Shoji Hashimoto (橋本省二) (@ShojiHashimoto3)

投稿一覧(最新100件)

日本物理学会誌は宝の山。クォークの閉じ込めとは何か。益川先生によるまとめ。 https://t.co/DIfBTSnG0g 書かれたのは、ちょうど量子色力学ができたころ。ここで紹介されている様々な謎や矛盾が、その後どう解決されていったのか(あるいは残っているのか)考えるのは楽しい。
日本物理学会誌は宝の山。量子コンピュータ実現への鍵となるか。 https://t.co/sFuzWwvLR7 超伝導量子ビットで量子状態が壊れる原因は、基盤上の絶縁層などがもつ格子欠陥。実効的に二準位系としてはたらき、量子ビットと応答するおかげで台無しに。これを、結晶成長の技術で1桁改善。
日本物理学会誌は宝の山。計算物理は理論以上にセンスを要求される。 https://t.co/p87EJWR0Sw ハバード模型は高温超伝導の標準模型。計算機でどう解くか。そこには符号問題が立ちはだかる。自然界の自由度の多さに対して理論物理のもっている武器はあまりに貧弱。もっと多様な手法を。
日本物理学会誌は宝の山。5次元ゲージ理論は存在するか。https://t.co/OfboglGFiq ダメ。発散が強すぎて繰り込み不可能。そんな理論も超対称性があれば救われる。存在条件はフレーバー数に依存。実は、同じ理論を超弦理論の解として作ることもできる。超弦理論はゲージ理論の母なる理論でもある。
日本物理学会誌は宝の山。こんなところにあった強結合QED。 https://t.co/VFMdHxtWAK 頂点にスピンをもつ正4面体を組み合わせていくと、多く縮退した基底状態があらわれ、ゲージ理論に見える。つまり量子電磁力学。そこには磁気モノポールも登場。しかも強結合。QEDの実験場じゃないか。
日本物理学会誌はほんとに宝の山。超伝導のBCS論文に引用された唯一の日本人。 https://t.co/u0aJyYA7kS 京都の国際会議で来日していたバーディーンが、「物性論研究」に発表されていた中嶋氏の日本語論文を欲しがる。京都から東京へ移動中、名古屋駅で停車中に手渡した。ドラマのような話。
日本物理学会誌は宝の山。「ちょっと長めの週末の仕事としては悪くない成果でした」 https://t.co/roT3xVEic2 ミューオンの崩壊でパリティの破れを測定したレーダーマンさん。ドライブ中に思いついたアイデアを年が明けた週末に実行。週明けには結果が。こんな実験は絶対楽しい。
日本物理学会誌は宝の山。周期表は不合理じゃないか。作り直しちゃえ。 https://t.co/p7JWRD08LL 元素の性質を正しく反映するには 3D にしないと。それがエレメンタッチ。

