著者
山本 秀和 小山 浩
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.66, no.7, pp.662-672, 1997-07-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
103
被引用文献数
7

大規模集積回路(LSI)は,シリコン単結晶基板(ウエハー)を用いて製造ざれる.これまで,デバイス特性向上の要求に対し,ウエハーの品質は充分なマージンを持ち,大きな問題は起こさなかった.しかし,近年その状況が大きく変化してきている.シリコンウエハーの製造プロセスは,結晶引ぎ上げとウエハー加工に大別されるが,両者に起因したデバイス不良が発生し始めた.そこで,これらの不良をともに改善できるエピタキシャル成長ウエハーが注目されている.ざらに,マルチメディア時代の半導体デバイスを開発する上で,一つのプレークスルーをもたらす薄膜SOIウエハーも本格的に検討され始めた.ここでは,これらデバイス不良の現状を解説し,次にその解決策としてのウエハー仕様の変更と次世代ウエハーの展望について述べる.
著者
小野広一 山本秀也 木原康樹
出版者
一般社団法人 日本不整脈心電学会
雑誌
心電図 (ISSN:02851660)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.33-38, 2019-03-20 (Released:2019-04-10)
参考文献数
11

【背景】我が国では年間約5万人が新たに植込み型心臓デバイス(CID)植込み治療を受けているが,死後,火葬時の取り扱いについては一定の見解がない.CIDを取り出さずに火葬可能であれば,安心してCID植込み患者を自宅で看取ることができる.【目的および方法】火葬時のCIDの取り扱いについて,中国地方の現状を調べるため,中国地方5県(鳥取・島根・岡山・広島・山口)の162火葬場の管理者(76事業所)に,火葬時の取り扱いについて電子メール・ファックス・電話で調査した.【結果】摘出なしでは火葬不可が8事業所9ヵ所(5.6%),病院で亡くなる場合などでは可能な限り摘出を希望するが,事前の申請があれば摘出なしでも火葬可が42事業所93ヵ所(57.4%),事前の申請があれば摘出なしでも火葬可が27事業所60ヵ所(37.0%)であった.【結論】火葬時の事前申請は必要であるが,中国地方では94.4%の火葬場でCIDを摘出しなくとも火葬が可能であった.(心電図,2019;39:33~38)

6 0 0 0 OA 日本基督教史

著者
山本秀煌 著
出版者
新生堂
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1925

6 0 0 0 OA 西教史談

著者
山本秀煌 著
出版者
洛陽堂
巻号頁・発行日
1919
著者
山本秀煌 著
出版者
洛陽堂
巻号頁・発行日
1922
著者
山本 秀一
出版者
和歌山大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2008

長距離サイクリングにおける自転車の最適走行計画に関する2つの数学モデルを比較検討した.検討するのは,疲労度最小化走行計画モデルと,出力最小化走行計画モデルである.いずれものモデルとも,自転車の乗り手の属性,自転車の種類,道路勾配を考慮して,目的を最適化する走行計画を選択する.理論分析と数値シミュレーションによって, 2つのモデルと最適走行計画の分析を行った.
著者
山本 秀男 吉川 厚
出版者
一般社団法人国際P2M学会
雑誌
国際プロジェクト・プログラムマネジメント学会誌
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.73-81, 2008-12-26

ナラティブアプローチとマンガ技法を組み合わせた教材を用いて、実務家(本学会会員)を対象に研修を行ったところ、高い満足度が得られた。参与観察により、研修のフェーズによってグループ討論の牽引者が異なることがわかった。また、課題解決の判断材料が主に背景情報と登場人物の表情であること、判断基準は受講者の過去の体験に依存することが定性的に確認できた。受講者の想像力を引き出し、研修効果を高めるためには、複数のシナリオが矛盾なく存在する物語の設計と現実感のある描画技法が重要である。
著者
中田 加奈子 池田 耕二 山本 秀美
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.523-528, 2010 (Released:2010-09-25)
参考文献数
19

〔目的〕本研究の目的は,3年目の理学療法士の終末期理学療法体験の一端を質的研究によって構造化し,無力感や意欲低下を生み出す過程を分析することである。〔対象〕3年目の理学療法士2名である。〔方法〕半構造化インタビューを行いデータ収集しSCQRMをメタ研究にM-GTAを用いてモデル構築を行った。〔結果〕本体験モデルからは,PTは何かしてあげたいという思いと患者との関わりとの間で葛藤し,それらの実践を通してPTの明暗の部分を感じていることが分かった。〔結語〕本構造モデルを視点とすることで終末期理学療法実践における無力感や意欲低下の生成過程の1プロセスを理解することができた。
著者
高田 京比子 三成 美保 小浜 正子 田端 泰子 栗原 麻子 山辺 規子 長志 珠絵 河村 貞枝 福長 進 森 紀子 山本 秀行 京楽 真帆子 持田 ひろみ
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

アメリカ文学におけるますキュリニティー研究の成果を摂取しながら、日本史・東洋史、西洋史における母 - 息子関係の比較研究を行った。2006年度に3回、2007年度に5回、2008年度に1回の研究会と合宿発表会を持ち、それぞれの研究成果を発表して討論を行った。2008年には「家長権をめぐる<母>機能の比較史」というタイトルで比較家族史学会に於いてミニシンポジウムを行った。
著者
揖場 和子 川崎 勲 山本 秀樹 魚井 孝悦 木下 迪男
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.36, no.5, pp.365-368, 1999-05-25 (Released:2009-11-24)
参考文献数
7
被引用文献数
2 1

銅を含まない濃厚流動食を経鼻にて数年間投与され血清銅の著減を示した三症例のうち二症例が白血球減少を合併した. 銅を豊富に含む流動食に変更後, 血清銅は正常範囲に上昇し, 白血球数は正常化した. その結果, 白血球減少が銅の欠乏による可能性が高いと考えられた. 経口摂取不可の寝たきり症例はチューブによる強制的な栄養に依存する. 管理栄養下ではカロリーだけでなく, 銅をはじめとする微量元素の内容にも配慮することが重要である.