著者
吉田 昌平 守田 武志 舌 正史 沼倉 たまき 小出 裕美子 中尾 聡志 足立 哲司 原 邦夫
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.474, 2003

【目的】今回我々は体重の1%(1%BW)、2.5%(2.5%BW)、5%(5%BW)、7.5%(7.5%BW)、10%(10%BW)の5種類の負荷を用いて全力ペダリングを実施し、それぞれの負荷によって得られるパワー発揮特性をピークパワー(PP)、体重あたりのPP(PP/BW)、ピーク回転数(P-rpm)と最大無酸素パワー(MAnP)から評価し、実際の30mスプリントパフォーマンスとの関係について検討した。【方法】某大学サッカー部、男子14名(年齢19歳、身長172cm、体重68kg)を対象とし、自転車エルゴメーター(パワーマックスVII)を用いて、1、2.5、5、7.5、10%BWの5種類の負荷で各1回10秒間の全力ペダリングを実施した。それぞれの負荷で得られたPP、PP/BW、 P-rpmを二次回帰し、負荷-PP 、PP/BW、 P-rpm曲線を算出した。30mスプリントテストは3回の試技を手動により計測しその平均時間を求めた。【結果】1)PPは負荷との間にY=-3.689+ 230.247*X-13.146*X^2(r=.99)の関係が認められた。PP/BWは負荷との間にY=-.267 +3.612*X-229*X^2(r=.99)の関係が認められた。rpmは負荷との間にY=227.96- 10.405*X-.311*X^2(r=.95)の関係が認められた。負荷-PP 曲線から算出したMAnPは988wattで、体重あたりのMAnP(MAnP/BW)は14.4 watt/BWであった。MAnPが得られた時のrpm(MAnP-rpm)は120 rpmで、負荷は12.4%BWであった。2)3回試技における30mスプリントテストの平均時間は4.15±0.13秒であった。30mスプリントパフォーマンスと各負荷のPP、PP/BW、P-rpmの相関係数は1%BWでそれぞれr=-.21、r=-.41、r=-.59(ns、ns、p=.026)、2.5%BWでそれぞれr=-.21、r=-.48、r=-.61(ns、ns、 p=.020)、5%BWでそれぞれr=-.28、r=-.68、r=-.70(ns、p =.010、p=.006)、7.5%BWでそれぞれr=-.29、r=-.55、r=-.57(ns、p =.041、p=.034)、10%BWでそれぞれr=-.31、r=-.42、r=-.42(ns)、MAnP 、MAnP/BW、MAnP-rpmでそれぞれr=_-_.21、r=-.22、r=-.42(ns)であった。多変量解析で30mスプリントパフォーマンスと有意に相関したのは5%BW でのP-rpmのみであった(p<.01)。【考察】PPおよびPP/BWは、負荷-PP、PP/BW曲線からMAnPが得られた負荷12.4%BWを上限として負荷が大きくなればなる程高い値を示した。P-rpmは、負荷-P-rpm曲線から負荷が小さくなればなる程高い値を示した。このようなパワー発揮特性とスプリントパフォーマンスとの関係について検討すると、パワーは負荷が大きい程高い値が得られるが、スプリントパフォーマンスとの関係はむしろ弱くなった。逆に負荷を小さくして高回転を得た方がスプリントパフォーマンスとの関係は強くなった。すなわち、スプリントパフォーマンスは踏力よりもむしろ回転速度に依存したパワー発揮特性と関係が強く、ペダル回転数が実際の走動作であるピッチ数と関係していると推察した。
著者
吉田 昌弘 吉田 真 盛 智子
出版者
北翔大学
雑誌
北翔大学生涯スポーツ学部研究紀要 = Bulletin of Hokusho University School of Lifelong Sport (ISSN:18849563)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.63-69, 2011

一般的にコアと呼ばれている腹横筋,内・外腹斜筋などの腹筋群は,収縮により腹圧を高める機能を有することから,スポーツ動作における体幹の安定性に関して重要な役割を担っていると言われている。コアの機能が重要視される一方で,これらの機能を定量的に評価する手法は十分に確立されていない。本研究では,コアの機能を定量的に評価する手法を確立することを目的に,腹部引き込み動作であるDrawin による腹横筋および内・外腹斜筋の筋厚変化を超音波画像診断装置を用いて調べた。男子大学生48名を対象に,安静時およびDrawin における内・外腹斜筋の筋厚を超音波画像上で計測した結果,腹横筋と内腹斜筋では,安静時と比較してDrawin 時に有意な筋厚の増大が認められた。本研究結果から,腹横筋と内腹斜筋は腹圧を高める動作であるDrawin において形態が変化し,この形態変化は超音波画像上で筋厚を計測することにより定量的な評価ができることが示唆された。
