著者
黒岩 崇 後藤 貴裕 河野 真也 横山 節雄 宮寺 庸造 中村 直人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.97, no.464, pp.157-164, 1997-12-20
参考文献数
4
被引用文献数
8

本学は, 付属学校のほとんどが遠隔にあるため, 大学と付属学校との連携した学生指導を行うことは難しい. そこで, ネットワークを利用し, 大学の教官が遠隔から研究授業を参観し, その後研究会に参加する形態を実施した. 本稿では, アンケートとインタビューから, 遠隔授業参観を行った際の有効性や課題について考察し, 遠隔参加型研究会のよりよい方向性を与える.
著者
中村 直貴
出版者
上越市立春日小学校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

理科実験中のメタ認知的活動は重要視されている。そこで, 理科実験中の学習者が活動の途中でそのスピードを落としたり立ち止まったりして過去を振り返る(メタ認知する)ためのチェック項目を実装したワークシートを開発し, 実践を行った。ワークシートの開発に当たっては, チェック項目に思考活動を活性かさせるためにメタ認知的活動の基と考えられているメタ認知的知識を含むようにした。チェック項目があることによって, 学習者の何がどのように変わったのかを明らかにするために, 学習者のワークシートの記録や質問紙調査, 実験活動中の様子について分析を行った。その結果, 中学生を対象にした実践では, チェック項目付きワークシートを用いることで, 理科実験中の77.4%の生徒のメタ認知的活動をサポートすることができた。また, 学習者自身もそれらを意識していることが確認できた。さらに, ワークシートの改善点を明らかにするために, うまく活用できなかった生徒について, 人間がどのように考え, 学習し, 問題を解決するかを説明するために用いられる概念(認知処理過程)であるPASS理論の考えをもとに分析したところ, 課題を達成するのに必要な準備を工夫したりそれをうまく使ったりする(プランニング), 問題を解決するために手順通りに行う(継次処理), 競合する刺激に対する反応を抑制する一方で選択的に注意を向ける(注意), 読解スキル(同時処理)などの認知処理過程をうまく用いられないことによりチェック項目を活用できず, メタ認知のサポートを十分に受けられない生徒がいることも示唆された。より多くの学習者のメタ認知をサポートするには, 活動に関連付けやすい内容にすることでプランニングの負担を減らすなど, 学習者の認知処理過程に配慮する必要がある。

1 0 0 0 北畠親房

著者
中村直勝著
出版者
星野書店
巻号頁・発行日
1932
著者
石田 知子 遠西 学 中村 直人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.213, pp.47-52, 2011-09-15
参考文献数
8

Webという技術が登場してからわずか数年のうちにWebサイト構築における技術は大きく変化してきた.本学の情報科学部情報ネットワーク学科で開講されるディジタルコンテンツでは,開講以来Webサイト構築に関する学習を行ってきた.そこで,本研究ではこれまでのWebトレンドに対応した情報教育に関する考察をおこない,近年のWeb技術の変化に伴った新しいWebサイト構築技術学習のためのシラバスと支援方法を検討する.
著者
中村 直人 相見 優 河口 秀夫
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
環境工学総合シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2004, no.14, pp.406-408, 2004-07-11

This is a description of new technologies that we have started to develop for a heat exchanger and pump unit, focusing attention on energy saving in the heat transmission of air-conditioning systems. The heat source of this system uses an absorption chiller/heater, while the indoor units are general-purpose air conditioner. Water is used to transmit heat vertically through the building, whereas HFC refrigerant is used to transmit it horizontally. The HFC is conveyed to the indoor unit by a low-head pump. One of the most important benefits is that energy consumption of heat transmission can be reduced approximately by 50% compared to heat transmission by water and approximately by 10% compared to heat transmission by refrigerant. This can be achieved by no water head and latent heat of HFC.
著者
木下 尚子 黒住 耐二 新里 貴之 高宮 広土 中村 直子 安座間 充 石丸 恵利子 鐘ヶ江 賢二 神谷 厚昭 川口 陽子 岸本 義彦 新里 亮人 樋泉 岳二 中村 友昭 松田 順一郎 宮城 弘樹 盛本 勲 山崎 純男 山野 ケン陽次郎
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

