著者
西田 康二 藏野 和彦 福室 康介 稲川 太郎
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

この研究では、3次元正則局所環(または多項式環)において高さが2のイデアルIをとり、任意の整数nに対してIの記号的n乗を計算する新たな方法を見出すと共に、Iの記号的リース代数のネータ性に関するHunekeの判定法を改良することを目指した。初年度の研究では、複体の*変形を用いて通常のべき乗の自由分解から記号的べき乗の自由分解を導く為の具体的な手順を見出し、翌年度は記号的リース代数のネータ性について新しい判定法を与えた。3年目の研究では、それまでに得られた結果の実用性を具体例に適用することによって確認し、最終年度にはネータ環でない記号的リース代数を持つイデアルのクラスを拡張した。
著者
金 明哲
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.17-28, 2013 (Released:2013-09-28)
参考文献数
14
被引用文献数
3 2

This paper proposes a method for authorship identification based on phrase patterns that occur in the Japanese language, using literary work, student’s work, journals to carry out actual proof analysis. The results showed that a writer’s writing characteristics could be told clearly in phrase patterns. Using Random Forests, the correct ratio for identifying the authors from two arbitrary authors of literary works as well as student compositions was 99% and 92% for journals. In order to show the effectiveness of the proposed method, a comparison between phrase patterns and trigram of POS was conducted. There was no obvious difference found in the rate of correct identification of writer between phrase patterns C and POS trigram. However, when the data of the phrase patterns C were combined with morphological data, it can obtain a higher rate of correct identification of the writer than having combined the data of POS trigram with morphological data. Based on this, we carried out an analysis on the authorship doubt surrounding Kawabata Yasunari’s works and the works of Mishima Yukio, HMakoto and Sawana Hisao. Phrase patterns analysis suggested there was no doubt surrounding the authorship in Kawabata’s work.
著者
近藤元精 (小州) 編
出版者
青木嵩山堂
巻号頁・発行日
1911
著者
清水 聖義 原田 亮介
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1195, pp.116-119, 2003-06-09

問 国語以外の授業を小学校から高校まで一貫して英語で教える「太田外国語教育特区」が、小泉純一郎内閣の推進する「構造改革特区」の第1号に認定されました。日本が世界の中で今後も存在感を持ち続けるには、やはり英語で外国人とコミュニケーションできる人材を育てなければならない。特区のテーマに英語教育を選んだのは、そういう考えからですか。 答 その通りです。
著者
家本 真実
出版者
摂南大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

アメリカ著作権法では、他人の著作物を許諾を得ずに使用し、新たな著作物を制作しても、フェア・ユース(公正な使用)であるとされれば著作権侵害とならないことを定めている。しかしどのような場合にフェア・ユースだと判断されるのかを先例から見極めることは非常に難しく、実務においてこの法理が役立っているといえるのか、議論になることも多い。そこでこの研究では、著名な芸術家の現代アート作品をめぐっておこなわれた裁判をフェア・ユースが争われる最近の事例の1つとして取り上げて検討し、芸術のコミュニティにおいて他人の作品を使用する際の指針としては不十分であり、さらなる判決の積み重ねが必要であることを明らかにした。
著者
山口 政義
出版者
東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学研究系自然環境学専攻
巻号頁・発行日
2010-03-24

報告番号: ; 学位授与年月日: 2010-03-24 ; 学位の種別: 修士 ; 学位の種類: 修士(環境学) ; 学位記番号: 修創域第3431号 ; 研究科・専攻: 新領域創成科学研究科自然環境学専攻
著者
李 東真
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.241-246, 2013-05-25 (Released:2013-07-25)
参考文献数
15

フィルムアーカイブに限らず動的映像資料を製作, 収集, 保管する機関では, 過去の事象を記録した資料の組織化が課題となっている. 資料の活用を促すには, 文献の場合にそうであるように, 各々の組織が主体的に資料へのアクセスを改善するような仕組みを構築することが求められる. 本稿では主題アクセス, とりわけ動的映像用のシソーラスに着目し, 主に海外における取り組みについて考察し, その適用可能性を検討する.