18 0 0 0 OA 分裂するスピン

日本物理学会誌は宝の山。電荷の分数化? スピンが分裂? https://t.co/VTwwnyNLvK ぎょっとするけど、まじめな話。動きにくい電子がつまった物質中では変なことがおこる。分数量子ホール効果だけではない。量子スピン液体。こういうのを理解できるようになりたい。来年の目標。
日本物理学会誌は宝の山。「モンテカルロ法は非常に悪い。他がすべてダメな場合に限り使うべし」 https://t.co/gOlwQoGNg0 ランダムウォークは見るからに効率が悪い。行ってほしい方向にわざと流す方法があればいいのに。そんな都合のいいやり方がどうやら本当にあるらしい。年末年始の勉強また一つ。
日本物理学会誌は宝の山。いわゆる11月革命(1974年)について南部先生の解説。執筆は同じ年の年末。 https://t.co/HPVlxWI4AP これと比肩する過去の事件はV粒子(ストレンジ)、パリティ非保存、Ω^-(クォーク模型の確立)。いずれも20年あまりの間に起こった。素粒子物理の幸福な時代。
日本物理学会誌は宝の山。最小2乗法といえばこれ。 https://t.co/JttDO0WpPF パソコンなんてなかった時代を想像すべし。簡単そうなことも大変。小柳先生にはみんなお世話になった。 有名な話。OYAMINのコードには、行儀の悪い変数がある。すぐ発散。大騒ぎ。変数名は FKGT。誰かの名前らしい。誰?
この問題の元祖的な解説はこちら。 https://t.co/ezJVe4B7SL 池田ダイヤグラムというんだそうです。かつて(1970年代)日本でさかんに議論されたのだとか。
日本物理学会誌は宝の山。原子核は殻構造とクラスターのせめぎ合い。 https://t.co/pJE1TJwRsL 平均場のなかの準位を順番に陽子・中性子で詰めていくのが殻模型。がっちり結びついたヘリウム原子核がクラスターとして働く効果とどっちが勝つのか。クラスターは励起状態にあり。原子核は複雑。
日本物理学会誌は宝の山。量子色力学はどこまで「理解」できるのか。 https://t.co/IMYdkxNap9 数値計算ならできるけど理解できた気はしない。ではどうすれば? 色自由度 N=3 が1よりもはるかに大きいとみなせ、かつ時空が2次元ならどうにか。現実と全然違うって? そこから学べることもあるはず。
日本物理学会誌は宝の山。心に刺さる言葉の数々。 https://t.co/MIs2s3B1cZ 年をとること。「重要な仕事に時間を使うあまり、ありきたりの仕事を若手にまかせ」「実験家が実験をしなくなったり理論家が計算をしなくなり」「勉強する願望も失われ、自負心とうぬぼれが現れる」。ミグダル先生の警句。
日本物理学会誌は宝の山。量子スピン液体とは。 https://t.co/bTV5gEDwtn わからなくなったら、まずは学会誌。強い磁気相互作用をもつが低温でも秩序を示さないのが量子スピン液体らしい。「そもそもの状態の定義が必ずしも明確にされてきた訳でもない」。 部外者がわからなくても当然?
日本物理学会誌は宝の山。量子コンピュータができたら遊びたい。 https://t.co/XBkjQy1N1C 知りたい量子系を量子ビットにマップして動かす。理論家にもできる量子の実験。絶対楽しい。問題はボソン系。特にゲージ場。無限個の量子ビットが必要。 量子計算という名前がよくない。これは実験なんだ。
日本物理学会誌は宝の山。本物を見てみたい。 https://t.co/Y49Trrelrr 素粒子の検出器でシンチレーターというのがある。荷電粒子が通ると光るらしいけどほんとかしら。暗室に入って目を凝らしてみたら... 。 年末に先生と暗室にこもったM2の戸本くんって、もしかしてうちの研究所の教授の?