本研究は伊江島ナガラ原東貝塚の8回の発掘調査をもとに、沖縄貝塚時代中頃の変化を伊江島において明らかにした。すなわち、遺跡の時期が5世紀から7世紀であること、この時期の沖縄諸島の土器は伝統的な形状を大きく変化させるがその変化は内在的なものであると同時に南九州や奄美地域の影響によって生じたこと、遺跡が南九州や種子島と貝殻を交易するために断続的に使われたキャンプ地であった可能性の高いことを明らかにした。
著者
松井 くにお 中村 直人 伊吹 潤 徐 国偉
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.283-284, 1996-03-06

インターネットなどのネットワークの普及により、電子化された情報を発信する機会が増えてきたが、同音異義語の変換誤りなどのいわゆる"ワープロミス"が散見される。こういった誤りの検出技術として、形態素解析や共起関係を利用する方法が提案されているが、いろいろな問題点を含んでおり、解決策とはなっていない。本稿では、同音異義語や同音異字語の綴り誤りを検出するだけでなく、自動訂正するシステムを提案し、その有効性を示す。
著者
伊吹 潤 中村 直人 徐 国偉 松井 くにお
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.285-286, 1996-03-06

文章中の誤りの検出、訂正を行なう方式として正しい単語情報と共に誤った単語を形態素辞書に登録する方式が知られているが、この枠組では検出できる誤りが狭い範囲(登録されたもの)に限られるという問題点をもつ。カタカナ語句の表記の揺れや漢字同音語誤り等に範囲を限定して一般的な対処が可能なシステムの提案も行なわれているが、表記レベルの誤り全般を統一的に処理できるような枠組は未だない。我々は表記誤り全般を広範囲に検出できるようにするため、混同しやすい単語あるいは文字列同士をグループ化した情報(誤用候補情報)を単語情報とは独立して保持し、一旦正しい単語のみを利用してテキストを形態素解析した後で、これを用いて誤りの検出と誤り内容の推定を行なう仕組み(誤用候補展開)を実現した。ここでは、誤用候補展開部の処理目標とした誤りについて述べ、その処理のための枠組について説明する。
著者
中村 直人 徐 国偉 伊吹 潤 松井 くにお
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.287-288, 1996-03-06

従来,片仮名表記の揺れ誤りや仮名漢字変換誤りなど単語の綴り誤りに対して,それぞれ校正処理の枠組が提案されている.Joynerではこれらの誤りを単一の枠組で扱うことを試みた.Joynerの処理手順は,文に含まれる各種単語の綴り誤りの検出と候補の推定を行ない,推定した候補を原文の別綴り可能性(綴り曖昧さ)とする.そして,文の綴り曖昧さの中から最尤解を探索し(正解語探索),最尤解の綴りが原文と異なる時に,原文に綴り誤りがあると推定する.綴り曖昧さのある文の最尤解釈の探索は,文字認識の分野で文字切り出し曖昧さの処理として検討され,2端子グラフ(ラティス)の最短経路を求める動的計画法で処理できることが知られている.これをJoynerに適用し,動的計画法の一種であるCYK法で実現した.本稿では,校正支援のためのラティスをCYK法で処理する方法についてJoynerでの実現を中心に報告する.
著者
徐 国偉 伊吹 潤 中村 直人 松井 くにお
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.289-290, 1996-03-06

ワープロで日本語文書を作成する時に、仮名漢字変換ミスや思い込みなどよく誤りが発生する。Joynerは入力文から誤りを探し出し、正解語辞書を照合することによって誤りを修正する。誤り訂正を行なうためには大量の正解語が不可欠である。われわれは新聞記事のデータベースから一旦正解語候補を抽出して、それに対して絞り込みを行なうことによって正解語辞書を作成した。本論文では、正解語候補の自動抽出と絞り込みによる正解語辞書の作成方法について述べる。
著者
新里 貴之 中村 直子 竹中 正巳 高宮 広土 篠田 謙一 米田 穣 黒住 耐二 樋泉 岳二 宮島 宏 田村 朋美 庄田 慎矢 加藤 久佳 藤木 利之 角南 聡一郎 槇林 啓介 竹森 友子 小畑 弘己 中村 友昭 山野 ケン陽次郎 新田 栄治 寒川 朋枝 大屋 匡史 三辻 利一 大西 智和 鐘ヶ江 賢二 上村 俊雄 堂込 秀人 新東 晃一 池畑 耕一 横手 浩二郎 西園 勝彦 中山 清美 町 健次郎 鼎 丈太郎 榊原 えりこ 四本 延弘 伊藤 勝徳 新里 亮人 内山 五織 元田 順子 具志堅 亮 相美 伊久雄 鎌田 浩平 上原 静 三澤 佑太 折田 智美 土肥 直美 池田 榮史 後藤 雅彦 宮城 光平 岸本 義彦 片桐 千亜紀 山本 正昭 徳嶺 理江 小橋川 剛 福原 りお 名嘉 政修 中村 愿 西銘 章 島袋 綾野 安座間 充 宮城 弘樹 黒沢 健明 登 真知子 宮城 幸也 藤田 祐樹 山崎 真治
出版者
鹿児島大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2007

