著者
林 俊夫 吉田 哉
出版者
日本動物分類学会
雑誌
動物分類学会誌 (ISSN:02870223)
巻号頁・発行日
no.44, pp.38-44, 1991-06-25

山形県西田川郡温海町の摩耶山の山麓から採集したフクログモ属の1種が新種と認められたので,Clubiona mayaの名のもとに記載した.和名はマヤフクログモとしたい.また,山形県のフクログモ属のリストもあわせて報告した.
著者
吉田 有花 志築 文太郎 田中 二郎
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻号頁・発行日
vol.2015-HCI-162, no.5, pp.1-5, 2015-03-06

粘土は馴染み深い素材である.また,つぶす,つまむ,ひっぱる,切るなど自由に変形できる素材である.我々はこれらの特長を持った粘土を用いた 2 次元モデリング手法を提案する.ユーザは圧力センサシート上に粘土を置き,その粘土をつぶす,つまむなどの行為で 2 次元モデリングを行う.これにより,マウス,タッチパネル,ペンなどの入力デバイスに基づくモデリング手法にはない柔軟な質感を感じながら,2 次元モデリングを行うことが可能になる.本稿では,プロトタイプの開発および,つぶす,つまむの操作ができるかの調査を行った.またその調査結果に基づいて 2 次元モデリングのアプリケーションの開発を行い,簡単な 2 次元モデルであれば作成可能であることを確認した.
著者
北村 愼治 藤永 卓治 大川 順正 三軒 久義 吉田 利彦 山口 眞司 高田 実 高尾 哲人
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.73, no.10, pp.1324-1332, 1982-10-20
被引用文献数
44

転移性副腎腫瘍の1例を報告した。患者は55歳男性で,約1年半前,肺扁平上皮癌の為,右肺上葉切除術を受けた。その後,微熱と貧血が続き,又,コンピューター断層撮影により左腎上部に腫瘤像がみられた為,当科へ入院した。超音波断層撮影工血管撮影等により,左副腎腫瘍と診断され,左腎・副腎摘出術が施行された。その組織像は,肺原発の転移性副腎腫瘍であつた。転移性副腎腫瘍は,臨床的には見逃される事が多いが,剖検的には比較的高頻度に認められている。そこで著者らは,昭和49年から53年迄の5年間の日本病理剖検輯報に基いて,125,581剖検例中の転移性副腎腫瘍の統計的検討を行ない,特にその原発巣に関して検討を加えた。転移性副腎腫瘍の診断には,画像イメージ診断法が有効である事を強調した。
著者
吉田 寛
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.459-465, 2009-02-28
被引用文献数
6 6

4省庁による「要注意外来生物リスト(緑化植物)」の取り扱いに関する検討の結果,施工対象となる法面が立地する地域特性を考慮して,生物多様性に配慮した緑化工法(播種工の場合は自生種種子の活用)の適用が望ましいとする方向性が示された。しかし,斜面緑化の現場では依然として外来種を用いた緑化が行なわれ続けており,その原因のひとつに緑化工の成績判定方法(検査基準)が影響しているのではないかと考えられた。そこで公表されている自生種の木本植物を使用した自然回復緑化の施工事例の施工3ヵ月後の調査結果に対して現行の検査基準を適用してみたところ,正しく評価できた割合は50%程度だった。この原因として,木本植物群落の形成を初期緑化目標とする場合に,1)30〜70%の植被率を満足しないと検査に合格しない,2)初期緑化目標が達成できるかどうかを評価するスタンスに立っていない,3)導入種によって異なる施工後の密度変化の特徴が考慮されていない,という問題が指摘された。自生種種子を使用した生物多様性に配慮した緑化工法を普及させるためには,外来草本群落やマメ科低木林の形成を目的に作られた現行の検査基準を適用するのではなく,自生種群落を形成させるための新たな成績判定方法の策定が急務といえる。
著者
上原 二郎 吉田 豊和
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.251-254, 1995-01-20
被引用文献数
2

