著者
平島 崇男 中村 大輔 苗村 康輔 河上 哲生 吉田 健太 大沢 信二 高須 晃 小林 記之 臼杵 直 安本 篤 Orozbaev Rustam Svojtka Martin Janák Marian
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-10-21

本研究課題では、世界で最も冷たい超高圧変成帯であるキルギス、最も温かい超高圧変成帯であるチェコ、その中間型である中国東部に分布する超高圧変成岩を対象とし、地下60-100kmでの流体活動の実態を明らかにし、超高圧変成岩の上昇駆動に関与する深部流体の役割の解明を目指した。超高圧時の温度が1000Cを超えるチェコの研究では、超高圧変成岩が上昇中に減圧部分溶融し浮力を獲得したことを見出した。超高圧時の温度が800C以下のキルギスや中国では、超高圧時でもローソン石・クロリトイド・Ca-Na角閃石等の含水珪酸塩が安定であり、ローソン石などは減圧時に脱水分解し周囲に水を供給していたことを見出した。
著者
吉田 健一
巻号頁・発行日
2013

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:基盤研究(C)2010-2012
著者
吉田 健治 浅倉 敏明 名護 秀
雑誌
骨折 (ISSN:02872285)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.489-494, 1995-05-01
被引用文献数
13
著者
吉田 健一
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. ICS, 知能と複雑系 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
no.90, pp.183-187, 2003-09

ここ数年WWW上のHTML/XMLデータや、化学物質の構造など、従来の統計・機械学習手法が扱ってきたテーブル形式では表現できないデータを解析したいというニーズが顕在下してきている。GBI(Graph Based Induction)法[1,2]は、そのようなニーズを受け比較的初期から研究が進められてきた色付有向グラフをデータ表現に用いた規則学習手法である。本研究ではGBIのための新しいアルゴリズムとして従来用いられてきたグラフの縮約操作を用いないSEA(Stepwise Entropy Analysis)というアルゴリズムを提案する。 SEAは縮約操作がもたらすGBIのgreedinessを柔らげる事で、学習ルールの精度向上を狙ったアルゴリズムである。さらにSEAのもう1つの特徴である相関ルールと識別ルールの同時学習能力についても報告する。The importance of analyzing semi-structured data, such as hyper linked WWW text, XML data and chemical formulae, promotes research on a group of data-mining methods which can handle trees, graphs, and other non-table format data. Among these, GBI : Graph Based Induction [1, 2] is one of the incipient methods to extract hidden rules from graph-format data. This paper describes an algorithm, SEA : Stepwise Entropy Analysis, using the GBI method. Though the conventional GBI algorithm contracts with the input graph during the analysis, this new algorithm does not use a contraction operation. Although this new algorithm is still greedy, its greediness is slightly weakened by omitting the contraction operation. Another characteristic of SEA, the simultaneous discovery of the association rule and the classification rule, is also described.
著者
鳥居 祥二 田村 忠久 吉田 健二 笠原 克昌 小澤 俊介 片寄 祐作 森 正樹 福家 英之 西村 純
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2009-05-11

高エネルギー電子・陽電子の直接観測による宇宙線近傍加速源と暗黒物質の探索を目的として、国際宇宙ステーション日本実験棟に搭載するCALorimetric Electron Telescope (CALET)の開発を実施した。CALETは当初予定の気球搭載型プロトタイプ(bCALET)による観測に対して、30倍以上の統計量が得られるだけなく、宇宙空間での高精度観測が可能である。bCALETによるCALETの観測性能実証と,熱構造モデルによるCERN-SPSでのビーム実験等により、搭載装置性能を確認した。その結果、世界に先駆けたTeV領域における電子観測を実現することが確証できている。
著者
手島 孝人 丹 明彦 渡辺 奏 吉田 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.92, no.10, pp.1566-1578, 2009-10-01
被引用文献数
5

インターネット上の通信を使ったアプリケーションが一般化し,遅延やパケットロスなどの通信品質への要求水準が高まる一方,そのようなアプリケーション自身を使った通信品質計測が可能になってきた.本論文ではその一例として,全世界で稼動しているオンラインゲームを使った通信品質計測実験について述べる.実験では実際に稼動しているオンラインゲームの通信状況を分析し,世界163ヵ国(地域)・IPアドレスで数えて120万ホスト間の通信遅延やその揺らぎなどの実データを1,600万点以上得た.本論文でははじめにその計測方法の特色について説明し,次に同一国内通信や国際通信における遅延の状況,国ごとの特色,帯域別・時間帯別に見た遅延の変化について計測結果を報告する.
著者
吉田 健
出版者
徳島大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2009