著者
中村 哲也 慶野 征[ジ] 吉田 昌之 Tetsuya Nakamura Keino Seiji Yoshida Masayuki
巻号頁・発行日
vol.3, pp.47-67, 2005-03-31

本稿は、果実の地域需要が如何に変化し、如何なる要因によって地域間格差が存在したのかを、地方及び都道府県の側面から、需要関数を推定することによって明らかにした。分析の結果を要約すると以下の通りである。(1)3大地域別データに基づく需要分析では、1973年のオイルショック後、1988年の貿易自由化・バブル崩壊後、国内需要に変化が見られたが、前者の変化の方が大きかった。(2)都道府県別データに基づく需要分析では、果実需要の減退を表す変数を導入し推定したが、国内外産を問わず、主要5 果実の需要は大きく減退した。各果実の価格弾力性は、みかんでは産地において非弾力的であるが、りんご、なし、すいかでは産地でも弾力的であった。また、みかん、バナナは全国的に平準化した需要形態をとるが、りんご、なし、すいかなどは、地域特化した需要形態をとり、現在でも地域間格差が大きい。
著者
和田 孝明 吉田 昌平 吉川 信人 豊島 康直 秋本 剛 杉之下 武彦
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.48101699-48101699, 2013

【はじめに、目的】 従来の自転車エルゴメーターを用いた体力テストで求められる最大無酸素パワー(MAnP)はペダル負荷が重く、低回転数で得られるパワーのみの評価であった。それに加えて吉田らは、ペダル負荷が軽く、高回転で得られるピーク回転数を評価することで動作の特異性を予測することが可能なPrediction of Instantaneous power and Agility performances used by pedaling test(PIA pedaling test)を考案した。 本研究では、大学生男子サッカー選手と高校生男子サッカー選手においてPIA pedaling testを実施し、それぞれの世代のパフォーマンスの特異性について検討することを目的とした。【方法】 大学生男子サッカー部(関西1部リーグ)53名(年齢19.4±1.1歳、身長173.5±7.2cm、体重167.6±17.4cm、体重62.4±8.7kg)と高校生男子サッカー部(京都府ベスト4)40名(年齢16.2±0.7歳、身長167.6±17.4cm、体重62.4±8.7kg)を対象とした。 自転車エルゴメーターにおけるパワー発揮能力の評価はcombi社製PowerMaxVIIを使用し、十分なウォーミングアップの後に体重の5、7.5、10%の各負荷でそれぞれ10秒間の全力ペダリングを実施し、中村らの方法にて最大無酸素パワー(MAnP)を求めた。セット間の休息は2分とした。パワー発揮能力の指標はMAnPにおける体重当たりの仕事量(HP)と、5%負荷におけるピーク回転数(HF)とした。大学生と高校生のパワー発揮能力について検討した。統計処理には大学生と高校生のHPとHFのそれぞれの比較に対応のないt検定を用い、有意水準は5%未満とした。【倫理的配慮、説明と同意】 今回の研究において対象者に研究内容を十分に説明し同意を得た。【結果】 大学生はHPが13.4±1.3watts/kgであり、HFは187.6±10.1rpmであった。高校生はHPが13.7±1.6watts/kgであり、HFは178.8±12.5rpmであった。大学生と高校生のHPに有意差はないが(p=0.34)、HFでは大学生が高校生より有意に高かった(p<0.01)。【考察】 PIA pedaling testで評価されるHPは、股関節伸展筋力を中心とした脚伸展筋力を主動作筋とし、実際の動作における垂直跳びと相関を認めた(吉田ら、2007)。また、HFは股関節屈曲筋力を中心とした脚屈曲筋力を主動作筋とし、実際の動作におけるアジリティーと相関を認めた(吉田ら、2009)。したがって、同じ自転車エルゴメーターにおける全力ペダリングであっても、負荷の違いによりその主動作筋は変化し、評価の対象となる筋やパフォーマンスは異なる。このことからPIA pedaling testは、狭義の体力要素の中でも瞬発力やアジリティーといった動作の特異性を客観的に評価が可能になると考える。 本研究の結果は、大学生と高校生を比較し瞬発力に有意差は認められなかったが、アジリティー能力において大学生が有意に高値を示していた。Hiroseら(2010)は、成長段階であるユース年代のフィールドテストにおいて20mや40mスプリントのような単純課題のパフォーマンステストでは成長に伴う順位変動が低く、シャトルランのような複雑な課題によるフィールドテストでは、成長に伴う順位変動が大きいことを報告している。つまり、瞬発力の要素が大きくなる20mや40mスプリントでは、そのスピードがタレント的素因に影響していると考えられるが、アジリティーの要素が大きくなるシャトルランのような複雑な動作では、成長過程によるトレーニングやそれに伴う環境的な要因に左右されることが考えられる。したがって、ユース年代のトレーニングではアジリティーに対するトレーニングを積極的に行わせることや、その主動作筋と考えられる脚屈曲筋力に対するアプローチを行うことが、パフォーマンスの向上の一要因となると考えた。【理学療法学研究としての意義】 今回の我々の結果から大学生、高校生サッカー選手の基本的体力要素である瞬発力とアジリティーについてその特徴が明確となった。また成長段階であるユース年代の選手ではアジリティーを向上させるトレーニングを導入することで、パフォーマンス向上に寄与できると考える。
