著者
池田 定博 金田 重郎 金杉 友子 加藤 恒昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.708, pp.113-120, 2000-03-17
参考文献数
6
被引用文献数
2

商品開発やマーケティングでは、効果的なコンセプトの作成が極めて重要である。しかし, 思いついた多数のコンセプトや広告コピー案の中から, 戦略の柱となるキーワード候補を絞り込んでゆく方法は知られていない.本稿では, この問題を解決するため, 「流行ことば予測」手法を提案する.そこでは, まず, 過去・現在・将来における流行語の背景となる社会的要因を、「ことば」として表現する.そして, 今後流行の可能性がある新しい「ことば」と, これら社会的要因との距離を計算し, 「近い」と算出されたことばから, 流行のキーワードを開発する.過去の「ことば」としては, 自由国民社発行の「現代用語の基礎知識」を使用し、距離計算にはベクトル空間法を利用した。1998年度の流行語大賞である「ショムニ」等が, どのような背景により流行したかを実験的に分析する。
出版者
海人社
雑誌
世界の艦船
巻号頁・発行日
no.800, pp.144-147, 2014-07
著者
佐藤 晋平
出版者
日本教育政策学会
雑誌
日本教育政策学会年報
巻号頁・発行日
no.19, pp.143-156, 2012-07-15

Time is an important element for education and law. In the practices of education and law, they build the time structures of themselves. And the people who practice are involved in these time structures. But these time structures, of education and of law, are different from each other. For education, the important moment is when the communication between students and teachers occurs. The time structure of education is made by repetition of this moment. Even if students are educated for the future, the education practice or communication occurs now. For law, particular kind of time structure arises in the juridical process. Legislation or juridical decision affects people in the future, but these are done now. And law is variable, so a decision at one moment will be or should be changed by a decision at another moment. The accumulation of these moments makes the time structure of law. It is difficult for education law to contain both of these different time structures. From this view point, we may be able to design different relations of education and law from what we have designed in the past.
著者
野田 恵剛
出版者
中部大学
雑誌
国際関係学部紀要 (ISSN:09108882)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.109-135, 1998-11-30
著者
高柳 伸一
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.73, no.623, pp.227-234, 2008-01-30

This paper analyzes, for the first time, the whole process of the planning of the defensive walls realized in Larache, Morocco, the enclave Spain of Felipe III possessed in 1610, by referring the related documents in Coleccion Aparici. The final plan was based on the idea of Bautista Antonelli, one of the most important military engineers in that period. And this paper shows that the most important factor in that process was to make a project which can be constructed with low cost and two conditions observed in the original plan of Antonelli were not seen in the final plan. Antonelli modified his original plan according to the wish of the Court which was concerned about its cost. At that period, the Spanish government was trying to reduce the expenditure for military budget, including that of the fortification, in order to solve its financial problem. Therefore, we can regard the process of the planning of the fortification in Larache as a case that shows the general feature of Spanish fortification in the first quarter of the 17th century.
著者
谷 茂
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地震工学研究発表会講演論文集 (ISSN:18848435)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.61-64, 2001

農道、干拓堤防、ため池等の農業用の施設が過去の地震でたびたび被害を受けてきている、2000年10月6日に発生したマグニチュード7.3の鳥取県西部地震ではため池の約68箇所が被災している。さらに2001年3月24日に発生したマグニチュード6.4の芸予地震においても約187箇所のため池が被災している。本報告では被害の状況と特徴について述べる。芸予地震については現時点では被害の詳細がすべては明らかになってはいないが、現在の調査結果に基いて、この地震被害の状況と特徴について述べる。
著者
山内 勝也 高田 正幸 岩宮 眞一郎
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.192-202, 2003-04-01
被引用文献数
12

分かり易く覚え易いサイン音をデザインするための基礎的知見を得るために,既存のサイン音を用いて,機能イメージに関するカテゴリ判断実験と擬音語表現を用いた自由記述表現実験を行った。機能イメージに関しては,主成分分析により「警報-操作」「報知」「呼出」「警告告知」「終了」の五つのイメージに集約した後,擬音語表現と音響的特徴との対応関係な検討した。その結果,警報感を伴う音は「ピピピピ」等に擬音語表現される繰り返しを伴う音あるいは「ブー」と表現される継続時間が長く倍音の豐富な音,操作のフィードバックに適するのは「ピッ」で表現される短い音,報知に適するのは立ち上りが緩やかで拗音を伴って表現される音,呼出感の強い音は「ビリリリ」等で表現される変化速度の速い周期的変動音,警告告知のイメージを伴う音は「ブー」など有声子音を用いた基本周波数が低く周波数成分が豐富な音,終了のイメージを伴う音は「ピー-ピー」等のように長音を伴った繰り返しで表現される音か,長い減衰時間を持ち「チーン」などと長音と撥音を伴う表現がされる音である等の傾向を得ることができた。
著者
松本 浩之
出版者
文教大学
雑誌
教育研究所紀要 (ISSN:09189122)
巻号頁・発行日
no.22, pp.49-54, 2013

文部省が発表した来年度土曜授業を行う公立校への補助金制度について検討し、すでに始まっている東京都を始めいくつかの自治体の土曜授業の状況と比較した。
著者
深澤 圭太 石濱 史子 小熊 宏之 武田 知己 田中 信行 竹中 明夫
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.171-186, 2009-07-31
被引用文献数
7

野外の生物の分布パターンは生育に適した環境の分布や限られた移動分散能力などの影響をうけるため、空間的に集中した分布を持つことが多い。データ解析においてはこのような近隣地点間の類似性「空間自己相関」を既知の環境要因だけでは説明できないことが多く、近い地点同士ほど残差が類似する傾向がしばしば発生する。この近隣同士での残差の非独立性を考慮しないと、第一種の過誤や変数の効果の大きさを誤って推定する原因になることが知られているが、これまでの空間自己相関への対処法は不十分なものが多く見られた。近年、ベイズ推定に基づく空間統計学的手法とコンピュータの能力の向上によって、より現実的な仮定に基づいて空間自己相関を扱うモデルが比較的簡単に利用できるようになっている。中でも、条件付き自己回帰モデルの一種であるIntrinsic CARモデルはフリーソフトWinBUGSで計算可能であり、生物の空間分布データの解析に適した特性を備えている。Intrinsic CARモデルは「空間的ランダム効果」を導入することで隣接した地点間の空間的な非独立性を表現することが可能であると共に、推定された空間的ランダム効果のパターンからは対象種の分布パターンに影響を与える未知の要因について推察することができる。空間ランダム効果は隣接した地点間で類似するよう、事前分布によって定義され、類似の度合いは超パラメータによって制御されている。本稿では空間自己相関が生じるメカニズムとその問題点を明らかにした上で、Intrinsic CARモデルがどのように空間自己相関を表現しているのかを解説する。さらに、実例として小笠原諸島における外来木本種アカギと渡良瀬遊水地における絶滅危惧種トネハナヤスリの分布データへの適用例を紹介し、空間構造を考慮しない従来のモデルとの比較からIntrinsic CARモデルの活用の可能性について議論する。