著者
大蔵省
出版者
財務省
巻号頁・発行日
no.(420), 1987-05-30
著者
Koji Ueda Takashi Nagai
出版者
Pesticide Science Society of Japan
雑誌
Journal of Pesticide Science (ISSN:1348589X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.267-273, 2021-08-20 (Released:2021-08-31)
参考文献数
28
被引用文献数
2

We investigated the relative sensitivity of duckweed Lemna minor and six species of algae to seven herbicides, using an efficient high-throughput microplate-based toxicity assay. First, we assessed the sensitivity of L. minor to the seven herbicides, and then we compared its sensitivity to that of previously published data for six algal species based on EC50 values. For five herbicides, the most sensitive species differed: L. minor was most sensitive to cyclosulfamuron: Raphidocelis subcapitata was most sensitive to pretilachlor and esprocarb: Desmodesmus subspicatus was most sensitive to pyraclonil; and Navicula pelliculosa was most sensitive to pyrazoxyfen. Simetryn was evenly toxic to all species, whereas 2,4-D was evenly less toxic, with only small differences in species sensitivity. These results suggested that a single algal species cannot represent the sensitivity of the primary producer assemblage to a given herbicide. Therefore, to assess the ecological effects of herbicides, aquatic plant and multispecies algal toxicity data sets are essential.
著者
内山 直子
出版者
独立行政法人 日本貿易振興機構アジア経済研究所
雑誌
ラテンアメリカ・レポート (ISSN:09103317)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.32-50, 2020 (Released:2020-01-31)
参考文献数
12

2018年12月に就任した左派のアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、それまでの新自由主義を否定する言説を繰り返すとともに自らの政権奪取を「第4の変革(Cuarta Transformación)」と位置づけ、就任直後から矢継ぎ早に公約を実行に移し、2019年10月まで70%近い支持率を維持し続けてきた。同大統領は就任から10カ月となる2019年9月に発表された政府年次報告書(Primer Informe de Gobierno)において、100項目の政権公約のうち、79項目をすでに「実現した」とその成果をアピールした。一方で国内経済に関しては、政権発足当初は2.7%と予想されていた2019年の経済成長率は11月の最新予想で0%まで引き下げられる事態となっているほか、治安状況にも改善がみられず、殺人件数は2018年を上回り、過去最多となることが確実視されている。AMLO政権の言説とメキシコ経済の実態の乖離はなぜ起きているのか、本稿では月次マクロデータを用いてその実情を明らかにするとともに、対外要因に加え、財政規律重視の行き過ぎた緊縮財政(公務員改革)が経済停滞の要因となっていることを指摘する。
著者
西澤 和義 大島 弓子
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.132-140, 2021 (Released:2021-08-27)
参考文献数
24
被引用文献数
1

目的:看護職が嚥下障害を臨床判断するための内容妥当性のある診断指標を明らかにし,major指標とminor指標も明らかにする.方法:本研究はFehringのDCVモデルを使った.嚥下障害の看護診断に精通した専門家672人に質問紙調査を行った.診断指標78項目が,どの程度嚥下障害を表すか,5段階のリッカート尺度で評価をうけた.各診断指標で,回答を点数化してDCV値(平均値)を算出した.DCV値でmajor指標,minor指標,除外する指標に分けた.結果:有効回答数は327人だった.major指標は11項目(食事中のチアノーゼ,嚥下後の呼吸切迫,嚥下テスト時の咽頭相の異常,嚥下後の湿性の呼吸音,むせる,食事中や食後に濁った声にかわる,喉頭挙上の不良,嚥下の遅延,嚥下前にむせる,嚥下後の嗽音の呼吸音,鼻への逆流)だった.minor指標は52項目,除外する指標は15項目だった.結論:嚥下障害の看護診断に精通した専門家の意見に基づく,内容妥当性のある嚥下障害の診断指標が明らかとなった.
著者
Ryosuke Kori Keigo Murakami Yoshitake Nishiyama Tatsuya Toma Satoshi Yokoshima
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.278-280, 2021-03-01 (Released:2021-03-01)
参考文献数
24
被引用文献数
1

We disclose our studies on a copper-mediated reaction of alkynes with trimethylsilyl azide to afford nitriles, and proposed a reaction mechanism, which involves an iodoalkyne and an iodotriazole as intermediates.
著者
奥山 和美
出版者
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.93, no.1, pp.1-103, 1996-04-20 (Released:2017-10-02)

超対称性を持つ場の理論を扱う上で,正則性と双対性が強力な手法となっている。最近この手法を用いて,厳密な真空の構造と低エネルギーの有効作用が求められた。この修士論文では,N=1とN=2の超対称ゲージ理論の双対性を用いた解析についてまとめた。
著者
野村 駿
出版者
東海社会学会
雑誌
東海社会学会年報 (ISSN:18839452)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.122-132, 2018

