著者
小林 明夫
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.21, no.11, pp.35-48, 1983-11-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
14

東北・上越新幹線は, オイルショック等の諸事清から, 着工以来11年を経て開業した。本稿は,積雪寒冷地での新幹線の高速走行を考慮した軌道, 基礎, けたの設計・施工, 長大橋りょうの架設方法の開発, 中スパン橋りょうの省力化工法の導入および開発, 急速施工法について述べた。
著者
小林 明子 福田 倫子
出版者
文教大学
雑誌
言語と文化 = Language and Culture (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.23-44, 2021-03-16

In this study, international students planned and implemented events to conduct project-based learning for children in the community. Semi-structured interviews were conducted before, during, and after 15 classes. The results of the qualitative analysis showed that students' motivation changed as the lessons progressed. We further found that the characteristics of project-based learning (e.g., self-determination regarding the content of activities and activities outside the university) and the nature of the group (e.g., cooperative relationships with other learners and disagreements) influence fluctuation in motivation. The study examined methods for improving lessons from the perspective of motivation.
著者
細野 哲央 小林 明
出版者
日本造園学会
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.897-900, 2009 (Released:2011-02-03)
著者
細野 哲央 小林 明
出版者
日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.897-900, 2009
被引用文献数
3 1

街路樹は法律上、道路の付属物とされる。しかし、街路樹は二酸化炭素固定等の生物的機能、微気象緩和等の物理的機能、生理的疲労の低減等の心理的機能などをもち、様々な効果を複合的にもたらすことから、道路空間には欠かせない要素となっているということができる。一方で、街路樹の倒木や枝折れによる事故も少なからず発生し、それによって道路利用者に人的・物的な被害も生じていることが知られている。街路樹に関わる事故の発生を防いで、道路利用者の安全を確保し、的確な道路管理を可能とするためには、そのような事故の実態を把握することが有益であると考えられる。街路樹の実態に関する既往の研究は、樹種の変遷に関するもの、クスノキやハナミズキの生育状況等を分析したものや、支柱の現状把握、街路樹の根系による歩道への影響などはみられても、事故の実態についてはみあたらない。植栽関連事故の裁判例については、これまで植栽の適正管理の観点から細野らの一連の研究で分析の対象とされてきている。しかし、裁判例は全体の約0.05%しか公刊されておらず、実際には参照することのできない裁判例も数多いといえる。また、中島によれば、街路樹を原因として事故が発生したとしても裁判にまで至らないケースがほとんどであるとされる。したがって、裁判例を対象とするだけでは、街路樹に関わる事故の実態を明らかにするためには不十分であるといえる。そこで本研究では、街路樹の倒木や枝折れ等によって道路利用者に被害が生じた事故(落下直撃事故)の実態を明らかにすることを目的とする。
著者
李 秀華 五島 瑳智子 村井 貞子 小林 明子 辻 明良 高 細水 胡 尭蒙 〓 玉秀
出版者
Japanese Society of Chemotherapy
雑誌
日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.47, no.10, pp.611-618, 1999-10-25

中国の病院関係者における<I>Staphyloococcus auresus</I>の保菌状況を調べることを目的とし, 1996年, 1997年に中国4省4都市7病院で, 健康者25人と入院患者25人を対象に咽頭と鼻前庭粘膜から<I>S. aureus</I>を分離した。分離株の血清型別および薬剤感受性を調べ, 1996年に行った東京の1病院の成績と比較した。<BR>1) 中国7病院での<I>S. aureus</I>の分離率は4%~25%であり, 東京の1病院での41.2%に比べ有意に低率であった。<BR>2) 健康者からの<I>S. aureus</I>の分離率は入院患者よりも高く, 健康者では医療従事者の方が一般人に比較し高い分離率を示した。また, 咽頭からの分離率が鼻前庭に比較して高かった。<BR>3) 中国7病院で分離された<I>S. aureus</I>の血清型はコアグラーゼVII型がもっとも多く, エンテロトキシン型は一定ではなかった。これに対して日本の1病院から分離された<I>S. aureus</I>42株のうち12株がコアグラーII型, エンテロトキシンC型であり, これらはすべてMRSAであった。<BR>4) 抗菌薬感受性について, 中国7病院での分離株はimipenem, panipenemに対する感受性が高く, tetracycline, erythromycin, roxithromycin, azithromycin には低い成績を示したが, MRSAは分離されなかった。一方, 東京の1病院では42株中17株 (40.8%) がMRSAであったが, すぺての菌株がarbekacinに4.0μg/mL以下, vanoomycinに2.0μg/mL以下のMICを示した。<BR>中国7病院と東京の1病院で分離された<I>S. aureus</I>の各種抗菌薬に対する感受性パターンの相違は, これまでの両国における感染症と治療法の差および医療体制の違いによるものと考えられるが, 西洋医学が急速に導入されている中国において, 今後の薬剤耐性菌の推移を検討する基礎資料となるであろう。
著者
小林 明 栗原 摂 羽原 康裕 荒田 吉明
出版者
社団法人溶接学会
雑誌
溶接学会論文集 : quarterly journal of the Japan Welding Society (ISSN:02884771)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.21-27, 1990-11-05
被引用文献数
2