Euthalia byakko sp. n.♂.前翅長51-52mm.翅形:前翅,前縁は滑らかに湾曲する;外縁は第4脈付近でやや抉れ,各翅脈端で突出し鋸歯状を呈する;後縁は直線状.後翅,前翅同様外縁は各翅脈端で突出し鋸歯状を呈し,とりわけ第4脈端が顕著に突出する.表面:前翅,地色は暗緑褐色;基部付近の本属特有の環状斑群は明瞭;外中央白紋列はよく発達し,とりわけ第5室紋は長く特異;各白色紋は黒色に縁どられる;前縁には白色鱗が侵入しない;亜翅端部の白色紋は明瞭で外中央白紋列に接近する;第7室に白色鱗が僅かに侵入する;亜外縁部第2室から6室まで黒色のくさび型紋列があり,第1b室に黒色の2つのだ円形紋がある;縁毛は白色で翅脈端は黒色.後翅,地色は暗緑色で前縁部はやや青味がかる;中室端の2本の黒条はよく目立つ;外中央白紋列は弧を描きながら内縁に向かい,徐々に狭まる;各白色紋は矢尻型で黒色に縁どられる;外中央白紋列の外側には淡青色帯がある;亜外縁部には第1b室から4室にかけて半円形,第5室から7室にかけて円形の黒色紋列を有す;外縁は黒色;縁毛は前翅同様白色で翅脈端は黒色.裏面:前後翅の地色は淡緑青色,外半分は黄土色条が各翅脈上に現われる;外中央白紋列は表面と同様だが後翅第1b室にも小斑が現われる;亜外縁部にはくさび型の黒色紋列が有る;後翅,基部の不正形環状斑は明瞭.翅脈:後翅中室端は弱く閉じる.触角:表面は黒色;裏面黒褐色;先端に黄褐色部はない.♂ゲニタリア:uncusは中間部が太くなり先細る;valvaは細長く,先端部分は刺があり外方向に巻いてよじれる.♀.未知 分布.ラオス北部. 完模式標本. ♂,Oudomxay, Laos, 27. IV.1994(上原二郎採集),上原二郎所蔵.副模式標本.1♂, Oudomxay, Laos, 27. IV.1994(吉田豊和採集),吉田豊和所蔵.近似種との区別.本種は前翅表面外中央部の縦に伸びる白帯が前縁に近づく程広がるという,きわめて特異な斑紋パターンを有しており,本属のいかなる種とも一見して区別しうる.また,交尾器の形態から本属の中では,Euthalia durga(Moore,[1858])に近縁と考えられるが,本種は次の諸点で区別出来る.1)前翅表面亜翅端部の白色紋列と外中央白紋列が接近する,2)前翅表面前縁に白色鱗が侵入しない,3)前翅表面第7室には白色鱗が侵入する,4)外縁が著しく鋸歯状になる,5)後翅表面外中央白帯は弧を描きながら内縁に向かう,6)valvaの先端は腹方に垂下した形の突起物はなく,外方向に巻いてよじれる.種名byakkoは白虎の意.謝辞.本記載をするにあたり,御指導いただいた猪又敏男,植村好延,長田志朗,増井暁夫の各氏に御礼申し上げます.
著者
工藤 雄一郎 小林 謙一 山本 直人 吉田 淳 中村 俊夫
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学加速器質量分析計業績報告書
巻号頁・発行日
vol.19, pp.79-84, 2008-03

第20回名古屋大学年代測定総合研究センターシンポジウム平成19(2007)年度報告<第2部> Proceedings of the 20th symposiumon on Chronological Studies at the Nagoya University Center for Chronological Researchin 2007 日時:平成20 (2008)年1月10日(木)~11日(金) 会場:名古屋大学野依記念学術交流館 Date:January10th-11th, 2008 Venue:Nagoya Uhiversity Noyori Conference Hall
著者
松下 景 春原 嘉弘 飯田 修一 前田 英郎 根本 博 石井 卓朗 吉田 泰二 中川 宣興 坂井 真
出版者
農業技術研究機構近畿中国四国農業研究センター
雑誌
近畿中国四国農業研究センター研究報告 (ISSN:13471244)
巻号頁・発行日
no.7, pp.1-14[含 英語文要旨], 2008-03