日本物理学会誌は宝の山。磁石は量子の精妙なしくみの帰結。 https://t.co/W7O8PktOEf なぜスピンはそろうのか。量子力学にもとづく単純な議論は失敗する。電子の運動も考えるハバード模型を使ってはじめて理解できる。複雑な系から本質だけを抽出する理論物理の理想形。
日本物理学会誌は宝の山。量子化にハミルトニアンもラグランジアンも必要ない。 https://t.co/3vHkns5Y71 確率過程量子化法。運動方程式による時間発展にゆらぎを加えればできあがり。ゲージ固定なんて不要。 交換関係や経路積分よりずっとイメージしやすい。量子化の本質はこれじゃないの?
日本物理学会誌は宝の山。近隣分野にはつい辛口になる。https://t.co/gdZeKjkunR 陽子のスピンは 1/2 。クォークとグルーオンに分解したくなるのはわかるが、観測量と結びつけるのは至難。なにしろグルーオンには光子が当たらないので間接測定。不定性が大きすぎて私は思考停止。
日本物理学会誌は宝の山。雁の群れのスケーリング。 https://t.co/46Mo12limA V字型に隊列を組んで飛ぶ雁(かり)。斜め後方につけば、翼端渦の上昇流のおかげでエネルギーを節約できるのだとか。スピードスケートと同じ理屈。では群れの大きさは何が決めるか。微分方程式の安定性で調べる。
日本物理学会誌は宝の山。物理学者は「ひとつ、ふたつ、いっぱい! (N>2)」と数える。 https://t.co/nqltcXXqKn 水分子でさえ電子は8個。「どないしてくれる〜」。 自由度を圧縮して注目する状態を取り出す密度行列くりこみ群。これならイメージがわきそうな解説。
日本物理学会誌は宝の山。「増えようが減ろうが勝手にしやがれエントロピー
日本物理学会誌は宝の山。なぜタンパク質は正しく折り畳まれるのか。 https://t.co/8VEnSDe8ba タンパク質の機能はその形が決める。だが、決まった並びのタンパク質にも無数のエネルギー極小状態がある。エルゴード的に探していては基底状態にたどりつくのに宇宙年齢くらいかかる。どうなってるの?
日本物理学会誌は宝の山。最も簡単な多原子分子。 https://t.co/ZzgA7NbQlz 陽子3電子2のイオンはプラズマ中に存在するありふれた分子。だが、たった3つなのに計算は難しい。正三角形構造が安定と確定するには数値計算が必要。星間分子の測定は難航するも、実は灯台下暗し。木星のオーロラで発見。
日本物理学会誌は宝の山。南部陽一郎が聞いた久保亮五のつぶやき。 https://t.co/X7CGRjkKN3 一高時代を懐かむ会話のなかで、「でもね、あの制度が日本を戦争、敗戦に導いたのではないでしょうかね...」。一高、東大卒のエリートが官僚として国を導いた時代。 彼らは現代の日本をどう見るだろうか。
日本物理学会誌は宝の山。解析力学とは凡人にも使える力学。 https://t.co/CFpmJFvXEB 『解析力学』はケースバイケースの技巧を力学から一掃し、一定の計算能力さえあれば誰にでも解けるようにした。 ラグランジュは最小作用の原理が電磁気学などもカバーできる普遍性をもつことまでは知らなかった。
日本物理学会誌は宝の山。「コペンハーゲン解釈」の起源。 https://t.co/d80iUxrWe8 量子力学の解釈問題。波束の収縮あるいは崩壊という概念をボーア自身が主張したわけではない。波束の崩壊という考えに批判的なソ連の学者が『コペンハーゲン学派』と呼んだ、いわばレッテル張りだった。