著者
松井 知之 高島 誠 池田 巧 北條 達也 長谷 斉 森原 徹 東 善一 木田 圭重 瀬尾 和弥 平本 真知子 伊藤 盛春 吉田 昌平 岩根 浩二
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.C4P1122, 2010

【目的】われわれは整形外科医師の協力を得て,理学療法士(以下PT),トレーナーでメディカルサポートチームを有志で組織し,スポーツ選手の肩肘関節疾患の障害予防と治療を目的に2008年から活動を行っている.今回その活動内容と特徴について報告する.<BR>【方法】1. 京都府高校野球連盟(以下高野連)からの依頼によって,京都府高校野球地方大会のサポートを,PT,医師,トレーナーが協力して行っている.具体的には,試合前検診,処置,試合中の救急対応,試合後の検診およびアイシング,コンディショニングを行い,選手が安心,安全にプレーできるようにサポートしている.<BR>2.中学生,高校生の野球選手に対してシーズンオフである冬季に行われる技術・トレーニング講習会で検診を行っている.医師による肩肘超音波検査,PT3名,1グループによる理学所見評価を行い,トレーナーがコンディショニングを指導している.<BR>3.肩肘関節の障害を認め,保存療法が必要な選手を月2回医師,PT,およびトレーナーでリハビリテーション加療を当院で行っている.<BR>4.月一回,PTが中心となって円滑な情報交換を行うことを目的に勉強会を行い,多施設(病院およびスポーツ現場を含む)共通の問診表,評価項目,投球復帰プログラムの作成を行っている. <BR>【説明と同意】京都府高校野球地方大会のサポートに関しては,高野連から各チームに事前通達を行った.またわれわれも大会前の抽選会,試合前のコイントス時に部長,主将に説明し,試合前後の検診やコンディショニング指導を行っている.検診事業も,原則希望者のみとし,施行するにあたっては,監督,保護者,選手に十分な説明と同意を得た上で実施している.<BR>【結果】1.京都府高校野球大会のサポートは,春・夏・秋の準々決勝から行った.2009年秋季大会では,登板投手24名中,検診およびコンディショニングを実施したのが14名,アイシングのみ実施が3名であった.<BR>2.検診事業は,昨年投手68名に対し,肘関節の超音波検査および理学検査を行った.その際超音波検査で上腕骨小頭障害の投手は5名であった.同年12月には中学生野球教室の際に287名に対し肘関節の超音波検査,投手57名に理学検査を行った.上腕骨小頭障害の選手は8名であった.いずれの検診の際も,検診結果のフィードバックおよびコンディショニング内容のパンフレットを配布し指導を行った.<BR>3.2008年6月から2009年10月までに当院スポーツリハビリテーションに受診した選手は,小・中学生7名,高校生24名,大学・社会人が24名であった.うち投球障害肘が16名,投球障害肩が31名,その他8名であった.多施設間の情報交換資料として,問診表から評価表を作成した.<BR>【考察】京都府高校野球大会のサポートとしては,抽選会時などにメディカルサポートチームの案内に加え,傷害予防,熱中症対策など講演を行い,啓蒙活動を行った.大会中には,投球直後の身体所見を評価し,コンディショニング指導を行った.コンディショニングに関しては,どこまでわれわれが介入するか,難しい問題であるが,コンディショニングの大切さを啓蒙することが重要と考えている.大会サポートに関しても,選手のみならず,可能な限り指導者とコミュニケーションを図る必要があると考える.<BR>検診事業は,ポータブル超音波機器を使用することで,障害の早期発見,早<BR>期治療が可能であり,フィールドで簡便に行える有用な評価法とされ,われわれも導入した.PT3名1グループによる理学所見検査によって,正確なデータを蓄積し,それを分析することで,根拠ある評価,治療を確立し,障害予防に寄与すると考えた.しかし,検診の開催時期,二次検診などフォローアップに関する問題点も多く,今後の課題である.当院スポーツリハビリテーション受診数は増加傾向にあるが,現状は月2回程度の実施であり,多施設で協力して診療を行う必要であり,施設間における共通の評価,投球障害復帰プログラムの作成の必要性が生じる.