「はいいぶき」は苗立ちの良い巨大胚品種を育成する目的で巨大胚水稲「奥羽359号(後の「恋あずさ」)」を母,「中国151号」を父とする交配後代より育成した品種である。1996年中国農業試験場(現・近畿中国四国農業研究センター)において交配を行い,以後,系統育種法に準じて育成を進め,2003年以降は系統名「中国183号」を付して地域適応性を検討してきた。2006年度に「水稲農林418号」として登録された。1 出穂期は「はいみのり」より4~5日早く,成熟期は「はいみのり」より4日程度早い。瀬戸内平坦部では"中生の晩"に当たる。稈長は「はいみのり」並かやや短く,穂長は「はいみのり」並かやや短い。穂数は「はいみのり」より多く,草型は"穂重型"である。稈の剛柔は"やや剛",稈の細太は"中"で,耐倒伏性は「はいみのり」並かやや強い"強"である。芒は通常生じず,ふ先色・ふ色はともに"黄白"で,粒着密度は"密",脱粒性は"難"である。2 「はいいぶき」の発芽率は通常品種よりやや低いものの,「はいみのり」よりやや高い。出芽率は通常品種より低いが,「はいみのり」より明らかに高い。すなわち,「はいいぶき」は「はいみのり」と比較して苗立性が優れ,浸漬を十分に行った種子を2割程度多めに播種することにより機械移植が可能となる。3 「はいいぶき」の玄米の外観品質は「はいみのり」に優り,「日本晴」並である。4 「はいいぶき」の玄米千粒重は「はいみのり」並の19g程度で,胚芽重歩合は通常品種の2~3倍である。「はいいぶき」は搗精時の胚芽残存歩合が「はいみのり」より高く,胚芽精米としての利用に適する。「はいいぶき」玄米および胚芽精米の25℃水浸漬におけるGABAの生成量は,通常品種の2倍程度である。5 「はいいぶき」の発芽玄米の食味は「はいみのり」に優る。また「はいいぶき」は胚芽精米を用いた調理飯として,五目ちらし寿司などの混ぜご飯や炊き込みごはんに適する。6 育成地における普通期移植栽培では「はいいぶき」の玄米収量は「はいみのり」よりやや多収である。7 いもち病真性抵抗性遺伝子はPia,PiiおよびPikを有すると推定され,葉いもち圃場抵抗性は"弱",穂いもち圃場抵抗性は"やや弱"である。白葉枯病抵抗性は"やや弱",穂発芽性は"やや難"である。
著者
田村 幸雄 須田 健一 吉田 昭仁 松井 正宏
出版者
一般社団法人 日本風工学会
雑誌
日本風工学会年次研究発表会・梗概集 平成19年度日本風工学会年次研究発表会
巻号頁・発行日
pp.40, 2007 (Released:2008-01-11)

2005年12月25日,JR羽越本線特急いなほ14号が寒冷前線の通過中の山形県酒田市付近において,突風に煽られて脱線し,死者5名,負傷者32名の痛ましい惨事が発生した。運転手や乗客の証言や当時の気象状況等から判断して,脱線に突風が大きく絡んでいたであろうことは明白である。しかし,事故から1年以上経過した現在(2007年2月)においても,突風が竜巻によるものかダウンバーストによるものか,あるいは他の原因によるものかを,気象庁は一切明らかにしていない。また,最近の一連の突風災害に対して社会が大きな関心を持つようになった最大の要因である当該脱線事故をもたらしたこの突風について,気象庁のHPに公開されている「災害をもたらした竜巻一覧(1971~2006)」にも「災害をもたらした気象事例(平成元~17年)」にも収録されておらず,まるで何事もなかったかの如き様子である。本報告は,脱線現場の直ぐ西側にあり,突風によって破壊した農機具小屋に作用する風力実験結果,および基礎,壁面,屋根面などの飛散状況の詳細な調査に基づいて,破壊と飛散のシナリオを検討し,当時の風況を推定したものである。
著者
牧野 俊郎 若林 英信 松本 充弘 吉田 英生 花村 克悟 山田 純 MIYAZAKI Koji
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

