著者
竹岡 敬温
出版者
社会経済史学会
雑誌
社会経済史学 (ISSN:00380113)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.71-87,200, 1993-05-25 (Released:2017-07-01)

La renovation de l'historiographie de l'ecole des Annales ont ete procedee en refusant l'evenementiel et en excluant la politique, ce qui, a donne naissance aux innovations methodiques remarquables, d'une part. Mais, d'autre part, cela a impose une certaine contrainte aux etudes historiques de l'ecole des Annales, en particulier au domaine de l'histoire contemporaine. Car les historiens des Annales n'ont apporte que de maigres contributions a l'histoirecontemporaine, surtout a l'histoire du 20^e siecle, et ont eu, au moins jusqu'aux alentours de 1980, peu d'impact sur ses etudes. La raison fondamentale pour laquelle les hitoriens des Annales n'ont pas pu entrer au domaine de l'histoire contemporaine consiste dans quelques notions nourries par les Annales sur les "structures", "conjonctures", "evenements", leurs hierarchisation, la primaute de "longue duree", et le mepris pour la politique. Ce qui est particulierement necessaire aujourd'hui pour ameliorer les etudes hitoriques est de franchir l'opposition fausse entre "structures" et "evenements", et de rebatir l'histoire politique sur des bases nouvelles. Dans cet srticle, en examinant des efforts recents faits pour renouveler l'histoire politique ou "evenementielle", nous avons recherche la possibilite de construire l'histoire contemporaine nouvelle.
著者
阿久根 徹 吉村 典子 村木 重之 岡 敬之
出版者
国立障害者リハビリテーションセンター(研究所)
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

日本の三地域に設立した一般住民コホートにおいて疫学調査を実施し、ビタミンK不足と運動器障害との関連を検討した。問診票により食事ビタミンK摂取量を調査した2453名において、ビタミンK摂取量が150 microgram/d未満であった者の割合は15%であった。また山村部コホートの対象者827名において、単純膝レントゲン画像における変形性膝関節症の指標と食事ビタミンK摂取量との間に有意な負の関連があり、ビタミンK摂取量の不足が変形性膝関節症と関連していることが明らかとなった。
著者
竹岡 敬和
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.87, no.6, pp.226-230, 2014 (Released:2015-01-22)
参考文献数
26

In this review, I introduce the microstructures and optical properties of angle-independent structurally coloured barbs of blue birds, then describe the fabrication and the optical nature of the artificially prepared imitations of such biological systems.
著者
平岡 敬子
出版者
一般社団法人 日本助産学会
雑誌
日本助産学会誌 (ISSN:09176357)
巻号頁・発行日
pp.JJAM-2018-0010, (Released:2019-10-05)
参考文献数
9

目 的日本,アメリカ,インドネシアの女子大学生の子育て意識を比較することで,日本の女子大学生の特徴を明らかする。対象と方法2015年12月から2016年4月にかけて,日本,アメリカ,インドネシアの女子大学生を対象に質問紙調査を実施した。調査内容は子供の教育・子育て役割など子育てを問う11項目(4件法)及び基本属性から構成される。収集したデータの分析にMann-WhitneyのU検定,カイ二乗検定,Spearman相関分析を用いた。結 果日本185名,アメリカ101名,インドネシア188名の計474名から回答を得られた。どの国の学生もそのほとんどが子供を望んでおり,教育に男女の差をつけるべきではないと回答した。アメリカとインドネシアの学生の99.0%以上は,子供にはできるだけ高い教育を受けさせるべきだと回答したが,日本の学生の場合,そのように回答したものは66.1%であった(p<0.01)。反対に,「そう思わない」が3.3%,「どちらかというとそう思わない」が30.6%で,合わせて33.9%は高い教育を受けさせるべきとは思っていなかった。また,日本の学生は,「子育ては女性の仕事である」と考える割合が31.4%で,アメリカの学生(28.0%)やインドネシアの学生(20.7%)より高く,インドネシアの学生とは有意な差が見られた(p<0.05)。子育てにおける父親と母親の役割を別と考えている学生は,日本の場合67.6%,インドネシアの場合75.0%であり,アメリカの学生(25.0%)と比べて有意に多かった(p<0.01)。親権については,日本の学生(54.1%)とインドネシアの学生(72.2%)は,「子供が小さい場合,離婚後の親権は母親が持つ方が良い」と回答し,アメリカの学生(19.0%)に比べると有意に多かった(p<0.01)。結 論日本の学生は,子供の教育や進路指導に関しては性別による差をつけるべきではないと考えているが,「幼い子供は母親が育てるべき」など子育てに関しては性別による役割の差があると考えていた。また日本の学生にとって,子供にかかる高い教育費が子育てをするうえでバリアとなる可能性が推察された。
著者
松平 浩 川口 美佳 村上 正人 福土 審 橋爪 誠 岡 敬之 Bernd Löwe
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.56, no.9, pp.931-937, 2016

<p><b>目的</b> : Somatic Symptom Scale-8 (SSS-8) は, 身体症状による負担感を評価する自記式の質問票である. 今回, SSS-8をわが国へ導入するため, 原作の英語版を翻訳し, 言語的妥当性を担保した日本語版を作成した.  <b>方法</b> : 原作者から日本語版作成の許可を得た後, 言語的に妥当な翻訳版を作成する際に標準的に用いられる手順 (順翻訳→逆翻訳→患者調査) に従って日本語版を作成した.  <b>結果</b> : 日本語を母国語とする2名の翻訳者が, それぞれ日本語に翻訳し, 一つの翻訳案にまとめた [順翻訳] . 英語を母国語とする翻訳者が日本語案を英語に翻訳し直した [逆翻訳] . 次に, 原作者との協議を通じ, 原作版と日本語案の概念の整合性を確認し, 日本語暫定版を作成した. 筋骨格系疼痛および身体症状の経験を有す患者5名 (男性2名, 女性3名 ; 平均年齢54.4歳) に調査を行った結果, 全体として, 日本語暫定版の表現に問題はないと判断した.  <b>結論</b> : 一連の過程を経て, 言語的妥当性が担保された日本語版SSS-8を確定した.</p>
著者
竹岡 敬温 Takeoka Yukiharu タケオカ ユキハル
出版者
大阪大学経済学会
雑誌
大阪大学経済学 (ISSN:04734548)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.246-268, 2008-09 (Released:2008-09-00)

