著者
芹澤 正恵 蘇武 裕幸 北原 理雄
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.83, no.750, pp.1477-1486, 2018
被引用文献数
2

&nbsp;The aim of this paper is to verify the effectiveness of people walking with their dogs to keep an eye on their neighborhood, or &ldquo;the eyes in the community&rdquo;.<br>&nbsp;It is considered that demonstrating the characteristics of the spatial cognition of walkers with dogs is a useful way to support such an effect. Therefore, in this study, we compare sketch maps drawn by two groups of residents, first dog-owners who are used to walk dogs in their neighborhood, and second non-owners who do not own dogs, and analyze how dog-walkers perceive their local area in order to clarify the roles they play in the community.<br>&nbsp;The survey area is Gokanme-cho, Seya-ku, Yokohama-shi and its surrounding area. We have distributed survey forms to 40 people living in the area, and obtained 25 effective answers. In the survey, we asked each subject to draw a free drawing map of his/her neighborhood and mark an area where he/she greet daily to neighbors. In addition, we asked dog-owners to mark his/her daily walking courses with dog and also places where he/she have make contact with others on the sketch map.<br>&nbsp;Although there is no significant difference between total lengths of paths drawn by the two groups, an range of paths drawn by dog-owners extends beyond major roads recognized as edges of the area. This result may be explained by the fact that dog-owners seek suitable courses for walking-dogs widely and they often have several walking courses.<br>&nbsp;Dog-owners are potentially &ldquo;the eyes in the community&rdquo; to watch children in the park, because they walk with dogs more widely than non-owners and visit such places with few passers-by, for example, small parks locate by an expressway side-roads and places out of reach of people's eyes. On the other hand, they may choose such places for avoiding people's eyes because they let their dogs to shit. Therefore, there can be a duality with the dog-walkers' &ldquo;the eyes in the community&rdquo;.<br>&nbsp;In parks where access with dogs are restricted, recognition rate by the dog-owners is low, and in contrast, parks open to dog-walkers show high recognition rate. The perception rate by dog-walkers seems to be linked to the experience while walking their dogs.<br>&nbsp;Characteristic places where dog-walkers often interact with others are spaces where they can stay safely with dogs, and spaces open to dog-walkers stay. It can be said that even small spaces will attract human interactions while walking dogs.<br>&nbsp;Thus, this paper has shown that the walking with dogs can be "the eyes in the community" and effective for causing new interaction. It occurs beyond the range of daily greetings.
著者
原 理
出版者
県立広島大学
雑誌
県立広島大学人間文化学部紀要 (ISSN:13467816)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.175-184, 2007
著者
萩原 理加
出版者
一般社団法人 表面技術協会
雑誌
表面技術 (ISSN:09151869)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.66-69, 2016-02-01 (Released:2017-02-01)
参考文献数
23
著者
栗原 理也 長野 方星
出版者
日本熱物性学会
雑誌
熱物性 (ISSN:0913946X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.82-88, 2015 (Released:2015-03-12)
参考文献数
11
被引用文献数
1

ピッチ系炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastic, CFRP)の面内方向の熱拡散率とその異方性を非接触かつ簡易・迅速に評価するための新しい装置を開発した.本装置は,レーザースポット式周期加熱法を基本原理とし,温度および位相計測にロックイン・サーモグラフィを用いている.サーモグラフィにより周期点熱源と試料温度との位相差を計測,解析することで熱拡散率が求められる.繊維の配向方向の異なる二種類のサンプル(一方向材[0°]と二方向材[0°/90°])を製作し,面内熱拡散率を測定した.その結果,一方向材と二方向材では異なる熱拡散率分布を有すること,また面内異方性の程度を視覚的に示すことができた.また,両者の面内熱拡散率の角度依存性を定量的に求めた.さらに,別で求めた比熱容量と密度から,熱伝導率を算出し評価を行った.
著者
奥平 純子 北原 理雄
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.14, no.28, pp.567-572, 2008-10-20 (Released:2009-03-17)
参考文献数
13
被引用文献数
1

The aim of this paper is to survey the environment of narrow pedestrian space besides a highway in the primary school district. The results of the survey are summarized follows: 1) Over 98% pedestrian feel extremely narrow sidewalk. 2) The severe car fumes give students unpleasant feeling. 3) NO2 concentrations of the sidewalk exceed the upper limit of Japan's Environmental Quality Standards on 90% of the measurement days. 4) More women and children use the sidewalk than men. 5) The primary school students are interested in their tiny, but varied scenes in the sidewalk.
著者
福本 拓 蘭 哲郎 氏原 理恵子
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100096, 2013 (Released:2014-03-14)

