著者
前田 章 柴山 純一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.3, no.32, pp.9-14, 1980-01

最近, 各産業分野とも加工やマテリアルハンドリングの自動化によって, 生産現場での生産性は飛躍的に向上してきたが, 人件費や資材費の高騰, 円高など国内外の急激な情勢変化に対処するため, さらにより以上の向上が要求されている。一方, 生産工程の中で, 視覚的あるいは感覚的な判断をともなう検査, 仕分けなどの過程ではまだ多くを人手に頼っており, 自動化はそれほど進んではいない。しかも, これらの検査, 仕分け過程は高温, 騒音, 暗室などの良好ではない環境の下での作業が多いため, 労働衛生の見地からも自動化が強く要求されはじめている。このほどパターン計測・選別システム"MELSORT"が, この時代の要請に応え, 視覚的な判断を伴なうもののうち, まず比較的単純なパターン要素を対象として, 検査, 流通過程の判定, 仕分け作業の自動化, 省力化を図るため製品化された。
著者
谷口 清英 坪田 典之 川口 仁 林 栄一 中元 賢武 前田 昌純
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.1071-1076, 1991-12-20

症例は74歳男性.1期肺腺癌術後肝転移に対し,rhG-CSF併用chemotherapy(MVP療法:CDDP80mg/m^2,VDS3mg/m^2,MMC8mg/m^2,2週間隔,5クール)で画像上PR(PertialResponse)を得た.化療中のCEA値を経時的に測定した結果,腫瘍体積と有意の相関をみた.画像上PRであったがCEA値は完全に正常化した.このことは,縮小した塊状影が腫瘍の壊死組織である可能性を示している.本症例の血清CEA値は,予後判定のうえで再発の指標となり,抗腫瘍効果のマーカーとして鋭敏に反応した.血清CEA値は画像診断の限界を補う新たな化療効果判定方法になりうることが示唆された.
著者
江木 鶴子 前田 直樹 長田 一興
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.79, no.10, pp.1742-1753, 1996-10-25
被引用文献数
1

本論文は,学生プログラマのプログラム生成過程の認知科学的な分析に基づいて構築されたプログラム生成過程モデルを提案する.学生プログラマは,保持しているプログラミングプランを与えられた課題を実現するためだけでなく,プログラム生成を合理的に進める目的にも用いる.本論文では,前者の目的を課題ゴール,後者を戦術ゴールと称する.本モデルは,基本的にはPROUST[12]のゴール/プランモデルを踏襲したゴール主導のモデルであるが, PROUSTでは課題ゴールだけを前提にしているのに対して,本モデルではこれら2種類のゴールの使用を考慮している点が異なる.これにより学生プログラマのプログラム生成過程時の思考錯誤的な振舞いをより正確に表現することができる.本論文では,学生プログラマが用いた戦術をプログラム生成計画,仮プラン策,後回し策,ゴール変更策,調査確認策,奇襲策,安全無策,復帰策に分類し分析した.その結果として戦術プランを使用する意図が,(1)プログラム生成過程で使用したプランを確認し定着させる,それにより(2)プログラム生成過程を促進させる,更に(3)プログラム生成過程を後退させない,などであることを述べる.
著者
上田 雅俊 山岡 昭 前田 勝正 青野 正男 鈴木 基之 長谷川 紘司 宮田 裕之 鴨井 久一 楠 公仁 池田 克巳
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.223-235, 1988-03-28
被引用文献数
11 1

塩酸ミノサイクリン(MINO)を2% (力価)含有する歯周炎局所治療剤(LS-007)を歯周ポケットに1週間隔で4回連続して投与する群と,2週間隔で3回連続して投与する群の二群に分け,46名の歯周炎患者に投与し,その臨床的有効性,安全性,有用性ならびに細菌学的効果を検討した。その結果,両群ともに歯肉炎指数,ポケットの深さなどの臨床症状がLS-007投与後に有意な改善を示すのと同時に,歯周ポケット内に生息するB. gingivalisをはじめとした歯周病原性細菌であるとされているものを効果的に消失せしめた。また,安全性では軽度の不快感が1例に認められたのみであった。一方,それらの細菌に対するMINOおよび他の抗生物質のMICを測定した結果,MINOは他剤よりも強く幅広い抗菌性を有することを認めた。以上の結果より,LS-007は歯周炎治療において臨床的ならびに細菌学的に有効かつ安全で有用性の高い製剤であることが確認できた。
著者
高屋 峰輝 滝口 弘輝 前田 純治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.425, pp.233-238, 2009-01-28
被引用文献数
1

