著者
岡 敬 茅暁陽 今宮 淳美
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.86, pp.87-90, 2003-08-18
被引用文献数
2

現在に存在する全ての物質に備わっている性質として 「劣化」というものがある.劣化は物質がそれをとりまく物理的 また化学的な環境に応じて外見や構成が変化することをいう。物体をCGで作成する際にその物をよりリアルに見せるためには このような「汚れ」や「劣化」の表現を欠かすことはできない.しかしながら このような効果を手作業でCGオブジェクトに追加していくのは大変な時間と手間を要する.そこで 本稿では劣化の視覚効果を自動生成するツールの開発を目的とし その1例として「紙の劣化」を取り扱う.All materials have an inherent tendency to change their appearance or properties during the interaction with their environment. Simulating such weathering effects is now recognized to be one of the most important technique realistic image synthesis. This paper proposes a new technique for modeling the weathering of paper. A typical weathering effect of paper is the color degradation due to the exposure to light. This paper proposed a new technical for modeling such color degradation of various paper based on an observational model established through experiments.
著者
竹岡 敬温
出版者
関西学院大学
雑誌
經濟學論究 (ISSN:02868032)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.1-37, 1999-09-19
著者
松岡 敬
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會誌 (ISSN:00214728)
巻号頁・発行日
vol.103, no.982, pp.620-621, 2000-09-05
被引用文献数
1
著者
森岡 敬一郎
出版者
創価大学人文学会
雑誌
創価大学人文論集 (ISSN:09153365)
巻号頁・発行日
no.10, pp.A53-A79, 1998-03

ヨーロッパ中世社会における「家族」の役割は極めて大きい。例えば,かのMarc Blochは,名著『封建社会』(La Societe feodale)第一巻「従属の紐帯の形成」,第二部,個人間の紐帯,1,血の紐帯,第一章系族の連続性,の中でこの問題を取り上げている[我々の旧訳ではリニッジを系族としたが,これはリニッジ若しくは系譜の方が良い。改訳の機会があれば改めたい]。また,家族の問題は古今東西を問わず「諸個人の活動を統合し,調和させる」機構として常に重要な役割を果したことは否定出来ない。特に中世初期におい
著者
坂根 直樹 松井 浩 澤入 房子 森 直樹 平澤 勇 竹村 智子 村上 博之 小暮 彰典 高倉 康人 梅川 常和 吉岡 敬治 吉田 俊秀
出版者
THE JAPAN DIABETES SOCIETY
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.521-524, 2001-06-30

われわれは健康学習 (患者の生き方や価値観を重視し, 行動科学手法を用いた保健指導論) を用いた「楽しくてためになる糖尿病教室」の普及を目指し, 全国でグループワークやロールプレイを中心とした糖尿病教育ワークショップを実施し, 糖尿病医療スタッフ995名の意識や態度に与える影響を検討した. プログラム内容検討, 参加者の目標設定, グループワークや体験学習の必要性の有無で有意差が認められた. 従来は講義時間が大半を占めていたが, 終了後はグループワークや実技の必要性が再認識された.
著者
奥村 一彦 冨岡 敬子
出版者
北海道医療大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