Ⅰ はじめに外国人人口の急減は,「多文化共生」施策の実現だけでなく,とりわけ人口減少の進む地方都市を考えた場合,持続的な地域発展という点でも問題といえる。その意味では,むしろ「定住」を政策目標とするような方向性が求められよう。そこで本発表では,特に就業形態の側面に着目し,「定住」を促進/阻害する要因について検討する。Ⅱ 飯田市の概況とアンケート調査の概要飯田市の外国人登録人口は2,313人(2012年6月末)で,総人口の2.3%を占める。同市は,「外国人集住都市会議」の参加自治体であるが,他市とは異なり「中国」籍の割合が高い(約48%)という特徴を有しており,「中国」籍の一定割合をいわゆる中国帰国者が占める。その他,機械工業での派遣労働に従事するブラジル人,女性の比率が8割を超えるフィリピン人(日本人の配偶者が多い)がこれに次ぐエスニック集団を構成している。 本研究では,住民基本台帳を元に,同市に在住する20歳以上の外国人全てを対象としたアンケート調査を実施した。郵送による配布・回収の結果,配布数1,727通に対し回収数477通(回収率27.6%)であった。このうち,分析対象は,特別永住者が多数を占める「韓国・朝鮮」を除く453通である。本研究では,「定住」の代用指標として,特に「現在よりも良い仕事が見つかった場合に他地域へ引っ越すか」という設問の回答に着目する。Ⅲ 調査結果の概要(1)飯田市来住の経緯:「飯田市へ来た理由」について尋ねたところ,「家族との同居」が60.0%,「本人・家族の仕事」が32.7%と前者の割合が高い。この違いは,特に国籍別に顕著に表れており,中国人・フィリピン人で前者が,ブラジル人では後者の割合が高くなっている。中国人の32.5%は「祖父母または父母に日本人がいる」と回答しており,「帰国」が重要な契機になっている。また,フィリピン人は,日本人との結婚の多さが大きく影響している。(2)就業形態:既存研究において,派遣労働の不安定さが度々指摘されてきた。飯田市で実施したヒアリングでは,短期(数ヶ月)の仕事に不定期に従事する者が一定数いるという情報を得た。実際,労働力人口に該当する334人のうち,1年を通じ1箇所で就業した者は180人(53.9%)と過半数程度にとどまる。パート・アルバイトを除いても,不安定な就業形態の者が多いといえる。(3)他地域への引っ越し意志との関連:こうした就業形態が,外国人の「定住」に及ぼす影響を把握するため,二項ロジスティック回帰分析を用いた統計解析を行った(従属変数は,4区分の回答を,「引っ越す(1)」「引っ越さない(0)」の2値に割り当て)。性別・年齢階層・滞日年数・子ども有無の各変数で統制したところ,就業形態のうち,「派遣労働」が5%水準で有意なカテゴリーとして析出された一方(その他,年齢(50代以上)が5%水準,子どもの有無が1%水準で有意),飯田市移住のきっかけは有意な変数とならなかった。この結果については,国籍(4区分)変数を加えてもほとんど変化が見られなかった。従って「派遣労働」形態は,移住のきっかけの影響を統制してもなお,外国人の「定住」にとってマイナス要因になっているといえる。Ⅳ まとめ 「定住」については,就業形態以外にも,コミュニティの形成や地域社会との関係,セーフティネット等の関連が予測される。就業形態の安定化はもちろん不可欠だが,今後の分析課題として,不安定な状況下で居住を継続可能にする諸要因の検討が求められる。
著者
松原 聰 宮脇 律郎 重岡 昌子 杉山 和正 毛利 孝明 中原 理栄 岡井 隆
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2010年年会
巻号頁・発行日
pp.76, 2010 (Released:2011-04-06)

山口県長門市川尻付近に産するアルカリ玄武岩中からオフレ沸石が産する。この沸石は、直径0.5 mm以下の短六角柱状あるいは板状結晶をしている。9個の平均化学組成は、SiO2 51.25, Al2O3 20.74, MgO 2.90, CaO 2.28, BaO 1.02, Na2O 2.74, K2O 3.77, 計 84.71 %である。
著者
渡邊 裕子 小山 尚美 流石 ゆり子 河野 由乃 萩原 理恵子 森本 清 水口 哲
出版者
山梨県立大学
雑誌
山梨県立大学看護学部紀要 (ISSN:18806783)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.9-18, 2010-03-01

「活力に満ちた地域づくりの指導者養成を目指す」が目的の高齢者のための生涯学習大学校に在学し,看護学生との交流事業に参加した24 名を対象に,若者イメージと事業に対する期待感について調査を実施した.対象の地域リーダー高齢者は「世間一般の今どきの20 歳代の若者」イメージとして,「話やすいが何を考えているかわからない」という傾向を持っていた.また「若者との交流」への期待度は95.8%と高く,分かり合いたい思いがある一方,自分から知恵を伝授するという意識を持って参加した人は少なかった.交流では,高齢者が老年期の意味を理解し,歳を重ねたからこそ備えている知恵を若い世代に伝授するという意識を持って参加できるような導入と,若者に対する理解し難い感情を払拭し,若者から求められているという実感を持って,自発的,積極的かつ自然に交流を求める姿勢が持てるような企画・調整が必要である.
著者
佐原 理
出版者
名古屋文理大学
雑誌
名古屋文理大学紀要 (ISSN:13461982)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.117-124, 2008-03
被引用文献数
1

インタラクティビティーの追求は今日の芸術に大きな影響を与えた.人間は視覚や聴覚,嗅覚,味覚,バランス感覚などの様々な感覚を通じて現象を捉える能力を有する.単一の感覚器で捉えられる現象はそのモノの認知に繋がる,しかし複数の感覚器から同時に得られる反応からは高度に複雑な感覚を得ることができる.感情と呼ばれる感覚はこの複雑な感覚の反応の頂点にあるものである.これらの複雑に絡み合った人間の感覚は複雑な反応をもたらし認知される.新しいテクノロジなどによって新たに拡張された人間の感覚としてのインターメディアアートはインタラクティブな反応を伴い,芸術の表現の一部として成立すると考える.この仮定に基づき,いくつかのコンセプチュアルなインターメディアアートを名古屋文理大学にて制作した.また,新たな芸術概念を文化の一部として定着させるためにはマスメディアがその多くの役割を通訳する形で担っている.芸術が文化の一部として社会に存在するのであれば,このことはインターメディアアートのような新たな概念にとっても重要な視点である.それゆえ,教育機関としての名古屋文理大学というローカルな場から,インタープリテーションプロジェクトを展開した.