著者
斎藤 正俊 谷下 雅義 鹿島 茂
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画. 別冊, 都市計画論文集 = City planning review. Special issue, Papers on city planning (ISSN:09131280)
巻号頁・発行日
no.39, pp.505-510, 2004-10-25
参考文献数
16
被引用文献数
1

本研究は,著者が開発した鉄道駅における利用者の行動モデルの変数にエネルギー消費量を明示的に組み込む方法を提案し,モデルの説明力が大幅に向上することをケーススタディにおいて検証している.行動モデルは,移動円滑化の影響を評価する観点から,乗車駅の改札口から降車駅の改札口に至る行動を対象としており,この一連の行動を乗車駅における移動施設の選択行動,車両の選択行動,降車駅における移動施設の選択行動に階層化するとともに,効用関数(選択基準)を移動時間に加え,エネルギー消費量と移動形態の線形関数として仮定し,確率効用理論に基づく階層型の非集計行動モデルを用いて個人属性単位で定式化し,都営三田線の利用者を対象にケーススタディを行っている.
著者
橋本 学 斎藤 正孝 秋月 秀一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2011年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.926-927, 2011 (Released:2012-03-05)

テンプレート画像における参照画素数を大幅に削減することによって高速化を実現するアルゴリズムを提案する.画像の濃度共起情報を利用し,発生確率が低いほど独自性が高いとして優先的に利用することで,画像全体の0.4~1%の画素数で高信頼のマッチングを実現した.また,これを更新型テンプレートマッチングに応用し,背景変動をモデリングして前景部分を重視することにより,時間的にもロバストな性能を達成した.長時間にわたって撮影したプリント基板画像数千枚による実験により,目的の部品を安定的に認識可能なことを確認した.
著者
斎藤 正男
出版者
医学書院
雑誌
検査と技術 (ISSN:03012611)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.129-131, 1988-02-01

サマリー 生体の電気物性は,受動的性質と能動的性質に分けられる.受動的性質は,導電率と誘電率によって表される.この二つの定数は,周波数が変化すると,決して一定ではなく,数十Hz,数MHz,約19GHzの付近で大きく変化する.これは,生体組織の構造の不均一性,イオン,水分子の運動などの影響のためである.生体の誘電率は,低周波において非常に大きい.これらの電気的性質を知ることは,多くの診療技術を理解するうえで重要である.
著者
斎藤 正博 玉城 勝彦 西脇 健太郎 長坂 善禎
出版者
農業食料工学会
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.74, no.4, pp.312-317, 2012-07-01
参考文献数
9
被引用文献数
1

自脱コンバインをベースとし,RTK-GPS,方位センサによる位置,方位情報に基づいて収穫作業を行う無人自脱コンバインを開発した。センシングデバイスや制御アクチュエータ等をモジュール化し,デバイス間の通信規格として CAN バスを採用した。100 m × 30 mの圃場での小麦収穫の作業精度は,長辺方向で RMS0.04 m,短辺方向で RMS0.08 mであり,刈り残しや踏み倒し無く収穫作業が可能であった。無人自脱コンバインの収穫作業全体の作業能率は,手動で行った最外周の周り刈りと排出作業を含めて 18.7 a/hであった。
著者
吉岡 哲志 竹内 健二 斎藤 正治 内藤 健晴 藤井 直子 片田 和廣
出版者
日本耳科学会
雑誌
Otology Japan (ISSN:09172025)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.111-117, 2003-05-31
参考文献数
20
被引用文献数
2

We demonstrated high-resolution multiplanner reformation (MPR) and 3-dimentional CT (3D-CT) imaging of Eustachian tube (ET) using a 1-mm, 8-row multislice CT scanner.<BR>CT scans were performed in 5 normal adult volunteers during quiet breathing and the Valsalva maneuver.<BR>Bony portion of ET was clearly detected on MPR, however cartilaginous portion of the ET was still elusive during quiet breathing scan.<BR>MPR and 3D-CT images during Valsalva maneuver improved visualization of cartilaginous portion of the ET and surrounding soft tissues including cartilage, muscle and fat.<BR>Imaging of the ET obtained by multislice CT during the Valsalva maneuver can propose further investigation for various middle ear disorders.
著者
斎藤 正一
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.117, pp.101-103, 2009-03

東京商工会議所などが主催する環境社会検定試験(以下、eco検定)の受験者数が順調に増えている。昨年12月21日に実施した第5回eco検定は、受験者数、合格者数ともに過去最高となった。 eco検定は、できるだけ多くの人に環境問題についての基礎的な知識を持ってもらおうと、東商が2006年10月に始めた新しい検定試験(受験料、5250円)だ。
著者
園田 茂 椿原 彰夫 出江 紳一 高橋 守正 辻内 和人 横井 正博 斎藤 正也 千野 直一
出版者
医学書院
雑誌
総合リハビリテーション (ISSN:03869822)
巻号頁・発行日
vol.19, no.6, pp.637-639, 1991-06-10

はじめに 近年,非典型的な筋力低下を呈する症例がリハビリテーション科に依頼され,治療に当たることが少なくない.そして,患者は簡単に「心因性」と診断される傾向があり,そのような代表的疾患として重症筋無力症があげられる. 重症筋無力症はその症状の動揺性から時に転換ヒステリーと誤診されやすい1,2).また,この疾患の特徴として,発症や増悪の契機に心理的要因が大きく関与しているため3),患者や医療者に与える誤診の影響は少なくない. 我々は「心因性」歩行障害と診断され,リハビリテーション医療が必要であるとして紹介された重症筋無力症患者を経験し,安易に「心因性」,「ヒステリー」と断定することの危険性を痛感した.そしてリハビリテーション医学の分野における診断学の重要性を再確認したので,若干の考察とあわせて報告する.
著者
齋藤 大輔 斎藤 恵一 納富 一宏 東 吉彦 斎藤 正男
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.91-96, 2014-04-25 (Released:2017-09-02)

ウェブのアクセシビリティは,インターネットのユーザにとって必要であり,特に視覚要素は非常に重要な要因である.我々は,健常若年者およびシミュレーションフィルタを用いた模擬高齢者および模擬色覚障碍者について,無彩色における視認性評価を行った.さらに,RGB値を用いた明度差および色差を用いて重回帰分析による視認性予測を行ってきた.そこで本論文では,これまでに得た白色背景と黒色背景の視認性予測結果を総合的に評価した.その結果,明度差および色差により視認性判定は明確に分類でき,明度差(L)がL<152.7のとき色差(E)がE≦65.8L-9593,明度差が152.7≦L<153.0とき色差がE≦16.0L-1989,明度差がL≧153.0のとき色差がE≦8.77L-883.1を満たす背景色と文字色の明度差および色差で無彩色背景においては背景色に関係なく視認性が高いと判定できることが示された.
著者
斎藤 正明 今泉 洋 加藤 徳雄 石井 吉之 高橋 優太 斎藤 圭一
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.1-6, 2007-01-15 (Released:2011-03-01)
参考文献数
12

濃縮試料の計数率から未濃縮試料の計数率を差し引いたものは, 正味の計数率に (濃縮倍率-1) を乗じたものである。この関係を利用して, バックグラウンド計数を差し引くことなく正味の計数率を得ることができる。トリチウムの電解濃縮測定法に適用し, その結果を検証した。環境濃度レベルにおいて, 測定値及び測定誤差は従来法と同程度であった。この測定法はトリチウム濃縮分析において実用的にも有効であることが確認できた。

1 0 0 0 数学と教育

著者
斎藤正彦 廣瀬健 森毅編
出版者
日本評論社
巻号頁・発行日
1980