著者
村上 佳和
出版者
恩賜財団済生会
雑誌
済生 (ISSN:1343571X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.9, pp.15-19, 2003-09
著者
井坂 茂夫 岡野 達弥 島崎 淳 村上 信之 原 徹 片海 七郎 吉田 豊彦 長山 忠男 和田 隆弘 北村 温 香村 衡一 石川 堯夫 外間 孝夫 座間 秀一 佐藤 信夫 小寺 重行 川地 義雄 並木 徳重郎 梶本 伸一 伊藤 晴夫 皆川 秀夫 高岸 秀俊 村山 直人 真鍋 溥
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.83, no.10, pp.1662-1667, 1992-10-20
被引用文献数
4

日本において近年腎細胞癌患者数が増加してきていることが言われているが,人口動態の変化をもとにした発症率に関して最近の実情を報告したものはほとんどない.人口約500万人,手術設備のある25の泌尿器科を有する千葉県において,過去10年間の腎細胞癌患者の実態を調査した.郵送アンケート方式にて組織学的に確認された症例について検討した.調査項目は,性別,年齢,住所,職業,症状,発見のきっかけとなった検査法,手術日,腫瘍径,臨床病期などであった.22の施設から回答が得られ,1980年から1989年までの間に千葉県在住で560例が報告された.年間10万人当たりの発症率は10年間で0.32から2.07へと増加した.小さくて無症状かつlow stageの癌が急激に増加しつつあることが判明したが,転移病期のものの減少は認められなかった.腎細胞癌増加の主体は診断方法の発達による早期診断症例の増加であると考えられたが,なんらかの発癌因子が関与している可能性も否定できなかった.
著者
佃 和明 村上 充幸 森中 秀夫 続木 建治 一前 宣王 近内 誠登 竹松 哲夫
出版者
日本雑草学会
雑誌
雑草研究 (ISSN:0372798X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.175-181, 1993-10-22
被引用文献数
2

新規水田用除草剤ピリブチガルブの主要水田雑草に対する殺草特性および稚苗イネに対する作用について検討した結果、以下のことが明らかになった。 1) ピリブチガルブは発芽期湛水土壌処理において、タイヌビエ、コナギ、タマガヤツリなどの水田一年生雑草に対して優れた殺草効果を示した。 2) タイヌビエに対しては、発芽期〜2葉期処理において高い殺草効果を示した。イヌホタルイに対しては、発芽直後においてのみ殺草効果を示した。 3)土壌表面から0〜2 cmの、いずれの発生深度のタイヌビエに対しても高い殺草効果を示した。イヌホタルイには土壌の表面から発芽する個体にのみ殺草効果を示した。 4)稚苗イネの植え付け深度を変えて薬害を検討した結果、置き苗の様な極端な状態では薬害を生じたが、深度1 cmの浅植え状態でも薬害を示さなかった。通常の移植条件の稚苗イネには、薬害を生じる可能性が低いと考えられた。 5) ピリブチガルブの土壌中の移動性は極めて小さく、土壌表層に吸着して強固な薬剤処理層を形成しているものと考えられた。
著者
加藤 邦人 遠藤 利生 村上 和人 鳥生 隆 輿水 大和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.96, no.384, pp.53-60, 1996-11-21
被引用文献数
6

PHT(Probabilistic Hough Transform)にRHT(Randomized Hough transform)のエッジ点消去の機能を加えた、ランダムな投票によるHough変換(Randomized Voting Hough Transform : RVHT)を提案し、その直線検出性能が、ある特別な方式でエッジ点対をランダムに選ぶRHTと等価であり、計算量が多くの場合RVHTの方が少なくなることを示す。次に、この特別なRHTとオリジナルのRHTの関係を考察する。パラメータ平面の各セルの投票度数を様々な値をとる確率変数とみなしたとき、この両者の分散が異なり、この違いはセルの投票度数がしきい値に達するまでに必要な投票回数に影響することが予想される。この予想を基に実験を行った結果、この特殊なエッジ点対選択方式のRHTの方がセルの投票度数がしきい値に達するまでに必要な投票回数が少なくなることを確認したので報告する。
著者
中山 悌 前田 幹夫 村上 周太
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.53-60, 1999-09-27

重症疾患やお年寄り, そして身体的に障害を持っておられる方にとって, 病院施設内における車椅子の使用及び介助者の存在は必要不可欠である.介助者は, 患者を車椅子で搬送する場合, 大変に神経を使うため, ただでさえ激務といわれる介助者の仕事にさらに拍車をかけることになる.このため, ある程度軽度の患者や障害者は自分で車椅子を操作しなければならず, 大変な負担を背負うことになる.この状況を改善する一方策として我々は, 電動車椅子に搭載可能な, 自律走行を実現するナビゲーションシステムを開発中である.このシステムは, 走行経路探索部, ナビゲーションコントロール部および走行環境認識部より構成されている.本論文では, 走行経路探索手法について詳しく述べ, この手法を適用した例から本手法の有効性を議論する.
著者
飯塚 拓志 村上 実 藤下 真潮 吉元 逸郎 小峰 智
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.217-218, 1992-02-24