これによって,選手の現状把握が容易となり,円滑な情報交換が行なえると考えた.また,診療場面に多くのスタッフが集まることで,実際の評価,診療内容を共有可能であり,選手の問題点についても討論することも可能であった.しかし医師,PTおよびトレーナーの連携は良好だが,指導者や家族とのコミュニケーションは十分とは言えず,今後の課題である.<BR>【理学療法学研究としての意義】われわれの取り組みは,多くの職種との連携を重視したものである.投球障害の治療は原則保存療法であり,PTが担う役割は大きいが,投球障害を有する選手の競技復帰は,医師や現場のトレーナーなど多職種との連携,協力が必要である.本活動は,他府県の活動を参考にしているが,今後このような活動を行う方への参考になれればと考える.
著者
吉田 昌弘 中島 千佳 角谷 尚哉 吉田 真 沖田 孝一
出版者
北翔大学北方圏生涯スポーツ研究センター
雑誌
北翔大学北方圏生涯スポーツ研究センター年報 (ISSN:21852049)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.21-27, 2017

Endurance ability can be evaluated using the 20-m shuttle run or yo-yo intermittenttest. However, athletes engaged in fi eld-based team sports such as football and basketball arerequired to repeatedly perform explosive and intermittent sprint activities. The aim of this studywas to establish the fi eld test that can be used to assess repeated sprint ability and investigaterelated factors of the test score. Twenty female basketball players were included in the study.All subjects performed a 20-m ×5×5 test, 20-m sprint test, 20-m shuttle run test, and line drilltest. To investigate the relationship between the 20-m ×5×5 test and other tests, the Pearsoncorrelation coeffi cient was used. We found signifi cant statistical correlations of total time with thefastest time(r =0.55, p <0.01), latest time(r =0.91, p <0.01), and percent splint decrement(r =0.59,p < 0.05)in the 20-m × 5 × 5 test. In addition, the total time in the 20-m × 5 × 5 test correlatedwith the score in the 20-m shuttle run(r = -0.69, p <0.01). By contrast, no correlation was foundbetween the total time in the 20-m ×5×5 test and the time in the 20-m sprint(r =0.31, p=0.21).We suggest that the 20-m × 5 × 5 test can be used for assessing the endurance ability, whichcould not be evaluated by using only the existing endurance tests.全身持久力は,20mシャトルランやYo-Yoテスト等により評価可能である。しかし,サッカーやバスケットボール等の競技では,長時間走行する能力に加え,全力スプリントを繰り返す間欠的持久力が求められる。間欠的持久力を評価するためには,全力スプリントを運動課題とした評価が必要であるが,評価手法は確立されていない。本研究の目的は,間欠的スプリント運動を課題としたフィールドテストを考案し,テスト結果の関連因子を検討することとした。大学バスケットボール女子選手20名を対象に,20mを全力で5往復走行する課題を計5セット行う『20m×5×5テスト』を実施した。本テストでは,スタートの合図で1セット目を開始し,1セット目のスタートから2分後を2セット目のスタートと規定した。2セット目以降のスタート開始も前セットのスタートから2分後と定めた。