1 0 0 0 OA 趣味の探偵談

著者
小酒井不木 著
出版者
黎明社
巻号頁・発行日
1925
著者
片瀬 拓弥
出版者
学校法人未来学舎
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2010

1.研究目的本研究の関連研究である「判別分析による専修学校の中途退学者の早期予測方法の開発」は,線形回帰分析により中途退学者を予測し,その予測率は26.1%(n=271,申請時からの改定値)となっていた.この予測率向上を目的とし,本研究では,非線形回帰分析可能なニューラルネットによる予測方式を開発する.2.研究方法本研究は,2010年度から市販される専門学校版Q-Uを使用する予定であった.しかし,該当商品販売時期が年度後半に延期されたため,入学当初の調査時には,関連研究同様の高校版Q-Uを用いた.さらに,予測率向上を目指すため,性格検査(5因子検査)も同時期に実施した.それらの回答結果を非線形回帰分析手法であるニューラルネットワークの3層パーセプトロンモデルを用いて分析し,予測率向上を目指した.3.研究成果2010年度において新たに取得した性格検査,学力偏差及び高校版Q-Uのデータから説明変数として,29変数(性別:1変数,学力偏差:2変数,学級所属群:4変数,性格検査:5変数,学級状況:4変数,悩み:13変数)を選択した.そのデータを用いて関連研究と同様の線形回帰分析を実施した結果,予測率は14.4%(n=323)となった.つまり,単に性格検査などの説明変数を分析に増加導入しただけでは,直接の予測率向上には到らないことが判明した.そこで,このデータ群を用い,ニューラルネットによる非線形回帰分析を実施した.具体的には,3層パーセプトロンモデルを採用し,最適な中間層数を決定するため,ブートストラップ法による学習実験を数万回行なった.その結果,ニューラルネットワークが過剰学習を起こさず,最も良い予測率を示すのは,中間層のニューロン数が28個であることが判明した.また,その予測率は70.4%となり関連研究に比して大幅に向上した。さらに,中途退学防止策に関する担任の自由記述アンケートをテキストマイニング分析した結果,学級経営方針が指導型・援助型のタイプ別に退学防止の対処方法が異なることが判明した.今後の課題は,このニューラルネットワークモデルが2011年度以降の新入生に対し,実際にどれだけの的中率を持つのか検証することである.
著者
逢坂 雄美
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. 人文科学とコンピュータ研究会報告
巻号頁・発行日
vol.94, no.78, pp.1-8, 1994-09-16

我々は,マッキントッシュを使って,中期インド・アリアン言(プラークリット語)で書かれた聖典の計算機解析の為の以下のツールを開発した.(1)ローマ字化テキスト作成に適したフォント体系の構築;(2)デーヴァナーガリー文字で書かれたテキストをローマ字に書換:既に5冊の最重要なテキストの書き換えを終了した;(3)聖典の韻律解析プログラムの作成;(4)単語の索引・逆引き索引と詩脚の索引・逆引き索引作成プログラムの開発;(5)文法解析プログラム作成.現在,この言語は,大量のテキストデータを検討・比較しなければならない研究状況にある.上記の計算機ツールは,この分野の研究を飛躍的に進展させるものと思われる.
著者
Takanori Suzuki Takuma Kuroda Hitomi Tamaoki Sho Higasa Ryo Katoono Kenshu Fujiwara Takanori Fukushima Hidetoshi Yamada
出版者
(社)日本化学会
雑誌
Chemistry Letters (ISSN:03667022)
巻号頁・発行日
vol.42, no.7, pp.706-708, 2013-07-05 (Released:2013-07-05)
参考文献数
29

Upon oxidation of the title heterocycles with dimethylamino groups, elemental sulfur is extruded to form dicationic dyes, which regenerate the heterocycles by the reaction with Na2S. The electrolysis of the heterocycles induces a drastic change in UV–vis spectrum exhibiting several isosbestic points. The bay-region substituents enhance configurational stability, so the optically pure heterocycle can be obtained in terms of helicity of one-handedness, and its chromism is accompanied by a large chiroptical response as detected by CD spectroscopy.
著者
Takanori Suzuki Hitomi Tamaoki Ryo Katoono Kenshu Fujiwara Junji Ichikawa Takanori Fukushima
出版者
(社)日本化学会
雑誌
Chemistry Letters (ISSN:03667022)
巻号頁・発行日
vol.42, no.7, pp.703-705, 2013-07-05 (Released:2013-07-05)
参考文献数
24

Octafluorobiphenyl-2,2′-diylbis(diarylmethylium) dye 2a2+ prepared from 1,2-dibromotetrafluorobenzene is interconvertible with colorless dihydrophenanthrene donor 1a. By the SNAr reactions of 1a with acetylides, π-extended analogues 1b and 1c were obtained. Their electrochromic behavior is accompanied by a drastic absorption change not only in the visible but also UV region, because the torsion angle of the biaryl unit is modified upon redox reactions.
著者
大原誠著
出版者
日本放送出版協会
巻号頁・発行日
1985