On emploie d’ordinaire les termes ≪droite≫ et ≪gauche≫ pour designer les deux moities de la force politique en France. Le but de cet article est d’etudier la conjoncture politique et sociale de la France sous la crise economique mondiale des annees 1930, en analysant l’ideologie et les comportements des principales organisations politiques de droite et de gauche, y complises les ligues d’extreme?droites, en France de cet epoque.
著者
蜂谷 昌之 松岡 敬興
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

平成29年度は昨年度までの調査に引き続き、富山県高岡市の小学校に保管されている卒業記念図画作品を手掛かりとした図画教育の変遷に関する調査のほか、地域の教育動向に関する調査を行った。図画教育実践に関する調査においては、明治40年代に制作された約600点の図画作品を手掛かりに、一地方の学校における図画教育実践の検証を試みた。まず、明治後期の図画教育の状況をふまえ、学校関係資料等を参考に図画の指導体制や使用教科書、教育活動等に関する調査を行った。その上で、明治後期に制作された作品の画題や表現方法を分析し、当時の図画教育実践を考察した。調査の結果、高岡市では地域事情を反映して専科指導体制が構築されたこと、国定教科書『毛筆画手本』、『新定画帖』を手本とした臨画や考案画が残されていたことなどが明らかとなった。作品には図版をそのまま模写したものだけでなく、別の図版を合成したものや児童自らアレンジを加えたものがあり、表現の応用を許容するような実践が行われていたことがうかがえた。また、地域の教育動向に関する調査では、昨年に引き続き、自由画教育初期に北陸地方において開催された「世界児童自由画展覧会」に関する新聞報道を分析した。特に北陸三県の福井、石川、富山県における展覧会の開催状況や各地域の有識者の見解、作品評などを中心に分析を行った。この展覧会の新聞報道には、自由画教育運動として図画教育の転換が図られた当時の実情が克明に記録されており、新しい教育の波が北陸地方に伝播した状況を明らかにすることができた。
著者
徳岡 敬子 森 理三郎 一色 賢司
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.68-71, 1992-01-15 (Released:2009-04-21)
参考文献数
11
被引用文献数
3 4

AITを主成分とするカラシ抽出物製剤が,糖濃度の高い食品から分離された5菌株の酵母の生育に対してどのような影響を及ぼすかをAw 0.97~0.86で検討し,次の結果を得た.いずれの菌株も,含気包装ではAw0.86あるいは0.89まで生育したのに対し,カラシ抽出物製剤封入包装では全てのAwにおいて生育が完全に阻止された.ヘッドスペース中のAIT濃度は封入後24~48時間で平衡に達し,そのときの濃度は2μg/mlであった.これらの酵母に対するAITの最小生育阻止濃度は3~15ng/mlで,かなり低い濃度で酵母の生育が抑えられることが明らかになった.
著者
尾澤 重知 江木 啓訓 森 裕生 網岡 敬之 牛島 健太 吉田 光希
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究では、大学教育において、効果的なポスター発表方法を学ぶための学習プログラムや、ポスター発表の改善を支援するためのシステムの開発と評価を行った。学習者が制作した学習ポートフォリや、発表中の表情や視線について量的・質的に分析をした結果、本プログラムや提案システムの有用性を明らかにすることができた。これらの知見の中でも、ポスター作成の準備段階で自身の研究の図式化を促すことの効果や、聴衆に対する疑問の投げかけ方が全体の印象を左右することを明らかにした点が本研究の成果である。
著者
松岡 敬興
出版者
桃山学院大学
雑誌
桃山学院大学総合研究所紀要 (ISSN:1346048X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.75-93, 2016-07-22

The classroom activities conducted in extracurricular activities are held as an opportunity for students to deepen their independent and practical learning. A school is considered a small society, wherein students can deepen their consciousness as a collective member, and acquire the character whereby they can solve problems concerning personal matters by themselves. When developing activities suitable for studying democracy, students need to prepare opportunities and situations that they can tackle actively and spontaneously. Moreover, regarding the leader's role, rather than taking the initiative, the teacher should monitor the students and assume the stance of providing support. There is no hurry to reach a conclusion; rather, students are encouraged to put forth arguments, leading to the students reaching points of agreement. In this way, the habit of practice is cultivated, and, if successful, leads to the training of an independent and practical mindset. Unfortunately, at Japanese schools, it is currently difficult to establish a method whereby students investigate a subject by themselves, share their findings with a friend, and seek solutions to the problems therein. In this paper, we analyze the present conditions of extracurricular activities of Japan. Then, the concepts of "Klassenrat," "Schlermitverwaltung," "conflict intermediaries," and "rescue crews" at the Oberen Schloss School in North Rhine-Westphalia, Germany will be considered.
著者
山岡 敬和
出版者
國學院大學
雑誌
國學院雜誌 = The Journal of Kokugakuin University (ISSN:02882051)
巻号頁・発行日
vol.116, no.2, pp.41-55, 2015-02