著者
久郷 昌夫 栗林 浩
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学 (ISSN:03759253)
巻号頁・発行日
vol.31, no.9, pp.928-929,a1, 1967-09-05 (Released:2010-10-07)
参考文献数
6
被引用文献数
1

固体リン酸触媒を用いてエチレンの水和によるエタノールを合成する際の反応速度式について検討した結果. 理想温度操作経路と同様に理想モル比 (H2O/C2H4) 操作経路も存在することを知り, 冷エチレン注入式反応器を提案し, さらに一般的な冷ガス導入式における理論的最適条件式を導出した。この式は, 反応物の一成分である冷注入物によって温度と生成物濃度のみならず原料モル比も変化し, この三者が三様の影響を反応速度におよぼしていることを考慮してある。
著者
安藤 恵祟
出版者
宗教哲学会
雑誌
宗教哲学研究 (ISSN:02897105)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.71-84, 2009

Cet article met en lumière une évolution dans la philosophie bergsonienne à la religion. Pour ce but, nous remarquons son idée d'affranchissement de l'opposition dichotomique. Bergson prétend que l'opposition dichotomique naît de la structure du langage, et qu'elle empêche l'être humain de saisir l'aspect immédiat des choses telles qu'elles sont. D'après Bergson, elle relève non seulement des conflits entre les écoles de la philpsophie, mais encore de l' "angoisse métaphysique" de l'humanité. Donc il insiste sur l'affranchissement de l'opposition. C'est en ce point que nous trouvons une tendance à la religion chez Bergson. Car, dans son dernier livre, il montre la sympathie profonde au mysticisme chrétien, où toutes oppositions disparaissent dans l'amour de Dieu. <br><br>Telle vision tire son origine de la doctrine de la "durée" qui se situe au point de départ de la philosophie bergsonienne. Donc, en premier lieu, nous confirmons comment il élabore cette notion de la durée pour affranchir l'opposition entre "unité" et "multiplicité". Et cette doctrine se prolonge à sa spéculation de la liberté. Nous examinons sa pensée sur la liberté à la lumière du problème en question. <br><br>Ensuite nous voyons son analyse de deux concepts opposés, le"néant" et l'"existence". Bergson pense que le concept de "néant" ne surgit pas sans présupposer son opposé, celui d' "existence". Il exprime qu'ils sont fondés sur le plan des "fausses problèmes". Remarquant une phase de cette analyse, on pourrait comparer son inspiration à la pensée de Nāgārjuna, philosophe du bouddhisme mahāyāna. <br><br>En dernier lieu, nous réflechissons sur le problème que pose le couple des idées qui s'opposent de la façon la plus radicale, "le changement et l'immobilité". Par rapport à ce point, nous reconsidérons les notions de "Substance" et d' "éternité", lesquelles Bergson tente de renouveler toutes les deux.
著者
植木 博子 吉村 英哉 日山 鐘浩 望月 智之 二村 昭元 秋田 恵一
出版者
日本肩関節学会
雑誌
肩関節 (ISSN:09104461)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.369-371, 2014

小胸筋腱の停止が烏口突起をこえて延長する解剖学的破格は以前から知られている.過去に我々が調査した屍体解剖実習体では小胸筋延長腱の発現率は34.6%(81肩中21肩)であり,延長腱は烏口突起を越えて関節包の方に広がっていた.今回,肩腱板断裂症例において鏡視下修復術時に小胸筋延長腱の有無を確認し形態について観察した.<BR> 対象は2012年6月から12月までに当院で鏡視下腱板修復術を施行した腱板断裂症例25例(男性13例,女性12例)であった.術中にまず烏口突起基部を同定し小胸筋延長腱の存在を確認した.<BR> 延長腱は25例中10例(40%)に認められた.烏口突起に停止せずに上面を滑動し棘上筋の方向に向かい,烏口上腕靭帯とは明瞭に区別がついた.<BR> 臨床でも延長腱の発現頻度は比較的高く,その走行および付着の形態より肩甲上腕関節機能に影響を与えることが示唆された.鏡視下手術では延長腱の存在を留意する必要があると考えられた.
著者
酒井 明夫
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.725, 2010-07-15