熱ふく射(thermal radiation)は物質における荷電粒子の熱振動に起因する電磁波であり,工業的にも身近にも得やすいエネルギーであるが,そのままではPlanck分布の及ぶ広い波長域に分散し,また,指向性が弱いぼんやりしたふく射である.そのため,レーザーの場合のように特定の波長にそのエネルギーを集中して工学的な機能を発揮させるためには有効でないことが多かった.本研究は,この熱ふく射を特定の波長帯域のふく射が強調されるスペクトル機能性のふく射に変換し制御する技術の開発をめざすものである.電磁波動論・分光学・固体物性論・伝熱工学を基礎として分光熱工学の実験・理論研究を行い,エネルギー工学と生活環境工学のために有効なハードシステムの実現をめざす.牧野・若林・松本は,(1)薄膜系の放射ふく射の干渉と(2)薄膜系のふく射放射理論を検討し,(3)薄膜系エミッターの試作を行った.さらに,(4)表面の鏡面反射率・半球反射率・指向放射率のスペクトルの同時測定法を提案し,(5)熱ふく射に関するKirchhoffの法則を電磁波のレベルで実験的に検証した.また,牧野は,本研究を総括する視点に立ち国内の講演会や国際会議において本研究に関する多くのKeynote講演などを行った.吉田は,スペクトル機能性ふく射を用いる熱・光起電力発電システムを熱システム工学的に検討した.花村は,(1)矩形マイクロキャビティによる放射率の波長制御に関する分光実験・計算を行い,(2)近接場光によるナノギャップ発電に関する実験装置を設計し,(3)GaSb光電変換素子を自らの実験室において試作した.山田は,(1)薄膜系エミッターからの放射ふく射の計算と(2)人体の皮膚の反射に関する分光実験・計算を行い,(3)色素増感太陽電池の改良を検討した.
著者
吉田 優子 池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.55-88, 1992-03-25

