著者
細谷 暁夫
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:07272997)
巻号頁・発行日
vol.97, no.2, pp.194-205, 2011-11-05

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
瀧本 昭 多田 幸生 大西 元 長浦 一義 小坂 暁夫
出版者
公益社団法人 日本冷凍空調学会
雑誌
日本冷凍空調学会論文集 (ISSN:13444905)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.23-30, 2012-03-31 (Released:2013-03-31)
参考文献数
4

The development of a gas clean technology may be one of the most expecting techniques in a wide field from global environment to living conditions. In this paper, the authors proposed the new concept of a gas clean technology by utilizing negative air ions and ozone gas with the formation of mist. A system is composed of the heat exchanger of staggered fins and a electrostatic precipitator. The negative air ions and ozone gas generated by corona discharge provide an electric charge and bactericidal effects. Formation of the mist in the field of super-saturation state by cooling of the system can make them high efficiency. Experimental data showed that the present system allowed air to be sanitized in high efficiency.
著者
喜入 暁 越智 啓太
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集 日本認知心理学会第11回大会
巻号頁・発行日
pp.155, 2013 (Released:2013-11-05)

女性の魅力評価における研究で,Dixson et al. (2011)は,WHR2パタン×バストサイズ3パタンの刺激を用いた実験を行い,バストサイズに関係なく低WHRが魅力的であると判断されるにもかかわらず,視線は顔やバストにのみ大きく注意が向けられることを示した。しかしこれに関して刺激による影響が考えられる。完全に全裸の実験刺激を用いたので,普段見ることのない新奇な身体的特徴をよりよく注視したという可能性である。本研究では水着を着用した女性で,WHRのみを編集した5パタンの刺激を用いて実験を行った。この結果,視線に関してDixson et al. (2011)のような結果は示されず,身体のそれぞれの領域に同程度の注意が向けられることが示された。
著者
中嶋 正之 白井 暁彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:18816908)
巻号頁・発行日
vol.68, no.11, pp.861-867, 2014-11-01

今年で41回目となるSIGGRAPH2014は,8月10日(日)から8月14日(木)まで,カナダ・バンクーバーのコンベンションセンターで,例年通り華やかに開催された.SIGGRAPHはACMに属する一つの研究会であり,CG (Computer Graphics)やInteractive技術に関する国際会議であり,CG, Virtual Reality, Art, Image ProcessingやGameに関する最新の試みなどが発表される.本学会における極めて重要な会議である.本会議は,5日間にわたり,並列して多数のイベントが開催されており,すべてを聴講することは不可能であるが,今年もその概要を,例年通り報告することにする.
著者
寺田 暁彦 日野 正幸 竹入 啓司
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.112, no.8, pp.503-509, 2006-08-15

御蔵島火山ヤスカジヶ森溶岩ドームに分布する「冬に白煙を上げる穴」の成因を明らかにするため,2005年〜2006年にかけて温度,湿度計および観測カメラによる連続観測を行った.その結果,冬季には外気より最大で17℃高い温度の空気が穴から噴き出ていること,夏季には逆に外気が穴内部へ吸い込まれていることを確認した.見積もられる放熱量は冬期間で合計約22GJ程度で,一般的な火山性噴気孔からの年間放熱量に比較して数桁小さい.穴周辺での地中温度計測,周辺河川での水温,電気伝導度およびpH計測からも,火山性の熱水活動の活発化を示唆する値は得られなかった.以上の結果は,穴が火山の熱活動とは無関係な温風穴であることを示唆する.高感度カメラ等の整備が進み,活火山表面の常時監視能力が高まりつつある現在,火山の熱活動とは無関係に白煙を上げる温風穴について,その分布を把握しておくことが重要である.
著者
大和正武 神代 知範 門田 暁人 松本 健一 井上 克郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告
巻号頁・発行日
pp.73-78, 1999
被引用文献数
1

本研究では,視線とマウスを併用することでより効率のよい入力インタフェースの実現を目指す.その第一歩として,GUI上でのボタン選択操作を「ボタン上にカーソルを移動する操作(移動操作)」と「ボタンを押す操作(確定操作)」に分け,移動操作を視線で,確定操作をマウスで行う方式について検討した.適用実験の結果,視線によるカーソル移動は高速で,マウスのみによる選択操作よりも効率の良いことが分った.但し,操作対象となるボタンの大きさが1cm四方程度に小さい場合,視線のみでボタン上にカーソルを移動することは困難であり,視線による移動操作を補助する必要のあることも分った.
著者
鍋師 裕美 堤 智昭 蜂須賀 暁子 松田 りえ子
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.65-70, 2013-02-25 (Released:2013-03-08)
参考文献数
5
被引用文献数
5 13

