2 0 0 0 OA 日本開化小史

著者
田口卯吉 著
出版者
田口卯吉
巻号頁・発行日
vol.巻之5明治14, 1884
著者
窪田 和雄
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.112-115, 2015 (Released:2015-09-02)
参考文献数
11

ソマトスタチン受容体に結合する標識オクトレオチドを用いたPET/CTおよびSPECT/CTは,膵・消化管の神経内分泌腫瘍(NET)の病巣診断・転移診断に有用である。また,ペプチド受容体放射性核種治療の適応判定や,オクトレオチド製剤の治療効果予測にも利用される。ソマトスタチン受容体イメージングがNETの高分化な特質を評価するのに対し,FDGPET/CTはNETの増殖や悪性度を評価するのに有用であり,相補的な機能画像情報を提供する。
著者
羽田亨 著
出版者
弘文堂書房
巻号頁・発行日
1931
著者
田坂定孝
雑誌
日新医学
巻号頁・発行日
vol.44, no.12, pp.635-638, 1957
被引用文献数
1
著者
楠 博 新村 健
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.107-114, 2019-04-25 (Released:2019-05-16)
参考文献数
41

フレイルは高齢者において全身の生理的予備能が様々な要因により低下することで,ストレスに対する脆弱性が増加し,要介護状態におちいりやすい状態と定義されている.心不全患者では主に心拍出量の低下による筋肉量,筋力の低下から身体的フレイルの構成要素であるサルコぺニアを来たしやすいことが報告され,心不全とフレイルとの相互作用が注目されてきている.一方で,共通の病態生理学的基盤のもと認知機能低下と身体的フレイルが同時に発症する病態として,コグニティブ・フレイルという概念が提唱されている.心不全,フレイル,認知機能障害はそれぞれ独立した病態に見えるが,低栄養,炎症,神経内分泌異常などの共通した基盤の上に成り立っており,相互に影響しあいながら悪循環を形成している.その悪循環を断ち切るためには,まだ可逆的と考えられるプレフレイルや軽度認知機能障害(MCI)の段階で適切な介入をするべきである.介入方法としては心不全に対する薬剤治療のほかに,運動療法,栄養療法がフレイル,認知機能障害に対して有効であることが明らかになってきた.高齢の心不全は時に根治が望めない進行性かつ致死性の病態であるため,終末期医療を視野に入れた意思決定の支援を行う必要がある.超高齢心不全患者がさらに増加していくことが予想されるなか,プレフレイルやMCIの段階で早期に発見し,心不全に対する薬物治療の他に,適切な運動療法,栄養療法を行い,身体機能,認知機能の維持を目指すことは意義が大きい.ADLレベルの維持・向上に努めるために医療職だけでなく多職種の協力体制を構築した全人的かつ包括的な医療の提供が求められている.

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1892年03月22日, 1892-03-22

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1932年05月26日, 1932-05-26
著者
篠永 哲 加納 六郎
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.279-287, 1983-12-15 (Released:2016-09-02)
被引用文献数
1

日本産トゲアシメマトイ属のハエについては, 篠永・加納(1971)が8種記録している。その後, 岩佐(1980)は, シラホシトゲアシメマトイ(H. albipuncta)とキリガクレメマトイ(H. meteorica)の3令幼虫の形態について報告した。このうち, 前種は日本末記録の種であった。著者らは, 日本各地の牧場などで動物糞上から採集されるハエ類のうちに, トゲアシメマトイ属の4新種。ダイセツトゲアシメマトイ(H. daisetsuzana), ケブカトゲアシメマトイ(H. multipilosa), チビトゲアシメマトイ(H. exigua)とオンタケトゲアシメマトイ(H. ontakensis)を見いだしたので記載した。このほかに4新記録種を追加し, これら17種についての検索表を付した。
著者
中村 智幸
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
pp.18-00050, (Released:2019-06-20)
参考文献数
34
被引用文献数
13

インターネットアンケート調査により,2015年の日本の釣り人数を推定した。釣り人数は海面487.5万人,内水面336.0万人,釣り堀・管理釣り場177.7万人であった。釣り堀・管理釣り場を除く自然水面についてみると,釣り人の割合は海面59.2%,内水面40.8%であった。内水面の上位8魚種の釣り人数はヤマメ・アマゴ118.8万人,イワナ88.7万人,ニジマス82.4万人,アユ77.6万人,フナ76.7万人,ブラックバス66.6万人,コイ56.1万人,ウグイ35.5万人であった。
著者
鈴木 信一
出版者
東洋大学国際哲学研究センター(「エコ・フィロソフィ」学際研究イニシアティブ)事務局
雑誌
「エコ・フィロソフィ」研究 = Eco-Philosophy (ISSN:18846904)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.115-131, 2020-03

即興で行なうダンスセラピーは身体運動および他者との連動を試みることによって健常者、非健常者を問うことなく一定の効果を得ることができる。その一方で身体運動および他者との連動そのもの、さらに動作の選択可能性の拡大、他者との連動可能性の向上といった効果を具体的かつ肌理細かく記述し、分析することは難しいとされる。そこで本稿ではシステム論におけるオートポイエーシス、カップリングの手法を身体運動に展開し、動作単位産出システム、カップリング・システムを仮説設定した上で、即興ダンスセラピーの実践を記述し、現場で展開される実践の構造、実践による効果の明確化を試みる
著者
梅龍園主人 [著]
巻号頁・発行日
1800

書題簽は「慶長年中江戸図全」。奥書「乙亥仲秋梅龍園主人志るす」。乙亥は文化12年(1815)。「慶長江戸図全」(文政10年(1827)写、都立中央図書館蔵)の余白に天保庚子の書き入れがあり、「梅龍園主人による考証にふれるところがある。巻頭2丁に彩色の「慶長年中江戸図」(上記の図と同種)を掲出し、これと他の記録に基づくとして当時の江戸市街(城、大名屋敷、寺社、町家など)を考証する。地図の内容は慶長13年(1608)ごろのものとされるが、実測によると思われる正確さ、門を頭とする屋敷主名の記入法などからみて、後世の復元図との見方が有力である。
著者
橋本 達一郎
出版者
一般社団法人 日本結核病学会
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.57, no.6, pp.329-334, 1982 (Released:2011-05-24)
参考文献数
52
著者
唐澤 太輔
出版者
東洋大学国際哲学研究センター(「エコ・フィロソフィ」学際研究イニシアティブ)事務局
雑誌
「エコ・フィロソフィ」研究 = Eco-Philosophy (ISSN:18846904)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.93-105, 2020-03

華厳僧・明恵坊高弁(1173〜1232 年)は、19 歳の青年期から晩年の 58 歳まで、断続的に自身が見た夢を記録し続けた。彼は、実に様々な夢を記録しているが、本稿で焦点を当てるのは、動物に関する夢である。明恵の夢には、非常に多彩な動物が登場する。しかし、それらを網羅的に捉え言及した研究はこれまでなかった。明恵の動物観あるいは非—人間への眼差しを知る上で、彼が見た動物の夢は大きなヒントを与えてくれる。同時に我々は、その眼差しが華厳思想(事事無礙法界:事物と事物が豊かにつながり合う様態を重視する思想)と深くリンクすることを知ることができるはずである。本稿では、まず、現在までに活字化され刊行されている明恵による夢の記録を概観し、そこから動物に関する夢を抽出しリスト化する。その上で、彼の夢に登場する動物の傾向を考察する。さらに、それらの動物が、明恵にとってどのような「意味」を持つものだったのかを論述する。最後に、明恵が経験した動物をめぐる共時的現象と華厳思想とのつながりについて述べる。