1.新聞に認められる食物語彙について分析した。2.新聞は、3月および10月期に刊行された地方紙を用いた。3.新聞の総頁数は1,444頁で、記事は768項、広告は、676頁である。4.食物語彙の種類は、全体で718種であり、頻度数は5,699である。5.記事欄の食物語彙は585種、頻度数4,120回であり、広告欄の食物語彙は275種、頻度数1,579回である。6.穀物では、'米'、'パン'、'パン粉'が主な食物語彙で、記事欄では'米'が'パン'の4倍であり、広告欄では'パン粉'、'食パン'、'パン'が主で、'米'の8倍である。穀物全体では、米に関する語がパソに関する語より1.5倍と多い。7.芋類では、'ジャガイモ'が主で、'サツマイモ'より'長芋'、'里芋'の方が頻度は大きい。8.野菜では、緑黄野菜で'ニソジン'、'トマト'、'ホウレン草'が、淡色野菜で'ダイコン'、'玉ネギ'、'ゴボウ'、'長ネギ'が大きく、3月期に較べて10月期では'カボチャ'と'ゴボウ'の頻度がかなり大きい。'キュウリ'、'キャベツ'、'ハクサイ'、'レタス'の頻度は10月に多い。9.果実では、'リソゴ'、'ミカン'、'バナナ'、'レモン'、'イチゴ'が多く、10月期より3月期で'リンゴ'と'バナナ'が大きいが、10月期の方が語彙の種類は多い。'パイナップル'は広告欄で多い。10.豆では、'大豆'、'小豆'、'ミソ'が多く、記事欄で'大豆'と'小豆'、広告欄で'ミソ'が大きい。11.種実では、語彙の種類は少なく、'アーモンド'が主である。12.藻類では、'焼ノリ'、'ノリ'、'味付ノリ'等のノリに関する語が広告欄に庄倒的に多く、記事欄では、'ワカメ'、'コンブ'が主に認められる。13.茸では、語彙の種類は少なく、'シイタケ'、'生シイタケ'、'干シイタケ'が主である。14.魚介では、語彙の種類が124、頻度1,106と食品群で一番多い。'鮭'、'鱒'、'ホッケ'、'カレイ'、'ヒラメ'が多く、特に'鮭'と'鱒'で2割を占めている。広告欄では'フグ'と'アンコウ'が主である。水産動物では、'ホタテ'、'タコ'、'カキ'、'イカ'が多い。15.獣鳥肉では、'牛肉'、'豚'、'和牛'、'肉'、'牛'、'乳牛'が多い。広告欄での'豚'と'牛'の量はほぼ同じである。16.卵では'鶏卵'が主である。17.乳・乳製品では、'牛乳'、'チーズ'、'バター'が主な語彙で、3月期より10月期で、広告欄より記事欄に'バター'が多い。'チーズ'の他'ゴーダ'、'カマンベール'、'チェダー'、'クリーム'、'エダム'等のチーズの種類名が認められる。18.糖では'糖'、'砂糖'が主で、広告欄ては'テンサイ糖'、'オリゴ糖'が多い。19.油脂では、'油'、'サラダ油'が主である。20.調味料では、記事欄で'塩'と'醤油'が、広告欄で'ミソ'と'酢'が多い。香辛料では'コショウ'が主である。21.添加物では広告欄に'カルシウム'と'香料'が多い。22.嗜好品では、アルコール飲料で'ビール'、'酒'、'ワイン'の頻度が大きい。'ウイスキー'は広告欄に多く認められる。茶類ては'煎茶'、'コーヒー'、'茶'が多く'煎茶'、'玉露'、'茶'は広告欄に多く認められる。その他の嗜好飲料では'カルピス'と'ジュース'が主である。23.菓子では'ホワイトチョコレート'、'チョコレート'、'ミルクキャラメル'の頻度が大きく、いずれも広告欄に多く認められる。24.調理加工品では、語彙の種類は多いが、個々の頻度は少なく、'漬物'、'ピザ'、'スシ'が僅かに大きい。
著者
久米井 綾 吉田 康彦 今西 久幹 中川 浩一
出版者
Japanese Dermatological Association
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.121, no.9, pp.1881-1884, 2011-08-20

28歳女性.自宅で就寝中,突然の激痛で目が覚めた.翌朝の初診時,右前腕と左下肢の激痛・発汗過多が見られ,右前腕の疼痛部の紅斑も観察された.臨床所見からは診断できなかったが,帰宅後,ベッドの上でセアカゴケグモの死骸を発見し診断がついた.文献的考察を加え,刺咬部位以外の症状が診断上重要であることを強調した.
著者
久米井 綾 吉田 康彦 今西 久幹 中川 浩一
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.121, no.9, pp.1881-1884, 2011-08-20
参考文献数
7

28歳女性.自宅で就寝中,突然の激痛で目が覚めた.翌朝の初診時,右前腕と左下肢の激痛・発汗過多が見られ,右前腕の疼痛部の紅斑も観察された.臨床所見からは診断できなかったが,帰宅後,ベッドの上でセアカゴケグモの死骸を発見し診断がついた.文献的考察を加え,刺咬部位以外の症状が診断上重要であることを強調した.
著者
吉田 博一
出版者
一般社団法人社会情報学会
雑誌
社会情報学会(SSI)学会大会研究発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.221-226, 2013-09-13

The Open Governmennt movement is becoming even Japan. For example, the residents and companies create applications to improve the convenience of the residents by The Open Data held by the Government. Governments shoud develop and maintenance only core competence Information system. But core competence change in the Open Gov. This paper shows the goal of local governments' core competence information systems in the Open Gov.