当社の取扱い商品である電卓、時計、ワープロ、電子手帳、オーディオ磯器等のコンシューマ商品と称される小規模なソフト開発においては、大規模ソフト開発と同様に構造化技法やCASEツールを組織的に導入し、効果を上げることは難しい。また、商品ジャンル毎にソフト開発方法が異り、それぞれの商品開発に適した技法、ツールの導入により生産性、品質向上を図ることが必要である。当社では数年前より、機造化技法、CASEツールの導入推進しており、昨年オーディオ磯器ソフト開発において顕著な効果を実証できた。今回は従来の開発方法と構造化技法による開発方法を比較し、構造化技法の効果について考察した。
著者
乾 孝司 村上 浩司 橋本 泰一 内海 和夫 石川 正道
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.24, no.6, pp.469-479, 2009 (Released:2009-08-07)
参考文献数
28
被引用文献数
1

This paper presents a method for boosting the performance of the organization name recognition, which is a part of named entity recognition (NER). Although gazetteers (lists of the NEs) have been known as one of the effective features for supervised machine learning approaches on the NER task, the previous methods which have applied the gazetteers to the NER were very simple. The gazetteers have been used just for searching the exact matches between input text and NEs included in them. The proposed method generates regular expression rules from gazetteers, and, with these rules, it can realize a high-coverage searches based on looser matches between input text and NEs. To generate these rules, we focus on the two well-known characteristics of NE expressions; 1) most of NE expressions can be divided into two parts, class-reference part and instance-reference part, 2) for most of NE expressions the class-reference parts are located at the suffix position of them. A pattern mining algorithm runs on the set of NEs in the gazetteers, and some frequent word sequences from which NEs are constructed are found. Then, we employ only word sequences which have the class-reference part at the suffix position as suffix rules. Experimental results showed that our proposed method improved the performance of the organization name recognition, and achieved the 84.58 F-value for evaluation data.
著者
林 純一郎 村上 和人 輿水 大和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.8, pp.2102-2109, 1997-08-25
被引用文献数
10

横顔似顔絵生成では, 顔部品の輪郭認識が最も重要である. 特に, 平均顔と中割り法を用いて個人性特徴の抽出と誇張を行う場合には, 二つの顔の輪郭点の対応付けの自動化が似顔絵生成上, 重要かつ最も大きい課題となる. 筆者らは, 顔画像からの簡易な輪郭抽出法, 輪郭の階層的再標本化法, および中割り法と部分領域のアフィン変換の組合せによる輪郭と顔の内部部品デフォルメ法を組み合わせることにより横顔似顔絵生成法を構築した. そして, 正規化のための2点の手入力を除いて自動生成を実現した. 本論文では横顔似顔絵生成の完全自動化のための諸課題および改善手法について整理・検討する.
著者
村上 伸一
出版者
桃山学院大学
雑誌
桃山学院大学経済経営論集 (ISSN:02869721)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.21-41, 2006-03-20

This study examines the concepts of formal organizations, social systems, and personal systems defined by C. I. Barnard. In 1958, Barnard described that every formal organization was a social system. This description conflicts with the definition he expressed in 1938, when he defined organizations as subsidiary systems within cooperative systems that include physical, personal, and social systems. In this paper, an effort is made to explain and resolve these contradictions. Unlike previous study which focused on Barnard's personal situation, the study examines the theoretical reasons behind his personal situation at the time. By proposing an inclusive, stratiform concept of social systems, this study explains the differences among the following three concepts: formal organizations, social systems, and personal systems. This paper also points out the significance of the social systems presented by Barnard in 1938. Results of this study arbitrate between the concepts presented by Barnard in 1938 and 1958 concerning formal organizations. Furthermore, a linkage between ideas maintained by Barnard and Luhmann is proposed.
著者
村上 明子 那須川 哲哉
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.73, pp.117-124, 2004-07-16
被引用文献数
1

大量のテキストを分析し傾向を捉えるテキストマイニングにおいて、分析の観点で同義表現とみなせる語を代表的な表現に集約することは、表層表現の出現頻度のみで分析をするよりも有効である。そのためには、一般的な同義表現のみならず、分析対象の文書と目的に特化した同義表現の辞書が必要になる。本稿では、筆者別に分けられた文書集合を、表現の一貫性が保たれた文書集合として用いることにより、同義表現抽出の精度を向上させる手法を示す。我々は同一の筆者であれば一つの対象を表現するために、常に同じ表現を使う傾向があると仮定した。この仮定によれば、筆者別に分けられた文書内で似た文脈をもつ語あるいは表現のほとんどが類義表現であっても同義表現ではないといえる。コールセンターの対応記録データを用いて実験を行った結果、この仮定と本手法の有効性が示された。We present a text mining method for finding synonymous expressions based on the distributional hypothesis in a set of coherent corpora. This paper proposes a new methodology to improve the accuracy of a term aggregation system using each author's text as a coherent corpus. Our approach is based on the idea that one person tends to use one expression for one meaning. According to our assumption, most of the words with similar context features in each author's corpus tend not to be synonymous expressions. Our proposed method improves the accuracy of our term aggregation system, showing that our approach is successful.
著者
山本 裕 木下 和彦 戸出 英樹 村上 孝三
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.457, pp.327-330, 2009-02-24

近年,ネットワークカメラと無線マルチホップ網を用いた監視システムが注目されている.この監視システムは既存のインフラに依存せず,簡便にシステムを構築することができる一方で,有線網に比べて,通信品質が安定しないという問題がある.そのため,輻輳や電波干渉などの影響による映像品質の低下を考慮しつつ,広範囲に多数配置されたネットワークカメラから効率的に映像を収集することが重要である.そこで,本稿では,映像の優先度と伝送経路の排反性を考慮したカメラ選択スケジューリングを提案し,その性能をシミュレーションによって評価する.