27 0 0 0 OA わが素粒子40年

日本物理学会誌は宝の山。日本における素粒子論開拓史。https://t.co/3pEs3P3sz3 湯川・朝永時代からSSCまで。素粒子論がトカゲから恐竜に成長した時代。時代を画した発見から大先生の性格まで、自らの体験を通して語る。これほど時代の雰囲気が伝わるエッセイは貴重。川口先生は、KEK理論部の創始者。
日本物理学会誌は宝の山。特殊相対性理論はマイケルソン・モーレーの実験から生まれた、わけではない。 https://t.co/zOmj7eHbjS 当時エーテルは実在のものと認識されていた。しかしその影響は実験では見えない、と議論したのがローレンツ。アインシュタインの立脚点はまったく別のところに...。
引用したのは、日本物理学会誌からこの解説。 https://t.co/Vz0b8OR4Ab
日本物理学会誌は宝の山。銀河の分布も宝の山。 https://t.co/4bHqR3vyQP 宇宙の大スケールを支配する法則には、指導原理がないので観測事実から読み解くしかない。しかし、銀河や銀河団を形成する過程は複雑。宇宙論のパラメタごとにシミュレーションをやるわけにはいかない。機械学習の出番。
日本物理学会誌は宝の山。石の水切り! https://t.co/vpKBMm2JyU 何回跳ねるか。子供のころ誰もが競争した水切り。最適な入射角と迎角(石の傾き)は何度か。入射は浅いほどよい、わけではない! シミュレーションでまじめに研究。固体と流体の衝突は難問なのだとか。
日本物理学会誌は宝の山。カズオ・イシグロの父は海洋物理学者だった。 https://t.co/sjK6XykvGO 湾で発生する高波を模擬するLC等価回路を作成してシミュレーション。さしずめアナログ・コンピュータ。長崎湾の解析が認められて英国に渡る。
日本物理学会誌は宝の山。宇宙にひそむ見えない何か。新たな情報。 https://t.co/pBVO9jCFEQ ビッグバンから現在まで宇宙を走り続けてきた光は、わずかながら偏光面が回転しているらしい。なぜ? 宇宙がパリティを破る何かで満たされていればそれも可能。これはダークエネルギーか。
日本物理学会誌より。先日亡くなられた亀淵迪(かめふち すすむ)先生。 https://t.co/X5SUYohe2E 量子力学の教科書、12のチェックポイント。どれだけ丁寧に書いてあるかをテスト。結果は残念ながら非公開。だが、際立ってすぐれたスコアはディラックの教科書。 深く考えておられたのがよくわかる。
日本物理学会誌は宝の山。原子核の中はどんな形? https://t.co/h6nhKTa14V ヘリウム原子核(陽子2中性子2)は安定で、アルファ粒子として飛び出すこともある。原子核のなかでも塊を作っているのではないか。不正解。基底状態ではもっと大きなひと塊り。だが励起状態ではヘリウムのクラスター状に。
日本物理学会誌は宝の山。早く読んでおけば... https://t.co/PZyMM5hGPk 「本書に掲げられている英文を切り貼りして手紙を書いてやろうなどという了見を、ゆめゆめ抱いてはならない」。 ポスドクに応募するときの英文、細かい条件の交渉など、もちろんぜんぶ切り貼りさせていただきました...。
日本物理学会誌は宝の山。その数式の物理的意味は? https://t.co/DVTHbtNIOw 物理屋さんのあいだで使われるこの用法は、国語辞典には載っていない。国会での物理的対決とは乱闘を意味する。こっちが通常の用法。業界のなかだけで通用する価値観をもった隠語を使うのは秘密結社みたいで怪しからん?
これが「ゆらぎの定理」です、と示された数式は、QCDのハイブリッド・モンテカルロ法で昔から使っていた、確率過程の健全性の判定条件と同じだった。 もしかして当たり前? とりあえず学びたいことは日本物理学会誌を開いて調べる。 https://t.co/cmTCLpgp2F
その経緯は https://t.co/bcNBtOhCNL にも詳しく記されている。
日本物理学会誌は宝の山。広島には「理論研」があった。https://t.co/AFfg2GUrYY 京大基研の70周年。研究所の流れの一部は広島大の理論物理学研究所。理論研の創設は、何と戦時中の1944年。翌年には原爆を被災。その後広島県竹原市に移して活動。重力理論などで成果をあげたが、1990年に基研に合併。
日本物理学会誌は宝の山。これはどうして無視されるのか。https://t.co/JICy2Uow3O 溶融塩炉。軽水炉よりも格段に安全で、おそらくコストも小さい。大失敗の「もんじゅ」に頼らず核燃料サイクルを実現、核兵器に使えるプルトニウムを出さない。もう古いアイデアと技術なのに開発は止まったまま。なぜ?
日本物理学会誌は宝の山。スパースモデリングが成功する条件とは。 https://t.co/rtlVP0C3Ib 解のベクトルの非ゼロ成分が少ないときに働くとされるスパースモデリング。ではどれだけ少なければいいのか。ランダム行列を使えば実際に求めることができる。 自分の問題にあてはめると... 残念。たぶん。