各セットの走行終了から次セットのスタートまでを休息時間とした。測定項目はタイム(5セットの合計および最高値,最低値),5セット中のタイム低下率とした。また,スプリント能力(20m走),切り返し能力(ラインドリル),全身持久力(20mシャトルラン)を計測し,合計タイムと各因子の関係をピアソンの相関係数により算出した。20m×5×5テストの合計タイムは5セット中の最高値(r=0.91,p<0.01),最低値(r=0.55,p<0.01),タイム低下率(r=0.59,p<0.05)と有意な相関を認めた。20m×5×5テストの合計タイムは全身持久力(r=-0.69,p<0.01),切り返し能力(r=0.51,p<0.05)と有意な相関を認めた。一方,合計タイムとスプリント能力(20m走)の間には有意な相関関係は認められなかった。本研究結果より,20m×5×5テストは既存の全身持久力評価とは異なる体力要素を評価できることが示唆された。
著者
吉田 昌志
出版者
昭和女子大学近代文化研究所
雑誌
学苑 (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
no.927, pp.114-140, 2018-01
著者
徳田 真彦 吉田 昌弘 青木 康太朗 竹田 唯史 吉田 真
出版者
北翔大学北方圏生涯スポーツ研究センター
雑誌
北翔大学北方圏生涯スポーツ研究センター年報 (ISSN:21852049)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.1-9, 2017

Level of physical fitness and motor ability of children in Hokkaido are lowercompared to the national averages due to inactivity in winter. We developed snow games toenhance the levels of physical fi tness and motor ability of children in Hokkaido. The purpose ofthis study was to clarify the physical and psychological eff ects of the snow games and elucidatethe diff erences between a snow-covered playground and indoor playground. Twenty-eight fourthgrader (14 boys and 12 girls) participated in two snow games named "Snow Tag" and "Catchthe Tail". They performed these games on a snow-covered ground and a snow-free (indoor)playground. Heart rate (bpm), number of steps, and energy expenditure (kcal) were measuredto evaluate exercise intensity and the amounts of activities of the snow games. After playing thegames, the participants were given questionnaires that included questions on the sensation ofenjoyment, motivation to do again and sensation of fi tness improvement by these activities. Themain fi ndings were as follows:1. It appears that playing these games on a snow-covered ground is more eff ective to increaseexercise intensity and the amount of physical activities. to be more eff ective on a snow-coveredplayground for increasing exercise intensity and the amount of physical activities.2. The snow games are enjoyable, and fun to stir children's interest to play again, and adequatelyhard enough to and increase the level of physical fi tness during winter. In the future, while working on development of new activity, we would like to createan activity manual and work on spreading snow games.