著者
齋藤 大輔 斎藤 恵一 納富 一宏 斎藤 正男
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.59-65, 2005-10-20 (Released:2017-09-04)
参考文献数
13
被引用文献数
2

インターネットの急速な普及により,Webアクセシビリティの実現が重要課題となった.特に,Webサイトでの情報提供は,文字情報が中心であることから,前景色と背景色の視認性が重要である.これまで,白色背景においてWebセーフカラーの視認性を検討したところ,Blue系色が年代に関係なく視認性が高いことがわかった.このBlueは未訪問の標準リンク色に使用されており,Webユーザビリティの観点からはリンクの色と下線の組合せは変えないように推奨している.そこで本論文では,この標準リンク色がどのような背景色で有効であるかを124色の背景色について一対比較法を用いて検討した.その結果,標準リンク色と背景色のコントラストが1.37以上になると視認性が高くなることがわかった.
著者
廣津 昂 村田 伸 斎藤 正一 永友 知子 河端 博也
出版者
日本ヘルスプロモーション理学療法学会
雑誌
ヘルスプロモーション理学療法研究 (ISSN:21863741)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.167-172, 2022-02-28 (Released:2022-03-25)
参考文献数
22

本研究の目的は,上肢骨折患者21名(平均年齢63.6±14.6,男性5名,女性16名)を対象に,ペットボトルキャップテスト(PET bottle cap test;PCT)を縦断的に評価し,PCT が上肢機能の回復過程を反映するか否かを検証することである。その結果,PCT とHand20は初回と比べて1週後,および1週後に比べて1ヶ月後に有意差を認めた。また,ペグテスト,握力,ピンチ力の患側は初回と比較して1週後に有意差を認めたが,1ヶ月後に有意差を認めなかった。一方で,ボタンの留め外し時間と更衣時間は,初回と比べ1 週後には有意差が認められなかったが,1ヶ月後に有意差が認められた。以上より,PCT は上肢骨折患者の患側機能および両手の上肢操作能力の経時的変化を評価できる有用な評価法であることが示された。PCT は特別な測定機器を必要とせず,ペットボトルとストップウォッチのみで計測できる汎用性の高い評価法であり,臨床現場で使用できることが示唆された。
著者
出口 大輔 村瀬 洋 梅田 一彰 斎藤 正孝 藤 賢一朗 山下 真吾 末次 祐樹 高井 翔太 佐藤 竜太 丸山 拓馬
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.467, pp.347-358, 2011-03-03
参考文献数
4

電子情報通信学会情報・システムソサイエティパターン認識・メディア理解(PRMU)研究専門委員会が今年度実施したアルゴリズムコンテスト「ターゲットをロックオンせよ!〜移動物体の追跡〜」の実施内容について報告すると共に,受賞者によるアルゴリズム紹介を掲載する.今回の課題は「動画中の物体追跡」をテーマとし,高速かつ精度良い物体追跡の実現を課題とした.また,応募総数は歴代2位の73件であり,そのうち7件が入賞した. This paper reports a summary of the 14th algorithm contest entitled "Lock on targets! - object tracking -". This contest is supported by PRMU (Pattern Recognition and Media Understanding) technical group of IEICE-ISS. In this paper, brief overviews of prize-winning algorithms are presented by the winners. The contest in this year asks fast and accurate algorithms to track objects from videos. 73 algorithms were submitted to this contest (2nd largest submissions among the past contests), and 7 algorithms had won the prizes.
著者
友田 晴彦 斎藤 正治郎 大石 雅文 白石 振作
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌(化学と工業化学) (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.1989, no.12, pp.2059-2062, 1989-12-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
17
被引用文献数
5