19 0 0 0 OA 業績の目方

日本物理学会誌は宝の山。耳が痛い話。 https://t.co/XeydaB4bN7 「よい研究者を育てる唯一無二の方法は、指導者が独創的な研究をして見せることである」「以前は、独創的な研究をせよ、という文章を雑誌等でよく見かけた。人に言わないで、自分でやったらいいのに...」
日本物理学会誌は宝の山。リチウムが足りない。https://t.co/KrVVGYADR4 電池生産の話ではなく、そもそも宇宙のリチウムが予想より3倍少ない。なぜ? ベリリウムの反応率に問題があるのではないか。難しい測定を「トロイの木馬法」というずるいやり方で実現。わずかに改善するも問題解決には至らず。
日本物理学会誌は宝の山。量子探索とは。https://t.co/fBXC5XclwG 量子計算が役立つ代表例はショアの因数分解とグローバーの量子探索。どっちも難しそうだけど、後者は引力ポテンシャルをもつシュレーディンガー方程式の時間発展の問題。 なぁんだ、そうだったんだ。それだけわかっただけでも大収穫。
日本物理学会誌は宝の山。みんなの本音。 https://t.co/OFDjXX0DKQ 「レフリーというものは話のわからない奴ばかりで、名前もあかさずに、実にくだらないえらそうな文句をつけてくるので、よくかんにさわることがある。」 レフリーは、わかったような顔をして生意気なレポートを書くのをやめよ。はい。
日本物理学会誌。奥様もただものではない。 https://t.co/D3EZQnf5rJ 「私の妻によると、私はいつでも何かゴタゴタした式をいじくって、結局それが0になるということばかりをやっているように見えるそうである。そうかもしれない。」 泣く子もだまる(?)ワード・高橋恒等式。
日本物理学会誌は宝の山。ヨーグルトにひそむ物理。https://t.co/zKm5ySvp2T 高分子がかたまった状態はどう解析すればいいか。大きなスケールで見れば高分子は一本のヒモ。それらを集めてつぶして固める。その性質はある種のスピン模型と同じスケーリング則に支配される。くりこみ群おそるべし。
日本物理学会誌は宝の山。電磁気学めんどくさい。 https://t.co/IsJKEWVaNw E と D, B と H とかいっぱいあって、そもそも覚えられない。物質中のややこしい話を定数に押し込もうとするからこうなる。そもそも定数にならない。もっと単純なところから学ぶようにできないか。
日本物理学会誌は宝の山。ニールセンと二宮。https://t.co/ydyTgKvZM3 物質中のディラック粒子やマヨラナ粒子が話題になるが、その基礎にあるのがニールセンと二宮の理論。変人として知られるニールセンと研究所の屋根裏でリンゴをかじりながら夜中まで議論した二宮先生もただものではない。
日本物理学会誌は宝の山。クォークの名付け話ふたたび。https://t.co/YNpfA2m2Z5 ジョイスの小説から取ったというのは話が逆で、ファインマンとゲルマンの会話のなかから "squeak" (金切り声でキーキー)→ "squark" をへて "quark" に落ち着いたのだとか。quark はドイツ語で「インチキ」(俗語)。
日本物理学会誌は宝の山。パーシステントホモロジー? https://t.co/ZXDMzEsFOl 穴が開いたりからみあったり。めちゃくちゃに見える構造に意味をあたえるのがパーシステントホモロジー。距離に対するスケーリングも。相の分離を教えてくれる手法になるんだろうか。 やっぱり数学ってえらい。

3 0 0 0 OA 馬力追放

日本物理学会誌は宝の山。「馬力」とは。https://t.co/PnCII2LsZq 昔は「馬力」という単位があった。キロワットに近い。国際単位系によって駆逐された。なんか残念。 アトムは10万馬力だけど、これを100メガワットと言っても雰囲気出ない。けど、原子炉なら可能な数字。手塚さんはわかってたのね。
日本物理学会誌は宝の山。日経サイエンスから殴りこみ。https://t.co/jU5738C46z エントロピーを増やさず計算するには? 計算の基本操作は物理。「なら、君たちは間違った物理を使っている!」古典操作だけではだめなんだ。それが量子計算の起源。 抜群におもしろい。プロの仕事。参りました。
日本物理学会誌は宝の山。沼地問題? https://t.co/GAmDUA3fUz 超弦理論は異なる物理法則をもつ無数の宇宙を予言するといわれるが、何でもありではない。量子重力とつながらない理論は「沼地」の理論。 ところが、場の理論の無矛盾性からも同じ条件がえられる。超弦理論はなぜそれを知っていた?
日本物理学会誌は宝の山。タブルベータ! https://t.co/qcjCM0Exz7 ニュートリノには粒子反粒子の区別がないのでは?ニュートリノを出さない二重ベータ崩壊は、名前がガンダムみたいでかっこいいだけではなく、見つかればノーベル賞確実。同位体濃縮や液体の純化、必要なことは何でもやる。尊敬。
日本物理学会誌は宝の山。急ブレーキをかけた F-1 の物理。https://t.co/35j0U4Xqlx 音速より速くすべらせたら摩擦力は増えるか?それとも減るか? 超音速摩擦。 「思いつきで始めた研究であったが ... 新しい分野を切り拓くことができた」。そんなことを言ってみたい。
日本物理学会誌は宝の山。量子重力をどうやってつくるか。https://t.co/XkYPZxCzw5(2次元)時空を小さな三角形で分割。任意の組み合わせを考えて和をとれば経路積分量子化のできあがり。この理論と行列模型との等価性もしめせる。時間の向きを指定した三角形を使う理論はより現実に近そう。
日本物理学会誌は宝の山。痛烈批判。https://t.co/rYUgHPS4ZF いまは当たり前になってしまった外部評価。わずか3日来ただけの人に診断書と処方箋を書いてもらってありがたく受け取る。企画した人たちは、自分たちは偉いことをしたかのように...。「恥を知れ」。
日本物理学会誌は宝の山。こんなところでも宝探し。 https://t.co/intfg2oaYs 同位体はほぼ同じ性質をもつ元素。原子核中の中性子数だけがことなる。電子準位はわずかだが影響を受ける。一つは電子の換算質量の微妙な違い。もう一つは原子核半径の違い。説明できない分は新物理。超精密測定でせまる。
日本物理学会誌は宝の山。常温核融合。30年前のひと騒動。https://t.co/mYkayoH1t9 ある報告をきっかけに突然盛り上がって、素人が次々と参入。不確かで質の悪い実験結果が積み上がった。ありえない、と物理学者が無視している間に社会現象に。国のプロジェクトが立ち上がる事態にも。
日本物理学会誌は宝の山。電子の波は確率波か? https://t.co/tayRkXHJAg 波動力学では|ψ(x)|^2は、ある点xに電子を見出す確率だという。直感的理解を助けるためならいいが、確率波という不思議なものだと理解してはいけない。波束の収縮など、事態が複雑になるだけ。電子の一体問題は古典場で十分だ。