著者ラアリーはアナール学派の俊英ジャック・ル=ゴフに学んだ歴史家である。まずは順序通りル=ゴフの序文から目を通すと,いきなりこの書の重要な位置づけが目に飛び込んでくる。ル=ゴフによれば,『中世の狂気』はジャッキー・ピジョーの一連の著作とミシェル・フーコーの『狂気の歴史』の間を埋めるものなのである。 周知のようにフーコーの前掲書は17,18世紀古典主義時代の狂気の諸相を提示し,その意味を考察した名著である。精神医学史を超えてこれが思想界全体に与えた影響は計り知れない。一方のピジョーは古代の狂気を独自の手法で読み解き,そこに詩的ともいえる深い洞察を加えた碩学である。ピジョーの視野には医書ばかりでなくおよそ古代世界の名だたる文献類がとらえられている。ピジョーとフーコーを両脇にした本書には,したがってきわめて高い評価が与えられていることになる。
著者
菅野 恵
出版者
和光大学現代人間学部
雑誌
和光大学現代人間学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Human Studies (ISSN:18827292)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.103-112, 2017-03-10

This study investigated children living in foster homes, a type of child welfare institution, in Japan. Foster care provides a home environment to children who have been abused and/or neglected by parents who have parenting difficulties. Approximately 12.3% of children living in foster homes in Japan have a parent with mental illness, but despite growing concern, the psychological impact of having a parent with mental illness among foster children is currently not known. In this study, we conducted a follow-up survey of 97 children aged 3–18 years who lived in foster homes and analyzed open-ended survey questions. The major finding was that 35% of the children had a parent with mental illness. Analysis also extracted six psychological impacts of having a parent with mental illness: anxiety/confusion, repressed emotion, distorted image of parents, imitation of parents, parentification, and other. Even after having been separated from their parents and admitted to foster homes, children were disturbed and confused because of the adverse effect of their parents. These findings suggest the importance of providing psychological care for emotional support of foster children struggling with their relationship with their parents.
著者
佐藤 亜紀
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.114, pp.2057, 2020-03-31 (Released:2020-03-04)

本稿は,2019年9 月に訪問したシドニー大学図書館(University of Sydney Library),ニューサウスウェールズ大学図書館(University of New South Wales Library), メルボルン大学図書館(University of Melbourne Library),モナシュ大学図書館(Monash University Library),でのインタビュー調査に基づきオーストラリアの大学図書館における研究データ管理支援サービスについて報告する。調査から,大学によって使用しているツールや重点を置いているサービスは違うが,研究データのライフサイクルに即したサービスを展開していることがわかった。
著者
川島 健
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の成果として以下の三点がある。(1)ラジオドラマに描かれる、ウェールズやアイルランドなどのイギリスの境界に位置する国々が、新たに打ち建てられるEnglishnessに収まらない差異を表していることが判明した。(2)モダニズムのエリート主義にとって大衆は忌むべき問題であったが、ラジオが大衆に語りかける新しい言語を模索する手段として、ラジオドラマがあったことが分かった。(3)第一次世界大戦が多くの戦争詩を生んだが、第二次世界大戦に詩的表現を与えた作家は少ない。それに対して、BBCラジオは、戦争にたいする、より複雑な感情を代弁するメディアになったことが分かった。
著者
上田 泰之 田中 洋 亀田 淳 立花 孝 信原 克哉
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2014, 2015