舌原発低分化型扁平上皮癌細胞SASから得られた高浸潤と低浸潤性の細胞を用いた.蛍光Differential Display法とRT-PCR法により確認されたcDNA断片で浸潤性に差のある癌細胞間で発現しているmRNAの差異を検索し,2つの部分的塩基配列決定がなされた遺伝子を分離した.【材料と方法】ヒト舌原発巣から樹立されたSAS細胞から得られた高浸潤性クローンSAS-H1と低浸潤性クローンSAS-L1を用いた.方法は,高浸潤と低浸潤性細胞間で発現している差異のあるmRNAを,タカラのローダミン蛍光differential display kitを用いて検索した.すなわち,高浸潤と低浸潤性細胞間で発現している差異のあるバンドを切り出し,回収したcDNA断片をPCRで再増幅した.全ての断片は再増幅後も単一バンドで示された.cDNA断片は末端平滑化クローニングベクター組み込んだ.部分的cDNA断片の塩基配列決定はABI Genetic Analyzer 310シークエンサーを用いて行った.これらの塩基配列がなされたものを,DNAデーターベース(BLAST)によるホモロジー検索を行った.【結果】高浸潤と低浸潤性のSAS細胞を用いて対応するプライマーを用いてRT-PCRを行い,続けてmRNA differential displayを施行しLIEG-1とHIEG-1を確認された.Differential Display法で観察された発現パターンをRT-PCRで再現性を確認した.LIEG-1は低浸潤性細胞SAS-L1で強く発現していた.一方,HIEG-1は高浸潤性細胞SAS-H1で強く発現していた.低浸潤性で強く発現するcDNA断片LIEG-1は1番染色体に存在するRP5-926E3のヒトDNAに100%一致する結果が得られた.HIEG-1の塩基配列は,遺伝子銀行/EMBL DNAデーターベースで検索したが相同性のある既存の遺伝子は得られなかった.LIEG-1とHIEG-1の2つの遺伝子については,遺伝子全長のクローニングを実施中である.
著者
背戸 博史 大桃 敏行 泉山 靖人 後藤 武俊 柴田 聡史 申 育成 高橋 文平 安住 真紀子 大迫 章史 高橋 望 下村 一彦 岡 敬一郎 高橋 哲 松井 一麿
出版者
琉球大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、市町村合併や緊縮財政によって行政手法の再考を求められた地方行政機構にあって、その変動の影響を最も強く受けている生涯学習(成人教育)の分野に生じた転換の動態を明らかにした。主な転換は、体制としては首長部局への補助執行や定管理者制度の導入、多様な主体のネットワーク化などである。また、事業目的の転換では自治体による個別化が進み、地域の拠点づくり、地域人材育成、就業支援などが多様化していることを明らかにした。
著者
平岡 敬子 ヒラオカ ケイコ
出版者
呉大学看護学部
雑誌
看護学統合研究 (ISSN:13460692)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.7-12, 2006-03

パキスタン北西辺境州,ペシャワールの南西約35kmに位置するシャムシャトー難民キャンプには,現在8万人のアフガニスタン難民が生活しているが,医療施設はおろか医療従事者も皆無である。広島市のNGOを中心に同地域へ医療援助を行う上で,最も有効な援助プログラムを具体化するため,難民たちの健康を脅かしている問題を明らかにするため健康調査を行った。その結果,難民たちの90%以上が過去1年間に何らかの疾患にかかっていた。その多くは感染による発熱,慢性的咳嗽,上気道感染,マラリア,コレラ,腸チフス,下痢症であった。下痢,マラリアは小児に多く,頭痛は成人,とりわけ女性に多かった。難民たちは病気になった場合,年長者の助言を聞きながら家庭内で対処しており,保健に関する情報源は皆無に等しかった。難民たちは,感染症と母子保健の問題を健康課題としてあげており,医療サービス・医療情報の欠如,貧困や飢餓,水の汚染やごみ処理等の環境問題が心身共に自分たちの健康障害に著しい影響を与えていることを認識していた。彼らは,適切かつ迅速な処置によって簡単に治癒できる疾患や,プライマリヘルスケアの充実により予防可能な疾患に苦しんでいることから,人間が生きていくために最低限必要な保健医療設備の供給と,将来にわたってこの地で保健活動に従事できる人材の育成が必要不可欠である。
著者
高田 法子 平岡 敬子
出版者
広島文化学園大学
雑誌
看護学統合研究 (ISSN:13460692)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.1-8, 2001-03-26

看護におけるユニフィケーションとは,看護サービスと教育ならびに研究の責任を一つの管理組織に所属させることを意味する。看護教育の大学化に伴い,教育と実践が乖離してきたと言われる今日,ユニフィケーションは,それを回避するのに有効なモデルである。しかし,ユニフィケーションは,コストや人材確保等の様々な課題を抱えているため実現するための課題は多い。本稿は,アメリカや日本で取り組まれているユニフィケーションモデルを複数の文献より検討したものである。その結果,本大学のような付属の実習施設をもたない大学でどのような取り組みが必要かを検討し,次の6つの結果を導いた。(1)共同研究の促進,(2)実習施設と大学との調整,(3)臨地実習での役割の明確化,(4)臨床スタッフの継続教育,(5)臨床スタッフの供給,(6)施設間の情報共有,である。
著者
岡 敬一郎
出版者
一般社団法人日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.55-65, 2008-03

本稿は、2007年1月から12月までに発表された教育改革案、調査報告等を時系列に沿って整理したものである。2006年12月の改正教育基本法公布・施行後の一連の改革、さらには高等学校歴史教科書の検定をめぐる問題、全国学力・学習状況調査の実施など、2007年も耳目を集める多くのできごとがあった。これらも含め、可能な限り広範な事象を取り上げるよう努力したが、筆者の能力・関心などによって、事象の選択に偏りがあること、また事象ごとの記述に精粗の差があることをお断りしておきたい。