冬季間,屋外での活動が制限される北海道では,子どもたちの体力・運動能力が全国的に見ても総じて低い状況にある。こうした状況を踏まえ,筆者らは北海道の子どもたちの体力・運動能力を向上させることを目的に,冬の外遊びプログラム「スノーゲーム(Snow Games)」を開発した。そこで本研究では,小学生を対象に実験を行い,身体的・心理的効果を測定し,スノーゲームの運動効果について検証する事及び,スノーゲームが子どもの体力向上に向けて有効な活動であるかを検討する事を目的とした。 調査対象者は,スノーゲームの「スノータッグ」,「雪上しっぽとり」を体験した小学校4年生29名であった(男子15名,女子14名)。スノーゲームの身体的効果を検証するため,ゲーム実施中の心拍数,歩数,エネルギー消費量(kcal)について手首型心拍計(PolarA360,Polar社製)を用いて計測した。測定時間は,ゲームの説明から,1回目のゲーム,作戦会議,2回目のゲームまでとした。スノーゲームの心理的効果を検証するため,実験後に自記式のアンケート調査を実施した。調査内容は,雪上と屋内で行った各アクティビティについて「楽しさ」,「意欲(またやってみたい)」,「身体的負担度」の3項目であった。 スノーゲームの運動効果を検証した結果,ゲーム特性によって雪上での実施適正の差異はあるものの,総じて雪上では雪の重みや足元の不安定さなどから下肢に大きな負荷が掛かることで,身体活動量が豊富に得られることが分かった。また,心理的効果に関しては,活動に対して身体的負荷を強く感じつつも,ゲームの楽しさや意欲を強く感じていたことも明らかになった。 今後,新しいスノーゲームのアクティビティを開発しつつ,ゲームの活動手順や準備物,安全上の留意点等を具体的にまとめ記した活動マニュアルを作成し,スノーゲームの普及及び,北海道の子ども達の体力・運動能力の向上に寄与していきたいと考えている。
著者
吉田 昌志
出版者
昭和女子大学近代文化研究所
雑誌
學苑 = GAKUEN (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.819, pp.57-68, 2009-01-01
著者
小室 昌仁 前田 利松 角尾 浩幸 松下 仁 箱井 加津男 吉田 昌彦
出版者
公益社団法人 日本化学療法学会
雑誌
CHEMOTHERAPY (ISSN:00093165)
巻号頁・発行日
vol.42, no.Supplement2, pp.217-227, 1994-10-24 (Released:2011-08-04)
参考文献数
19

Tazobactam/piperacillin (TAZ/PIPC) は広域ペニシリン系抗生物質であるpiperacillin (PIPC) にβ-ラクタマーゼ阻害剤であるtazobactam (TAZ) を4:1の力価比で配合した新規抗生剤である。今回, 肝臓あるいは腎臓障害動物および幼若動物にTAZ/PIPCを静脈内投与し, 薬物動態を検討した。またTAZ/PIPCのビリルビン血清蛋白結合に及ぼす影響を伽in vitroで検討し以下の結果を得た。1. 肝障害動物ではTAZ, PIPCともに腎外クリアランス (CLnr) の減少に由来する全身クリアランス (CLPtot) の減少が認められ, CLPtot, は腎クリアランス (CLr) とほぼ等しくなった。しかしながら腎クリアランス (CLr) が大きいため, 代償的な腎排泄が認められ, 体内からの消失の遅延の程度は大きくなかった。2. 腎障害動物ではTAZ, PIPCのCLPtot, CLr, 腎分泌クリアランス (CLrs) とクレアチニンクリアランス (CLcr) との問には高い正の相関が認められた。このときのCLnrは小さく, 障害の程度に応じてTAZ, PIPCの体内からの消失が遅延した。3. In vitroにおいてTAZ, PIPCはビリルビン・アルブミン結合に対して影響を及ぼさず, ビリルビン遊離作用は認められなかった。4. 幼若イヌにおけるTAZ, PIPCのT1/2βは成熟イヌよりも長く, 体内からの消失の遅延が認められた。また幼若イヌに反復投与後の蓄積性は認められなかった。
著者
吉田 昌志
出版者
昭和女子大学
雑誌
學苑 (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.683, pp.48-58, 1997-01-01
著者
吉田 昌志
出版者
昭和女子大学近代文化研究所
雑誌
学苑 (ISSN:04331052)
巻号頁・発行日
no.685, pp.60-73, 1997-03