【はじめに,目的】投球障害肩の治療・予防を考える上で,投球動作中の肩関節に加わる力学的ストレスを3次元的に求め,それに関連する運動学的・動力学的因子を検討することが重要である。これまで投球動作中の肩関節に加わる圧縮力については検討されているが,それ以外の前後方向・上下方向への力学的ストレスついてもそれらに関連する因子を検討する必要がある。本研究の目的は,投球動作中の肩関節に加わる圧縮力,前後方向および上下方向の力学的ストレスに影響を与える運動学的・動力学的因子について明らかにすることである。【方法】対象は次の条件を満たす中学・高校生の野球投手81名とした(年齢15.0±1.4歳,身長172.0±9.8 cm,体重63.2±9.8 kg,右63名・左18名)。1)投球動作の測定時に疼痛がない,2)肩・肘関節の手術経験がない,3)測定より6カ月以内に肩・肘関節の疼痛や障害のために投球動作を禁止された期間がない。投球動作の測定にはモーションキャプチャ・システムを用いた。解剖学的骨特徴点の皮膚上に36個の赤外光反射マーカーを貼付し,投球マウンド周辺に設置した7台の高速CCDカメラ(ProReflex MCU-500+,Qualisys Inc., Sweden)と2台のハイスピードビデオカメラ(HSV500C<sup>3</sup>,nac Image Technology,Japan)を用いて測定を行った。運動学的・動力学的パラメータを算出するために,胸部,上腕及び前腕座標系を設定し,胸部に対する上腕座標系の回転,上腕に対する前腕座標系の回転をオイラー角で示し,それぞれを肩関節,肘関節角度とした。また,水平面上での両肩峰を結ぶベクトルV<sub>s</sub>,両上前腸骨棘を結ぶベクトルV<sub>p</sub>それぞれとマウンドプレートとの成す角度を肩甲帯回旋角度,骨盤回旋角度とした。さらにV<sub>s</sub>とV<sub>p</sub>との成す角度を体幹回旋角度とした。肩関節,肘関節に加わる関節間力ならびにトルクはニュートン・オイラー法を用いて推定した。統計学的解析には,SPSS 12.0J(エス・ピー・エス・エス社,日本)を使用し,ステップワイズ法による重回帰分析を行った。投球動作時の肩関節に加わる最大圧縮力,最大前方関節間力および最大上方関節間力を従属変数とした。独立変数はトップ・ポジション(TOP),非投球側足部接地(FP),肩関節最大外旋位(MER),ボール・リリース(BR)時の肩関節および肘関節の関節角度,肩甲帯回旋角度,骨盤回旋角度,体幹回旋角度,肩関節および肘関節へ加わるトルクの最大値とした。【結果】最大肩関節圧縮力を従属変数とした場合,p<0.01でありR<sup>2</sup>=0.67であった。標準偏回帰係数はBRでの肩関節水平内転角度が0.60,BRでの体幹回旋角度が-0.51,MERでの骨盤回旋角度が-0.40,最大肩関節外旋トルクが-0.33,最大肘関節外反トルクが0.31,TOPでの肩関節水平内転角度が-0.23,最大肩関節内転トルクが-0.22,BRでの肘関節屈曲角度が-0.20,FPでの体幹回旋角度が0.17であった。肩関節最大前方関節間力を従属変数とした場合,p<0.01でありR<sup>2</sup>=0.63であった。標準偏回帰係数はFPでの肩関節水平内転角度が-0.84,最大肩関節水平内転トルクが0.41,FPでの肘屈曲角度が0.25,最大肩関節外旋トルクが-0.18,最大肩関節内転トルクが-0.16であった。肩関節最大上方関節間力を従属変数とした場合,p<0.01であり,R<sup>2</sup>=0.69であった。標準偏回帰係数は最大肩関節外転トルクが0.59,FPでの肩関節内転角度が0.55,FPでの肩関節外旋角度が-0.51,TOPでの肩関節内転角度が-0.36,BRでの肩関節内転角度が0.32,FPでの肘関節屈曲角度が0.32,FPでの骨盤回旋角度が-0.20,最大肩関節外旋トルクが-0.19,BRでの肩関節外旋角度が0.14であった。【考察】投球動作時に加わる力学的ストレスに影響する因子は,そのストレスの加わる方向により異なることが示された。肩関節の圧縮力にはBRでの肩関節水平内転やBRでの体幹回旋角度,肩関節最大前方関節間力にはFPでの肩関節水平外転や最大肩関節水平内転トルク,肩関節上方関節間力には,最大肩関節外転トルクやFPでの肩関節内転角度が影響を与える因子であった。また,それぞれの肩関節に加わるストレスに影響する因子として,FPでの肩・肘関節の関節角度が挙げられることから,この時点での投球動作に着目することは肩関節に加わる力学的ストレスを軽減させるために重要であることが定量的に確認された。【理学療法学研究としての意義】本研究の結果は,投球障害肩の疼痛部位や病態に応じた理学療法の一助となると考える。また,投球動作を詳細に分析することで,今後起こりうる投球障害肩を予測し,予防するためにも有用である。
著者
熊谷 仁 熊谷 日登美
出版者
特定非営利活動法人 日本バイオレオロジー学会
雑誌
日本バイオレオロジー学会誌 (ISSN:09134778)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.3-15, 2007-03-25 (Released:2012-09-24)
参考文献数
16
被引用文献数
1

The glass transition has attracted great interest from food scientists in recent years, because many phenomena related to food manufacturing and preservation could be systematically explained with a concept of glass transition: for example, food materials maintain their physical and chemical stability better in a glassy state than in a rubbery state. However, it is often difficult to apply the methodology in polymer science to the analysis of glass transition for foods. In this review, the availability of the concept of glass transition in food science and engineering was explained. Such phenomena as reaction rate of non-enzymatic browning, powder caking, and in freeze drying can be described by glass transition.In addition, the analysis of the glass transition of foods by electrical methods in our research was also reviewed. The dielectric relaxation, i.e., the peak of the dielectric loss, ε”, was observed for glassy gelatin of low moisture contents and ascribed to the local motion of molecules. However, when the ionic conductivity dominated the electrical properties, the ε” peak was masked. For analyzing such a system, the electric modulus, M* was an effective tool.
著者
渡邉 真 阿部 浩明
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.11687, (Released:2020-03-30)
参考文献数
20