人間の視覚プロセスの初期段階において,知覚的に顕著な物体に優先的に注視する性質があることがわかっている.この視覚プロセスをコンピュータで再現しようと多くの研究が行われている.本研究では,人間の視覚プロセスの初期段階に基づいた注視モデルにより,静止画像中の知覚的に顕著な物体を自動検出する手法を提案する.更に,注視モデルの特徴抽出を人検出に最適化し,パターン認識手法の非線形サポートベクトルマシンを用いることで,提案手法の人検出への適応を試みる.この研究は,監視映像からの不審者の発見,車両と歩行者の接触事故防止などに応用可能と考えられる.
著者
高屋 峰輝 滝口 弘輝 前田 純治
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.233-238, 2009-02-04

人間の視覚プロセスの初期段階において,知覚的に顕著な物体に優先的に注視する性質があることがわかっている.この視覚プロセスをコンピュータで再現しようと多くの研究が行われている.本研究では,人間の視覚プロセスの初期段階に基づいた注視モデルにより,静止画像中の知覚的に顕著な物体を自動検出する手法を提案する.更に,注視モデルの特徴抽出を人検出に最適化し,パターン認識手法の非線形サポートベクトルマシンを用いることで,提案手法の人検出への適応を試みる.この研究は,監視映像からの不審者の発見,車両と歩行者の接触事故防止などに応用可能と考えられる.
著者
高屋 峰輝 滝口 弘輝 前田 純治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.424, pp.233-238, 2009-01-28

人間の視覚プロセスの初期段階において,知覚的に顕著な物体に優先的に注視する性質があることがわかっている.この視覚プロセスをコンピュータで再現しようと多くの研究が行われている.本研究では,人間の視覚プロセスの初期段階に基づいた注視モデルにより,静止画像中の知覚的に顕著な物体を自動検出する手法を提案する.更に,注視モデルの特徴抽出を人検出に最適化し,パターン認識手法の非線形サポートベクトルマシンを用いることで,提案手法の人検出への適応を試みる.この研究は,監視映像からの不審者の発見,車両と歩行者の接触事故防止などに応用可能と考えられる.
著者
前田 保
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.17, pp.75-81, 2009-02-25

名古屋の玄関口新しいランド゙マークとして都市景観形成計画、地下街、名古屋らしさでの強烈なインパクトがある名古屋駅前、ターミナル駅前周辺と再開発の変貌が進む。名古屋のイメージをアピールするため、社会生活情報などに必要な、街、都市イメージや観光客やイベント情報、画像や動画による情報を容易に提供・修正・閲覧が可能なシステム化が望まれる。Cityscape formation plan, underground town and Nagoya it seems as the Nagoya entryway new landmark with around before the Nagoya station which is intense impact and before the terminal station and transfiguration of re-development advances. In order to appeal the Nagoya image, necessity for the information and the like of social life is, the town, city image and sightseer and event information and the information by the picture and animated picture the systematization whose is easily offer correction perusal possible is desired.
著者
橋本 文雄 田中 見佳 前田 寛子 清水 圭一 坂田 祐介
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.69, no.4, pp.428-434, 2000-07-15
被引用文献数
9 36