2-アミノ-3-クロロキノキサリンが2,3-ジクロロキノキサリンのホル1ムアミド溶液ヘアンモニアガスを吹き込むことにより生成し,同様な反応系に過剰の塩化アンモニウムを添加すると2,3-ジアミノキノキサリンが生成した。ビス(3-アミノ-2-キノキサリニル)アミンは2,3-ジクPtPtキノキサリンのホルムアミド溶液に高温でアンモニアガスを吹き込むことにより得られた。5,11-ジヒドPt-5,6,11,12-テトラアザナフタセソを過マンガン酸カリウムで酸化すると1,4-ジヒドロ-1,4,9,10-テトラアザアントラセン-2,3-ジオンが生成した。従来知られているキノキサリン誘導体の融点の文献問の違いは,分子内および分子間縮合反応によることがわかった。
著者
斎藤 正敏 神田 栄三郎 川島 光郎
出版者
日本シミュレーション学会
雑誌
シミュレーション
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.197-203, 1990

We find a simple solution method to calculate the solid-liquid interface under the thermal equilibrium condition. The boundary-fitted coordinate system is used in its procedure. This method is applied to two cases, one case that the interface temperature is equal to the melting temperature and the other that the interface temperature is unequal to that. In the former case we find the criterion of interface shapes through the calculation. That is, when m_LK_L>m_SK_S, the interface is convex toward the solid, when m_LK_L=m_SK_S, it is flat and when m_LK_L<m_SK_S, it is concave where m_L, m_S are the temperature slope on the wall along the liquid and that along the solid and K_L, K_S are the heat conductivity of liquid and that of solid. In the latter case the interface shapes are obtained when the grain-boundary exists, It is found that the interface shape is determined by the contact angle between crystals, Nash's dimensionless term and the ratio of K_L and K_S.
著者
園田 茂 椿原 彰夫 田尻 寿子 猪狩 もとみ 沢 俊二 斎藤 正也 道免 和久 千野 直一
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテ-ション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.p217-222, 1992-03
被引用文献数
8

入院リハビリテーションを施行した脳血管障害患者(入院時61名,退院時49名)を対象に,FIMおよびBarthe1 Index (BI)によるADL評価を行った、FIMの合計点とBIの合計点の間の回帰係数は0.95であり,FIMはBIと同程度に妥当な評価表である可能性が示唆された.BIの満点に対応する回帰直線上のFIM合計点は満点には至らず,FIMはADLが自立に近い患者におけるリハビリテーションの余地を示しやすいと考えられた.さらにFIMの各項目ごとに,それぞれを従属変数として重回帰分析を行った.独立変数にはFIMのコミュニケーションと社会的認知の項目の合計点(認知合計),Brunnstrom stage等を用いた.入院時のADLには認知合計の寄与が大きく,退院時には麻揮の寄与が大きかった.
著者
斎藤 正徳
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.40-55, 1964-03-25 (Released:2010-03-11)
参考文献数
57
著者
斎藤 正
雑誌
成城大學經濟研究
巻号頁・発行日
no.16, pp.31-54, 1962-10
著者
斎藤 正彦
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.99-103, 2000-03-31 (Released:2009-07-23)
参考文献数
2

この論文はふたつの部分から成り, どちらも根源的な空間認識の様式が, 言語の形成におよぼした影響について論ずる.どちらの部分も仮説を含む提言である.
著者
齋藤 大輔 斎藤 恵一 納富 一宏 東 吉彦 犬井 正男 斎藤 正男
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.53-58, 2012-05-30 (Released:2017-09-02)
参考文献数
13

我々はWebアクセシビリティを考慮するために,視認性予測を行ってきた.これまでは,若年者,高齢者および色覚障碍者それぞれの群についての検討であった.しかし,Webアクセシビリティを考慮するためには,視認性予測式を一つにする必要がある.そこで今回は,一つの予測式で視認性を予測するために,色覚モデルの変換を用いて色覚障碍者の視認性予測を試みた.その結果,P型色覚障碍者およびD型色覚障碍者の視認性予測結果と実測値との間に大きな差は確認されなかった.しかし,D型色覚障碍者の視認性予測結果は赤成分を多く含む色で視認性が低く判定される傾向がみられた.以上のことから,本手法を用いて視認性予測を行える可能性が示された.