31 0 0 0 OA 櫻井純氏を悼む

日本物理学会誌は宝の山。J.J. Sakurai 追悼文。 https://t.co/0THwg5arVI 『現代の量子力学』で知られる櫻井純は、筋金入りの「現象論屋」であった。数学的構造より実験結果の説明を追求した。有名な例が「ベクトル優勢模型」。 「彼は第三の著作を準備中で...」。それが『現代の量子力学』。
日本物理学会誌は宝の山。京大基研に任期制が導入されたころ。https://t.co/BCkhn3oHgQ 任期制は若手からの提案。スタッフは全員若く家庭もない。トランク一つぶらさげて気軽に異動できた。年長のスタッフは懸念をもったが黙認。80年代にはすでに時代に合わなくなった。なのに今も名残がある。
日本物理学会誌は宝の山。「電子は粒子だが波でもある、ではいけない」 https://t.co/F6NA7KGHpW 「そもそも量子力学という言葉がよくない。これにはニュートン力学を量子化しました、という響きが...。学生は質点を頭に描いて身構えてしまう。」 そもそも波なのだ。そこから始めるべき。賛成。
日本物理学会誌は宝の山。チャームクォークを最初に「見た」のは日本のグループだった。https://t.co/jQMbp8o3kJ 丹生(にう)潔らによる原子核乾板実験。米国の「発見」に先立つこと3年、JALの貨物便にのせた測定器が宇宙線がつくるチャーム粒子をとらえた。「意義が理解されず投稿した論文は没に」。

22 0 0 0 OA Quark考

日本物理学会誌は宝の山。「クォーク」の語源。https://t.co/0TXJZC6nLO ジョイスの小説「フィネガンの徹夜祭」から取られたことはよく知られる。もとは海鳥の不気味な鳴き声を指す。かなり屈折した小説らしく、読み解くのは難しい。3回鳴いたが実は4羽。 そんなのを読んでいたゲルマンの博識。
日本物理学会誌は宝の山。ストレンジネスは奇妙。https://t.co/SdBBXR7Mdn 日本語の中に English を mix するのは美しくない。ちゃんと訳語を考えよ。"strangeness"の訳語を「奇妙さ」にするのも工夫がない。「疎遠度」ではないか? いやいや、やっぱりストレンジネス? 残念なカタカナ語が残った。

