著者
大塚 美智子 塩崎 正恵 濱崎 香保子
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.50-59, 2002-01-25 (Released:2010-09-30)
参考文献数
12

本研究は問題行動が目立つ「17歳」の少年に着目し, 男子高校生を対象に調査を行った.まず, エゴグラムを用いて彼らの性格を分類し, その性格と被服嗜好との関係について分析を試みた.得られた結果は次の通りである.1) エゴグラムを用い男子高校生の性格は明確に分類され, 各々の被服嗜好の特徴を把握することができた.2) 男子高校生の多くはAC型, N型のA低位型, M型, 平坦型の4つに分類された.3) AC型, N型のA低位型, M型, 及び平坦型の性格は服飾に関する意識や選択に現れていた.4) 抑うつ状態に陥りやすい自我状態であるAC優位型の多くが帽子を着用していたことは注目に値する.
著者
羽石 寛志 宇井 徹雄
出版者
社団法人日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会論文誌 (ISSN:13422618)
巻号頁・発行日
vol.51, no.5, pp.460-466, 2000-12-15

近年企業におけるネットワーク・コンピューティング環境の拡充は, 仕事のやり方や組織の在り方, そして人の意織の変化にも影響を与えつつある, 技術システム(情報技術)と社会システム(人・組織)とのバランスのとれた発展のために, 利用者の視点を考慮した研究が強く要請されている.本研究では, 『グループウェアの利用が人・組織に与える影響に関する調査研究』として, 企業のシステム部門・人事部門・従業員を対象にアンケート調査を行い, 分析および考察を行った.特に本報告は調査研究の第1報として, 情報技術利用形態による仕事の変化を数量化理論III類とクラスタ分析などを用い分析・考察した結果を報告する.そしてその結果に基づき, 情報技術(グループウェア/イントラネット)利用の変化のモデルを提唱する.
著者
増田 浩通 横瀬 智彦 角田 喜章 横山 真一郎
出版者
社団法人日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会論文誌 = Journal of Japan Industrial Management Association (ISSN:13422618)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.380-388, 2000-10-15
被引用文献数
1

安全問題が昨今話題となっている.社会の構造が効率とは違う価値を見いだそうとしている現れであろう.特に1995年7月1日にPL(Product Liability : 製造物責任)法が施行され, 日本の産業界, 法曹界, 消費者がそれぞれの立場でPLの対応を模索している.対応は主にPS(Product Safety : 製品安全)とPLD(PL Defense : PL防御)とに分類できる.製造の立場からは, PLDよりもPSの方を重要視するべきである.またPSを考える上で, 製品のライフサイクルを考慮して長期的な視点で見た安全性を作り込むことも必要になってきた.建築産業においては, 欠陥住宅は依然として多く社会問題になっている.事故分析をすると類似の事故が繰り返し発生しているのが分かる.過去の事故情報が再発防止のために活用されていないためであると考えられる.建築産業界は事故の情報や事故につながるクレーム情報をより積極的に収集解析し, その結果を建築物の安全性のために利用することが必要である.本研究では, まず安全性の観点から過去の判例及び事故・事例, クレームを調査し, 顧客の実際の使用状態の把握を行った.そしてこのクレーム情報を活用した安全品質保証システムの構築を目的とした.
著者
Shinichi Sugiyama Masayuki Okuda Takeshi Kinoshita Kyoko Inada Hajime Tateishi Mayumi Uehara Tatsuya Hobara
出版者
(公社)日本産業衛生学会
雑誌
Journal of Occupational Health (ISSN:13419145)
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, pp.465-472, 2011 (Released:2011-12-09)
参考文献数
24
被引用文献数
5

Objectives: This study evaluated a simple workplace intervention that used visual messages to create awareness of two highly specific recommendations for good health. Methods: Four worksites were recruited in Iwakuni, Japan. The 4-month intervention used three promotional media—A2-size posters, A4-size flyers and displays on the company intranet. The visual messages were designed with silhouettes, pictograms and slogans. Knowledge acquisition concerning the two recommendations (daily vegetable intake of 350 g and 23 exercises weekly) was evaluated using questionnaires. In addition, recall of media and attitudes toward health behavior were assessed. Results: Of the 2,322 workers, 827 responded to both the pre- and postintervention surveys. Correct responses at the four worksites increased from initial levels of 36-48% to 38-73% for the vegetable intake questions and from 7-14% to 7-59% for the physical activity questions. Media recall results were 35-73% for posters, 20-43% for flyers and 19% for intranet. The workers who recalled the posters and flyers had more correct answers on knowledge questions than those who did not recall the posters or flyers (p<0.01). In multivariate analyses, seeing the visual messages was associated with a positive change in response to physical activity questions (odds ratio=1.49-2.03), and the number of media recalled was also significant (odds ratio=1.16-1.17). Conclusions: Interventions with a combination of media and simple visual messages should be considered for health promotion among general populations at worksites.
著者
森田 隆
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.82, no.1, pp.52-60, 1991-01-20
被引用文献数
1