膜中でのコレステロールの動態は、動脈硬化をはじめとする疾病との関連から重要である。本研究では、脂質膜中の疎水的モデル分子の溶媒和と、膜と水相の界面近傍の水和のダイナミクスに注目し、観測対象とする現象の研究に適った膜のモデル実験系の確立したうえで、溶液NMRと分子動力学シミュレーションにより、コレステロールが膜のダイナミクスにおよぼす効果を明らかにした。
著者
吉田 健一 橋本 光靖 伊山 修 藤野 修 寺井 直樹 寺井 直樹
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

研究代表者は、以前の研究で原伸生氏と共に、一般化された密着閉包の概念を導入し、乗数イデアルを可換環論の言葉で定義することに成功した。具体的には、乗数イデアルは、密着閉包のテストイデアルの標数に関する極限として得られる。本研究では、小さな標数のテストイデアルの振る舞いと乗数イデアルの振る舞いとの違いを明らかにした。さらに、可換環論におけるさまざまな不変量の研究を行うために、密着閉包の理論を整備した。
著者
吉田 健 橋本 勉 佃 和民
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報
巻号頁・発行日
vol.9, pp.26-28, 1975

品種, 播種期, 窒素施用量, 秋刈等の条件を組合わせて播種量と雪害の関係について3ケ年検討した。その結果果, これらの条件には右左されず, 播種量が多くなると徒長気味の生育をする場合でも雪害の少なくなる傾向が認められ, 収量も高くなった。
著者
吉田 健一 橋本 光靖 伊藤 由佳理 渡辺 敬一 坂内 健一
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

1.ヒルベルト・クンツ重複度の下限について研究代表者と渡辺敬一(分担者)は本研究に先立ち、ヒルベルト・クンツ重複度が1の局所環が正則局所環であることを証明した。この結果は正標数において、永田による古典的な結果を拡張したものになっている。本研究では正則でない局所環に対するヒルベルト・クンツ重複度の下限を求める問題について考察した。結果として、平方和で定義される超平面の場合に下限を取るという予想を得て、4次元以下の場合にそれを証明した。本結果における最小値は(代数幾何学的にも)大変興味深いものであるが、現在の所それをサポートする理論は得られていない。このような理論を見出すことは今後の研究課題である。また、我々の予想は完全交叉の場合にエネスク・島本により証明された。2.極小ヒルベルト・クンツ重複度の理論極小ヒルベルト・クンツ重複度はF正則局所環の不変量として導入した概念である。この量は0と1の間の実数値を取りうるが、アーベルバッハらの研究により、F正則であることと、極小ヒルベルト・クンツ重複度が正の値を取ることが同値であることが知られている。本研究においては、F正則環の代表的なクラスである、アフィントーリック特異点と商特異点の場合にその値を求めた。3.極小重複度を持っブックスバウムスタンレー・リースナー環の特徴付け研究代表者は佐賀大学の寺井直樹氏の協力に基づき、ブックスバウムスタンレー・リースナー環の極小自由分解、重複度、h列などに関する研究を行った。特に、そのようなクラスにおける重複度の下限を決定し、下限を取るスタンレー・リースナー環の特徴付けを行った。
著者
池田 成志 豊田 秀吉 吉田 健二 是枝 一春 茶谷 和行 大内 成志
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理學會報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.780-783, 1992-12-25
被引用文献数
1

Sphaerotheca 属うどんこ病菌の防除に関する基礎的研究として, 本研究ではキチナーゼ処理によって本菌の吸器が分解されるかどうかについて検討を加えた。メロンの第一本葉, イチゴおよびバラの新葉を材料に, それぞれS. fuliginea, S. humuli および S.pannosa の分生胞子を接種し, 4日後に接種葉を0.1%キチナーゼ液に浸漬した。その結果, 宿主細胞には顕著な変化が観察されなかったのに対して, いずれのうどんこ病菌の吸器においても, 処理1.5時間後には部分的な分解が観察され, 3時間後には約80%の吸器が完全に分解された。以上の結果から, Sphaerotheca 属うどんこ病菌の吸器細胞壁はキチンを主要骨格にもつものと考えた。
著者
上原 宏 佐藤 忠彦 吉田 健一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.205-216, 2008 (Released:2008-03-11)
参考文献数
20
被引用文献数
1

This paper proposes a method to measure the effects of TV advertisements on the Internet bulletin boards. It aims to clarify how the viewes' interests on TV advertisements are reflected on their images on the promoted products. Two kinds of time series data are generated based on the proposed method. First one represents the time series fluctuation of the interests on the TV advertisements. Another one represents the time series fluctuation of the images on the products. By analysing the correlations between these two time series data, we try to clarify the implicit relationship between the viewer's interests on the TV advertisement and their images on the promoted products. By applying the proposed method to an Internet bulletin board that deals with certain cosmetic brand, we show that the images on the products vary depending on the difference of the interests on each TV advertisement.