26 0 0 0 OA 教育と研究

日本物理学会誌は宝の山。言わずと知れた『理科系の作文技術』の木下是雄先生。https://t.co/Opj7lE1uPr 講義にはどうわかりやすく伝えるか苦心する「後向き」と、ワクからはみだそうと苦悩する「前向き」がある。「単なる受け売りはテープレコーダーの仕事で、講義ではない」。 達意の文章はさすが。
日本物理学会誌は宝の山。ちょうど50年前の記事から。https://t.co/k5bCFhStQy 固体中の電子ではフェルミ縮退が決定的な役割を果たす。比熱から超伝導、そして近藤効果まで。話すのはもちろん近藤先生。 ほんとうにわかっている人だからこんな風に話せる。独特の味わいも含め貴重な記録。
日本物理学会誌は宝の山。シリコン微細加工の壁を超えるのは分子!? https://t.co/OQaId7Vcfb C60 の量子ドットをならべてトンネル電流でトランジスタとして動作させることに成功。電流は単一の量子ドットが担っているらしい。超低電力の集積回路も夢ではない?
日本の物理学は存亡の危機。高校学習指導要領にかかわる調査によれば「(各科目の)勉強が好き」かどうかを問う項目で、「物理基礎」を「好き」と答えた生徒の割合は10%で全科目中最低。「どちらかといえば好き」を含めても26%でやはり最低。 https://t.co/k6dnn0sCuW
日本物理学会誌は宝の山。情報系にとって物理学は必要か。https://t.co/PX13EF8Zla 教養として必要だという意見が半数。どんな知識が役立つかというと論理的な方法論。そこにワクワクはない。 公式の応用、式の解き方を学んでもつまらない。物理は面白いという意見は見当たらない。残念ながら
日本物理学会誌は宝の山。「物理を必要としている人なんかほとんどいない」のか。 https://t.co/CL1F9WzzBb 公式をすべて忘れてしまったあとに残るのは何か。「事の正当性を事実によって説明しようとし、きらびやかな修飾語には頼らない」「人の立場や身分を超えて真実が存在する」。
日本物理学会誌は宝の山。追悼文からも学び。https://t.co/FZAexVtsBU 「テーマ探し」と「論文書き」にそれぞれ3分の1ずつエネルギーを注ぐべし。それができないから同じようなテーマで同じような論文ばかり書くことになる。年とともにますます身にしみる。
日本物理学会誌は宝の山。典型的なブラックホールの大きさは? https://t.co/dc0nRj5WRM 重力波の観測によってブラックホールの質量分布がわかってきた。太陽質量の10倍くらいと思っていたけど30倍にピーク。さらに重いのも。そもそも作られたメカニズムが不明。いつできたのか。謎が謎を呼ぶ。
日本物理学会誌は宝の山。寺田寅彦の日本の物理学に対する影響。https://t.co/47yciBKKmd 「ダイヤモンドを掘り出せば加工はあとからできるが、ガラスは磨いても宝石にはならない」。 流行とは関係ないことでも意外に重要な問題への第一歩にならないとは限らない。質的一歩を踏み出した後進たち。
日本物理学会誌は宝の山。世界一細いストローを通る水。https://t.co/D82wuQn0nR カーボンナノチューブ中の水には奇妙な固体の相がある。筒状に凍る。筒を大きくしていくと通常の3次元に戻るはずだが、228 K に奇妙な相転移の名残が。水ってまだまだ謎。
日本物理学会誌は宝の山。アイソスピンがおかしい。 https://t.co/Wbuv4yMFFn 陽子(p)と中性子(n)は似ている。だから三重水素(pnn)とヘリウム3(ppn)も似ている。ところが、ラムダ粒子(ストレンジ粒子)をつけた pnnΛ と ppnΛ はだいぶ違うという。どうなってんの?
日本物理学会誌は宝の山。マクロはミクロから導かれるのか? https://t.co/uCXf3axYwL ミクロなゆらぎはやはり微視的な時間スケールで減衰するはず。ところが実際にははるかに長い緩和が存在する。ロングテール。自然法則の階層構造の存在基盤が...
日本物理学会誌は宝の山。魅惑的な物理の博覧会。 https://t.co/kfy2SF2JXF モット絶縁体、冷却原子系、素粒子。全然違う対象が同じ数式であらわされる。どっちに向いてもあらわれる最先端。これぞ物理学の醍醐味。
日本物理学会誌は宝の山。湯浅年子の研究。 https://t.co/7VP4dimu6q 「ドイツがフランスの大部分を占領した最初の冬で石炭の配給も食料も乏しく、しかも大変寒い冬であった」。 占領下のパリで一心に研究を続けた信念の人。エッセイの冒頭4ページを論文リストで埋めた、研究への想い。
