著者
佐々木 潤
出版者
日本ウィルス学会
雑誌
ウイルス (ISSN:00426857)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.67-74, 2007-06-22
著者
高島 大 冨田 睦雄 陳 志謙 佐藤 光彦 道木 慎二 大熊 繁
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. D, A publication of Industry Applications Society (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.123, no.6, pp.762-763, 2003-06-01
被引用文献数
1

This paper proposes to paste non-magnetic materials on the rotor surface of a cylindrical brushless DC motor and to use the model including the extended e.m.f. for sensorless control. In the proposed method, the inductance changes depending on the rotor position because of eddy currents, which flow on the non-magnetic material at high frequency. The rotor position can be estimated at standstill and at low speeds. The simulation results show that the proposed method is very useful.
著者
牛島 廣治
出版者
日本ウイルス学会
雑誌
ウイルス (ISSN:00426857)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.75-90, 2009
被引用文献数
3 4

ウイルス性胃腸炎の研究の流れ,概要,診断法,分子疫学について述べた.ロタウイルス,アデノウイルス,ノロウイルス,サポウイルス,アストロウイルス,ヒトパレコウイルス,アイチウイルス,ヒトボカウイルスを取り上げた.それぞれに遺伝子群(genogroup),遺伝子型(genotype),亜型(subgenotype)/クラスター(cluster)/リニージ(lineage)などがあり,地域・年によって変異が起きていることがわかった.これらの変異には点変異のみならず,ヒト-ヒトおよびヒト-動物ウイルス間の組み換えもみられた.ウイルス性胃腸炎は食物だけではなく,ヒト-ヒト感染が重要であり,また環境との関係も注目される.研究の進歩で少しずつ自然生態系の中での各ウイルスの有り様がわかってきた.すでに究明されたウイルスに対しては免疫学的方法あるいは遺伝子学的方法で検査が可能となった.しかし更なる検査法の開発および未知のウイルスの発見が今後期待される.疫学は長く行ってはじめて現象が理解されることが多く地道な努力が必要である.新しい技術を用いながら研究を進めるとともに,流行時など社会の要求に対処する必要がある.
著者
鈴木 勝己 辻内 琢也 辻内 優子 熊野 宏昭 久保木 富房
出版者
一般社団法人日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.185-191, 2007-03-01

近年,心身医療における物語りに基づく医療(narrative-based medicine; NBM)に関する研究では,病者の語りを質的に分析していく意義が理解されつつある.医療人類学によるNBM研究への貢献の一つは,病いの語りの質的調査において,病者・医療者・調査者間の交感的な関わりを含めた相互作用を理解しようとする点にあるだろう.病いの語りの医療人類学研究では,質的調査の中で生じた相互作用を考慮しつつ,病者の生活世界を精緻に理解しようとするからである.今回の報告では,精錬された病いの語りは病者の証言(witness)であり,その証言が証人である医療者と外部の第三者から確認されていくことが,NBMの実践においてきわめて重要であることを提示したい.本報告における証言は,全人的医療の理解に貢献し,NBM研究における重要な概念と考えられるからである.病者・医療者・第三者の相互作用は,病いの語りを精錬させ,病者が病いの専門家としての自負をもち,医療への過度な依存から脱していく臨床プロセスが確認される可能性がある.ここで問うべきは,病者の個人的経験に関する証言は,心身医療における治療の根拠となるのか,という点であろう.医療人類学は,病者の証言の理解を通して,NBMのあり方について根源的な問いを投げかけている.
著者
Yamada Isao
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
Journal of the Physical Society of Japan (ISSN:00319015)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.979-988, 1972-10-05
被引用文献数
4 198

It has been found that K_2CuF_4 is ferromagnetic below 6.25K. The two-dimensionality of this compound as expected from its K_2NiF_4 type structure is strongly supported by magnetic and specific heat measurements. The torque as well as zero field NMR measurements suggest that the c-plane is an easy plane, in which the spins are very weakly bounded to the direction of a-axia. On the assumption that this magnetic system to be purely two-dimensional, the exchange interaction J between tha spins within the c-plane is found to be the Heisenberg type with about one percent XY-like anisotropy and j/k=10.0K is obtained from the series expansion analysis of the high temperature susceptibility as well as linear dependence of the low temperature specific heat. The transition at 6.25K may be caused by inter-layer exchange interaction. The exchange field between the adjacent layers is expected at least larger than 400 Oe.
著者
山田 研治
出版者
九州歯科学会
雑誌
九州齒科學會雜誌 : Kyushu-Shika-Gakkai-zasshi (ISSN:03686833)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.91-105, 1988-02-25

トノサマガエル(Rana nigromaculata)の右側舌尖部を分岐部より切断した後, 3か月から約1年間飼育した.夏期は3か月, 冬眠期間を含む場合は約1年間経過後, 切断側舌尖部に再生が認められたので, 左側の舌尖部を対照側として, 実体顕微鏡および走査型電子顕微鏡によって形態学的に, また, 再生部の感覚については生理学的に検討した.走査電顕写真をもとに, 再生部の面積, 茸状乳頭数, 単位面積当たりの茸状乳頭数を調べ対照側と比較した.再生部と対照側の感覚は再生部と対照側の舌尖部を支配する舌咽神経を残し, 他の舌体部の感覚神経を全て切断した標本を作成し, 再生側と対照側の舌尖部に触刺激と化学的刺激を加え, 舌咽神経の応答を比較した.その結果を要約すると以下のようである.1. 夏期3か月, 冬眠期を含む11か月, 12か月および13か月の各群は, いずれにも舌尖部の再生が認められた.20実験例の再生部の面積の平均値は0.9mm^2で, 対照側の舌尖部の大きさの約1/3であった.2. 再生部にも茸状乳頭が認められた.再生部の茸状乳頭数は20例の平均で25個, 対照側は39個であった.3. 20例の再生部および対照側の1mm^2当たりの茸状乳頭数は, それぞれ28.2個と15.5個で, 再生部では, 特に切断部付近に茸状乳頭が密集していた.4. 再生部と対照側の茸状乳頭の平均直径は, それぞれ9.5μmと12.2μmで, 再生部の乳頭は小さかった.また, その形が円形でないものが認められた.5. 各実験例はいずれも触刺激によく応答した.その結果は対照側と同様であった.6. 再生側は化学的刺激によく応答した.再生側の化学的刺激に対する応答は対照側舌尖部の場合と全く同じ傾向であった.7. 水刺激の場合, 刺激液の流出と同時に応答し, 刺激を止めた後にもわずかにインパルスが発生し, 消失した.0.5M NaClの場合も水と同様に刺激の開始と共にインパルスが発生し, 刺激を中止した後にも, かなり長くインパルスが発生した.また, インパルスの頻度はもっとも大であった.0.01M HClの場合, 刺激開始直後, 短期間インパルスが群発したが, 刺激中にも消失した.0.5M sucroseはインパルスが発生しない例や, 発生してもごく少数であった.0.01M quinine-HClの場合には, 頻度の低いインパルスが発生した.この場合にも刺激を中止した後にも少数のインパルスが持続した.
著者
水上 和則
出版者
専修大学人文科学研究所
雑誌
人文科学年報 (ISSN:03878708)
巻号頁・発行日
no.43, pp.193-220, 2013

1 0 0 0 ウルシ

著者
能城 修一
出版者
日本森林学会
雑誌
森林科学 (ISSN:09171908)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.39-41, 2007
参考文献数
4