徳之島トマチン遺跡の発掘調査をもとに、南西諸島の先史時代葬墓制の精査・解明を行なった。その結果、サンゴ石灰岩を棺材として用い、仰臥伸展葬で埋葬し、同一墓坑内に重層的に埋葬することや、装身具や葬具にサンゴ礁環境で得られる貝製品を多用することが特徴と結論づけた。ただし、これは島という閉ざされた環境ではなく、遠隔地交易を通した情報の流れに連動して、葬墓制情報がアレンジされつつ営まれていると理解される。
著者
角田 力弥 中村 直哉
出版者
福島県立医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

我々は科研費の助成を受けて、濾胞樹状細胞(FDC)の新規機能的マーカー:胚中心Bリンパ球(GCB)のEmperipolesis能を発見し、FDCはこの密接な細胞相互作用を介してGCBのアポトーシス感受性を変動させ、そのセレクションにも積極的に関与していると報告してきた。今回はこの研究をさらに発展させ、FDCはに再発現するRAG-1&RAG-2も制御している可能性を検索した。ただ、研究を始めてまもなく、改めてRAG-1&RAG-2が成熟Bリンパ球に特異的に再発現する事自体が疑問視されるようになり、我々の研究も依然として推敲を重ねている途中であるが、これまでの成績からいえることは、(1)ヒト扁桃の成熟Bリンパ球に明瞭なRAG-1&RAG-2の発現はない。(2)それをrIL-4/CD40で活性化させるとRAG-1&RA6-2の発現がで時折観察される。(3)しかし、FDCに包み込まれた分画Bリンパ球に発現の有意義な変動はなかった。(4)29例のB細胞腫瘍株でのRAG-1&RAG-2の発現をサーベイすると、Follicular lymphomaのほとんど(3/3)とDiffuse large B cell lymphomaの亜群(centroblastic 1/9,T cell/histiocyte-rich 5/7)にメッセージが確認された(中村ら、発表)。以上のことから、FDCは胚中心のRAG-1&RAG-2発現現象に積極的に関与していないらしい。ただ、B細胞腫瘍株での検索ではRAG-1&RAG-2発現が胚中心成熟段階と関連深いことを改めて示唆しているので、意義についてはさらに現在の検出実験系の感度を上げたり、その他の遺伝子発現との総合的な検討をくわえた研究を続け、将来に成果を発表したい。
著者
岩岡 中正 首藤 基澄 吉川 榮一 谷川 二郎 中村 直美 中山 將
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1996

本研究は、[I]人間社会基礎論研究と[II]比較地域論の二方向から、近代(化)の検証と今日的意義およびその普遍化可能性について考える。[I]の(1)の哲学・倫理学・美学部門では、近代の主観主義的人間観の射程の研究(中山)、個人主義概念の基礎的研究(岡部)、自由主義的人間観の限界と地球全体主義の提唱(篠崎)が、(2)の法哲学・政治学部門では、近代リベラリズムにおける自律概念の研究(中村)、脱近代パラダイムの視点からの、「普遍」としての「近代の研究(岩岡)、アレント研究を通しての、政治的アイデンティティの研究(伊藤)が行なわれた。[II]の(1)の「英米における近代化」では、16世紀の英語の語彙の近代化の研究(上利)、シェイクスピアの戯曲における英国近代化の萌芽の研究(谷川)、19世紀英国小説に見る労働者と近代化の影についての研究(大野)、アメリカ小説に見る、コマ-シャリズムという近代化の悪き側面についての研究(里見)、さらに(2)の「アジアにおける近代化」では、祭元培の人権意義の非西洋的由来に見る中国近代化の特殊性の研究(吉川)、夏目漱石と芥川龍之介における日本近代化の理念の比較研究(首藤)、国民国家的視点からの日本近代化の研究と近代化論の批判的考察(小松)が行なわれた。通算13回の研究発表会と11回の研究打ち合わせ会から、以下の視点を得た。つまり、[II]グループの研究から、今日、単線的進歩の近代化論は受け入れられず、西洋も含めて世界の諸地域が多様な近代化をとげてきており、したがって近代化の一義的普遍化は困難であること、しかし他方、[I]グループの研究が示すように、やはり現代社会には「近代」に共通の普遍的な成果と問題点およびその克服の試みがあるという認識に立って、地域的な多様な近代化における個別性と、真の近代がめざす「人間の善き生」という普遍性をどう止揚するかという視点の重要性を確認した。この視点から今後さらに近代についての研究を進めたい。
著者
山崎 聡 中村 直人 宮寺 庸造 横山 節雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.45, no.10, pp.2364-2372, 2004-10-15