【目的】随意運動機能と歩行能力に乖離がみられた前頭葉内側面損傷例に対し,本現象の背景に運動開始困難例があると推察し外的刺激を用いたアプローチを試み,症状の改善を認め屋内歩行自立を獲得したため報告する。【対象】右前大脳動脈閉塞により左下肢の随意運動が著しく困難となったものの,移乗動作や歩行時には明らかな支持性の低下がみられなかった70 歳代の女性である。【方法】視覚情報や聴覚情報を活用した外的刺激を用いた理学療法を実施した。【結果】外的刺激の提供によって運動開始困難には改善がみられ,各種起居動作時の随意運動障害は改善し,歩行時の運動開始困難の改善が図れ,退院時には屋内歩行自立までに至った。【結論】前頭葉内側面損傷後に随意運動機能と歩行能力に乖離が生じた症例に対して,外的刺激を用いた理学療法を実践することは,運動機能を改善させるうえで有効な一治療手段となる可能性があるものと思われた。
著者
古庄 啓太郎 服部 励治 李 相根
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 35.4 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.103-106, 2011-01-21 (Released:2017-09-21)
参考文献数
6

有機半導体における電気伝導機構を明らかとするため,有機半導体単層構造素子における電流電圧理論式の導出と実際の素子における測定結果との一致の評価を行った.電流電圧理論式として移動度の電界依存性を含めた注入制限および空間電荷制限電流に基づく2種類を導出し,作製した素子がどちらの理論式に基づくかを評価した.また,電流電圧特性の温度依存性および膜厚依存性の実験結果との一致も評価した.
著者
森 也寸志 金子 信博 松本 真悟
出版者
岡山大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

人工マクロポアという疑似間隙構造を土壌内に作るとき,充填物に縦方向に長い繊維を使い,充填率30%であったときに最も効果的に下方浸透を促すことができた.土壌カラム実験では,土壌水分と有機物量に逆相関がみられ,栄養塩をよりも水分が有機物分解に影響すること,また,土壌下方にある有機物は酸素が遮断され,かつ水分が減ると上方移動が不能になるため分解を免れる傾向にあり,根や浸透有機物の分解が逆に促進されることはなかった.亜熱帯土壌では畑圃場で地表流の発生が抑制され,結果的に農地土壌の流亡が抑制されることがわかった.このため,分解が優勢な高温化でも有機物については保全傾向が見られた.
著者
近藤 尚己 山縣 然太朗 大西 康雄
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

地域のソーシャル・キャピタル、即ち人々の結束や信頼を高めるような社会的ネットワーク資源の醸成が、高齢者の健康維持に貢献することが期待されている。しかし、健康資源が人的ネットワークを介してどのように伝達し、個人の健康へと影響していくかについては明らかになっていない。本研究では、数理社会学の「ネットワーク分析」手法を用いて、高齢者のネットワークのダイナミズムと健康との関連を理解することを目的として、ネットワーク分析手法の公衆衛生領域への応用を試み、また、そのための課題整理を行った。初年度に山梨県A町の全高齢者を対象に健康状態、社会経済状況、心理社会状況、生活習慣、および社会的ネットワーク等に関する郵送質問紙調査を行った。2年目以降は、山梨県内で歴史的に継続実施されてきている無尽講(回転型貯蓄金融講)やその他の地域活動へ参加している人を対象に訪問調査を実施し、各無尽講のグループ内、およびグループ間の関係性に関する量的・質的データを構築した。このデータを日本老年学的評価研究データと個人リンケージして分析した結果、ソーシャル・キャピタルが、個人のメンタルヘルス(抑うつ傾向)に対して抑制的に関与し、ネットワーク内における情緒サポートの授受の関与が示唆された。また、無尽講への参加には二面性があり、楽しみながら高強度に参加している場合死亡リスクを下げるが、掛け金が高すぎるストレスフルなグループへの参加は逆効果となることが明らかになった。本研究により、地域組織を媒体としたネットワークデータが公衆衛生研究へと応用可能であることがわかった。また、大規模調査においてネットワークデータを取得する際の課題が整理できた。本研究は基盤研究A「高齢者における健康の社会的決定要因に関する大規模パネル調査(代表:近藤尚己)」へと引き継がれ、今後長期の縦断的な分析を進めていく。