糖尿病にみられる膀胱機能障害は,末梢神経障害に起因する。膀胱の収縮には副交感神経ムスカリン受容体が重要な役割を演じているため,私は,Streptozotocinの静注により発症させた糖尿病ラット膀胱において,ムスカリン受容体の特性を調べ,正常膀胱と比較した。^3H-QNBで標識される膀胱ムスカリン受容体の量は糖尿病群では対照群に比し有意に多いことが判明したが,^3H-QNBの解離定数は両群とも同様であった。ムスカリン受容体刺激剤や抑制薬剤は,^3H-QNBの結合を抑制したが,抑制定数は糖尿病群と対照群で同様であり,強さの順番はbethanechol>pirenzepine>carbamylcholine>acetylcholine>atropineであった。これらの事実は,ラット膀胱のムスカリン受容体のサブタイプはM1ではないであろうこと,糖尿病時にはムスカリン受容体の量が増えることを示唆している。ムスカリン受容体刺激剤は対照群に比べ,糖尿病群で膀胱体部muscle stripの有意に欠きた収縮反応を引き起こした。ED_50値の順番は糖尿病群,対照群ともbethanechol>carbamylcholine>acetylcholineであり,抑制定数の結果とよく一致していた。この結果は,糖尿病ラット膀胱のムスカリン受容体の生化学的変化と直接的に関連することを示している。
著者
川村 匡由
出版者
日本税務経理協会
雑誌
非営利法人
巻号頁・発行日
vol.35, no.10, pp.4-13, 1999-10
著者
川村 匡由
出版者
日本税務経理協会
雑誌
非営利法人
巻号頁・発行日
vol.36, no.9, pp.4-10, 2000-09
著者
今井 照彦 堅田 均 西浦 公章 錦織 ルミ子 浜田 信夫 濱田 薫 渡辺 裕之 成田 亘啓 三上 理一郎
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.268-274, 1987
被引用文献数
4

症例は, 47歳男性。既往歴は42歳時肺結核, 糖尿病。61年1月10日ころより微熱, 咳, 労作時呼吸困難出現。2月5日洗面器約半分の喀血を2回繰り返し, 当院第二内科へ入院した。検査の結果, 右上葉の肺結核の遺存空洞に発生した肺アスペルギルス症と判明した。気管支鏡では右主気管支および上葉枝入口部は全体に発赤腫脹し, B^3入口部は拡大がみられ, 末梢は空洞様であった。壁は凹凸不整で全体に膜がはったようになり, 黒い部分や, 発赤, 新生血管と思われる赤い部分, 苔状物と思われる黄白色の部分が混在してみられた。アンホテリシンB空洞内注入療法により発赤部分, 黄白色の部分が次第に減少して, 治療終了後には凹凸不整がとれ平坦となり, 色調も赤みが消失して全体に一様に黒くなり, 一部線維化のごとく白くなっていた。この所見と平行して臨床症状も改善し, 胸部X線でも空洞壁が著明に薄くなり, これらの空洞壁の内視鏡所見は, アスペルギルス症の治癒過程を示していると思われる。
出版者
[東北農業試験研究協議会]
雑誌
東北農業研究 (ISSN:03886727)
巻号頁・発行日
no.57, pp.267-268, 2004-12

ダッタンソバの種実には普通ソバの数十倍から100倍量のルチンが含まれており、健康食品素材としての認識が定着している。また、種々の作物のスプラウト(若芽)は栄養豊富であり、ブロッコリーでは抗ガン成分であるスルフォラファンの発見等、注目されている食品素材である。我々はこれまでにソバスプラウトのフラボノイド組成を明らかにしているが、ダッタンソバについては、スプラウトとしての利用は普通ソバと比較してもきわめて僅かであり、フラボノイド組成等に関する詳細な報告も見あたらない。そこで本研究では、ダッタンソバのスプラウトとしての利用拡大に資する目的で、スプラウトのフラボノイドの組成、含量の推移について調査した。