近年,ネットワークを介して制御可能なリモートカメラを用いたインタラクティブなビデオ会議システムが開発されている.このようなシステムにおいて,カメラを操作する参加者が「どこを」「どれぐらい」「なぜ」見たかという視覚的な行動を分析することは,その機能や配置方法を発展させるために有効な手段である.現在,このような分析にはプロトコル分析法に代表される観察的な行動分析手法が一般的に用いられている.しかしながら,これらの手法では,参加者の行動モデルを構築するために記録メディアの中から特徴的な行動を抽出し,その回数や時間を計測・集計する必要があり,分析者にとって大きな負担となっている.そこで本論文では,リモートカメラを利用したビデオ会議システムにおいて参加者がカメラを通して得た映像とカメラの状態の組合せは,参加者の視野と本質的に同一であることを利用し,従来の観察的な行動分析手法に代わる新しい分析手法を提案する.具体的には,カメラの実映像に対してパン,チルト,ズーム率をメタデータとして記録し,分析時にその情報を活用することで参加者行動分析を支援する"Visual Field Record System" を開発する.最後に,開発したシステムを遠隔教育実習指導により評価した.その結果,学生のノートにズームを行うような参加者の特徴的な行動を,従来の手法に比べて円滑に抽出し定量的に計測・集計できた.Recently, interactive video teleconference systems using a camera enabled to control through a computer network are developed. To advance the systems, it is important to analyze what a participant is viewing in a distance place on the system; when, what, how long and why. However, much time is necessary for the analysis with behavior analysis methods generally used. Therefore, the purpose of this paper is to propose and develop a support system for a participant's behavior analysis in the interactive video teleconference. Firstly, observative participant's behavior analysis process and its subject are discussed. After that, the author proposes "Visual Field Record" newly behavior analysis method base on a relationship between remote camera's visual field and participant's its. Secondly, "Visual Field Record System" implements above newly method is designed and developed. It is described that this system composed by two sub-systems: the Record System and the Analyze Support System. Finally, these systems are evaluated by adapting to distance pre-service teacher training. As a result, it became clear that an effective participant's behavior analysis was provided by the Visual Field Record System.
著者
高村 壮幸 林 大作 菅原 章 中村 直人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.703, pp.129-134, 2005-02-26
被引用文献数
3

空間認識能力にはふたつの側面があると考え, 本論文では, その両側面を活用するシステムを提案する. 実物体である立方体の側面にシルエットを描き, それをコンピュータに登録することで仮想物体を生成し, カメラにより撮影された実空間映像内の立方体にリアルタイムにオーバーレイ表示する. シルエットから物体の形状を推測することにより, 任意視点の様子から全体の様子を推測する能力の活用を促す. そして, 実物体の形状を観察し, シルエットを描くことにより, 全体の様子から任意視点の様子を推測する能力の活用を促す. さらに, 学習者が自ら創造した物体の形状をシルエットとして描くという創造的学習を加えることで学習意欲を高め, 仮想物体を実空間映像にオーバーレイ表示することにより, 高い学習効果が期待される.
著者
伊藤 行 田尻 道昿 中村 直
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会論文報告集 (ISSN:03871185)
巻号頁・発行日
no.70, pp.75-81, 1962-03-25

We examined positively the Moon-Spencer's color harmony theory, especially as to the area effect of color. The sabjects of the examination were pupils of elementary, junior, senior high school, and students of university, in all, about 540 persons. We made 40 samples of 4 colored arrangements. It was so difficult to make the samples in comformity with the Moon-Spencer's theory, that we painted as we liked in the fixed area-ratio, and showed the samples to the boys and girles. The answers about the harmony or the disharmony of colors were obtained by investigation. We ascertained one by one wether the samples which were judged as harmonious by the majority were conform to the theory. The conclusion of the research in our case, did not come out very clearly: it was rather a denial of the Moon-Spencer's theory. We consider that the examination of 4 colored samples has many factors and therefore the focal point of the problem becomes vague.