日本物理学会誌は宝の山。ノーベル賞特別編。 https://t.co/hkQI4uqN4R 量子ドットは人工的につくった量子井戸。人工の「原子」に見立てることもできる。使い方はいろいろ。量子力学の実験場にするのも楽しそう。 これが化学賞でくるとは。 https://t.co/s8XsXcifPU
日本物理学会誌は宝の山。ノーベル賞特別編。 https://t.co/porWUbQUto 高強度レーザーを気体に通すと、あたかも倍音のごとく元の光よりも数倍の周波数をもつ光が出てくる。それらを発見、さらには使えるようにした業績ですね。 何で倍音が? 原理をちゃんと理解したい。 https://t.co/k0NLgnvw5V
日本物理学会誌は宝の山。ミューオン異常磁気能率。https://t.co/isOrINXzfW なぜこれほどまでに注目されるのか。標準模型からのズレが大きくて、新物理模型への制限が強く出るため。他を保ってここだけずらす模型をつくるのは自明ではない。一方、標準模型の評価にも一点の曇りが見えて...。
日本物理学会誌は宝の山。電磁気学を再構築。https://t.co/mg3udoyHak 電流が流れる円環をつらぬくように走る電荷はローレンツ力を受ける。円環もやはり力をうける。ところが力の方向を見ると、作用・反作用の法則が成り立っていないように見える。霜田のパラドックス。 楽しそう。答えはのってない。
日本物理学会誌は宝の山。江沢洋先生の訃報に接して。https://t.co/CKrqcLwyuj 「科学・技術は生活を便利にする道具を... 何故働くのかを知らなくても使えるようにできているが、そこに不思議はないか? 何故を問う楽しみはないか? こういうセンスが社会に広がってほしい」 全文引用したい。
日本物理学会誌は宝の山。線形応答理論の成り立ち。 https://t.co/mjQ5WuCFHY こう押すとこう反応する。ゆらぎはこう現れる。さまざまな場面で考えられてきた理論が、久保公式により「ほぼ自明な関係として導出」される。おそるべし。 もう一度教科書で勉強する。
日本物理学会誌は宝の山。 https://t.co/hivGI6Xxse 写真乾板。初期の宇宙線実験で使われていた技術が今も。現像してから顕微鏡で飛跡を観察する。太さと長さでエネルギーを推定。ごく稀な2重ハイパー核(ストレンジクォーク2個)は機械学習で自動探索。
日本物理学会誌は宝の山。太陽コロナはなぜ熱い? https://t.co/DOXA5DQzbC 太陽の外側で輝くコロナは太陽表面よりはるかに高温。なぜ? エネルギーはどうやって運ばれた? もちろん熱放射ではない。磁力線のつなぎかえで放出されたエネルギー説が有力。よく観察すると細かい構造が無数に。
日本物理学会誌は宝の山。宇宙が「一様等方」とは本当か?https://t.co/C5to2t6rsc 宇宙の膨張速度が場所によって違っていてもいいとしたら、ダークエネルギーなんてなくても観測結果を説明できる。背景放射はほぼ等方に見えるが、非一様性がその後育ったかも。検証はまだ。
日本物理学会誌は宝の山。素粒子物理学の幸せな時代。 https://t.co/VqStuXDMJz J/ψ粒子の発見から1年あまり。次々とあらわれた新粒子とその性質を総まとめ。チャームクォークとタウレプトンの存在を強く示唆する。 この進歩についていくのは大変だっただろう。同時にうらやましい時代でもあった。
日本物理学会誌は宝の山。「戸田格子」誕生の経緯。 https://t.co/Qes8wQ0z6A 非線形なのに解ける1次元格子模型として知られる戸田格子。戸田先生がひらめいたのは避暑地でのこと。楕円関数の加法定理を見て、格子模型の運動方程式との類似を発見。 リゾート地には数学公式集を持参すべし。
日本物理学会誌は宝の山。ブラックホールの情報喪失問題はどのように解決されるのか。https://t.co/QKt6WxEWtU ブラックホールを量子力学の方程式で時間発展させるとどうなるか。残念ながら量子重力がわからない。反古典近似で計算してみる。ワームホールでつながった時空を考えると情報は失われない。
日本物理学会誌は宝の山。ゲージ理論はやっかい。 https://t.co/3gkLAA476F 冗長な自由度をもつゲージ理論では量子状態をどう定義するかが問題になる。QEDではどうにかなっても、非可換群のQCDでは何倍もやっかい。どうすれば? 答えは九後先生の教科書に書いてある。その発見物語。
日本物理学会誌は宝の山。量子はそこにある。https://t.co/ZipT0xZq8A 超伝導の発見からジョセフソン接合を通じた操作、マクロな量子状態の実現、ついには量子状態の制御へ。科学の進歩は感動的ですらある。 量子コンピュータの実用化は難関。物理ファンとしてはその手前にある感動を味わいたい。

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