食品摂取による内部被ばく状況の推定・把握,さらに食品中放射性セシウムの低減法の提案に有用となる,食品中の放射性物質量の調理変化に関する科学的データを集積することを目的に,乾しいたけおよび牛肉を用いて放射性セシウム量の調理変化を検討した.その結果,乾しいたけ中の放射性セシウム量は,水戻しにより約50% 減少した.牛肉中の放射性セシウム量は,焼くことで約10%,揚げることで約12%,ゆでることで60~65%,煮ることで約80% 減少した.牛肉においては加熱方法により減少率が大きく異なり,“焼く,揚げる” よりも “ゆでる,煮る” のほうが,放射性セシウムの減少率を8倍程度高められるという結果が得られた.
著者
伊藤 香織 青野 貞康 大森 宣暁
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.873-878, 2013-10-25 (Released:2013-10-25)
参考文献数
13
被引用文献数
4 5

本研究は,東日本大震災時の首都圏における帰宅行動,特に帰宅までの立ち寄り行動とその内容に着目し,発災から帰宅までの間にどのような人にどのようなサービスニーズがあり,どのような施設がどのように帰宅行動を支えたのかを明らかにする.2011年3月11日の首都圏での帰宅行動に関するwebアンケート調査の回答をデータとして,まず立ち寄り施設で受けたサービス内容についてロジスティック回帰分析を行うことで,どのような人にどのようなニーズがあったかを明らかにする.続いて,立ち寄り時にどのような状況に接してどのような心理変化が引き起こされたのかを明らかにするためにアンケートの自由回答をテキストマイニングで分析する.サービスの分析からは,出発時刻や性別などによってニーズが異なること,また,職場・通学先・家族宅等以外で地震に遭った者が特に帰宅支援サービスを必要としていたことが明らかになった.心理・状況の分析からは,人々は安否確認,飲食物入手,鉄道運行,待機行列,帰宅行動などを気に掛けていたこと,飲食店,小売店,職場,友人・家族宅などで安心感を得ており,ある種の共助的な支援があったことも確認できた.
著者
暁 晴
出版者
江戸 : 山城屋佐兵衛
巻号頁・発行日
1863-03

文久3年(1863)3月,刊 17.3×12.0cm 2巻2冊 上: 23丁, 26コマ 下: 25丁, 28コマ 序: 文久元年(1861)8月,芳樹 画図: 松川半山 傭筆(筆耕): 鎌田醉
著者
徳丸 雄一 藤原 暁宏
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告アルゴリズム(AL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.23, pp.25-32, 2007-03-09
参考文献数
20

本研究では DNA計算を用いて浮動小数点数の演算を行うアルゴリズムを提案する. まずはじめに DNAによる浮動小数点表現を定義する. 本研究で取り扱う浮動小数点数は符号部 指数部 仮数部から構成され 符号部は1ビットの2進数であり また 指数部と仮数部は それぞれqビットとmビットの2進数であるものとする. 次に 浮動小数点数対に対して加算を行う2つのアルゴリズムを提案する. 1つ目のアルゴリズムはO(m^{2})種類のDNAを用いることによりO(log m)ステップで実行可能であり 2つ目のアルゴリズムはO(m^{2}2^{m})種類のDNAを用いることによりO(1)ステップで実行可能である. また O(n)個の対に対する浮動小数点数の加算を行うアルゴリズムも提案する. このアルゴリズムは O(nm^{2}2^{m})種類のDNAを用いることにより O(1)ステップで実行可能である. また最後に 浮動小数点数の乗算を行うアルゴリズムを提案する. このアルゴリズムO(m^{2})種類のDNAを用いることによりO(log m)ステップで実行可能である.In this paper, we consider procedures for floating point arithmeticoperations with DNA molecules. We first propose data structure for representing floating point numbers with DNA molecules. The floatingpoint number consists of a sign bit, an exponent and a mantissa. We assume that the exponent and the mantissa are binary numbers of q andm bits, respectively. We next propose two procedures for an addition of floating point numbers. The first procedure executes an addition inO(log m) steps using O(m^{2}) DNA strands, and the second procedure executes an addition in O(1) steps using O(m^{2}2^{m}) DNA strands. Wealso propose a procedure for additions of O(n) pairs of two floating point numbers. The procedure executes O(n) additions simultaneously inO(1) steps using O(nm^{2}2^{m}) DNA strands. We finally propose a procedure for a multiplication of a pair of two floating pointnumbers. The procedure executes a multiplication in O(log m) steps using O(m^{2}) DNA strands.
著者
佐藤 暁子 米村 惣太郎 亀山 章
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.32-37, 2006-08-31
被引用文献数
4

生態的回廊に関する研究は,回廊の設置や設置直後のモニタリング事例の紹介が多いが,生育環境における効果は長期的観点から検証することが必要である。本研究では,ニホンリスの生息地において,生態的回廊としてのエコブリッジの効果を把握するために,設置から8年経つエコブリッジを対象とし,ニホンリスの生息状況と生息環境およびビデオカメラを用いたエコブリッジの利用状況を調査した。その結果,エコブリッジは8年経過後も日常的移動・季節的移動のための回廊として利用されており,生態的回廊として機能していたことが明らかとなった。また,長期にわたり利用され続けていたことから,この地域のリス個体群の消滅を回避していると推測された。