出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1620, pp.142-145, 2011-12-12

命名権(ネーミングライツ)という概念が日本で広く知られるようになってほぼ10年。広辞苑によれば、その定義は「施設などの名称に、企業や商品の名を付ける権利」とある。大抵の場合、権利を売る側は施設を所有する地方自治体や第3セクターであり、購入するのは民間企業である。 国内では「味の素スタジアム」が本格案件の第1号である。
著者
福田 孝
出版者
筑波大学
雑誌
筑波フォーラム (ISSN:03851850)
巻号頁・発行日
no.71, pp.126-129, 2005-11

こういう機会なので、また大学関係の方のなかには附属のことを知らない方もいらっしゃると聞いたことがあるので、勤務している附属駒場の紹介の文章を書きたいと思う。附属駒場中学校・高等学校は、渋谷から井の頭線で二つ目の駅「駒場東大前」から徒歩七、八分のところにある。駅の北側に ...
著者
渡辺 和男
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.72-76, 1998-04-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
15

コラーゲンの構造と性質について, ゼラチンのそれらと対比させて記した。コラーゲンとゼラチンは同じアミノ酸組成を示すにもかかわらず, コラーゲンの性質 (たとえば, 粘度, 保湿性, タンパク質分解酵素抵抗性) は, ゼラチンのそれとはまったく違う。これは, コラーゲンとゼラチンの構造の違いによるのだろう。コラーゲンは3重ヘリックス構造であるのに対し, ゼラチンはランダムコイル構造である。コラーゲンの特異な性質は, そのユニークな分子構造に起因するのだろう。
著者
田中貢太郎 編
出版者
升重書店
巻号頁・発行日
vol.中巻, 1925
著者
田中貢太郎 編
出版者
升重書店
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1925
著者
児玉 ひとみ 竹宮 孝子 斎藤 加代子 大澤 真木子 岡本 高宏
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.72, no.12, pp.2989-2994, 2011 (Released:2012-07-24)
参考文献数
14
被引用文献数
1

近年,外科を選択する女性医師が増えつつある.女性外科医が妊娠・出産を望む時期と専門医取得を目指す時期はほぼ重なっている.育児と両立しながら臨床経験を積む為には,多くの問題を解決しなければならない.東京女子医科大学は日本で唯一の女子のみで構成された医科大学であり,女性医師を支援するシステムが多く存在する.今後全国的にこれら支援システムがたちあがり,ワークライフバランスの概念が浸透してゆけば,女性外科医は出産後も母親であると当時に一外科医として社会に貢献し続けることができる.
著者
堤 明夫
出版者
海人社
雑誌
世界の艦船
巻号頁・発行日
no.856, pp.86-91, 2017-04
著者
田中 真理
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.193-205, 2013 (Released:2013-10-10)
参考文献数
30
被引用文献数
3

本研究は, 注意欠陥/多動性障害児・者(以下, AD/HD者)の自己認識について, 自分のパフォーマンスに影響を与えた要因をどのように自身がとらえているのかという原因帰属スタイルの様相に焦点をあてた研究動向について検討することを目的とした。原因帰属は自己統制感や効力感に関する自己認識のひとつの側面であり, 抑うつ状態などの二次障害への心理的支援において重要な知見を提供している。研究方法としては, 呈示された項目についてどのような原因帰属をするかを対象者自身が評定していく質問紙による調査と, 対象者がある課題を実際に遂行しそのパフォーマンスについて自分自身がどのような原因帰属をするかを評定する実験的調査とに分類された。原因帰属については統制性, 安定性, 特殊性, 内在性の複数の次元にわたり検討されており, 定型発達者との比較検討の結果, 児童・思春期のAD/HD者では, 失敗状況に対しては安定的・全体的および外在的原因帰属スタイルがみられ, 成人期では安定的・全体的・内在的な原因帰属スタイルがみられたことが共通して示された。最後に, AD/HD者にとっての適応的な原因帰属スタイルと学習性無力感との関連が議論された。
著者
デビ マリア ベルナデット カリナ 加藤 孝明
出版者
Institute of Industrial Science The University of Tokyo
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.247-250, 2018-07-01 (Released:2018-08-01)
参考文献数
19

本論文では,既存の災害復興理論および復興評価と,コミュニティレベルにおける実際の復興事例との比較について述べる.災害復興評価に関する既往研究は,住宅やインフラなどの定量的な指標に焦点を当てている.しかし,実際の復興事例を通じた観察と包括的な観点を含めた復興評価が必要である.コミュニティの見解と既往研究との違いに基づいて,理想的な復興評価は利害関係者を含めた復興の過程と物理・社会・環境などのすべての側面における復興結果に関して,より質的な視点を考慮すべきである.
著者
江原 朗
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.1029-1035, 2011 (Released:2011-12-13)
参考文献数
10
被引用文献数
1

高齢化の進行や家庭の育児能力の低下から,夜間・休日の救急外来等の受診が増加し,勤務医の疲弊と退職が社会問題化している.こうした中で,病院における労働基準法違反が顕在化してきた.特に,当直が宿日直ではなく,夜間・休日の通常勤務であることが指摘されている.宿日直手当は,日給の3分の1程度の支給ですむものの,救急外来や臨時手術を夜間・休日に行った場合,割増賃金を支給する必要がある.継続性のある医療を構築するには,労働法規を遵守した労務管理が不可欠である.