本稿の目的は,「音楽で成功する」といった夢を掲げ,その実現に向けて活動するロック系バンドのミュージシャン(以下,バンドマン)を事例に,夢を追う若者がフリーターを積極的に選択・維持するプロセスとその背景を,若者文化の側面に着目して明らかにすることである.若者の学校から職業への移行を扱ったこれまでの研究が,フリーターを積極的に選択・維持する若者の移行過程を看過してきたという問題意識から,バンドマンを対象とした聞き取り調査のデータを分析し,次の3つの知見を導出した.第1に,バンドマンはバンド活動を「やりたいこと」だと見なしながら,それと同時にバンドメンバー同士の相互作用の中でフリーターを選択していた.第2に,バンドマンはライブ出演に向けてメンバー間で場所と時間を共有する必要があることからフリーターを選択・維持していた.第3に,フリーターであることによって生起する金銭的困難が,バンドという活動形態の集団性とバンド単位で支払いを求める音楽業界の料金システムによって緩和されていた.以上の知見を踏まえ,バンドという活動形態の集団性と音楽業界の料金システムが若者文化の内部構造として存在するために,それに適応しなければ夢が追えないバンドマンは合理的な進路としてフリーターを積極的に選択・維持していると結論付けた.

2 0 0 0 磯部町史

著者
磯部町史編纂委員会編集
出版者
磯部町
巻号頁・発行日
1997
著者
佐原 直美 池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.37-45, 1999-03-25 (Released:2017-06-16)
参考文献数
24
被引用文献数
7
著者
周 彬 堂野 佐俊
出版者
山口大学教育学部
雑誌
研究論叢 第3部 芸術・体育・教育・心理 (ISSN:02860597)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.141-150, 2006
被引用文献数
1

学校が抱える種々の問題はますます深刻化し、メディアなどを通して毎日のように、まさに国民的課題として報じられるようになって久しい。いじめ、不登校、校内暴力だけにとどまらず、近年では少年による重大犯罪、引きこもり、学級崩壊など、現代的現象として指摘される問題は後を絶たない。こうした傾向の背景に心の問題の存在を指摘する識者も多い。坂野(1990)は、学校生活においてみられるさまざまな児童・生徒の逸脱行動を生み出す原因の1つとして、彼らが学校生活の中で感じているストレス(以下、学校ストレス)の増大を挙げている。こうした観点から現代の社会的問題を考慮する場合、学齢期にある児童・生徒の心理的ストレスについて明らかにすることは、教育や子育てという立場においても、社会的課題の究明という視点においても、極めて有意義なことであると考えられる。
著者
吉川 昌太 木下 篤 船間 汐莉 松木 明好
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.12018, (Released:2021-06-29)
参考文献数
34

【目的】小脳性運動失調を伴う脳卒中患者2症例に対して,体重免荷トレッドミル歩行練習(以下,BWSTT)を実施し,その効果を検討した。【方法】対象は小脳性運動失調を伴う亜急性期脳卒中患者の50 歳代の女性と60 歳代の男性とした。ABA 型のシングルケースデザインを用い,それぞれ期間を10 日間ずつ設定した。A 期には四肢と体幹の協調性練習,立位でのバランス練習や平地での歩行練習を受けた。B 期にはA 期の理学療法に加えBWSTT を実施した。評価項目は最大歩行速度,歩幅,歩行率,TUG,SARA,BBS,FACT,FAC とした。【結果】2 症例ともに最大歩行速度はA1 期と比べ,B 期において有意な向上を認めた。しかし,2 症例ともにB 期ではA1 期に比べSARA(歩行,立位,踵すね試験)やBBS の変化は乏しかった。【結論】小脳性運動失調を伴う脳卒中患者におけるBWSTT は歩行能力の向上に影響を及ぼす可能性が示された。
著者
小泉 昌子 徳田 愛華 佐藤 吉朗 峯木 眞知子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.70, no.7, pp.416-424, 2019 (Released:2019-07-27)
参考文献数
16

本研究では, 牛乳添加時のコーヒーの温度の違いが, ミルク入りコーヒーのおいしさに与える影響を明らかにすることを目的とした. ミルク入りコーヒーの分析項目として, 物理的特性, 温度, 香り, 時系列官能評価 (TDS法), 嗜好型・分析型官能評価を行った. 1 . TDS法では, 90℃試料で口中と飲み込み後の20秒から50秒まで苦味が有意であり, 80℃試料は口中10秒間で特徴的な味はなく, 飲み込み後に苦味, 甘味, 再び苦味が有意であり, 70℃試料は口中では苦味,飲み込み後は牛乳味が有意に気になる感覚であった. 2 . 評点法による官能評価では, 90℃試料・80℃試料は同様のプロファイルを示し, 70℃試料は他の2試料に比べ, 甘味が強く, 苦味・後味が有意に弱かった. ミルクの好み, 総合評価で70℃試料は90℃試料よりも好まれた. 重回帰分析では, 総合評価に牛乳感の強さが影響を与えることがわかった. 3 . ブラックコーヒーが90℃の時点で牛乳を添加すると約15℃, 80℃・70℃の時点で添加すると約10℃温度が低下した. 室温では, 3試料間の粘度に有意差はなかった. 4 . GC-MSでは5種の香気成分が検出され, ブラックコーヒーと比べると, 2-methylfranは80℃・70℃試料で少なく, pyridineは90℃・80℃試料で多かった. 以上, 70℃で牛乳を添加した試料は検出された香気成分が他の2試料に比べ少ない傾向にあり, 甘味が強く, 苦味・後味が弱く, 飲み込み後に牛乳味が気になる感覚と評価された.