The deposit characteristics of ceramic powder sprayed onto a substrate by the gas tunnel type plasma spraying apparatus were studied, and it was found that the special spraying distance L^* can be determined by the deposit characteristics. The relation between the deposit characteristics and the coating quality such as the Vickers hardness and porosity was discussed and it was clarified that the special spraying distance L^* governing deposit characteristics corresponded to the critical spraying distance L_c which indicated the largest distance in order to obtain the good coating quality.
著者
岡村 多佳夫 沢 良子 小林 明世 長谷川 堯
出版者
東京造形大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

平成17年度は研究最終年度であることから、各研究者はこれまでの研究調査の成果を集成する作業を行った。研究責任者-岡村、研究分担者-小林、沢、長谷川は、それぞれの調査経過を以下のように報告し、それぞれの視点から問題を提起するとともに、今後も研究継続の必要性を確認した。・「1939年のダリ」岡村多佳夫スペイン市民戦争という時代を背景として、ダリの作品に認められる表現の変化を解析した。・「ヴフテマスの歴史-バウハウスとの関係を中心に」小林明世スターリン政権下で、ヴフテマスの教育指針がどのように変化したかを解析し、その状況を同時代のバウハウスと比較検討した。・「両次大戦間のドイツにおける古典主義傾向について-ヴェルナー・マルヒのオリンピック・スタジアム」沢良子1936年に竣工したベルリンのオリンピック・スタジアムを例として、建築における古典主義的な表現が、ナチズム政権下の特殊性よりも、ドイツにおける古典主義建築との歴史的な継続性に位置づけられる可能性を指摘した。・「村野藤吾と両次大戦間の建築思潮」長谷川堯建築家村野藤吾の1930-40年代の建築思潮及び建築作品を精査し、モダニズムから組み立てられる建築史観とは異なる作品と思潮を検証した。
著者
小林 明夫 沼田 宗純 目黒 公郎
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.465-470, 2011 (Released:2011-09-07)
参考文献数
8
被引用文献数
2

本研究は, 高齢者の生活習慣を見守り, 異変がある場合には家族や介護専門員に即座に通報することで, 見守り活動の負担を軽減し, 継続的な見守り活動を支援することを目的とする.本稿では, 冷蔵庫の利用状況(開閉時刻と回数), トイレの使用状況, 就寝・起床状況についてセンサを使い遠隔地から計測することで, 日常の生活パターンを把握し, 異変を捉えるシステムを開発し, 4名の高齢者に実証実験を行なった. その結果, 冷蔵庫, トイレ, 起床状況のそれぞれが生活パターンを表しており, そこからの外れ値を異常と認識することが可能であることを示した.[本要旨はPDFには含まれない]
著者
清水 恒 小林 明晴
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.20-22, 2002

「コシヒカリ」, 「アキヒカリ」, 「夢十色」の精米を冷凍し, 解凍後その品質を分析した.その結果, 米粒硬度や米飯物性に関して, 冷凍しない精米と比較して, 有意な差が認められなかった.官能試験においては, 精米を冷凍することにより, その米飯が若干硬くなる傾向が示された.