デルフィニウム栽培品種におけるがく片の色(21個体)について検討した.明度(明るさ)と彩度(鮮やかさ)について, CIELAB表色系座標上非常に淡いものから鮮明なものに分布し, 一次回帰式において有意な相関が認められた.また, 色度(aおよびb)について, その相関関係から白色系(ピンク色系), 紫色系(淡紫色系)および青色系(淡青色系)の3群に分類された.主アントシアニン色素の分析により総アントシアニン含量が花色に重要であり, 中でも3種類のアントシアニン(アシル基が結合していないデルフィニジン配糖体, 二基のパラーヒドロキシ安息香酸をアシル基として有するビオルデルフィン並びに四基のパラーヒドロキシ安息香酸をアシル基として有するシアノデルフィン)の含量が3群の花色表現型に直接反映した.これら3種のアントシアニン類は, 色相による3群の花色分類における含有アントシアニンに概ね対応しており, 従って, パラーヒドロキシ安息香酸によるアシル化アントシアニンの蓄積は, デルフィニウム花色の青色化を引き起こす要因であることが明らかとなった.
著者
前田 修子 滝内 隆子 小松 妙子
出版者
Japanese Society for Infection Prevention and Control
雑誌
日本環境感染学会誌 = Japanese journal of environmental infections (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.41-47, 2008-03-25
被引用文献数
2 2

我々は,訪問看護師に対する感染管理の学習支援が必要にも関わらず教育プログラムがないことから,12回で構成する"訪問看護師を対象とした感染管理教育プログラム"を作成した.続いて,今回,この教育プログラムのうち,訪問看護師の要望が高かった「手洗い・うがい」を研修会形式により開催した.研修会参加者によるテーマ,開催方法,学習目標・内容・方法に関する評価と参加者の知識・技術の修得状況をもとに,研修会の効果検証を行った.結果,①研修会のテーマ,開催方法,学習目標・内容・方法は,大部分の参加者からよい評価が得られた.②知識・技術の研修会後の修得状況は,全項目において研修会前よりも上昇していたが,手洗い必要物品の選択・準備・持参に関する項目は低い傾向であった.今後は,研修会後の修得度が低かったもの,上昇があまり認められなかった学習項目の学習内容・方法を検討していく必要があると考えられた.<br>
著者
前田 又兵衛
出版者
一般社団法人日本品質管理学会
雑誌
品質 (ISSN:03868230)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, 2004-10-15
著者
中山 悌 前田 幹夫 村上 周太
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.53-60, 1999-09-27

重症疾患やお年寄り, そして身体的に障害を持っておられる方にとって, 病院施設内における車椅子の使用及び介助者の存在は必要不可欠である.介助者は, 患者を車椅子で搬送する場合, 大変に神経を使うため, ただでさえ激務といわれる介助者の仕事にさらに拍車をかけることになる.このため, ある程度軽度の患者や障害者は自分で車椅子を操作しなければならず, 大変な負担を背負うことになる.この状況を改善する一方策として我々は, 電動車椅子に搭載可能な, 自律走行を実現するナビゲーションシステムを開発中である.このシステムは, 走行経路探索部, ナビゲーションコントロール部および走行環境認識部より構成されている.本論文では, 走行経路探索手法について詳しく述べ, この手法を適用した例から本手法の有効性を議論する.
著者
前田 太佳夫 鎌田 泰成 酒井 雄作 高原 直樹
出版者
日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 = Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. B (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.71, no.701, pp.171-176, 2005-01-25
参考文献数
5
被引用文献数
5

This paper describes the measurement of the flow field around rotor blade. Three-bladed upwind rotor was tested in an open jet type wind tunnel. The rotor has a diameter of 2.4m. Flow field around rotor blade was measured with the use of two-dimensional LDV. The flow field was measured in x-y plane and z-y plane. The circulation around the blade sections were calculated by flow vectors around the rotor blade. The velocity vectors at optimum operation show a smooth flow around the blade and the bound vortex around blade cross-section seems to be persistent. On the other hand, the velocity vectors at stall condition demonstrate significant fluctuations in the near wake and separation on the blade suction side was observed. The circulation around blade span-wise section was calculated at the certain control volume. By the observation of flow field and calculated results of circulation, it seems that the flow is separated at the blade from middle-span region to tip region at stall condition. No separation was observed at the blade root region.