菌培地で培養し,得られた乳酸菌菌体液を使用して市販スターター(TKスターター)と同じ工程によりサワー種を作製した.製パンは,ストレート法食パンにサワー種を添加しサワーブレッドを焼成し,官能試験,有機酸抽出,香気成分分析,防カビ性能の試験を行い市販スターターサワーブレッドおよびサワー種無添加ブレッド(一般的な食パンに該当)と比較した.<BR>官能試験の結果,NT(NT株を使用したサワーブレッド)は強いチーズ臭のするサワーブレッドであった.NTについてGC-MSにより香気成分を分析したところ,チーズ臭はアセトイン,酪酸に由来するものと考えられた.<BR>また,防カビ試験の結果より,NTは市販スターターよりも高い防カビ性能を保持していた.高い防カビ性能を有する理由として,NT株の生産する有機酸等の抗真菌活性物質が推測されたが,今回の試験では明らかとならなかった.
著者
牧野 俊郎 若林 英信
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.76, no.769, pp.1406-1411, 2010-09-25
被引用文献数
2

This paper discusses the Kirchhoff's law on thermal radiation. The logic of derivation of the law is reconsidered, first. Then, spectra of normal emittance ε_N and normal incidence hemispherical reflectance R_<NH> are measured on surfaces whose microstructure changes in a non-equilibrium experimental system to examine the validity of the complementary relation between ε_N and R_<NH>, which is the suggestion of the Kirchhoff's law. As the results of the examination, it is illustrated experimentally on a variety of surfaces that the complementary relation is valid within an experimental uncertainty. Provided this conclusion is admitted, the followings are suggested. If a surface is designed so that it does not reflect a narrow spectral region of radiation to any direction and reflects the other spectral regions of radiation much over the hemisphere, then the surface can be a new spectrally-functional emitter of radiation. It is also suggested that thermal radiation emitted at a surface is considered as the emission of plane waves at the surface rather than as the emission of spherical waves by electric dipoles.
著者
蒲池 みゆき 吉川 佐紀子 赤松 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎
巻号頁・発行日
vol.98, no.311, pp.17-24, 1998-10-11
被引用文献数
17

顔の表情認知過程における動的な情報の割合を探る研究の一環として, 本研究ではモーフィング技術を応用して作成した動画刺激を用いて心理実験を行った.この方法により, 変化量や変化速度などの物理量を統制した表情動画像の作成が可能となる.4種の顔表情(幸福・悲しみ・驚き・怒り)及び3種の時間条件を用いた実験では, 表情から認知される感情強度の評定結果から, 表情認知は変化速度に影響を受けることが示唆され, しかもその影響は表情間で異なることが示唆された.特に「驚き」の表情は速い速度で変化するほど強度が高いと認定され, 「悲しみ」の表情に対する強度は, 速度の変化によって影響を受けないことがわかった.
著者
岡田信利 編
出版者
金港堂
巻号頁・発行日
vol.有脊椎部, 1891
出版者
日本心理学会
雑誌
心理学ワールド
巻号頁・発行日
no.50, pp.22-29, 2010-07
著者
天野 伸治郎
出版者
北海道大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2005

海洋環境汚染物質として有機スズに着目した。有機スズ(TBT)は船底の生物の付着を防ぎ船舶の燃費改善を目的に船底塗料として近年使用されてきた。しかし環境ホルモン様作用があることが明らかになって現在日本では使用が禁止されている。しかし近隣諸国ではいまだに使用されているため日本近海の汚染は依然として深刻である。健全な海域環境を維持することは海洋に囲まれた日本においては非常に重要な事項である。そこで生物の遺伝子発現プロファイルを確認することで海洋の有機スズ汚染をモニタリングすることを模索した。海産動物ホヤ類は脊策動物に分類され、無脊椎動物から脊椎動物への進化の過程上に存在する生物と考えられている。それゆえホヤの研究を通して脊椎動物における原始的かつ共通な生物学的システムの存在を明らかにできると予想される。また定着生物であることから遺伝子プロファイルにその海域の汚染状況を反映することが期待できる。現在、海産生物で大規模なマイクロアレイが開発されているのはカタユウレイボヤのみであることからカタユウレイボヤを用いた海洋汚染検出システムの構築を試みた。前年度までにTBT被曝により特異的に発現が亢進すると思われる遺伝子14個と抑制される遺伝子28個を確認した。それらの遺伝子がTBTの濃度及び被曝時間に関連してどのような発現変動が見られるかをRT-PCR法を用いて確認した。またそれらの遺伝子の組織特異性をWhole Mount in situ Hybridaization法を用いて確認した。さらに海水中の有機スズ濃度が高い韓国沿岸のホヤと日本沿岸のホヤの体内に残留する有機スズ濃度を比較してみたところ韓国産のホヤで明らかに高く、またそれに相関して発現が亢進しているとみられる遺伝子1個と抑制されている遺伝子1個を確認した。結果、これらの遺伝子を使用しての海洋の有機スズ汚染の検出の可能性が示唆された。